ミランダ ド ジューロはスペインとポルトガルの国境にあり、ポルトガルの最北端の大きな町ブラガンカへ行くのにカーナヴィをセットしたところ一旦スペインへ出てそこから高速道路でブラガンカへ向かうコースをとった。
この辺りは大きな山はなくほとんどが起伏の少ない農耕地帯であり、牧場の石垣にも平らなスレートを立てて垣根にしているところの多かった。
ポルトガルへ入る前の道路脇は一面ヘザーの花盛りでピンクに染まっている。この辺りではラヴェンダーの花は一切見えない。
ポルトガルの北端は岡の起伏が激しいから、カーナヴィも高速道路を選んだに違いないが、ミランダからブラガンカへ直接行く道路もある。
ブラガンカ の街角で停まったところに観光案内所があり、町の地図とお城への道筋を聞いた。お城の下の駐車場にキャンパーを停め、歩いて石畳の坂道を城門へ向かう。
この城は中世の城塞で高さ33メータのプリンセスタワーはポルトガルで一番エレガントといわれる。今現在のこのお城は武器博物館になっていて午後1時から3時まで閉まる。着いたのが1時過ぎで3時まで待っておれないから城壁の上を一回り歩いて、今夜のキャンプサイトへ向かったのは3時真近かだった。
城壁の上から見下ろすブラガンカの町。
城壁は完璧でどこにも壊れたり崩れたりしているところがない。城壁内の家屋はお土産店やレストランになっていた。
城壁の真下にキャンピングプラッツがあるが、電気も水もなくただで一晩中駐車できるだけ。電気がないところはあまり泊まりたくないと今夜はブラガンカから数キロ離れたキャンプサイトへ向かった。
町の環状線を彩る真っ赤な新芽が素晴らしい。