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くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

味覚

2005年11月20日 | 保育園
あまり好き嫌いはない方だけど、子どもの頃苦手だったものは“ニンジン”…。あと、“あんこ”とか“生クリーム”もダメだった。好きだったのは、“すあま”と“お肉の脂身”に“くじらのベーコン”。なんか変なもんが好きだったなあ。
今は、“ニンジン”は普通に食べている。“あんこ”と生クリーム”は大~好き!逆にお肉の脂身”は大嫌いになって、口に入れると気持ち悪くなるど・・・。“すあま”はそんなにおいしいもんじゃないと気づいた。

成長するにつれて味覚って変っていくよね。離乳食の頃はわりかたなんでも食べていた赤ちゃんが、1歳2ヶ月頃にになると突然、野菜とかをべ~っと出したりする。そのあたりから味覚を覚えはじめるのかなあ。そこで、少しでもいいから嫌いなものの味に慣れさせておかなくてはならないのだろうけど、子どもも頑固だからなあ。若いおかあさんは食べないものはあげなくなってしまうみたい。入園面接で「この子は何でも食べます」と言うから安心していると給食で野菜を見事に食べなかったりする。つまりおかあさんがあげるものは何でも食べるという意味なのだ。毎日、必ず付けあわせで野菜料理がついている保育園の給食はこどもにとっても大人にとっても、とても有り難いもの。保育園に入ったらよく食べるようなりましたなんて言ってもらえると嬉しい。嫌いなものでもお友達と一緒だと食べられるみたい。保育園で食べてるからお家では食べないなんて屁理屈を言う子もいるみたいだけどがんばっているんだからよしとしてあげよう。

お誕生日会とかのインタビューでよくあるのが「好きな食べ物はなんですか?」という質問。今の子は「ピーマン」とか「野菜」とか答える。内心、「え~?本当かい?」なんて疑ってしまう。先生は何が好きと聞かれ「アイスクリームとチョコレート」なんて答えると「えー?ダメでしょ。ごはんもたべなくちゃ」って叱られる。あまりにも野菜を食べる子はいいこ”って回りが煽りすぎた結果かもしれないなあとしばし反省。

最近、「食育」がクローズアップされている。粗食に帰ろう、お米を食べようと。保育園でも取り組まなければならないことなんだけど、何をどこからどう進めていって良いものかみんなで悩んでいる。現に、スーパーに行けばお惣菜がたくさん売ってる。働いているお母さんは遅く帰って料理をするよりそういうのを利用した方が楽に違いない。でも、それでいて、余暇はきっちりとっているってところもあるかな。お休みの日に、結構、いろいろなところへ出かけている子ども達だ。それも必要なことだけど、少し、面倒くさいことも子どものためにやっていかなくてはいけないのかなあ。何故って、子どもを見ていると、10年前に比べて、身体能力が明らかに低下しているから。

退化している人間。人類の危機は身近なところから始まっているのだ…

おたふくかぜ

2005年11月11日 | 保育園
ただいま、保育園で流行中…。潜伏期間が2~3週間と長いのでもう、かれこれ1ヶ月くらい出続けている。誰もが一生に一度はかかる病気なんだけど、できることなら小さい時やってしまったほうがいいかもしれない。私は、二十歳でおたふくになった。バイト先の保育園でもらった。おたふくやってないなあって思ってたら、耳の下からどんどこ腫れてきて熱が出た~。それが痛いのなんのって。しばらくご飯が食べれない。おうどんを1本づつ、顎関節をなるべく動かさないようにすすっていた記憶がある。

こうも流行っているから、ほっぺが腫れたら当然、おたふくかぜを疑って、お迎えにきてもうらう。だけど、時々、おたふくじゃないっって診断を受けてくる子がいる。耳の下には耳下腺、唾液線、リンパ腺などいろいろあって、内科ではおたふくと言われても耳鼻科では違うことを言われたって子も…。要はお医者さんでも判断が難しいってことだ。血液検査が一番なんだけど、すぐに結果がでないのがやっかいだ。

で、おたふくではなかった場合は登園してもいいのだけど、実際、ほっぺが腫れていると他の保護者はおたふくなのに来てる~って目でみる。集団生活の場での病気の感染はお互い様の筈であるけど、やはり、うちの子は保育園でうつされたってことになる。ひどくなるとなかなか治らなくて、お母さんたちはお仕事を休まなければならないので不満もつのる。(中にハムスターのようになったと家族で写メールを撮って楽しんでくれている人もいるけど。)判断の仕方、対応の仕方が難しいところだ。

どうしておたふく風邪がこんなにはやってる時に、リンパ腺だけを腫らすというのが府に落ちない。普段、そんなに耳の下のリンパ腺が腫れてるの見たことないし。どこかおたふく菌と連動してるんじゃにのかなあと素人判断で思ってしまう。

保育士のお仕事・・・

2005年11月04日 | 保育園
保育士に必要なもの…。
体力!これだけは絶対必要…。(腰痛、腱鞘炎、声帯ポリープ…と皆いろいろかかえてながらがんばっている)

算数(おやつのテーブルを何個だすとかすいかを何等分するかとか)
ピアノ+リズム感(子どもにとって音楽は重要。泣いている赤ちゃんも歌ってあげると落ち着いたりする)
図工(保育室の装飾や子どもの作品のレイアウトとか)
パソコン(このごろはおたよりもパソコンで作成、保育現場でもいろいろ役立つ)
文章力(毎日の日誌、おたよりに児童記録と書き仕事は多い)
忍耐力(子どもにいちいち切れてたらやってられない…。)
包容力(頼ってこられたら受けとめてあげなくっちゃ)
以上、絶対必要とは言えないけどあった方が助かるかなあ。

とにかく、いろんなことをしなければならない保育現場。その他にもお掃除、洗濯、壊れたのものの修理、ペンキ塗り、畑仕事、お料理、お裁縫、踊りの振り付け、劇の脚本作りに演出…etc.脚立にも登るし、ドリルドライバーも使う。普通の会社だったら女の子がしないようなことも男手がないからやらなきゃなんない。どれもこれも極めるって程はやらなくていいのだけど、とにかく日々忙しい。仕事を探せば尽きることがない。

体力には自信がある。エアロで鍛えるもん。加えて、子どもっていろいろな雑菌を持っているでしょ。そんな中に長年いるから不思議と抵抗力もついてきてこのごろ風邪もよりついてくれない。困るのは頭を使うこと。ケース記録が溜まってしまうと大変なのだ。まるで高校時代の期末テストのように3ヶ月に1回、クラスの人数分の記録を書く。園ではとてもじっくり書く時間はないので結局、家へ持ち込んでしまう。この記録、ただ書けばいいんじゃんなくて、第三者が読んでその子の様子がわからなくてはいけない。四苦八苦して書き終えた時は、これからは絶対ためないで一日一人づつでも書いていこうって決心するのだけど、たまっちゃうのよね…。学生の時より頭も固くなっているし勉強に対する堪え性が無くなった。一人書いては、ネットをしたり、また一人書いてはコーヒーを飲んだりと休憩時間の方が長い時も。これは年のせいばかりじゃなくて性格もあるのよね。子育てしている先生は集中力も凄いもの。それだけ時間がないから。

お気楽な私は、とりあえず、明後日の天保大楽を励みにせっせと記録を書いている。すっきりして大阪へ行きたい。今夜もがんばらなくっちゃ。

りんごのひとりごと

2005年11月03日 | 保育園

りんごのひとりごと  

武内俊子作詞
河村光陽作曲    

わたしはまっかなりんごです
お国は寒い北の国
りんごばたけのはれた日に
はこにつめられ汽車ぽっぽ
町のいちばへつきました
りんご りんご りんご
りんごかわいいひとりごと

くだもの店のおじさんに
おかおをきれいにみがかれて
みんな並んだお店さき
青いお空を見思い出す
りんご りんご りんご
りんごかわいいひとりごと


いまごろどうしているかしら
りんごばたけのおじいさん
はこにりんごをつめながら
歌を歌っているかしら
たばこふかしているかしら
りんご りんご りんご
りんごかわいいひとりごと

『あのこはたあれ』に続き、またまた子ども達に童謡を教えてみた。この歌、実は自分も好きだから。『あのこはたあれ』とリズムがかぶる。今回ものりのりで歌ってくれた。特にさいごの♪りんご りんご りんご♪のところが気に入ったみたいで、友達と一緒に大合唱。子どもが歌っていると、若い先生は「何?それなんの歌~?」と聞いてくる。20代の子にとっては馴染みがない歌だよなあ。

北国のりんご畑から町の市場へ、そして果物屋の店先に並べられるまでのりんごの気持ちを歌ったかわいい歌。だけど、なんとなく物悲しさもある。くだものみせのおじさんにきれいにしてもらったりんごは、晴れた空をみながら育ててもらったりんご畑のおじいさんに思いを馳せる。この澄み切った空は遠いりんご畑にも続いているのだと。

歌を歌ってからお絵かきをしてみた。歌詞を子ども達はどんなふうにイメージするのかなあ。“晴れた空”“りんごの木”“りんご畑のおじいさん”などポイントをちゃんと捉えているではないか。おじいさんはニコニコしてりんごを収穫している。箱に詰められてきしゃぽっぽで運ばれる場面を描く子もいたが、そのりんごたちもみんな笑っている。おじいさんの元から旅立ったりんごは、りんごなりに幸せだったのかも。

りんごはどんな人に買われていったのかなあ…。それぞれの想像の中で新たな物語が作れそう。童謡ってこういう余韻があるところがいい。昔の人が残してくれた“日本の心”が子ども達の中に伝わってほしいな。


子どもの下ネタ・・・(^_^;)

2005年10月29日 | 保育園
秋晴れの曇ってない日 
 近くのお池をのぞいていたら
 大きな金魚 小さな金魚
 ボクはずっと見てました
 金魚さん金魚さん
 あなたはいつも長いウンチを
 お尻につけておよいでますね
 お尻が重く~ありませんか

昔、同僚から教えてもらった手遊び。秋晴れだと何故か歌いたくなる。メロディーラインはとてもきれいなのに変な歌詞…。手遊びというよりジャンルは振り付きの歌に近いかな。金魚さん(パチン!)金魚さん(パチン!)と手を打つところまでは静かな子ども達。でも次の“長いウンチを”のところで「ギャハハハハハ~」って受けるのだ。だって、金魚のウンチはお尻についてるじゃん。そのまんまじゃんって思うけど、子どもにとって“ウンチ”は格別なもの。1,2歳の頃は、自分のウンチがいとおしくって、トイレで初めて出たウンチなんぞは、流す時に名残惜しげに「バイバイ・・・」をするほどなのに、4、5歳になるとこの扱い。その他、オシッコ、オッパイ、パンツ、オシリも同じように反応する。

少し前に子どもの性教育についての研修に行ったことがある。大人が変な素振りを見せるから子どもが感じ取る。ありのままをありのまま照れずに伝えた方がいいというお話だった。変な素振りを見せた覚えはないのに、どうしてウンチには嬉しそうに反応するのかなあ。5、6歳って男の子らしさ、女の子らしさが出てくる年齢。会話の中から誰と結婚するとかしないとかがよく聞こえてくる。「ママと結婚する」なんて言ったあかつきには、「え~、お母さんとは結婚できないんだよ」ってやり込められてしまう。日によって結婚する相手が違ったりもするしね。スカートの中が気になりだすのもこの頃みたい。

男女平等とは言え、人間も動物だからなあ。まるっきり一緒にはなるわけない。女だからこそ出来ることとか、男だからこそしなければならないことって違う気がする。上手く役割分担をしていけばいいんじゃないのかな。

『この世の中に、戦争だの平和だの貿易だの組合だの政治だのがあるのは、なんのためだか、このごろ私にもわかって来ました。あなたは、ご存じないでしょう。だから、いつまでも不幸なのですわ。それはね、教えてあげますわ、女がよい子を生むためです。』by太宰治

金魚からまた随分と飛躍してしまった…

ペンキ塗り

2005年10月29日 | 保育園
靴箱のペンキが剥げて汚くなってしまったので、保育の合間を縫ってペンキ塗り。0,1歳児用は今年新しく作ったので、2歳児~5歳児用もお色直し。壁の色に合わせて柔らかいアイボリーに塗り替えることにした。

ペンキ塗りの前に汚れを取るためにヤスリをかける。電動のヤスリ機を使うが、この機械、振動も音もすごい。手がブルブルしてくる。子どもが「何してるの~?」と興味津々でのぞきにくるが、こっちは必死…。「靴箱きれいにしてるのよ。だから、あっちで遊んでて。危ないから。」なんて追っ払ってしまったよ。幸いお天気が良かったので、子ども達は外でたくさん遊んでたけど。

午後はお昼寝時間なのでペンキ塗りがはかどる。無事に4クラス分、塗り終えることができた。来週までには新しいネームプレートをつける予定。廊下の雰囲気が変りそうで楽しみだ。

ペンキ塗りといえば・・・、幼い頃のことを思い出す。昔、我が家はトタン屋根の小さな家だった。今でこそ、おしゃれなお家が多いけれど、昭和40年代は2階家=お金持ちって感じだった。「お友達の○○くんのお家は2階家なんだよ。家も2階家がいいなあ」と何度となく両親に言ってみたもんだ。「お金がないからダメ」と一言でばっさりだったけど(笑)。

トタン屋根の上に父がよく登ってペンキ塗りをしていた。小学校の頃、たまに私も屋根へ乗せてもらってペンキ塗りを手伝った。暑い日差しの中、汗をたらしながらペンキを塗るのが結構楽しかったし、屋根の上が好きだった。“労働”の後の冷たい麦茶もおいしかったし。

20年前に引っ越してきた現在の住まいは瓦屋根で念願の2階家。でもそろそろがたついてきてちょこちょことリフォーム中。新築の家を見るたびに「きれいでいいなあ」と思ってしまう。今の時代トタン屋根の家なんかなくなってしまった。耐震とかなんやらで新しい素材もたくさん出来ているみたいだし。こうやって振り返ると私の幼い頃がかなりレトロな時代に思えてくる。それだけ歳をとったってことなのね。

秋の遠足

2005年10月20日 | 保育園
昨日は大雨。おまけに台風も近づいていた。運動会は良いお天気だったけど遠足はだめかあと諦めていたら、なんと台風がそれてくれた…。

“室内で遠足ごっこをしてお弁当…”という頭の中での計画を切り替える。ばたばたとリュックサックに荷物を詰め込みあわただしく出勤!保護者の方も「今日、行きますか?」とまだ半信半疑の人も。でも、子ども達のハイテンションな笑顔を見たらこっちのテンションもあがってきた。

今回は3歳児から5歳児を電車に乗せて、2駅先の公園まで出かける。話し合いはしておいたものの、職員の緊張感が一気に高まる。集合時間になっても2名の子が来ておらず最終の人数が出ない。来たら何人、来なかったら何人と繰り返す。電車に乗せる時も1車両に4つドアがあるから1つドアにはおおよそ何人か決める。保育現場は案外“算数”が必要なのだ。

公園に到着してアスレチック遊びをするが、高いところに登っていく子どもをみながらハラハラドキドキ。「ちゃんとつかまってよ」「危ないよ」とつい声が出てしまう。子どもを信用してない悪い保育士だなあ。案外、子どもって落ちないものなのに…。

遊びを終えて広場でお弁当。外でお弁当を広げるのははじめての3歳児。自分の体より大きなピクニックシートに悪戦苦闘!でもお弁当やお菓子を並べて、嬉しそうだったなあ。4,5歳児は多少慣れているのでどんどん用意していた。それも仲良しグループで。クラス内の派閥?が垣間見られる。

お母さんのお弁当は力作ぞろい。日頃は給食なので、このときとばかりがんばってくれるのだ。愛されているってこういうことなのね。おにぎりをほお張る笑顔が幸せいっぱいだった。お弁当の後は楽しいおやつ。ここで、最新のお菓子情報が把握できる。私はあまりお菓子を食べないので、「こんなのもあるんだ~」と驚くことも。「おいしいよ。あげる。」としっかりおすそ分けもしてもらった。かみかみレモンとサツマイモのスナックがおいしかった。

再び電車に乗って無事に保育園に到着。園の門内へ全員が入ると肩の荷が下りた感じ。楽しい遠足が出来て良かった、良かった。さすがに小さい子の手を引っ張ってがんばって歩いただけあって、5歳児もお疲れ気味。布団の中に入ると、いつもとはうって変ってすぐに静かになっていた。・・・でも、お昼寝後はしっかり体力を回復!おやつの時間に残ったお菓子を出して、大騒ぎ!これもひとつの楽しみか。今日は特別だものね。

みんな今頃どんな夢を見てるかな…。

あのこはたあれ

2005年10月12日 | 保育園
あの子はたあれ

作詞   細川雄太郎
作曲   海沼 実 
 
あのこはたあれ たれでしょね
なんなんなつめの はなのした
おにんぎょさんと あそんでる
かわいいみよちゃんじゃ
ないでしょか 

あのこはたあれ たれでしょね
こんこんこやぶの 細道を
竹馬ごっこで あそんでる
となりのけんちゃんじゃ
ないでしょか

あのこはたあれ たれでしょね
とんとん峠の 坂道を
一人でてくてく あるいてる
おてらのこぞうさんじゃ
ないでしょか

あのこはたあれ たれでしょね
お窓にうつった 影法師
おそとはいつか ひがくれて
お窓にお月さんの
笑い顔

今の子はリズム感がいい。“オレンジレンジ”なんかもすらすら歌う。そんな乗りだから今風の歌のほうが教えやすい。ドラエモンの“夢日和”なんか、大合唱になる。

でも、昔の歌も伝えてあげたい…。

「あのこはたあれ」という歌をクラスにけんちゃんがいるからという安易な理由で教えてみた。今時のビートのきいたリズムではないし、加えて短調の曲。果たして、子どもは覚えるのかしらと不安だったが、驚いたことにすぐに覚えてしまった。大人が古臭い歌と思うのに反して、子どもには新鮮だったみたい。童謡には時代を超えて、歌い継がれていく不思議な力があるらしい。

最初、歌詞どおり、「あのこはたあれ・・・」と歌っていたけれど、なんか変な感じ。由紀さおりさんの童謡CDは「だあれ」と歌っている。歌詞は「たあれ」だけど歌いにくいから「だあれ」と歌いなさいと保育科時代習ったという先生もいた。某大学の音楽専門の先生にお聞きしたところ同様の答え。やはり「だあれ」の方がしっくりくるよね。

かわいいみよちゃん、となりのけんちゃん、おてらのこぞうさんのことを「あのこはたあれ?」と思った子は誰なんだろう。お家の窓からずっと眺めてたのかなあ。気づいたら日が暮れるまでずっと…。その子はどうしてお外にいかれなかったのかなあ。お友達と遊びたくなかったのか、風邪をひいていたのか、お留守番をしていたのか…。あのこはたあれの主人公の姿は見えないけど、その子が見た風景からいろいろなイメージが広がる。

この歌、老人ケアセンターを慰問した時に歌ってみたら、お年寄りの方も手拍子を打ちながら一緒に口ずさんで下さった。誰もが持っていた童心と今まさに童心の時代を生きる子ども達を、歌が一つに結んでくれた。

運動会ごっこ

2005年10月06日 | 保育園
行事がひとつ終わると、ごっこ遊びとして楽しんだり絵を描いたりする。行事って本番だけが大事なんじゃない。それに向かっていく過程こそが大事だし、見たり体験したことを遊びの中で表現するのも本番とは違った楽しさがある。早速、はじめのことば、選手宣誓、応援合戦をともだちと一緒にやっている姿が見られる。百聞は一見にしかず。教えられて覚えることより、見て感じて自分たちで獲得していく力の方が数段上なんだなあ。

今週はあまりお天気に恵まれていないが、月曜日に各クラスの競技を幼児組(3歳児~5歳児)で楽しんだ。タイヤを引っ張ったり、吹流しをくぐったりと他のクラスの競技もやってみたい。3歳児も縄跳び競争に挑戦。見るとやるとでは大違い。一人縄跳びの難しさを実感しつつも大きな子の真似ができてうれしそうだった。

火曜日は縄跳び応用編。走り縄跳び競争をしたり、2人綱引きをしたり、サバイバル縄跳びをしたり縄跳びを使って違う遊びをする。

水曜日は雨だったので、お絵かき。運動会の絵ではつまらないので、しつこく(笑)縄跳びをしている自分を描く事にした。縄跳びを跳んでいる様子をみんなで観察。脚が曲がっているでょ。髪の毛は揺れているね。縄が2本に見える~。それに加え、にこにこ笑って跳んでたか、歯をくいしばって跳んでたか、みんな違うよね。

さすが、運動会でたくさん練習しただけあって、みんなすらすらと描いていく。表情がおかしいくらい本人にそっくり。みんないろんな思いで跳んでいたんだねっ。なんか動きが感じられるとっても楽しい作品に仕上がった。

本日木曜日はひと休み。あやとりがやりた~いというので、“ほうき”を教えてあげたら、「魔女の宅急便~♪」とあやとりで作ったほうきにまたがっているやつがいた…(-_-;) ついでに毛糸を出してきて、指編みも教えてみたら、案の定、女の子たちがハマっていた。落ち着きのない男の子たちにも是非やってもらいたいもんだ(笑)

しめくくりは再び、幼児組合同でお遊戯だ~。ムシキングサンバで他の虫になりたかった子もいたはず。3歳児のお遊戯も踊ってみたい。3歳児も4,5歳児の踊りを踊ってみたい。たぶん明日は♪えらやっちゃ、えらやっちゃ♪と踊り放題になる予定。

運動会の余韻を楽しんだ一週間。そして、新たな活動がまた始まっていく…。

♪待ってた、待ってた、運動会…♪

2005年10月01日 | 保育園
朝から素晴らしい秋晴れ!お天気がいいと気分も良くなるもの。去年の運動会は雨だった。狭い保育室で遊戯だけやったけど、いまいち不完全燃焼気味だった。その分、今年は晴れてくれたのかなあ。

午前、9時30分。元気な子ども達の入場行進で運動会がスタート。「これから運動会を始めます。」と始めの言葉を言ったのはいつも休みがちだった女の子。行事になると熱を出す。2,3日前も脚が痛いと休んだ。最後の運動会、ついにプレッシャーに打ち勝てたかな。良かった、良かった。

玉いれ、かけっこ、親子競技と順調にプログラムは進行。練習の時からなかなか勝てなかった赤組。今日も、おされ気味…。応援合戦が終わると4,5歳児の綱引きだ。第1回戦は白組の勝ち!どうにか赤に勝たせてあげたい。陣地を交替し第2回戦。ここで、何かが変った!赤組の気迫が違う。絶対勝たなくっちゃとぐいぐい引っ張る。そしてついに勝利!続く、第3回戦もその勢いのまま赤組が勝利し、勝敗を最後のリレー勝負へと持ち込んだ。1人一人の力が合わさった瞬間。一人ではできないこともみんなが集まれば出来るんだね。

一生懸命練習した、縄跳び競争。昨日になって初めて連続跳びが出来た子もいた。出来る子も気があせると引っかかってしまうことも。「落ちついて、落ち着いて、いつもの通りで大丈夫だから」と声をかける。一つのことに毎日挑戦し、練習し続けたことを忘れないで。努力は必ず報われる。報われなくても、やったことに意義がある。みんなが一回り大きくなったように感じられたよ。

遊戯はムシキングサンバ。カブトムシ、トンボ、ちょうちょ、ハチに変身した子ども達がペットボトルのマラカスをシャシャカ振って踊る姿は圧巻。写真はカブトムシの衣装。みんなとても似合ってかわいかった。
なかなかそろわなかった動きもばっちりそろい、万国旗がはためく青空の下に、笑顔がはじける。親御さんたちも今の、この姿をとどめようとビデオカメラで我が子を追い続ける。大きくなってその映像を見たらどう思うかな。いい思い出になっていて欲しいな。

午前中の最後は組体操。「さあ、いくぞ~!」とみんな意欲満々。練習の成果+アルファが出ていたよ。さすが、5歳児、本番に強いものだ。荷車、ピラミッド、扇、バランス、2人で手をつなぎながらの前転…。ひとつひとつが決まるたびに暖かい拍手!そして最後の御みこし。「やーっ!」という勇ましい掛け声と共にばっちり決まった。こうやって山を一つ一つ乗り越えて、成長していく。

ここで一息、お家の方と楽しいお弁当。「お菓子もジュースも持ってきていいの?」と昨日から楽しみにしていた時間。最近、小学校は親子別々に食べるところがあるらしい。家族でお弁当を囲んで食べるって大切なことだと思うんだけどな。

残すは最後のリレー。みんなの代表として胸を張って行進だ。笛が鳴って勢いよくスタート!紅白のリレーリングが小さな手から手へと渡されていく。赤白、切迫する場面もあったけど、やや白組がリードしてゴール!白もそう簡単には負けてはいられない。結果、今年の運動会は見事に引き分けとなった。

子どもが一番輝けるのが運動会。負けた悔しさも、きっと何かにつながっていくはず。幸せな瞬間に立ち会えたことに感謝!秋晴れにしてくれた神様にも感謝!楽しい運動会だった。