くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

台風前夜

2009年10月07日 | 日常あれこれ
最強級台風18号がひたひたと接近中だ。それにしてもすごい言い方だな、“最強級”って。この漢字の並びを見ただけで、不安を掻き立てられる。“最大”よりも“最強”はもっと過激だね。でも、外は、不気味なほどまだ静かだ。雨もやんでいるし風もさほどではない。「嵐の前の静けさ」とはよく言ったものだ…。

こんな日は、早く帰宅するに限るとスポクラをさぼる。一昨日やったピラティスの筋肉痛と“赤ちゃん担当週間”がたたってか、あちこちが痛い。正座を崩して片方に重心をかけて座っていたらついに膝まで痛くなってもうた。立ち上がる時、咄嗟に立てないと、一気にに年取った気がするよ。情けない…。

最近、あまり本を読んでないなあと思い、ぶらっと本屋で東野圭吾の「赤い指」という本を衝動買いした。作者に関しては、話題になった「容疑者Xの献身」ぐらいしか知らなかったから、他の作品も読んでみたかった。

読み始めたら、一気に引きこまれてしまったが、なんかとても怖かった。登場人物たちに苛立ちを覚えながら、どこか自分にも通じるようなところを感じてしまう。子どもの言いなりになる母親、なんでも人に解決してもらおうとする子ども、妻子を律せない夫、そして、呆けた母親…。

殺人を犯した子どもの罪を隠ぺいし、呆けた母親にかぶせようとする夫婦に、敏腕刑事のメスが入る。この夫婦は物事の核心がまるで見えていない。どうして、子どもを叱れないのか。子どもにとって大事なことから逃げるのか。でもそれは客観的に小説として読んでいるからそう思えることでもある。実際に窮地に立たされた人間の心理なんてそう冷静でいられないだろう。どんな手を使ってもそこから逃れたい、とりあえず逃れられればいいと盲目的思考に陥っていく。多かれ、少なかれ、日常でもこういう心理になりそうな時ってある気がする。仕事で失敗することもあるしね。だから、身につまされるような感覚を覚えたのかもしれない。

最後、実は母親が“呆け”を演じていたという大どんでん返しがあり、やっと救われた気がした。呆けたふりをしながら、母親が息子に送り続けたメッセージが、かろうじて主人公を人としての道に踏みとどまらせた。大事なことに気がついて良かったと妙にほっとした気分になる。そんな一家の複線に、捜査のメスを入れた刑事自身の親子関係もつながり、人と人との絆や、言葉だけでは伝わらない人への想いが問われているように感じられた。

上手いなあ、東野さん。
「どこの家でも起こりうること。だけどそれは我が家じゃないと思っていた」
すべてが的確すぎて衝撃だった…。

赤い指 (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社

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TVチェック!

2009年10月03日 | 藤原竜也
運動会前だというのに、立ち入り監査があって、ピリピリムードの一週間だった。おおがかりな監査は今まで五年に一回ぐらいだったが、今年は、指針も変わったからか、はたまた姉妹園が建て替えをしたからかで、一昨年に続いての立ち入りだった。人権に関して詳しく聞かれるだとか、保育士が個別に呼ばれただとか、事前情報なんかもちらほら回ってきて、現場も何気にドキドキだった。間違ったことは絶対やっていないけど、監査員なる人たちは、細かいことをつついてくる。それが仕事だからしょうがないけどさ。

加えてお天気も降ったり、照ったりでめまぐるしかった。木曜日は晴れたのに、昨日からまた雨でついに運動会は延期になった。あまり、こういうことってない。この仕事を始めてから、過去20数年の間に2,3度しか記憶にない。例年、10月初めは天気が良いのだ。今年は、どこかがづれている。インフルエンザの影響もあり小中学校も軒並み予定を変更しているようだ。

保育園の運動会はさほど、大がかりなものはしないが、一応、この日と決めて照準を合わせて進めていたから延期になると盛り下がる。そして、延期と決まった瞬間、空が明るくなって日が照ったりするものだから悶々とする。ホント、“天の神様”におちょくられているようで、できることならやってしまいたいと。休みになったのは嬉しいが、今朝も雨がやんで、おまけに日が照った。「おいおい…」と思って、あれやこれや天気予報を確認する。まだ、これから降るはずだ。お昼頃に雨マークがついてるじゃん。と思ったら、ザザザ~ッとひと雨来た。なんか変だけど、これであきらめがつく。絶対、今日は出来なかったって。

さて、お天気と同じく、めまぐるしいのは竜也君のTV出演と雑誌掲載だ。公式にマネさんから「ちゃんとついてきてくださいね」とコメントがあったが、雑誌の方はあえなく脱落、何もチェックできていない。TVの方は、日々、予約録画でなんとかついていけてるかな。お陰でおニューのブルーレイレコーダーの使い方もだいぶ慣れた。何せ、説明書をじっくり読まないタイプだからなあ。今さらながら、編集カットの仕方を知り、ズームインなんて、前後をチョッキンと消去してやった。これでHDD量がまた増えたわ~。

ざっと見たところで、良かったのは「A-studio」だね。鶴瓶師匠、さすがです。舞台にも映画にも明るい人だものね。ファンでも、新鮮に見える一面を引き出してくれたし、今までの仕事の評価もしてくれていたし。「男グータン」はメンバーは豪華でぐだぐだ飲みトークも確かに面白かったのだけど…、編集のしすぎ。よ~く聞いていると、話がブチブチ切れている。どこがどこへつながるのか、どこからその話になったのか本当のところようわからん。トークの内容よりも、あの3人を見せたかったのかな。はなから、飲みを期待している竜也君、それにつきあってあげる先輩二人が微笑ましかったけど。共通項は蜷川さんだしね。宣伝見え見えだけど、「浜ちゃんが!」も良かった。あの面子の中にいると、やっぱり目立つ。輝いてるよ。メインゲストが自腹でがっつり欲しいものをゲットする、何気にお約束通りだよね~。おっと、「徹子の部屋」もよくしゃべる徹子さんに対し、“おりこうさん竜也君”が見れた。でもリラックスしていていい感じ。日ごろ、蜷川さん、白石さんとお仕事をしているからか、このくらいのお年の人とも落ち着いて自然にお話しが出来るんだなあって感心したりして。

「カイジ公開」の日が「運動会」かあ…。にゃっ、「運動会」の日が「カイジ公開」って一応、仕事優先思考を心がけねば…