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くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

TVチェック!

2009年10月03日 | 藤原竜也
運動会前だというのに、立ち入り監査があって、ピリピリムードの一週間だった。おおがかりな監査は今まで五年に一回ぐらいだったが、今年は、指針も変わったからか、はたまた姉妹園が建て替えをしたからかで、一昨年に続いての立ち入りだった。人権に関して詳しく聞かれるだとか、保育士が個別に呼ばれただとか、事前情報なんかもちらほら回ってきて、現場も何気にドキドキだった。間違ったことは絶対やっていないけど、監査員なる人たちは、細かいことをつついてくる。それが仕事だからしょうがないけどさ。

加えてお天気も降ったり、照ったりでめまぐるしかった。木曜日は晴れたのに、昨日からまた雨でついに運動会は延期になった。あまり、こういうことってない。この仕事を始めてから、過去20数年の間に2,3度しか記憶にない。例年、10月初めは天気が良いのだ。今年は、どこかがづれている。インフルエンザの影響もあり小中学校も軒並み予定を変更しているようだ。

保育園の運動会はさほど、大がかりなものはしないが、一応、この日と決めて照準を合わせて進めていたから延期になると盛り下がる。そして、延期と決まった瞬間、空が明るくなって日が照ったりするものだから悶々とする。ホント、“天の神様”におちょくられているようで、できることならやってしまいたいと。休みになったのは嬉しいが、今朝も雨がやんで、おまけに日が照った。「おいおい…」と思って、あれやこれや天気予報を確認する。まだ、これから降るはずだ。お昼頃に雨マークがついてるじゃん。と思ったら、ザザザ~ッとひと雨来た。なんか変だけど、これであきらめがつく。絶対、今日は出来なかったって。

さて、お天気と同じく、めまぐるしいのは竜也君のTV出演と雑誌掲載だ。公式にマネさんから「ちゃんとついてきてくださいね」とコメントがあったが、雑誌の方はあえなく脱落、何もチェックできていない。TVの方は、日々、予約録画でなんとかついていけてるかな。お陰でおニューのブルーレイレコーダーの使い方もだいぶ慣れた。何せ、説明書をじっくり読まないタイプだからなあ。今さらながら、編集カットの仕方を知り、ズームインなんて、前後をチョッキンと消去してやった。これでHDD量がまた増えたわ~。

ざっと見たところで、良かったのは「A-studio」だね。鶴瓶師匠、さすがです。舞台にも映画にも明るい人だものね。ファンでも、新鮮に見える一面を引き出してくれたし、今までの仕事の評価もしてくれていたし。「男グータン」はメンバーは豪華でぐだぐだ飲みトークも確かに面白かったのだけど…、編集のしすぎ。よ~く聞いていると、話がブチブチ切れている。どこがどこへつながるのか、どこからその話になったのか本当のところようわからん。トークの内容よりも、あの3人を見せたかったのかな。はなから、飲みを期待している竜也君、それにつきあってあげる先輩二人が微笑ましかったけど。共通項は蜷川さんだしね。宣伝見え見えだけど、「浜ちゃんが!」も良かった。あの面子の中にいると、やっぱり目立つ。輝いてるよ。メインゲストが自腹でがっつり欲しいものをゲットする、何気にお約束通りだよね~。おっと、「徹子の部屋」もよくしゃべる徹子さんに対し、“おりこうさん竜也君”が見れた。でもリラックスしていていい感じ。日ごろ、蜷川さん、白石さんとお仕事をしているからか、このくらいのお年の人とも落ち着いて自然にお話しが出来るんだなあって感心したりして。

「カイジ公開」の日が「運動会」かあ…。にゃっ、「運動会」の日が「カイジ公開」って一応、仕事優先思考を心がけねば…

ズキュ~ン…

2009年09月23日 | 藤原竜也
藤原竜也 秩父凱旋試写会

もうひとつ、こっちにも記事がある~!

やっぱり、泣いちゃったのね。激動の12年だったものね。濃~い人生を歩んでいるね。ご両親に感謝の言葉を述べたなんて、偉い子じゃ~。良かったね。

なんか記事を読んだだけで、感動してしまったよ…。

明日は、ミヤネ屋に生出演だって。東京へは帰り難いだろうに。でも、お仕事、お仕事、全国にはきみのTV出演を待っているファンがいっぱいいるんだからね。ミヤネ屋のホームぺージに小栗くんの動画がある。あれ?このカーディガン、竜也君と色違いじゃないよね。なんてったって、ファッションの師匠だから、小栗君は。

さあ、私も明日からお仕事、お仕事だあ。

ドコモだけ

2009年09月21日 | 藤原竜也


カイジ宣伝活動に暇がない竜也くん、ドコモのBeeTVでムーログなんぞにも出始めた。「わ~い、ドコモで良かった~」とパケホーダイダブルに変更してアクセスしてみたら…、なんと、私の携帯は動画に対応してなかった…。どうも、ブログにアップした「You tube」も見れないなあって思っていたのよね。今さら、気付くなんて…。

そんな状況を察したのか、実にタイミング良く、行きつけのドコモショップから限定割引販売のお知らせメールが飛び込んだ。今までは「ふ~ん」と何気に見ていただけだったけど、今回はガン見。「なになに、いつ何時から、どの機種で何台でるんだ?」と何度も読み返す。このチャンス、逃してなるものか~。ということで、開店前に並んだよ。たまっていたポイントを使って半値以下で無事に最新携帯をゲット!半値と言っても私にとってはかなりの出費になってしまったけどさ。

動画が見れるって素敵!TVも映るんだよ~♪でも、電池、ばかばか食いそうだから携帯充電器も買っちまった。

ほい、早速、拝見したよ、竜也君のムーログ…。
はっきりいって、かなりイタタタタ…な感じだけど、それも、妙に新鮮だったりして見入ってしまう。こういうことができるのも、今のうち。30過ぎてからだと、危ない人になっちゃう。…って、今でもかなり危険ですけどね。おしゃれイズム、面白かったけど、あんなに酒飲んで脱ぐ話していいのかな~?ついこの間、○マップのK君の件があったからなあ。あまりオープンすぎるとまたマスコミにつっこまれるぞ~。






カイジ試写会

2009年09月13日 | 藤原竜也
Daさんから届いた、カイジ試写会のありがた~いご招待状



こんなん、当たったことないよ。でも、そのちょっと後に完成披露試写会があるというお知らせが出たことをぼうっとしていて見逃した。たぶん、そっちだったら当たらなかったかもしれない。竜也くんのお姿は拝めないけど、一足先に映画が見れちゃうのは嬉しいなっ。

今回は全国放映で規模が多いから、各地で試写会ラッシュだ。ついに秩父でも行われるそうだ。そう、竜也君の生まれ故郷。弱冠27歳にして、故郷に錦を飾るのかあ。すごいなあ。何気に親ごさんがうらやましい。でも、浮き沈みの激しい芸能界、こういう大作に出会えるのもそう数あることじゃないから、竜也くんも一入の思いだろうね。ここにとどまらずこれからも邁進してビッグになっていって欲しいね。実際、確実に世界が近づいてきているしね。

さて、昨夜はムサシの特番。小栗君とのいちゃいちゃぶりがツボだった。ま、宣伝映像だから、時にはぶつかったこともあっただろうけど、仲良しの場面ばかりでほほえましい。結果、いい関係が結べたということは伝わってきた。蜷川さんもいたく嬉しそうだったな。竜也くんには恋人のようにダメだしするそうだ。それを愛情の裏返しとクールに理解している竜也君の方が大人に感じちゃったりして…。情が深い人なんだろうね、蜷川さんって。

そのムサシの海外公演が発表されている。竜也くんは公式ですでに続投がでているが、一説に小栗くんは出ないという情報がある。さては、キャスト一新なのか?それとも小次郎だけなのか。でも、もともと小栗君にあて書きされた脚本だよ。もし、違う人がやるとなると、ハードルが高いよね。井上さん、海外公演に向けてもう一度練り直すのかなあ、それならそれで面白そうだなあといろいろ憶測をしてしまう。年1回は必ず組む、竜也くんと蜷川さん。ということは、今年に引き続き、来年もムサシだけなのか。ま、「新作で蜷川さんと世界に行きたい」っておねだりしていたのは竜也君本人だけどさ。それを蜷川さんは見事にかなえてあげちゃうんだね。

明日の「笑っていいとも」もしっかり予約録画。ブルーレイレコーダー、フル活動中なのだ~

ANJIN

2009年08月16日 | 藤原竜也
台風、地震、解散総選挙、加えて横浜市長選挙…、変な夏じゃ。インフルエンザも猛威をふるっている。これから、秋冬とどうなるんだろう。竜也くんの、ANJINは無事に観に行かれるのだろうか。

そのANJIN、地味に、制作発表が終わったらしい。英国大使館で、市村さんと演出のグレッグ・ドーラン氏だけで…。竜也くんはビデオメッセージで英語をしゃべったそうだが、まだ解禁にならない。きっとファンクラブツアー後じゃなかろうかと思う。そこらへん、ファンに律義なんだよね。ツアーに行かれる方、羨ましい。私は、行く勇気も資金もない。皆さんからの密かな報告をいつも心待ちにしているだけ。

ぴあとホリプロでチケット取れた~と浮かれていたら、ファンクラブ先行は1公演初日しか当たらんかった。何気に、今まで、東京公演の楽は当たったためしがない。激戦だからしょうがないけどさ。でもかなり低い当選率。たいした日にちを希望したわけじゃないのに。さては、裏で調整とかあるのかなと勘繰ってしまったよ。いずれにせよ、インフルエンザにならなけらば見れることは確定したわけだから文句はいいませぬ~。


出演者もぼちぼち発表になっているけど世間的には地味~な面子。

市村正親/オーウェン・ティール/藤原竜也

高橋和也/植本潤/床嶋佳子/ 鈴木亮平/桜田聖子
上川路啓志/瑞木健太郎/鈴村近雄/山口太郎
沢田冬樹/横堀悦夫/小林勝也

デヴィッド・アクトン/ セバスチャン・アーメスト
ジェイミー・バラード/ジム・フーパー/ デヴィッド・マシコ
クリス・パラム/ジョシュア・リチャーズ/ マイルズ・リチャードソン

文学座のよこちんも廣田さんも出ない。名が売れいるのは、高橋くん、植本さん、床嶋さんくらいかな。英国側もいろいろ活躍されている方々だろうけど、てんで知らない人ばかり。鈴木亮平くんはホリプロで英語が堪能みたいだ。やはりネックは語学力だね。すでに、脚本も上がっているみたいだけど(井上さんとは偉い違いだ)、いい作品になって欲しいね。ドーランさん、日本演劇界に風穴をあける勢いでお願いしますよ~。

間もなく、始動…

2009年08月09日 | 藤原竜也
「ムサシ」が終わって、次回作のため竜也くんは某所へ留学中。本人不在だけど、秋からの情報が動きだしている…。

まずはカイジ


「デスノート」は大人買いして読んだけど、これは読む気がしない。単純に絵がきらいだから。でもお話は面白そう。“負け組”、“クズ”ってちょっと耳が痛いじゃないのさ。ダメダメ、泣き虫、そしてかわいい竜也くんが見れそうだ。出演者も豪華だし全国公開だし、ヒットするといいね。

続いてパレード

作品規模は小さそうだけど、内容で勝負かなあ。まさに今の竜也くんにとって等身大な役柄だけど、実はひとくせあるのよね。原作の怖さをどうだすのかが楽しみ。


そして、ANJIN


やっぱり舞台でしょ。ファンクラブ先行前に、ホリプロ、ぴあでめでたくチケットが取れちゃった。それも結構、いい席、いい日だよ。今回ばかりはファンクラブの意味がない感じ。ホリプロの記念企画作品だからしょうがないのかなあ。

今週は、明日だけお仕事で明後日からお休みだ~
うほっ、テンションが上がってきたぞ~

WOWOWムサシ

2009年07月21日 | 藤原竜也


このために、加入したWOWOWさん。たっか~い、受信料をお支払しているからいろいろ録画しまくっている。さすが、いい映画や舞台をやってくれるわね。これから、パイパーもやるし、おくりびともやるから楽しみだわ。

昨夜、酔いが醒めてから、夜な夜な、ムサシを観た。宣伝は良かったんだけど、本篇のカット割りは残念ながら今一だった。小栗vs藤原を追いすぎたかなあ…。井上センセの戯曲はそれだけじゃないんだよな。演出もしかり。あの竹林が動いて寺が出来上がっていく転換場面も引きが多くてうすっぺら~に見えちゃった。黒子さんのアップなんかがあると臨場感が感じられたんじゃないかしら。

あと、井上センセの戯曲には各章、題名があるじゃない。それも、すべて無視。第一場、舟島の決闘から6年を経て、ムサシと小次郎が運命的な再会をしてからの3日間の六場には、意味深~い漢字一文字の題があるのにな。すべてひっくるめて井上戯曲だと思うんだけど入れない方が良かったのかな。

良かったのは藤原、小栗、鈴木、若手三人のトークと稽古風景等の映像。本当に、良いカンパニーだったのが伝わってくる。飲み話あり、苦労話ありで楽しい。制作発表に始まり鎌倉遠足の座禅場面から井上ひさし邸まで登場したのは嬉しかった。

個人的に「マンタ」「カシューナッツ」に大爆笑。本人たちの顔についてのけなしあいだって。ばっちりビンゴじゃん。いい男も見ようによっては見えるものよね~。ここでも、「竜也とはもう二度とやらない」「これで最後だろうね」と言い合っているけど、その真相がとても気になる~。

最後、蜷川さんが、感慨深げに、「うまくなったね、うまくなった…」と三人を褒めていた。竜也くんに関しては、何か一言いうと「違うんじゃないんですか?」っていちいちつっかかってくると。なかなか扱いにくそうだ。そういう奴がいるから、蜷川さんも燃えるんだろうね。

ムサシはたぶんDVD化になるだろう。願わくば、特典映像をたくさんつけて欲しいな。

…と、思っていたら、9月に発売だよ~!

ムサシ特別版 [Blu-ray]

ポニーキャニオン

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発見!

2009年06月07日 | 藤原竜也
西岡徳馬さん、吉田鋼太郎さんご出演の舞台。開演ギリギリに、後方センター席についた。なんとなく会場を見渡していたら、5,6列右前方に怪しきニット帽を発見!この暑い日にニット帽だよ。なんか動きが控え目なんだよな。なんとなく、ビビビッってきちゃった。そう、エドガー・アラン・ポーから竜也くんはニット帽がお気に入り。もしかして、もしかして…と思っていたら、暗転して幕があいた。

芝居が始まると、ニット帽をとって、くしゃくしゃと髪の毛を直す手つき、あれ、ゴーロじゃん。絶対そうだわ、きっと竜也君だって確信した。それから、芝居を見ながらも右前方もちらちら見てしまうんだわさ。冷房が効いて寒くなってきたら、暗転の間にさっとパーカーを羽織ってる。見事だわ、このタイミング。まるで衣装替えのよう。明るくなってからは一切動かないもん。妙なところに注目してしまう。

途中、出演者が「藤原竜也」なんて言うもんだから、余計ドキドキする。これはリップサービスのアドリブだわ、きっと。そして芝居が終わり、暗転、出演陣が出てきて照明がつくと、すでにニット帽を目深にかぶっているではないの。そして2回目のカテコが終わると、ささっと立って後ろを向いた。

ビンゴ~!!!!!
竜也くんだわ。いつものごとくキレのある身のこなしで、風のように通路を通り抜け会場から出て行っちゃった。数秒間だけ思わずガン見。パレードの役がらのせいかすっきりとした感じ。ニコちゃんTシャツがかわいかった。

竜也君も同じ人間なんだし、プライベートだし、こうやってカジュアルな服装を見れば年相応の兄ちゃんだしなんてその時は努めて冷静になろうとした。でも、すら~りと背が高くて、案外、肩幅ががっちりあって、ニット帽からのぞくうつむき加減の顔がそりゃあきれいで、やっぱり普通の人とは違ってたなあと後からしみじみ思えるのだった。あの瞬間、通路の空気が変わったもの。(って思ったのは私だけかも、回りはあまり気づいていない様子だったから。)

幸せな観劇デーだった。後にも先にもそうはあるまい。帰宅してから出るのは、なぜか溜息ばかり…。明日からは、また仕事復帰。いつもの一週間が始まるんだわ。

パレード

2009年06月07日 | 藤原竜也
♪ごらん、パレードが行くよ
 カーニバルのパレードが行くよ♪

この題名を見て、まず浮かんだのが山下達郎さんのこの曲。

藤原竜也くん、最新映画は吉田修一さん原作の「パレード」でまたまた群像劇だ。ただいま撮影中らしい。早速、アマゾンでポチって読んでみた。今の時代が、随所に反映されていて読みやすい。流行っていたドラマ名や映画、芸能人とかが実名で出てくるんだもん。この時代性が何げに重要な気がした。登場人物たちの日常がよりリアルに感じられる。

とてつもなく乾いた人間関係。同じマンションの1室に同居する5人の若者は寄り添っているようで誰も本音をさらけださない。まるで、1、2歳児の“平行遊び”のようだ。一緒にいるけど、関わっていない、だけど、同じようなことはやるみたいな…。

竜也くんの役は、表面的にはごくごく普通のサラリーマンで一番まともに“見える”が、その裏側に常軌を逸脱した“狂気”を持つ。だけど、そんな狂気につながるようなせっぱつまった悩みとか、不満とかがまるで見えない。そしてさらに、その裏をかくような同居人たちの不気味さ。

なんかチェーホフの「かもめ」みたいだなあって思った。かもめほど、平行線ではないのだけど、彼らは理解し合おうとしない。虚無までには至らずも、関心や干渉もない。

♪ごらん、パレードが行くよ…♪

祭りの華やかな行進

ただただ、目の前を通り過ぎていく…。

パレード公式ページ

パレード (幻冬舎文庫)
吉田 修一
幻冬舎

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浪速のムサシ

2009年05月11日 | 藤原竜也

まずは、チケットぴあ先行でとれた、前々楽

う~ん、どことなくテンションが低い。誰がというわけではなく全体的に。5人6脚の場面なんか、いつもしかける鋼太郎さんが全然、しかけず、おとなしく終わっちゃった。たぶん、さいたま公演のマックス時を観ているから余計そう思えたのかもしれないけど。 旬くんも台詞が滑り気味で効かせてくれないし、白石さんも必要以上に間のびしてオーバーアクションだった。

竜也くんはぶれていない。少し、かすれ気味の声もよく通っていた。なのに違う印象を受けた要因はやはり、みなさん、お疲れだったのかな? 杏ちゃんのブログによると、この前日に打ち上げがあった模様で、ラスト3のこのマチソワを乗り切ることが山場だったとある。蜷川さんもいらしていたようだから、これは大千秋楽に向けての苦肉の体力温存策だったのかもしれないなあなんて思ってしまった。

そんなことを言ったら誤解を招くかな。決して、手を抜いていたわけではないんだよね。初見の方も十分楽しめたと思うけど、ここまで70公演余り、役者といえども人の子だから時に力の抜き加減で調整しないと身がもたないのかもしれない。 よくスポーツ選手なんかも、試合に向けて、精神力や体力をキーピングしていくらしいけど、舞台もそんなところがあるのだろう。

さて、一夜明けて、いよいよ大楽…。もちろんDaで当たりました。ありがたや~、ありがたや~。はじっこ席でも文句はいいませぬ~。

全74公演の終結。最後の気力を振り絞っての熱演に、本当にお疲れさまでしたってまず思った。あのベテランの白石さんの声もわずかにかすれていたもの。竜也くんとかすれ具合が似ていて、やっぱり師弟コンビだわ~なんてマニアックなチェックをしちゃった。

5人6脚、最後は鋼太郎さんがいつも通りに仕掛けてくれた。加えて、旬くんまで、竜也くんを扇子でペシリッ!その時の竜也くん素で「こんにゃろー」っていう顔していて思いっきりし返していた。負けず嫌いだね~。この舞台、最大の笑いの見せ場だもんね。最後の大暴走、楽しかった~。

その他でもはじけまくる鋼太郎さん、それに負けない白石さん、そんな回りに乗せられる小栗くん。ある種、ランナーズハイ状態で、楽は枠から多少はみ出してもOKという感じでいろいろかきまぜてくれた。そんな中でも、頑なにぶれない竜也くんは、最後のムサシを丁寧に演じていた。時々、恐いくらいの気迫を感じてドキドキした。必ず、役を自分のものにする藤原竜也の真骨頂を感じたよ。

ついにやってきたムサシと小次郎の別れゆく場面はいつも以上の間があった。二人ともこの時を惜しむかのようにじっと見つめ合い、さっと踵を返す。最後の大石さんの口上が清々しく響きわたりながら暗転…。

カテコはまたまた蜷川&井上コンビが登場し、二人で握手をかわす。竜也くんと小栗くんのプチハグに「キャ~」という歓声があがる。でも、“大人”な二人は今回も控え目にはけていった。 会場は関係者もちらほら。メジャーリーグの笹部さん、トライストーンの社長さん、ホリプロは竜也くんのマネージャーさんに加え、津嶋部長さんもいた。堀ファウンダーさんはみかけなかったから代理なのかな?

それにしても大滝マネさん、若くて背が高くてかわいいね~。優秀なんだろうね、きっと。これからも竜也君のマネージメント頼みますよ~。その他、前々楽からお見かけしたセルマさんに、RSCの方??セルマさん、派手~なドレスをひるがえしご登場。明るい色がお好きなようで、とても似合ってらした。以上、かなりコア?なミーハーウォッチング。

グッズはほとんど売り切れ。ま、そのうちホリプロの通販あたりでまた出るだろうから執着せず。だけど、舞台写真になったパンフレットはずっと迷いつつ、買ってしまった…。中身は一緒なのに1800円の出費。ま、大阪遠征の記念だし、これで黒白、そろったわけだしいいかっ…。

終わってみれば、企画もので祭りのような舞台だったなあ。私の中では、この戯曲、まだつかみきれていない。世の中に真実なんてそんなにたくさんあるものじゃない。そこにたどり着くまでのいろいろな苦悩はあるが、その中でも大切なものを選びぬく眼力とか無駄なものをそぎ落とす勇気は年齢を重ねた井上さんだからこそ出来たことだと思う一方で、心のどこかで物足りなさを感じたりもしている。それは藤原竜也ファン故の物足りなさだったりもするが。

ムサシの舞台になる宝蓮寺は能舞台の様になっているが、どうやら、この能が重要ポイントでもあったらしい。Wikipediaによると、夢幻能の中では死者が能の中心となっており、「死者の世界からものを見る」、すなわち、多くの場合、亡霊や神仙、鬼といった超自然的な存在が主役(シテ)であり、常に生身の人間である脇役(ワキ)が彼らの話を聞き出すという構造を持っているとある。

ということは、幽霊落ちは必然的なことで、“ムサシ”は、禅の中で夢想し、自己と向き合っていたのかもしれないなんて思えてくる。やっぱり一筋縄ではいかない戯曲だし、井上氏の世界や演劇に対する長年の想いが溢れている。それを、蜷川さんは深く理解しているのだろう。

井上さん、これに味をしめたかまたもや新作を書くようだ。井上芳雄くん主演で、栗山さん演出。今度は歌もありそうだね。井上くんも負けじといい仕事しているよなあ。これでハムレットメンバーが2009年に井上ひさしという名のもとに再集結することになったんだね。