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くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

DRESS

2010年02月06日 | 藤原竜也
ちょっと前に放送されたローカル番組。関東では見れなかったが、親切な方がYouTubeにアップして下さった。これもカイジ宣伝番組のひとつだけど、異色で好きだわ~。

竜也くんは、おしゃれじゃない。(←断言)最近は、スタイリストさんがついたのと、小栗くんの影響で少しはこじゃれた感じになってきたけど、プライベートはジャージかよれよれのTシャツが多い。そんなところも男前なんだけどね。変に、上から下まで決めている男ってのも好かん。





この番組で、竜也君は“服を着る”そして“着ることによって魅せる、表現する”ということを、完全に仕事として捉えているところが良い。だって、普通、27歳の若僧が数十万円のスーツ着れないよ。というか着こなせないよ。だけど、表現者、藤原竜也は、着こなしちゃう。そこが、タダものじゃないのだ~。

キリンに続いて、キンチョーのCMも決まったとか決まらないとか噂が流れているが、この際だから、リップと目薬も追加して欲しいもんだ。

OZAKA ~ANJIN大楽~

2010年02月01日 | 藤原竜也
東海道をいざ西へ、関ヶ原を超えて新大阪に降り立つ。「ANJIN」もついに大楽を迎えた。約2週間ぶりの舞台は、とても熱かった。なんだろう、集大成の場で発揮される力の中に、ここまでの想いの全てが込められている気がして感動した。ラストシーン、オーウェンの絞り出すよような「alone…」に泣かされた。やっぱり、この役者さんはタダものじゃない。演劇界の最高峰であるトニー賞受賞の底力を観た。「家康」中心に進むストーリーをタイトロールである「ANJIN」の元へどんどん引き寄せていく。「ANJIN」はとても魅力的な人物になって舞台に生きていた。

個人的に、私は平戸の場面転換が好きだった。娼婦役の鈴木亮平くんが隠れたテーブルを、英国人俳優さんたちがさっと隣のテーブルにつけ、クロスをかぶせる。酔っ払いが椅子を移動させ、さらに酔いながら退場する。これ、すご~い、オーソドックスで一見、学芸会のように素朴なんだけど英国人俳優たちはごく日常的に芝居を続けるのだ。このさらっとして「何事もなかった」感が面白い。

後方席から引きで見ると舞台美術の見事さが際立つ。襖絵、家紋、中世日本の美がちりばめられている。これは、まぎれもなく世界に誇れる文化だ。壮大に響く尺八の音楽も耳に残る。この舞台、“案外面白かった”という感想が私の周りでは多い。脚本に難があれど、それなりに質は高かったと思う。

故郷を離れて、約2カ月余りのロングラン公演に出演した英国人キャストの労をねぎらうべく、カーテンコールで市村さんがひとりひとりを紹介してくださった。感極まって泣いてしまう人も…、慣れない日本で大変なこともあったことだろう。みなさん、演劇に対して、とても真摯に取り組んでいて人柄がにじみでていた。通訳をしたのは、鈴木亮平くん、さすが外語大出身というところだが、いまいち、訳しきれないところもあったりして。通訳というのは日本語もしっかりしゃべれないといけないのよね、ま、そこはお愛きょう、十分気持ちは伝わった。英国公演、市村さんの口から発表して欲しかったけどないのかなあ。これは、是非、逆の立場も味わってもらわなくちゃもったいない。美術もこんなに贅沢なのだから。

さて、最後に竜也ドメニコについてだが、残念ながらあまり語ることがない。役柄的に奥行きがなかったというか共感できるところが少なかった。さらに、竜也くんと司祭が私の中ではどうしても結びつかない。きっとBee-TVのせいだ。あの素の姿は強烈で、「アーメン」と十字を切られても「うそだろ~」なんて思えてくる。信仰を求める人というのは、ある意味洗脳されている部分もあるからとても一途で真面目なんだよね。昔、元ヤクザの宣教師さんの話を聞いたことがあるけど、見かけは強面でも信仰を持っているから自信と喜びにあふれているんだよね。そう思うと武士にも司祭にもなりきれず、愛情にも恵まれず磔にされてしまうドメニコの人生は哀しすぎる。一番、救われないんだもの。

竜也くんは、「かもめ」のトレープレフについて、いまだに納得していないというようなことを言っているが、ドメニコにも同様な迷いが最後まであったんじゃないかって勘繰ってしまった。さらに英語で芝居をする難しさ。世界の壁は厚い。

竜也くんが、蜷川さん以外の演出家と組む時、いつも密かに期待する。今度こそ違う面が見れるかなと。でも、いまだ、蜷川さん以上に竜也くんを使いこなせた人はいない。野田さんにしても、栗山さんにしても、そして今回のドーランにしても。そこがファンとしてはもどかしい。最近、映画では、いい監督に出会って、どんどん、今までにない藤原竜也を開花させているから、演劇の方でも出来ない筈はないと思う。そんな演出家にめぐりあって欲しい。もちろん、蜷川作品でも新しい分野はあるしね。これからも竜也君の未開拓部分に注目だね。

ANJIN

2009年12月31日 | 藤原竜也
今年、最終公演、またまた行ってしまった。ガラガラかと思いきや、ほぼ満席じゃないの。行定監督、大瀧マネさん、部長さん、金森プロデュサーなんぞもおでましだ。この後、納会とかあるのかしらね。一年の締めだものね。

見るたびに、良くなっているこの舞台。どこが?って言われると困るのだけど、役者がいいんだろうね。英国人キャストがのってきている。日本における、間の取り方とかテンポとかをつかんだみたいだ。オーウェンさんが素晴らしい。あなたが主役だもの、市村家康に負けてられないよね。

竜也ドメニコだが、3番手と言えども、今回は完全に脇役。初日、ラストシーンを見た瞬間、近くにすわっていたマダムが「これじゃあ、客寄せパンダじゃないっ」と捨て台詞を残し、ものすごい剣幕で出て行ってしまった…。ファンクラブ席だったから、この方も熱烈な竜也ファン。そこまで怒らなくてもって思ったが気持ちはわかる。竜也ファンは、たぶんまたか…って思った人が多かったんじゃないかな。でもシーンとしては冒頭とつながる大事なシーン。息を止めて微動だにしない竜也くんはお見事、そして美しい…。

脚本の中で“ちぐはぐ感”を感じてしまうところは、ドメニコが「北条の血」を騒がせて信仰を捨てるところ。血はそんなに騒ぐものか??ホラ貝、陣太鼓の響きなんぞで?あいまいが嫌いな西欧人にとってはこのくらいわかりやすくないといけないのかもね。竜也君も「北条の血がさわぐ」という台詞を強調して、笑いをとっていた。

もうひとつ、お雪が「ワイフ」と言われて、これまた、ロザリオを手放すところ。それまでのいきさつがあるにしても、今さら「ワイフ」と言われて感動するなんて何年、ANJINと連れ添ったんだ?そして、それをドメニコに渡してしまうところ。あんたが、渡さなければ、ドメニコはつかまらなかったのに。さらにそのロザリオをぶらぶらと手に持って逃げているドメニコもアホか?最初から隠しておかなくっちゃ。まあ、ドメニコがつかまらなくちゃお話は終結しないからだけどさ。ラストシーン、「甲冑パンツをはいて、諭吉(Bee-TVで出てきた蛇)を巻いていたら笑える~」なんて不謹慎なことを想像してしまう私って、かなり変…、ごめんなさい。

私のお気に入りはなんてったって、ジェイミーアントニオくん。日本語、上手くなった。ドメニコより、悪役アントニオの心情の方がとても感情移入できる。人間弱い物。命が惜しければ信仰も捨てる。武士の血よりも説得力がある。

そして、期待通り、いや期待以上の植本さん。とても器用な役者さん。6役もやっているのにどれ一つとして同じ風なものがない。武将役から女形までなんでもこなす。英語も上手。「江戸の青空」では吉田鋼太郎さんのお守役だったなんて言ってらしたけど、なんかわかるわ~。いろいろお世話してあげたんだろうなあって。とっても繊細で細やかなんだもん。圧巻は、家光役。世界を見たかったという祖父の意に反して日本を鎖国の時代に導いていく。扉を閉じるシーンがなんとも象徴的で印象に残る。一気に注目度アップだわ~。

この作品、もし、英国へ行ったとしたら、竜也くんは逆の立場になる。英国の空気をつかまなきゃいけない。それはそれで面白そうだし、日本でのしがらみがないから伸び伸びやるんじゃないかなあ。たとえ、そこで叩かれてもいい経験になるだろうしね。竜也くんにとって、役柄云々よりも、英語で芝居するということが今回は大きな収穫だし、新たなステップにつながっていくことだろう。

↓ドメニコストラップ、鼻がないっ!

ANJIN~初日~

2009年12月12日 | 藤原竜也


ロビーにはたくさんのお祝いの花、華々しい、業界関係者と会場は独特な雰囲気でざわついている。特に、センター席に陣取る、演出家のドーラン氏とプロデュサーのホルト女史を取り巻く英国軍団がひと際目立っていた。



壮大なる戦国絵巻の大作。昔、同じく按針を扱ったドラマ『将軍』がそうだったように、“外国人から観た日本の戦国時代”という印象を受けた。でも、『将軍』ほどの違和感はない。日英のバランスが良く日本的解釈も存分に入っている気がした。

主要人物3名が背負う十字架

母国を妻子を捨てざるを得なかった按針
権力者ゆえの孤独をかかえる家康
武士の血と信仰の狭間で揺れるドメニコ

それぞれの苦悩が絡み合う。一番背負うものが大きいのは家康かもしれない。日本の歴史を変えた人物だものね。親子の葛藤、秀頼との交流などがドラマティックに描かれていた。演じる市村さんの存在感はさすがだ。トニー賞受賞のオーウェン氏にひけをとらないのが何気に嬉しかった。

悩めるドメニコの竜也くんもかっこいい。あのBee-TVの素の竜也くんと修道士は似ても似つかぬキャラだけど、ビジュアル的イメージはばっちりでとても敬虔なクリスチャンにみえた。英語の方は、よくぞここまでがんばったなあと思えるほど、流暢にしゃべっていた。ただ、字幕が舞台中央上にあり、前方席だと、首が痛くなる~。字幕なしでわかったらどんなに良かろうかって思ったよ。今回は、少し後方の席の方が絶対観やすいと思う。ま、初日、Daさんで取っていただいた貴重な前方席だから文句はいいませぬ。はい、数メートル前に竜也くんがいたもんね。相変わらず、スリムだった。ラストシーンは“お約束”の姿だったし。

先輩司祭役でもう一人、通詞役の英国人俳優がいる。ジェイミー・バラードさんというシェイクスピア俳優さんで、この方はたくさんの日本語台詞をしゃべる。竜也くん同様かなり苦労したんじゃないかなあ。発音には多少の難があるけど芝居の内容がわかるようにちゃんとしゃべっていたもの。竜也くんの英語も英国人が聞くと同じようなのかなあなんて思ったりして。この二人、カテコでポンポンと肩をたたき合い、健闘をたたえあっていた。

3時間30分の大作だが、テーマほど、重い作品ではない。場面転換も多いし、ところどころユーモアが溢れ、肩がこらずに観られた。今回はセットも豪華でお金がかかっていそうだけど、どことなくアナログ的な素朴感がある。伝統のRSCが昔から積み重ねてきた職人気質のようなものだろうか。立ち稽古が遅いというドーラン氏の現場。途中、ちょっとしたハプニングもあった。プロジェクターだかパソコンだかのエラーメッセージが日本語でしばらく出続けていたのには、「イメージブチ壊れじゃ~」と辟易したけど、逆にこれからも進化がおおいに期待できそうなだなって思った。

休憩時間に、蜷川さんがひょろひょろと歩いてらした。英語をしゃべる竜也くんをどう思ったかなあ。おりしも、「ムサシ」海外公演、詳細が発表。噂通り、小次郎は小栗くんではなく勝地涼くんに決定だって。カイジ一転、急激に海外づいている竜也くんである。

ANJIN特番

2009年11月21日 | 藤原竜也
そういえば、長年お世話になっているピラティスの先生のお家が浦賀のちょっと手前の駅だった。今通っているスタジオが出来る前は、時々、自宅でレッスンをしてもらっていたがえらく遠かった。その途中、安針塚がある駅も通っていたはずだがあまり記憶にない。

どちらかといえば、浦賀に来たペリーの黒船の方が有名で、三浦按針はその次という感じ。名前だけであまりその功績も知らなかった。この舞台化で、「はあ、こんな人がいたんだ~」と新たな驚きがあった。かたや、アメリカから、かたやイギリスから、えたいの知れぬ、ちっぽけな島国にたどりついた人がいたんだね。かたや、開国への時代、かたや鎖国への時代というのも何か不思議な因縁を感じる。歴史のロマンだ~。

按針役の、オーウェンさん、来日してメディアに初?登場。写真より実物の方が全然いいじゃん。背も高くて貫禄があるし真面目そうだ。按針さんが実際に持っていたという菩薩像をみて泣いておられた。オーウェンさんいわく、日本の演劇人に対して、不安があったようだが、2時間で、われわれと変わらないということに気付いたそうだ。演劇の根底にあるものは各国共通なのかな。それとも日本の演劇がイギリス演劇の影響を受けているからなのかな。市村、藤原、オーウェンの3ショットはなかなかしっくりしていた。相性がよさそうだなって。ちょっと楽しみになってきたぞ~。やっぱり、舞台は1カ月近くの稽古期間があるから役者同士の信頼関係もできてくるし理解しあえる部分が多いよね。

竜也くんの英語台詞は、確かに流暢だった。最初は丸暗記だったとどこかで言っていたけど、語学って暗記から入るもんだものね。英語に関しては、かなり謙虚が発言が多いけど、目指すところが高いんだろうね。これまでの実績からして、簡単に妥協する人じゃないってことはわかる。「カイジ」が多くの人に受け入れられたのも、竜也君自身が「カイジ」として存在していたからこそだと思うんだよね。うん、たぶんこの舞台もやってくれるに違いない。

日英合作としての大プロジェクトだけど、どこか、固くて地味なイメージがあるのか、まだチケットがある模様。なかなかあり得ない企画だから、皆さま、一見の価値ありですよ~。(←ホリプロの回し物ではありませぬ~)


ムーログ~その2

2009年11月15日 | 藤原竜也
「藤原竜也の人生逆転ムーログ!」

噂のお兄ちゃんが登場した。確かにイケメンだ~。竜也くんよりがっちりしていていい男ぶり。「今でもぶいぶい言わせてそうだ」なんて失礼を申したが、もう家庭も持っておられるから落ち着いている。なんか、いいパパさんという感じ。そこらへん、長男だなあって思った。何気に、このお兄ちゃんがしっかり藤原家を守っていきそうだ。

お兄ちゃん自身も、「俺がいなかったら今の竜也はいないですよ、な~んてね」とおっしゃっている。そう、あなたがいたからこその弟くんに間違いない。兄貴の力は偉大だね。

で、このやんちゃ兄弟の上のお姉さまは登場しないのかな?一姫二太郎とはよく言ったもんだ。ちょっと年上のお姉さまがいたからこそ、バランスがとれたんじゃないのかな。お母様、賢く、産みましたね~。理想的な兄弟だわ。

偉大な子どもの影に偉大な母あり。竜也くんのマザコンぶりを観ていると、藤原家は母が偉かったんじゃないかって。ま、どこの家も母は偉いんだけどね。

以上、完全に井戸端会議のおばちゃん談義でした~。

ムーログ

2009年11月14日 | 藤原竜也
「藤原竜也の人生逆転ム~ログ~」
ついに、秩父の一族が登場したぞ。有料だとこういうプライベートも公開しちゃうんだなあ。でも、ファンは竜也くんを取り巻く人々に興味深々。

お父様、お初です。まだ50代後半か60代?ちょっと菅原文太みたいで渋い。でも優しそう。以外に普通。(←失礼!言いたい放題です)その他、ヤンキーなお友達も、とっても普通というかみんな朴訥な感じ。ルックスとはかけ離れた、竜也君の根本にあるもの、源流がこの秩父なのね。

次回は、かっこいいと噂のお兄ちゃん登場らしい。何気に乾杯の発声してたのお兄ちゃんだよね?後ろ姿だったけど。お兄ちゃん、ポロシャツ派手っ!確か30そこそこ、今でもぶいぶいいっていそうだ。(←再び、失礼!)

とにかく、竜也君が頭が上がらなかった兄上様。このお兄さんからゴンゴンとぼこられたことが今の打たれ強さにつながっているんじゃないのかな。竜也君おド根性はお兄さんのお陰なのかも???

こいさん

2009年11月02日 | 藤原竜也
漫画の主人公ではありませぬ、小出恵介くんのことどす。そのルックス、経歴からして、コテコテのアイドルだと思っていたが、実はそうではないらしいことが判明。ちょっと前に蜷川さんの舞台にも出ている。チケットがとれずに観れなかったのだが、蜷川さんが抜擢しただけあって、彼もノイズのある俳優みたいだ。雑誌「パピルス」の記事からそんなことを感じた。

散歩が好きで、海外が好き。それもインドのガンジス川に美しさやエロスを感じたそうだ。インドに魅入られる人っているよね。後輩にもいた。何年か一度、ふらっと一人でインドに出かける子が。インドに行くと人生が変わるって話をよく聞く。私も海外旅行に何度か行くようになってから、文明が発達した欧米を見たら、中東とかインドに行ってみたいなあと思った。がっ、そこまで突っ走れずに年をとってしまった。自分の殻がなかなか破れないんだよなあ…。

彼は、10代のころから寺山修司にも傾倒したらしい。「生っぽいものが好き」という。うん、寺山修司の生っぽさわかる。胎盤が降ってきたりするものね。でもホラーじゃなくてエロスなのよね。そんな彼が映画で共演した藤原竜也くんのことを「あの人は生々しい」と評している。「ピュアでまんまで生きている」と。橋本じゅんさんも竜也くんのことを「恐ろしいくらい純粋」と言っていたよな。小出くんは、たぶん竜也くんの本質を見抜いた上で、興味を持ったのだろう。この二人の感性の出会いはかなり運命的だ、きっと。

来春公開の映画「パレード」で二人はどう絡んでいるのか、楽しみになってきた~。


身毒丸

2009年10月17日 | 藤原竜也
またまた、オーディションをするそうだ。まるっきり、藤原竜也を発掘した時と企画が同じなんだね。ホリプロさん、蜷川さん、夢よもう一度ということかな。藤原竜也を超える逸材は見つかるかな。複雑な時代に育っている若者たち。純粋で鋭い感性を宿している子がいるかどうか、ちょっと楽しみではある。

でも、「身毒丸~復活」のあの千秋楽は誰も越えられまい。(←ファンの欲目)
もし、上手くいったら、その子が「滝の白糸」のアリダをやって、銀メガネは竜也くんなんてことになったら面白そうだなんて勝手に妄想してみる。

蜷川さんも竜也君と完全に一区切りつけようとしている気がする。巣立った雛鳥を見届けて、また新たな卵を探すのか。この貪欲さがすごい。「やれるかどうかじゃない、やらなきゃダメなんだ~」じゃなくて、蜷川さんの中には「やる!」という文字しかない。不思議な寺山ワールド。「やる」からには演出も一新して全く違うものを見せてほしいなっ。

カイジ

2009年10月07日 | 藤原竜也
銀座の試写会にあぶれてしまったが、東宝さんからめでたく、前売り券2枚を送っていただいた~。これで、10月10日になれば、確実に見れるのだけど…、やっぱり待ち切れずに、先日某試写会に行ってもうた。そう、まだ東京、やっていたのよね。で、今回は、早めに行ったけど、会場も大きかったから余裕で入れた。

客層がわかっ!もしかして、私、浮いてる~?って今さら、気にもしないけどさ。原作ファン、福本ファン(福本さんってかっこいいのね)、もちろん、藤原ファンと各所から集まっているものね。老若男女が入乱れていた~。

映画の方は、展開も早く一気に見れて本当に面白い。全体を通して“熱い”しね。原作がしっかりしているからか、世の中の痛いところも突いていて内容もなかなか深いよね。勝ち組、負け組なんて言えども、そんなんは、表裏一体なんだよなあなんて思った。

監督の意気込みも“熱い”。新しい、藤原竜也像を撮りたかったなんてこともどこかで語っておられたし、挑戦的だ。うん、確かに、今までにないキャラだけど、新しさを引き出したという意味ではカメレオンの坂本さんの方に軍配かなあ。でも、あのカメレオンがあったからこそ、このカイジにもつながったわけで、竜也君自身の幅は確実に広がっている。

圧巻は期待通り、香川さんとのEカード対決かな。舞台「オレステス」での鋼太郎さん対決を思い出したよ。お互いガチで、力が均衡しているから見ごたえがあるし緊迫感もある。香川さんのアップを見ていると、ますますお父上の猿之助さんに似てきたような気がする。サラブレッドよね。東大だし。それでいて、自分一人でここまでのし上がってきた方で人間が出来ていらっしゃる。ある意味すごいわあ。竜也君との相性はバッチリ。ぜひ、舞台でも共演して欲しいもんだ。