雨続きの札幌から、ren.です。
外気温は低いけど、湿度は高いので、テレビをつけていると室温30度に駄々上がり。
あと、気圧の所為か頭痛とかすみ目気味。
さて、では今日はこちらを。
一応、今回は内容のネタバレなしでいきたいと思います。
● 「アルシャードセイヴァーRPG リプレイ ミッドガルド モーニングムーン」 遠藤卓司/F.E.A.R./ファミ通文庫
PC1、赤松健
キャラクター名、ナギ=スプリングフィールド
アルシャードはセイヴァーへの版上げで距離を置いたのですが、これを聞いちゃ買わざるを得ない(w
ちなみに、イラスト担当の中島鯛さんによるキャラクターデザインカードが入っていましたが……
うん、まんまナギだこれ(w
かわいい女の子が大好きで、脳筋気味でチャランポラン。
でも己の正義を貫くために最短距離を走り抜ける熱血漢。
あと、やっぱり天然ジゴロ(w
ヒロインである明月姫(あけつきひめ どうも"明日姫"と読み間違えそうになる字面なのは、遠藤さんの罠でしょうかw)やアーヴァック(遠藤さん的には茶々丸を髣髴とさせるタイプにしたようです)への接し方は、「ネギま!」のアリカや明日菜とのそれにも重なってみえます。
ちなみに赤松さんは
「奔放な性格の持ち主で、ポテンシャルはすごいんですが、おバカなところが玉に瑕です」
「ただ自分の意志を貫く芯の強さ本物です」
「上から押さえつけてくる連中には基本的に牙を剥きます、諦めませんし、負けません。
まあ、ナギはそういう男です」
と、説明しています。
まあ、前提として「正確には彼(「ネギま!」のナギ)と非常によく似た姿の別人です(笑)」と断りを入れていますが。
しかし、きっと「ネギま!」のナギもこうした人物だったのであろうという、作者としてのひとつの回答が、このキャラクターにはこめられていると思います。
自己紹介でナギの名前を聞いた遠藤さんの驚きようと喜びようが可笑しい(w
それにしても、赤松さんのロールプレイが素晴らしい。
あと、ダイス目が鬼(w
本当にほぼ初TRPGなのかと感心します(もちろん、文字になる段階で色々とフォローされているのでしょうが)。
これも、ナギというキャラクターの性格や行動理念が、赤松さんの中でしっかり決まっているからなのでしょうね。
あとは、とにかく全てをラブコメにしてしまうパワーは天然モノなんだなぁ。
さて、赤松さん以外のPCとプレイヤーも紹介しましょう。
PC2は、10歳にしてアカデミー卒業資格を持つ、恋する天才少女、ティア・ララルメント。
プレイヤーは"殺意様"としておなじみ、声優の大竹みゆさん。
魔法攻撃に優れた殺意の高いキャラクターと思いきや(今回はGMがキャラを用意しており、遠藤さんのイメージがよくわかりますw)、戦闘では守備にも光る活躍を見せています。
タロットや人形といった、特にデータの裏づけのないアイテムを演出に使うのが、相変わらずうまいですね。
PC3は、明月姫とともに東洋の国・ヤシマから帰らぬ旅へと出た老サムライ、桐嶋平内。
プレイヤーは鈴吹社長……おぉっ!人間キャラだ!?(w
こちらも社長らしい攻守にわたる根回しや、布石を打つ渋いロールプレイが光ります。
轟魔刀って、つまりは「天羅万象」(赤松さん主催の「Jコミ」にて無料公開中)の珠刀(おうじゅとう)か。
私は"ヨロイ狩り"が好きだったので、八連斬甲刀には大変お世話になりました。
PC4は、「アルシャード」お約束の巨人族・アルフ……でありながらロックスター、その名もライオン。
プレイヤーは"変なキャラならまかせとけ!"、いまや枕詞が「中国嫁日記」の井上純一さん(漢字が簡単になってありがたい)。
戦闘バイク型パンツァー"キャロル"を駆る、リーゼントにグラサンにフリンジ(袖ソーメン)のイカしたヤツ。
つか、これって井上さんのアルシャードキャラの総決算じゃね?(w
ストーリーは単純明快。
真帝国とヤシマの和平調印の影にうごめく、政治的な思惑と、奈落の罠。
空から落ちてきた巫女・明月姫と、自由なハンター・ナギの出会いは、彼奴らの大きな誤算だった。
明月姫を襲う卑劣で残酷な試練を、ナギが愛と信念で斬り開いていく!
つまり「姫を守ればAll OK」(w
「ダブルクロス」や、末期の「アルシャードガイア」が複雑怪奇なギミック満載なので、こういうのがむしろ気持ちいい。
それに、だからこそ一本気なキャラクターが生きるってもんですよね。
遠藤さんは、赤松さんが初心者であることよりも、そうした"ヒーロー力(ちから)"見越していたのかもしれません。
ところで2話目冒頭に井上さんが「リア充爆発しろ!」とか言ってますが、さすがにご自身のブログでコメントされる文言は、ここでは言えないよね(w
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます