希望屋 ~ren_ka ci=set~

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DX3・リプレイ・メビウス1

2013年05月10日 20時37分59秒 | └TRPGリプレイ

天気はいいものの、風の強い札幌から、ren.です。
だからといって、別に暖かくないし。
まあ、あちこちで鳥のさえずりが聞こえるので、やっぱり春なんだなという気持ちに(w

 

● 「ダブルクロス3rd・リプレイ・メビウス1 君だけが望むすべてだから」
中村やにお/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/9e/53c344443070bcdf46effa20c699292e.jpg?random=624e7fa945d9f5471c299c4eea8e247a

新シリーズ。
ほんと、「ナイツ」と合わせて歌いたくなるサブタイトルだこと(w

PC1は「アカデミア」に続き登用の声優・佐藤有世さん演ずる、UGN・エリートスパイ(自称)の緋蜂 紅。
今回もゲーム前から飛ばしまくってます(w
しかし、"緋蜂"と聞くと、"極殺兵器"しか思い浮かばないなぁ。

彼女がとある事件の調査に向かわされたのは、刻ヶ峰学園。
そこで出会うPC2は、こちらも続投の声優・片岡あづささん演ずる、UGNチルドレンの鳩宮アンゼリカ。
なんか、PCのチルドレンって、ものすごく久しぶりな気がする。
しかし、彼女は紅に対してナニカを心に隠していた。

そんな紅を襲撃したのは、天さん演ずるPC3、墓守清正と、その相棒のNPC・ネズミ。
今巻ではあまり触れられませんでしたが、このネズミって多分、そのまんまネズミなんじゃないかな(w
彼自身もナニカの目的のため、人知れず行動していたのだった。

清正を退け、学園内のUGN支部で待っていたのは、矢野さん演じるPC4、神父風な篠月秋雨。
なぜか「~ッス」という口調が、すごく自然に矢野さんの声で再生されるのは、なぜだろう(w
彼もまた、ナニカを隠してこの場にいるのは間違いなかった。

『この学園に、裏切り者がいる』

果たして、学園では何が起きているのか、誰が裏切り者なのか。
そして、紅はここで、どんな謎と相対するのか。

というわけで、以下ネタバレ注意。

 

今回のリプレイのテーマのひとつは、「PCが他のPCにも知られていない秘密がある」こと。
その"秘密"には、事件の犯人(実行犯)が含まれている。
まあ、主人公である紅を除いてではありますが。

とはいえ、冒頭を読むだけで、たいていの人が「裏切り者」が誰かわかってしまうでしょうねぇ。
あまりにセリフが怪しい上に、メタな視点で「有世さんが被害者なら、順当に考えて片岡さんだろう」……と。
それが一番、有世さんにダメージとご褒美をあげることになるわけだし(w

 

もうひとつのテーマが"ループモノ"。
「一定の期間の時間帯を、何度も何度も繰り返す」という、タイムスリップモノのバリエーションですが、近年はアニメでよく利用されるものなので、急速に知名度が上がったように思えます。
一番有名なのは、某8回繰り返したやつだと思うけど(w

さて、この"ループモノ"というシチュエーション。
まず、個人的な意見で言えば、TRPGには向いていないと思います。

いや、実は私の友人が好きで、彼がGMをすると使ってくるシチュなのですが、たいてい私が「もう、これ以上このキャンペーンで遊びたくない!」とブチ切れて、打ち切りエンドになります。
いくつか理由がありますが、「何度も同じことをしなければいけない虚無感」「自分のPCが死ぬという嫌悪感」がもっともわかりやすいでしょう。
詳しい体験は説明しませんが、もちろん、逆に言えばどちらも"ループモノ"の魅力でもあることもわかっていますが、やっぱり自分では体験したくないシチュなんだよ(w

今回、「メビウス」がそういう展開になったので、そんな自分の経験と照らし合わせて読むことになりました。
やっぱり、なんの手立てもなくPCが死ぬというのは、他人でも嫌な気分になりますねぇ。
まあ、うちのGMと違って、何度も何度も繰り返させないだけマシですが。
私はひどい時だと10回くらい殺されたからな、そりゃブチ切れるってものでしょう(w

つまり、"ループモノ"をTRPGでやるのならば、「あまりループを繰り返さないこと」がキモなのでしょう。
仏の顔も三度までではありませんが、理不尽な死亡体験も二度くらいまでなら我慢も出来る……かなぁ?(w
GMとしては、その間に解決のヒントを与えられるようにするのが難しいところでしょう。
「ヒントが欲しければ、死んでもう一度繰り返せ」というのは、ゲームの仕掛けではなく、ただの嫌がらせや悪趣味に過ぎませんよね。

 

と、まあ、私自身の嫌な経験から、多少刺々しい感想になってしまいましたが、「メビウス」はそんな私でも面白かった"ループモノシナリオ"でした。
特に、ゲーム内での3ループ目で、冒頭からアンゼリカがPC・NPCのほぼ全員から命を狙われることになる展開は、ループに秘密性を加味した結果からうまれた素晴らしいループ破りです。

この時、紅の機転で尾噛の企みが露見したわけですが、悪巧みをしていた天さんとやにおさんは、その有世さんの行動を先読みしていたのだろうか。
そして、その作戦の意図を察して矢野さんは秋月をアンゼリカを守る側にしたんでしょうね。
仕上げに天さんが有世さんに「来ないの?」と声をかける、と。
うーむ、なんという茶番……もとい、信頼感だろう(w
片岡さんとしては、たとえアンゼリカが死ぬ展開になっても「有世さんを泣かせる役目」は果たせるからいいんだろうか。

あと、「アカデミア」でも多かったネットスラング系ですが、最後の最後に忍殺語は卑怯すぎます(w
矢野さんがセッション前に言った「ダディはクール」も懐かしかったけど。

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