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くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

口げんか

2006年02月16日 | 保育園
「みんな集まれ~」と言う声かけに敏感に反応する男の子たち。われ先に並ぼうと猛ダッシュをする。6歳にもなると物の前後左右や後先もわかってくる頃だ。女の子は至ってクールなのに、なぜが男の子の先頭争いは終わらない。

今日も、「トイレに行って…」と言ったとたん、3名の子がトイレのドアに突進。先に入った入らないで口論になっている 話は平行線で「オレが先だったのに、横から入ったじゃん」「入ってないもん」「入ったもん」「…入ってないよ」う~ん、これじゃあ拉致があかないなあ… どうも1人がドアを開けた瞬間、その隙間から2人が入り込もうとしたらしい。お互いにらみあって目をうるうるさせながらも一歩も引こうとしない。「だってオレが先に入ろうとしたのにさ、横から入ったじゃん」「入ってないっ」と話が再び振り出しに戻ってる~。そのうち、「俺が先だったのにドアのとこ押えて入ったもん、人のことも考えないでさ」「入ってない」「入ったもんっ」「人のこと考えないでさ」とやたら“人のこと”が出てくるようになったぞ。“人のこと”ってキミのことを考えて欲しかったんでしょっ。これは、きっと大人が言っていたのを聞きかじったに違いない。よし、ここで使ってやろうと「人のことも考えないで」を連発。聞いてる方は笑いを堪えるのに必死だった。

トイレのドアは広いのよ。全部あければ、3人くらいゆうゆう一緒に入れるのにちょっとあけたところで入ろうとしたのが間違いのもと。で、トイレというのは用を足すところでしょ。先でも後でもちゃんとおしっこしてくればいいはずなんだけどな。ま、さすがにいきなりパンチやキックをしなくなった分成長したけど、まだまだ先頭を取ることがとても重要なお年頃なのよね。一年生になる頃にはちょっと待てばどうでもないってことに気づいてくれるかなあ…。

節分

2006年02月04日 | 保育園
季節と季節の分かれ目…、その隙間を狙って鬼が入り込んでくるという。
昨日は節分。保育園でも、鬼のお面を作って豆まきをした。鬼を退治するのにどうして、鬼のお面をかぶるんだろうって思うけど、鬼は子ども達の想像力をかきたてる。どこかにいるんじゃないか、悪いことをしたら食べられちゃうんじゃないかって。人間が傲慢にならないために何かを“畏れる”心というのも必要なんじゃないかと思う。角があって、牙があってと怖い顔をイメージしながら作った鬼だが、お面をかぶった本人とよく似ているところが面白かった。

節分の風習について子ども達に伝える時に、「悪い鬼をやっつけて楽しい一年を過ごしましょう」と話してから、いつも一言付け加える。「みんなの心の中にも鬼がいるんだよ」って。片づけできないちらかし鬼、なんか言われるとすぐに泣いちゃう泣き虫鬼、お話聞けない鬼にお友達パンチしちゃう鬼、ふらふら鬼におしゃべり鬼…と日頃、言うことを聞いてくれないことをここぞとばかり羅列する。これを全部、追い出して良い子になろうねって。でも、そんなこと出来るわけがない。全部なくなっちゃったら子供じゃなくなっちゃう。話を聞いている時は神妙にうなづいていたくせに、お部屋にもだったら、早速、けんかが始まる。それでいいんだけど、心がけだけはしておいてね。もうすぐ一年生なんだから。

今年は園庭にかわいい親子の大鬼が出現!製作物がとても上手な先生がいて、ささっと作ってくれた。こんなにかわいい鬼だけど、みんな動き出したらどうしようってちょっと恐々している。小さな手に豆を握って、「鬼は外、福は内、鬼は外!」と力いっぱい豆まきをした。豆まきが終わってからもこの鬼は人気者。つついてみたり、たたいてみたり、なでてみたり…。お迎えに来たお母さんと記念撮影している子もいた。

そして…今日は立春。まだまだ寒いけど、自然は一足早く春を感じているみたいだ。夕方、心なしか明るくなってきたし、冬眠しているカメも時々、動く。卒園式用に鉢わけをした桜草も薄紫の花を咲かせ始めた。

逃げていく2月…。一気に卒園式へ、そして新年度へと向かっていく…。

たこ~たこ~あがれ♪

2006年01月28日 | 保育園
かるたとり、すごろく、はねつき、こままわし…
1月はお正月を遊びたくさん楽しんだ。そして最期は凧揚げだ!
毎年、簡単な凧を作って近くのたんぼまで凧揚げに行く。今年は、クレパスで自分の顔と名前を書いた障子紙に、絵の具で染め紙をした。それを卵型に切り竹ひごを渡し、しっぽをつけると「たまごだこ」の出来上がり。これ、案外、よくあがるんですよ。

お天気も良いし、さあ、田んぼに向かって出発!
この時期、吹きっさらしの田んぼはとても寒い。それが北風だったりするともう凧揚げどころではなくなる。「寒い~、帰りた~い」って泣きだす子もいる。かといって、風がないと凧は揚がらないし、凧揚げ日和の日を見つけるのはとても難しい。去年は暖かくて、風があって絶好の凧揚げができた。今年も…と期待をしたが、残念ながら、田んぼへ行っても風がない。暖かいのは良かったのだが。なかなか吹いてくれない風にしびれをきらした子ども達は、たんぼじゅうを走り回り自分の力で“風”を起こしていた。少し、風が吹いて、ふわっと凧が揚がると「たこさ~ん、がんばって~!」とまるで運動会のような応援。それなのに風はすぐやんでしまいくるくると回ってたこは落ちてしまうのだ…。なんかチカラのいる凧揚げだ。気がつくと、寒さ対策で着込んでいったジャンパーが山積になっていた。

それにしても…疲れたわりには、なんか不完全燃焼気味の凧揚げだったなあ。

氷点下

2006年01月25日 | 保育園
ついに、水道が氷った!朝、保育園に出勤したら、外に水道管がある蛇口の水がでない。すごいよ、もしかして、氷点下までいったかな。関東地方で、それも湘南地区で氷点下なんてめずらしい。本当に記録的な冬になりそうだ。

園庭にはまだ土曜日の雪がしぶとく溶けないで残っている。昨日はシャーベットのようになった雪で遊んだ。雪合戦や雪だるまは出来なかったけど、氷った雪を集めて子ども達は大喜び。なかなかこういう機会ってないものね。給食の時間になっても飽きることなく遊び続けていた。

溶け出した雪がこの寒さで再び氷って、またまたアイスバーン状態。それが日中、日があたると再び溶けて、ついにぐちゃぐちゃのぬかるみになってしまった。これでは外であそべない。仕方がなく、一日部屋の中ですごすが、ちょっと目を離すとたちまち追いかけっこが始まる 元気がありあまっている子ども達だ。

あっという間に1月も下旬に突入。3歳児クラスから、「鬼は外、福はうち…」と豆まきの歌が聞こえてきたと思ったら、かわいい鬼の面が出来上がっていた。暦の上ではあと2週間で春になるんだね。氷点下の土の下で虫や草花もじっと春を待っている。水槽の中のカメも…

5歳児クラスの子ども達は春が来たら1年生。その前にここぞとばかり、わからんちん鬼やら、へそまがり鬼やら、ちらかし鬼やらを退治しなくてはねっさて、どんな鬼を作ろうかなあ…。

アートな世界

2006年01月21日 | 保育園
“工作”の時間で~す

保育園で、毎月1回、お絵かきの日を設けているが、今日は、ハサミとのりを使って製作をしてみた。材料は四つ切と八つ切の画用紙のみ。八つ切の画用紙を細く切り、折ってたくさんの“橋”を作る。それを自分なりのイメージで四つ切の画用紙に貼っていく。早速、チョキチョキと紙を切り始める子ども達だが、細く切る几帳面な子、太く切る、大胆な子と切り方にも性格が出るものだ。

これ、結構、はまるんですよ。橋の数が増えるにつれてどんどんイメージも膨らむし、工夫も見られる。四角い橋ばかりではなく、丸いアーチ型、三角の山型、ついには階段型、星型まで登場。公園、遊園地、高速度道路とそれぞれの世界が出来上がっていく。

いつもにぎやかな保育室にしばし、静かな時が流れる…。全部の紙を張り終わるまで1時間以上、かかった子もいた。お疲れ様~。

写真のはすべりだい作りから始まって、観覧車(わかりにくいけど左下の丸いやつ)まで作っってしまった子の作品。なんか遊園地で遊びた~いって気持ちがあふている。子どもの創造力ってすごい。この感性を大切にして欲しいな。

お仕事です!

2006年01月06日 | 保育園
私の仕事初めは昨日から。一週間ぶりに子ども達と再会 子どもって一週間会わないと大きくなった様に感じる。お母さんたちは「そんなことないですよ~」って言うけど、お正月を過ぎると、クラス全体が変わってくるもの。まだ、全員、出そろっていないけど、早速、「お年玉、もらった!」「スキーにいった」「温泉に入った」「お買い物に行った」「おもち食べた」とお正月の大報告大会だ。楽しいお休みが出来て良かったね

TVもたくさん見たみたい…。ここかしこから、聞こえてくるのは…
ふぉ~~!!!

ところかまわず、さあ、みなさんご一緒に…
ふぉ~~!!!
ポーズもなかなか決まってた…

今週は、まだまだ正月気分が抜けきらない。生活リズムが乱れ気味でなんとなくみんな疲れている。5歳児はお昼寝をしないが、布団を敷いて横にならせたら、すぅっと寝入ってしまったよ。

仲良しコンビのトイレでの会話を聞いていたら…
「おまえ、大きくなったら何になる?」「うん?そういうの、将来って言うんだよ」だって。“将来”という言葉を覚えたらしい。寒いトイレで用をたしながら、こんな話をしているなんて、なんて、正月らしいんだろうって思わず笑ってしまった。キミ達の“将来”は希望がいっぱい。4月からは1年生だもんね。保育園生活も残り3ヶ月になってしまったけど、思いっきり遊んで、思い出をたくさん作ろうね!

ブラボー3連発!

2005年12月17日 | 保育園
その1
藤原竜也くんと市村正親さんの二人芝居…FC貸切公演チケットの抽選に当たっちゃった
くじ運悪い私が…。この勢いで宝くじも買わなくては。

その2
15歳の天才少女。浅田真央ちゃん。GPファイナル優勝おめでとう
氷の上でビールマンスピンをする真央ちゃんはまるでオルゴール人形のよう。
なんて可憐なんでしょう。表舞台に彗星のように登場してから大会に出るごとに驚くほどの成長を見せている。まだまだ伸びていきそうな予感。大輪の花を咲かせるのは何年後?でも厳しい、フィギア界、どんどん新しい選手が出てくる。追われる立場にこんなに若くしてなってしまったけどこれからが本当の正念場。トリノには出れないけど次のバンクーバの時もまだ19歳。がんばれ真央ちゃん!

その3
今日は保育園のクリスマス会。一生懸命練習してきた聖劇をお家の方の前で発表する。

「聖劇」というのは聖書の中にあるキリスト降誕を劇にしたもので物語は決まっている。だから、子ども達と一緒に考えていく創作的な劇遊びとはちょっと違う。ある意味、大人が設定して与えるものだが、キリスト教主義の保育園においては重要な活動だ。クリスマスといえばサンタクロースが来てプレゼントをもらってケーキを食べてというイメージだけど、本当のクリスマスはお祭り騒ぎではなくベツレヘムの小さな馬小屋で起こった静かな出来事だった。

マリヤ、ヨセフ、天使、ひつじかい、博士、ヘロデ王、兵隊、牛、馬、宿屋、ナレーターとたくさんの登場人物が登場し、讃美歌と共に物語が展開する。10月末ころから1曲づつ讃美歌を練習。何冊か絵本を見てお話を理解してから、ごっこ遊びを始めた。何回か遊ぶうちに自分がやりたい役が固まってきた様子。去年の5歳児がやった様子もとてもよく覚えている。3歳児クラスの時から天使がやりたかったと言う女の子もいた。女の子は天使、マリヤ、男の子は博士が人気。何度かみんなで話し合ったけど、子どもなり自分が何に合っているかということも考えており、11月中旬に最終的な配役が決まった。

台詞の書いてあるカードを用意し、裏のクリスマスツリーに練習するたびにシールを貼っていった。それから昨日まで、数えてみたら10個のシールでツリーは飾られていた。

子ども達の意欲が予想以上で上達も早かったけど、もっと声を大きく出そう、歌をみんなでそろえようとより高い目標を持って練習した。保護者でいっぱいになった会場に緊張感が走る。やるだけやったのだから堂々と自分の力を発揮してくれればいい。だってみんなにはものすごい力があるのだから…と舞台に出て行くひとりひとりの背中を送り出した。

保育園生活最後のクリスマス会、背筋を伸ばして胸を張った子ども達がいつもより大きく見えた。今日一日、ほんの20分あまりの間で本当に大きくなった気がしたよ。達成感と自信。一年生への扉が開いた瞬間だった。

こうして子どもはどんどん成長し、私は年をとっていくけれど、未来だけを見つめている子ども達と関われるってなんてステキなことなんだろう。子ども達に、そして神様に感謝します…。

円形ドッジボール

2005年12月09日 | 保育園
夕方の外遊びで円形ドッジボールをした。5歳を過ぎるとお友達と遊ぶ楽しさがわかってくるので、どろけん、はないちもんめ、あぶくたった、だるまさんがころんだなど、ルールのある遊びが盛り上がる。「中あてやる人~」と声をかけるとたちまちクラスのほとんどの子が集まってきた。ルールは簡単。まず、外野と内野を決めて外野は内野にボールを当てる。当たったら、内野は外へ出る。当てた、外野は中に入れる場合もあるけど、今日は時間がなかったので中に入れないことにした。

ところが…5歳児といえども、まだまだ“赤ちゃん”を引きずっている子がいて、投げて当てなきゃいけないボールに固執して抱え込む。自分の投げたボールをお友達にパスするのではなくて反対側まで追いかけて自分で取ろうする。友達がとったのも奪いとろうとする。頭の中は「ボクのボール」でしかなくなってる。1回もボールを取れない子、投げていない子もいるのに…。これじゃあ、ドッジボールのならないよ。まあ、普段からこだわりが強い子なんだけど、彼に振り回されてしまい「○○くん、そこまで追いかけないの。それはお友達のボールだよ~!!」叫び続ける羽目に…。

お陰で声がガラガラ~

聖劇

2005年12月01日 | 保育園
師走です…。一年、あっという間だなあ。街にはクリスマスイルミネーションが輝き始めた。最近は、外に電飾を施している家が増えてきたなあ。アメリカみたいだ。10年くらい昔、年末にLAのお友達のところへ遊びに行った時のこと。ビバリーヒルズのイルミネーションめぐりに連れて行ってもらったが、もう規模が違ってすごかった。ほとんど、全世帯のお庭がきらきら輝いているんだもん。サンタさんもいればイエス様もいる。お正月がないアメリカではクリスマスが盛大。年明けも続く。さすがキリスト教国だ。多宗教の日本はとりあえずきれいだから真似しちゃおうって感じかな。

東急ハンズとかにいくと楽しい電飾がたくさん売っていて、飾ってみたくなるけれど、いざとなると大変そう。電源はどこからとればいいんだろうとか、一晩中つけていたら電気代はどうなるんだろうとか下世話なことを考えてしまう。ああいうことが出来る人ってきっとマメなんだと思う。面倒くさがりな私は止めといた方が良さそう。

さて、教会暦ではアドベント(待降節)に入った。イエス様のご降誕を待ち望む季節。これからクリスマスまで、1周ごとにアドベントクランツのキャンドルが1本づつ灯っていくのだ。

キリスト教主義の我が保育園はクリスマス会で代々5歳児が『聖劇(イエス様の降誕劇)』をやることになっている。今はその練習の真っ最中。年長さんになったらと憧れていた劇。歌も内容も難しいけど、子ども達はおお張り切り!すごい勢いで上達中で、今日は、衣装合わせまでしてしまった。初めて、衣装をつけた子ども達は鏡の前を行ったりきたり。自分の役に対する気持ちもいっそう高まったみたい。「今日の劇、楽しかった~」「またお洋服着たい~」と大喜びだった。

♪世界ではじめのクリスマスは ユダヤのいなかのベツレヘム
 宿にも泊まれず家畜小屋で  マリヤとヨセフのふたりだけ

 グローリヤ グローリヤ グローリヤ グローリヤ 
 インエクセルシスディーオ♪

ぼや騒ぎ

2005年11月24日 | 保育園
大遅番の日は7時までお仕事。3時30分に子どもと一緒にしっかりおやつを頂くのだけど、6時を過ぎるとお腹がすいてくる。折りしも、世の中はちょうど夕食準備の時間。ご近所からは時々夕飯のおかずを作るいいにおいが漂ってくる。今日は、魚を焼くいいにおいがぶ~ん。子どもも「秋刀魚、焼いてる」だって。秋刀魚ってわかるなんてすごい。

ところが、しばらくすると…、園門のすぐ前のアパートからめらめらと炎が立ち上っている。火事だ!!延長保育の子ども達が10名余り、おやつを食べているところだったが、即、中断。赤ちゃんを負んぶをして正面玄関側に避難開始。何がなんだかわからずに泣き出す子もいたけど、命の方が大切だもんね。

子どもの安全が確保できたので消火活動を手伝わなくっちゃって様子を見に行く。すでに園長や近所の人がホースやらバケツやらで水をかけている。消防車が到着したときにはほぼ鎮火していた。家の中から出てきた男の子がガタガタ震えて「恐い、恐い」と言っている。ママとお姉さんが来るとようやく落ち着いたみたいだった。どうも、魚を焼いていて、火を止め忘れたかなにかしたみたい。燃えた魚の火が換気扇からめらめらと出ていたのだ。食欲をそそる、おいしそうなにおいの主は、とんでもないことになっていた…。

大事に至らなくてよかったけど、遅番の職員はパニくった。正面玄関に行く近道の事務室はすでに鍵がかかっているし、乳児組の子は上履きがないし。避難訓練をしていてもいざとなると、予想してなかった問題が出てくるもんだ。冷静でいるってことがいかに難しいことか身にしみた。みんなしばし興奮状態で負ぶった子を降ろすのも忘れていたくらい。

空気も乾燥しているし、皆さん火の元には充分注意しましょう。