飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

問題解決のための10の方法②

2015年06月06日 10時26分33秒 | 人生論
6 必ず勝てる土俵で戦う

大きな企業が参入しない部門に目をつける。
例えば、よく弁当の中に入っている透明な容器。
醤油やソースが入っているものだ。
これはある企業がシェアを独占している。
毛細血管販売というそうだ。

7 新たな問題に常に挑戦する。

組織がぬるま湯につかっていると、どうなるか。
もう、だれも厳寒の外などに出てこなくなる。
あえてシビアなことになると、だれもチャレンジしなくなる。
するとどうなるか。
戦争であるべき仕事で戦えなくなる。
戦わない人間ばかりで戦わざるをえなくなる。
これは万に一つも勝てる見込みはない。

8 失敗を最大限に生かす

アメリカのシリコンバレーは、起業家輩出のメッカである。
それは失敗が許されるという精神、そして具体的な法律に守られている点が重要な要素である。
連邦政府の破産法第十一条、いわゆるチャプター・イレブンとは、ベンチャー企業が倒産した時には、一体どうするのかを決めたものである。
この中で養育資金、すなわち、もう一度事業にチャレンジするための資金の確保が、権利として保障されている。

9 成果を出したあとでも反省する。

将棋の世界でユニークなのは、勝ってすぐに表彰しないことである。
勝っても負けても、大局が終わるとつねに感想戦する。
タイトル戦に負ければ悔しいし、恥ずかしいという思いもあるが、それでもすぐに感想戦をして、徹底的に敗因を分析する。
そのことからも、反省せずにまた同じ過ちを繰り返すという悪循環をすることが愚かであることがわかる。

10 人に解決してもらうことを考える

優れたリーダーは部下を最大の武器として使う。

saitani

問題解決のための10の方法 ①

2015年06月06日 07時45分18秒 | 人生論
仕事上でも、日常の生活の中でも問題は数多く存在する。
その問題の多くはほっておけば消えてしまうものだ。
小さなことにこだわっていると大局を見逃すこともある。

しかし、ほっておくとどんどん大きくなる問題もある。
これには覚悟を決めて取り組まなければならない。
その時に大事な観点がある。

1 絶対に「常識」を信用しない

常識とは日常に存在する通常の価値観である。
こんなことは起きないだろう。
常識で考えたらこんな行動はとらない。
ふつうだった、こんなことは言わない。
しかし、この非常識が日常的におきるのが教育界である。
危機管理という観点からしても、常識を信用することは危うい。
重大な事故につながることも多々ある。

2 「人と違うこと」をつねに発想する

こんな言葉がある。
「世の中を変えるには、いつもバカと大物がいなければならない」
これは品質管理の神様の西堀栄三郎さんの言葉である。
バカと言われるほどの常識はずれの人間がユニークなアイデアを出し、それを大物が育てる。
こうすることで多くの多数派、良識派と言われるけれど、実際は陳腐なアイデアしか出ない人のアドバイスから守ってやるのである。

3 「おやっ」という直感にこだわる

あれ、どういうわけだ。
不思議だなあ。
絶対におかしいぞ。
そう思うことが生活の中ではよくある。
それは流すこと無く、突き詰めて考えてみる。
例えば、駐車場。
以前は広大な土地や複数回の建物に限られていたが、最近良くみるのはコインパーキング。
こんな狭いところにとおもうようなところにできている。
しかも、1,2台しか駐車できない。
これも発想の転換だと思う。

4 「WHY?」に対して、考えぬく

セブン-イレブンのPOSシステム。
これにより、売れる商品と売れない商品がデータとして明確となる。
必然的に、売れる商品が店頭に並び、売れない商品は仕入れない。
狭いスペースで非常に効率よく、商品が回転する。
これも「なぜ」を突き詰めて考えることによって開発された。

5 いつも「もっと楽にならないか」を意識する

楽をするというと日本的な考え方からすると、ずるをしたり、なまけたりする印象があるが、世の中の製品やシステムはこの「楽にならないか」という考えに基いて生み出されてきたものだ。
例えば、ポットいっぱいのお湯をわかすとする。
まあ、近頃は電気ポットばかりだが。
やかんでお湯を沸かして、ポットに入れると無駄なお湯がでてきたり、足りなかったりということが起きてくる。
それをふせぐために、まずポットいっぱいに水を入れ、その水をやかんに移す。
そしてその水を沸かしてからポットに移せば、無駄なエネルギーはつかわないですむ。

saitani