飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

亢龍

2015年06月21日 05時42分43秒 | 人生論
中国の古典「易経」の中にこんな言葉がある。
龍の成長段階を次のような言葉で表している。

①潜竜 水の底にいる。まだ世に出ていない。
②見龍 浮かび上がって来て、首だけ見せている。ようやく力が見出され始めた。
③乾龍 姿を表わす。妬む人たちから妨害を受け始める。
④淵龍 淵の近くに住む。慎重にそして謙虚な気持ちを忘れずにいる。
⑤飛竜 飛び始める。何もさえぎるものがない。大きく飛期する。
⑥亢龍 地の底にまた戻る。長続きはしないもの。また、最初に戻る。

よく使われる言葉に「亢龍悔いあり」という格言がる。
意味は、栄達をきわめたものは、もはやのぼりえる道もなく、衰えるおそれもあるから慎め、というたとえ。

常に人は進歩、成長しなければならない。
何年年をへても、学ぶことばかりだ。
本当に、勉強には限りがない。
人の道を極めることは難しい。

saitani