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くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

実りの秋…

2005年09月28日 | 保育園
今日は、保育園のおいもほり!毎年、この時期、近くの農家の畑でサツマイモを掘らせてもらっている。子どもの頃、おいもほりをした経験って誰にでもあるのでは?黒い土の中から、赤いおいもが出現した時の驚きは忘れられない。

小さな手で、最初は遠慮がちに掘り始める子ども達だが、そのうち、そんな掘り方では全然ダメだとわかり豪快な掘り方になる。もうここ掘れワンワン状態だ。おいもが顔を出すとつい引っ張りたくなるけれど、あせってひっぱるとポキンと折れてしまう。先っぽの方に辿り着くまで掘り続けなけれないけない。なかなか重労働だ。だから抜けた瞬間は大感激!「抜けたよ!!」「見て、見て~!!」と畑のここかしこであがる歓声!

おいもを作ってくれた農家のおじさんと、太陽を照らせ、雨を降らせてくれた神様に感謝して…、おやつにふかしいもをいただきました。自分が掘ったさつまいもは嬉しいおみやげ。お迎えに来たおかあさんに、真っ先に見せて報告。「芋ごはんにしようか。」「大学芋つくろうね。」と親子の会話が微笑ましかった…。

今年は、比較的暑かったから、豊作かと思いきや、おいもは思いの他、数が少なく小さめだったかなあ。そういえば、夏、花がたくさん咲いた保育園の姫りんごの実もあんまり実らない。お米は大丈夫なのかなあ。

最近、季節の移り変わりが速い。ついこの間、猛暑だったと思ったら、もう肌寒いくらい。なんか極端なんだよなあ。自然も人間同様、ヒステリックになってる感じ…。

暑い夏を経て、子ども達も実りの秋を迎え、心身ともにたくましくなった。土曜日はいよいよ運動会!お天気になりますように!



ガンバリマンはがんばるさ~♪

2005年09月23日 | 保育園
いよいよ、来週の土曜日が運動会!8月末から練習を始めた一人縄跳びが日に日に上達中!もう少しで全員が連続跳びをクリアしそうだ。こんなに出来るようになるなんて。さすが、年長さん。運動会への意欲が満々だ。出来るようになって満面の笑みを浮かべる子ども達の姿は感動的!「すごいっ!」と我を忘れて大拍手を送ってしまう。

その他、簡単な組体操にも挑戦中。5歳をすぎると、共通の目的に向かってお友達と協力することが出来るようになる。呼吸を合わせたり、バランスをとったり、踏ん張ったりと大変なこともあるけれど、みんなよくがんばってる。最後の「御みこし」でかっこよく決めるだもんねっ!

行事があると、練習に追われることも確かだ。あまりにも形や見栄えにとらわれすぎると子どもが中心でなくなってしまう。行事が全くないという保育園もあるらしい。それも一つの考え方であるが、行事は日常生活の中の山になる。平坦な道ばかりではつまらない。行事に向かって、目的が生まれ、お互いに刺激を受ける。行事を通して確実に成長していく子どもの姿がある。それがまた次への自信へとつながっていくのだ。

保育にはいろいろな方法があるし、何が正しいかなんてすぐにはわからない。一番大事なことは、今、その子にとって何が必要であるかを的確に判断して与えてあげること。適材適所。でもその判断のつけかたが難しい…。

子どもが大きくなろうとする力はものすごい。その力をいかしながら、必要な時にポンと背中を押してあげることができたらいいなあと思う。

ひとみしり

2005年09月16日 | 保育園
世の中、週休2日制がすっかり定着した。私が就職したての頃は土曜日も働いている人がたくさんいたので、ほとんど休みがなかった。土曜休暇は年にわずか3回。それが、今では月に3回は休めるし、土曜出勤をすれば平日に代休がもられる。随分と、楽になったものだ…。

土曜日は子どもの数が少ないので0歳児から5歳児まで合同保育となる。いつも登園する子は大方決まっているので、兄弟のような雰囲気。一番末っ子は7ヶ月の赤ちゃん。合同保育なので、担任保育士が出勤しないときもある。5歳児担当の私。そんな日は、抱っこをすると、ひとみしり泣きをされる。ちょうど、先週がそうだった。顔をちらちら見ながら、そっくり返ってしゃくりあげる。嫌なんだから、見なければいいのに~。賢くて、がんこちゃんだから、おもちゃなんかでは騙されない。怒ったまま、ミルクを飲んで、午前寝に入ってしまった。

ひと寝入りすると、ようやくご機嫌になって、おしゃべりをしながら、しばしおもちゃで遊んでいる。おむつを取り替えようとそうっと近づくと…「きっ!」と見てまた泣きそうになるので、ささっと取り換えて早々に立ち去る。さて、そろそろ、お昼の時間。顔を見られないように後ろからだっこして膝に乗せて、離乳食を食べさせる。よく食べる子なのでぱくぱく口を開く。そして、後ろを振り返る。「知らない先生だよ~。」でも、今度は泣かない。だって、ごはん食べたいんだもんね。食い気には勝てません!

人間ってすごいよなあ。生きていく糧をもらうという必要性をこんなに小さいうちからしっかりわかってるんだもの。ごはんを食べさせてくれる人は信用もできるのよ。あんなに泣いていたのに、すっかり笑顔。おすわりをして向かい合っても平気。離乳食、ミルク共に完食!えらい、えらい。少しは信用してくれて良かった。

今日はママと一緒に元気に登園!「土曜日遊んだんだよね~♪」と言うと、ちょっとだけ「にこっ」と笑ってくれた。ひとみしりをするってことはそれだけ、周りのことがわかってきているってこと。ママが一番!それでいいんです!

へそまがりくん

2005年09月07日 | 保育園
今日のおやつはフライドポテト! みんな大好物。こういうときは食べ終わるのがものすご~く早いっ! だから、各テーブルごとにごちそうさまをすることにした。早く食べ終わった子は少し、お友達のことを待ってあげられるように。

1テーブル、2テーブルと順調に終わり、「ごちそうさまでした!」と大きな声が上がる。ところが…、最後の3テーブルめ。牛乳嫌いの“のんびりこ”さん、いつものごとくマイ・ペースでちびちと舐めるように牛乳を飲んでいる。そのお向かいでは“へそまがり”くんがフォークで、少しずつポテトをかじっている。大好きメニューで早く食べ終わってしまったその他6人は退屈だ。でも律儀に席を立たずにおしゃべりをしてすわっている。早く、歯磨きをして遊びたいはずなのに。そんな彼らの気持ちなどお構いなし。明らかにわざとらしい。みんなを困らせようとしている。そうやって気を引こうとする。素直じゃないなあ、全くっ!

おやつが終わってからずっと待っていた6人にどんな気持ちだったか聞いてみた。「いやな気持ちだった…。なかなか終わんなくて。」という答え。“へそまがりくん”はうつむいて小さな声で「ごめんなさい…。」をした。

たぶん、明日も、“へそまがりくん”はみんなを困らせる。人には手をだすのに自分がやられた時は大騒ぎ!「○○くんにお腹ぶたれた~」と倒れこむ演技派。みんなもキミのせいで痛い思いたくさんしているのに…。その痛み、ちゃんと覚えといてよ。でも、“へそまがりくん”がいないと淋しい。みんな、キミのことが大好きだって。

友達の作り方ってどうやって身についていくのかな。意識せずに自然とみんなと関われる子。一人が好きな子。大人としか関わらない子。わるふざけをして注目を浴びたい子。子どもの世界はある意味シビア。外見や力で判断するし、自分の都合のいいルールを作るし…。まさに人間関係の基礎作りをしている時期。ぶつかってみること、負けてみること、異質なものを感じて受け入れることも大切なんじゃないかなあ。それを避けて通ってしまうから堪え性が身につかない。お勉強よりも世間の荒波を乗り越えていかれる逞しさの方が大事なんじゃないかなあ…。

運動会モードへ…

2005年08月31日 | 保育園


日ごとに、朝夕の涼しさが増してきた。明日から9月。学校も新学期が始まる。保育園は一足お先に新学期という感じ。10月の運動会に向かって動き始めた。

5歳児にとっては、保育園生活最後の運動会。だから、かけっこ、リレー、綱引き、鈴割り、クラス遊戯に競技、加えて、選手宣誓に歌の指揮と出番がいっぱいあるのだ。運動会って年間行事の中でも唯一、子どもが一番主役になれる行事かもしれない。

そこで、とりあえず、クラス競技のために一人縄跳びの練習を始めた。去年の後半にやった時はなかなか連続跳びが出来なったのに、今回は、何度か繰り返すうちにすぐに3回、5回、10回と跳べるようになっていく。身体が発達してバランスよくジャンプができるようになったのだろう。意欲もすごい!外にでるたびに「縄跳び出して。」と催促される。なんでも、出来るようになると嬉しいね。「5回飛べた!見てて~!」と満面の笑顔。こうやって、一歩、一歩、大きくなるんだね。

もちろん、なかなか出来ない子もいる。出来ないからやらないって子も。結果じゃなくて過程を大切にしてあげたい。みんながみんな、同じように跳べなくてもいいじゃない。ひとそれぞれ、目標も違う。出来ないからってやらないのではなく、挑戦して、努力ができるようになって欲しい。これからの人生、そう楽なことばかりではないのだから…と思ってはみるが、運動会は参観行事。保護者の方が見に来る。自分の子があまりにも跳べないのを見るのは嫌だろう。ここに保育士の葛藤がある。ありのままの子どもの姿を受け入れたいが、親に対しての“見栄え”も気になるところ。どうか、みんながたくさん、跳べるようになりますように…。

小さなピカソ達

2005年08月23日 | 保育園
保育園には夏休みがない。おかあさん達はお仕事をしているから。それでも毎年、お盆はぐんと人数が少なくなる。その間、保育士も順番に夏期休暇をとるのだ。お盆でも休めない子ども達に申し訳ないと思いながら…。大人にも子どもにもやっぱり、休息は必要だよね。休みの少ない子はいらいらしたり、甘えてきたりする。お友だちが休んでいるんだもの。子どもながらに感じることはあるようで。でも、きみたちのママは偉いんだよ。きみたちのためにがんばって働いているんだから。ママだって休みたいに違いない。ママの気持ちもわかってあげなくては。

今週あたりからお休みをしていた子も出てきて、いつもの活気がもどってきた。
私は5歳児担当。毎月、一回、お絵かきをしている。8月はすいかを食べているところを描いてみた。「すいかはどうやって食べるの?」と聞くと両手でもってかぶりつくしぐさ。そうそう、それを描いてみようよ。おいしそうに元気にすいかを食べているところ、種なんかぺっと飛ばしちゃうぐらいね!夏といえばすいかだもんね。クレパスでごしごし塗る。小さな子にとって四つ切りの画用紙を塗りこめるのは大変なことなのだ。「ふう~っ。疲れた~。」なんて言いながら、たくさんの力作が出来あがった。早速、部屋に貼ってみるといいんだなあ、どれもこれも。こんなステキな絵、大人には絶対描けないよ。子どもの中にはピカソがいるんだね。いや、ピカソ以上かも?!