ブラガンカはポルトガルの最北端でここより北はスペイン領、そしてこのあたりから真北にはキャンプサイトが非常に少ない。たぶん山ばかりになるのだろうか。昨日通ってきたポルトガル・スペインへの高速道路をまたスペインへ向かって走る。途中のヘザーの花はこの地域だけを派手に彩っている。
快適なスペインの無料の高速道路を時速120㎞で飛ばして今夜は ヴァラドリドのキャンピングプラッツへ泊ることにした。キャンプブックではこの町のプラッツには電気と水が無料だと書いてある。ところが行ってみれば下水排水とトイレの廃棄場所はあるけれどその他の設備は一切ない。諦めてこの町で一泊することにした。電気が来ていなくてもここの駐車場は町の真ん中にあるから、安全だろう。
駐車場の管理人に聞いたところではこの町の旧市街は川向う、橋を渡ってまっすぐ行けと言われてカメラをもって出かけた。
旧市街は教会と大学がほとんどで、教会だけでも5か所はあった。立派な教会のような建物の中を覗いてみたら大学と書いてあり誰もいない。
玄関は開いていたが中のドアは閉まっていたのでガラス越しに素敵な階段とタイル模様を写真に収めた。
きれいな建物はチャペルでその屋根にコウノトリが3組も巣を作っている。今まさに待っていた彼か彼女が帰ってきて ”お帰りなさい” と挨拶をかわしているところ。
この古そうな建物も横にヴァラドリド大学の文字が見えなければ決して大学とは思われない。
この日はまだ4月7日だというのに気温は27度にも上がり日向は暑くてたまらない。なるべく日陰を依って歩いていたら道に迷ってしまいずいぶん遠くまで歩いていたことが分かった。
日中着いたときは4台のキャンパーが停まっていたのに夕方帰ってみたら満杯、一般の駐車場にもキャンパーが停車してトータル30台以上はいた。