Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

6月の我が庭

2023-06-30 23:10:49 | 日記

毎年のことだけれど、温室に年中入れっぱなしの孔雀サボテンがきれいに咲きだした。

これまでどんどん株が増えて、とうとう先月7鉢を近くのチャリティでお花を売るというおばさんの家に持って行った。小さな蕾もついていたから、こんな見事な花が咲きだしたら、皆欲しがるだろう。彼女は先月のプランツセールで600ポンド収益があったそうでチャリティに寄付するそうだ。

今我が家の温室では大きな5鉢に全部で10個の花が咲いた。

かわいいカリフォルニアンポピーはよっぽどひねくれているのか、花壇では一本も出てこないのに前庭の石畳の隙間から芽をだし、もう2週間も次々花が咲いて見事。それも3か所も生えている。どうしたら花畑に芽が出るものやら?

年に1回しかドライブの草取りをしなかったら、今年も石畳の間から雑草ばかりしっかりと芽をだし、毎日両膝を付いて小さなナイフで石畳の間を削りまくった。

2時間でできるのは2メーターほど、日中は避けて朝夕2時間ほどづつ、頑張った。今までキャンパーがあったからその下の雑草が取れなくて諦めていたが、まだパイロットO君が返してこないうちにと汗を流した。

約2週間半かかってやっと満足した出来上がり、初めのころにむしったところからまた小さな若芽が出ていてがっかりした。

タチアオイの花が咲きだすと英国は真夏。先週までの2週間は暑かった。英国には冷房装置や扇風機もほとんど無いから、暑さになれていない年寄りは大変だろう。ただあまり湿度がないからまだましだが、たまに雨が降る前の暑くてむしむしするときは耐え難い。

裏庭の一部にはアナベルが咲きだした。まだ薄緑の小さな花もあるがすぐに大きくレースのような純白の花が咲きだす。

鉢植えのピンクがくアジサイ。もう30年近く前、友達とカーブーツセールへ行って花屋で見つけたもの。私のはずーと鉢植えで、今年も優しい色合いで可憐な花を咲かせてくれた。

今年4月ポルトガルの道端で見つけた野生のスイートピーの原種。多分昨年の花の種だったのを持って帰って鉢植えにしたらどんどん大きくなり花が咲きだした。

お花自体は1センチほどの大きさだがかわいい色合いで、当分花を楽しめそう。友達から種を所望されている。

 

 

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ジュードの誕生パーティ

2023-06-27 06:35:48 | 日記

ジュードは今年8歳になる。彼の誕生日は5月27日だけれども、毎年5月末は学校のハーフタームと呼ばれる1週間の休みとぶつかる。すると親は子供の休みにほとんどどこか旅行に行っているから、学校の友達と誕生日を楽しめない。

それで娘は今回のパーティを企画予約した。

場所はセカンダリースクール(11歳から18歳までの学校)の広大な食堂でローラースケートパーティをやるというもの。日曜日の朝から娘の家で巻きずしやサンドイッチを作り枝豆をゆで、娘はインターネットで買っておいた参加人数分のランチボックスに、寿司かサンドイッチを詰め、一番下の容器にフルーツの詰め合わせ、子供の好き嫌いとアレルギーの有無を確かめて各ボックスに名前を張り付けた。

ジュードはおっかなびっくり私がしっかり捕まえて2周りもしたら、よほど怖かったのだろう。小さな女の子たちがすいすいと滑っていく。背の高いDJの男性がヘルメットにマイクをつけて音楽に合わせ子供たちをリードする。

途中で靴が合わなくて足が痛いというから、行ってアジャストしてもらった。

スケートをしたくない子供たちのために家からたくさんのゲームも持ってきていたので子供たちはそれも忙しい。

靴が足にフィットしたらしく自分一人で歩くように何周もして、娘とパトリックを喜ばした。ローラスケートは2時から4時までその後1時間誕生パーティで、DJ が皆にHappy Birthday の歌を歌わせた。それも何回も。

お寿司の嫌いな子供は少なく、べんとうBox には5個づつしか入れなかったら、

大人用に持って行ったお寿司の半分以上が、何度もお代わりに来た子供たちに食べられてしまった。チーズサンドイッチは誰も欲しがらない。最近ではスーパーでも寿司を売っているくらいだから、寿司を食べたことのない子は数人しかいなかった。

締めくくりはバースディケーキにろうそく8本立てて、またDJがHappy Birthday Dear Jude と歌ってパーティを終えた。大人も子供もローラスケートで汗を流し楽しかったらしい。なんとも変わったパーティだった。

 

 

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孫の学校のSchool fare

2023-06-27 00:10:04 | 日記

先週土曜日の午後、孫のジュードが行っている学校でスクール・フェアがあった。

これらのファンフェアーの乗り物は学校が損を覚悟で借りているもので、ジュードはお小遣い5ポンドをもらってあちこち走り回っている。

ローカルの空手教室から生徒と2人の先生が来てデモンストレーション。観客の拍手喝采をあびていた。のちにクラス勧誘のビラが配られた。

飴のお店

子供用のネックレスや腕輪、イヤリングなど安く売っていて、女の子に人気があったが、ジュードも入りびたりでお菓子をつないだねっく

子供向けのネックレスや指輪、腕輪などを安く売っているお店で子供たちが入りびたり。ジュードも何度も行って、お菓子で作ったネックレスを買ってきて首に下げている間にいつの間にか食べ終わっていた。

ケーキや飲み物を売っていたお店で私も大きなケーキ1切れ1ポンドで買った。

一番人気があったのがギロチンスタイルの先生に、濡れたスポンジを投げつけるゲーム。子供のことだから顔に当たることはあまりないが、見ていて先生も大変だなーと気の毒になった。

 

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グラストンベリー・ミュージック・フェスティバル と 西洋菩提樹

2023-06-24 23:49:13 | 独り言

グラストンベリー・ミュージック・フェスティバルがひらかれている。

英国サマーセット州の農場で、1970年農場経営のマイケルイーヴィスが始めたもので、当時の参加者1500人、入場料が1ポンドだった。

昨年6月2年間のコービットの閉鎖から初めての参加者210,000人入場料280ポンドだったそうだ。

今年6月21-25日の入場料335ポンドプラス予約金5ポンド。毎日BBC で宣伝しまくっている。

私は今までこのポップミュージックには興味もなくて一度もこのブログにも書いていない。

ところが今年このフェスティバルを書こうと思ったのは・・・・・・・

娘婿のパトリックの親友に英国航空のパイロットO 君がいる。彼は毎年このフェスティバルにチャリティワーカーとして行っている。今年4月頃から我が家の前庭に鎮座しているキャンパーを何度か治しに来た。

さすがパイロットともなればメカに強く、3年間一度も動かなかった車をエンジンがかかるまでに治し、あとは専門のメカニックが来て一日中手入れしていたが、5月パトリックは車検に持って行って完全に治った。

それでかのO君は今年のフェスティバルではこのキャンパーに寝泊まりして、会場整理やアドミンの仕事をするそう。テントは暑くて眠れないので我がキャンパーは彼にとっては一番の楽しみ。ここでのチャリティは OXFAM, GreenPeace, Waterade の3つにしぼられていて、彼の報酬は直接Oxfam へ送られるそうだ。

新聞でも毎日このフェスティバルのことが載っていて、若い新婚のドクター2人がここでWaterade のチャリティーのためにトイレ掃除をするのだと。

先週金曜日、ロスアンジェルスからヒースローに着いてすぐ、我が家まで自家用車で来たO君はキャンパー内のオリエンテーション後大喜びで運転して自宅へかえっていった。 

翌日キャンパーは快調だったとメールが来た。

明日までの5日間雨が降らないよう神様、雷様、お願い。30万人もの若者たちは此の農場でテントを張って毎日の音楽祭に臨む。何年か前のニュースでは泥にまみれた若者たちが映っていた。

 

先週日本の誰かのブログで菩提樹に花が咲いたとの記事があった。その花がこちらではよく似た花を見ることがあって、調べてみたら英国の街路樹にあるライムの木だった。それでライムを日本語で見ると西洋菩提樹と出た。リンデンバルムはドイツ語なのです。

今が真っ盛りの菩提樹の花、木の下へ行くと甘い香りがする。

昨年駅へ行く途中のフラットの道端できれいな葵の花が咲いていた。この花上2枚のうち下の銭葵より花は大きく色も鮮やかだが、タチアオイより花も小さく木も1メーターにならない。今年も種をしっかりとって来年はもっとたくさん植えてみよう。

昔から持っているサボテンに花が咲きだした。上の黄色の花は三日ほど持つが、ピンクのは朝開いて夕方にはしぼんでしまい、がっかり。

もう30年ほど前、お隣の奥さんからもらった種で増えたニゲラ、英語では霞の中の悪魔 その名の通り増えて増えてどんなに抜いてもあちこちに生えて花が咲いている。初めは一重の花だったのにいつの間にか八重の花弁もある。

 

 

 

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大英博物館 中国展 1644-1912年 清王朝

2023-06-19 07:26:29 | 日記

ペルシャ、ギリシャの特別展と同時に中国展も5月18日から始まった。いつも特別展は有料で、始まった最初はものすごい人、今回は中国人が多かったそうだが、6月に入っての週日では行列を付くほどでもなく、自由に写真を撮ったり見て回ることができた。

17世紀明王朝を滅ぼし、清王朝が中国を征服,栄華を謳歌した260年間の文化展。皇帝の上着は9頭のドラゴンが刺繍されている。

1860年以前では政府高官や金持ちの商人たちが、このような容器(Snuff Bottleという)にたばこを詰めて一種のステイタスだった。

此の上着は1875-1908年に清王朝を治めた少年皇帝が着たものと思われる。

さすが中国ならではの立派な大壺。

中国オペラに使われた衣服。

蒙古やチベットの仏教が清王朝では信じられた。日本にもある千手観音にやや似ている。

軍隊の騎手隊長の衣服、日本の鎧兜に匹敵する。

 

清王朝の女性のファッションと取り外しのきく襟。非常に豪華なものだった。

女性のかぶった冠?帽子?

王朝内の女子供の生活を描いた絵画。

我が家にもよく似たような置物がある。

子供の衣服だがパッチワークで作られた模様がすごい。

子供用のかぶとみたいなものだろうか?

女性が外出用にかぶった帽子。

王朝の高位の女性は子供の時から足を縛って、小さい脚ほど魅力的と言われサイズ10センチほどの纏足の靴。女性が逃げられないようにした。

 

漆塗りの黒枠に金色の絹を貼り薄い木片や貝で模様を描いた屏風。

20世紀に入った中国では英国へ行ってきた中国人による英国の風景や汽車の絵などが展示されていた。日本が明治初期外国の生活や風景などに興味を持って書き表した書物が多かった。

約1時間ほどで特別展を見て、博物館を出ると素晴らしく良い天気でとにかく暑い。

沢山のグループの学校の生徒たちが、見学に来ていたが、子供たちが見て楽しむものがあるかは???

 

 

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大英博物館 ペルシャからギリシャまで

2023-06-16 19:16:08 | 日記

今回のペルシャからギリシャまでの特別展は、当時の貴金属やぜいたく品などの展示。

上2つの頭像はキプロス島で発見された。

鼻が欠けた石の像はギリシャ、ペルシャの影響大で、特にひげの表現はペルシャ、冠はギリシャスタイルである。

ブロンズの像はギリシャのアポロ神で460-450BCの作であろう。

古代社会では紫色は自然に取れるのが難しく、此の巻貝からとれた紫染料は金より高価だった。紫色の衣服はペルシャ、ギリシャ、ローマでも最高位を表す。

王族による饗宴に使われた、Drinking Cup。こんなもので飲んだワインなどおいしくないと思うがどうだろう?

ペルシャのドレスを着た女性が小鳥とザクロの花を持っているのが彫刻されたペンダント。

古代社会では金が高価でありまた加工しやすい金属であったため、このような精巧な腕飾りなどが作られた。

550-331年BCまでペルシャを統治していたアケメネス朝の朝廷衣服。こんな古代社会で細かい模様の布が織られていただけでも驚く。それに小さな金の飾りが縫い付けられている。

 

ギリシャのアテネ人たちは銀やブロンズで作られた高級品を真似すべく、黒の輝く陶器で形をまねた。これらは飾りだけにしか使われなかった。

9個の金の飲み物容器はブルガリアで発見された。この地域は過去においてはペルシャ文化とマセドニア文化をつなぐ橋の役目をしていた。

トルコで発見されたマセドニア・アレクサンダー大王か息子フィリップ2世の冠をまねたものと思われる。(350-300BC)

古代アルメリアのブロンズ像はギリシャの女神アフロディーテかアルメリア・ペルシャの女神アナヒータといわれる。目には高貴石かガラスが入っていたらしい。

ブルガリアから出土した金の飾り。一つ一つが顔になっている。

古代ギリシャに影響を受けたヘレニズムの芸術作品。ガラスの皿

ガラスに金を入れた芸術作品は300-200BCの作品。小さなガラスの壺。

 

 

 

 

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アルパカウォーク

2023-06-05 23:58:30 | 日記

娘は孫のジュードの休みの間、あらゆる経験をさせるためにいつも予約を取って出歩いている。昨日日曜日の午後は、セヴンオークスにあるアルパカウォークに行かないか?と誘ってくれた。ここは田舎の小山全体がシャクナゲに覆われた小さな農場兼お店で、入場料無し。アルパカの食べ物や食堂でのスナックなどにお金が要る程度。

かわいい2頭のアルパカはこの時期毛を刈られて、バリカンの跡目がくっきりした夏姿。冬は毛が20センチほどになるそうで、刈り取られた毛はどこかの工場へ売られていくそうだ。

刈った毛を触らしてもらったが羊の毛よりずいぶん柔らかく、カシミヤなどの高級衣類に使われるのだろう。

アルパカとラーマの違いはアルパカがずいぶん小さいそうだ。

ふぃたりの若い飼育係に連れられて、私たち見学者20名ほどは、細い山道を登った。

あたり一面色とりどりのシャクナゲが今盛りに咲いている。

2頭のアルパカは大変おとなしく、途中の道端で道草を食べながらのぼっていった。

親子連れが多かったから、途中の道から子供たちが一人づつ、アルパカの綱を引いて10メーターほどを登り降りする。必ず2頭が一緒に登らないと拒否されるので、もう1頭が準備できるまで道草を食べながら待っている。

 

 

この山全体にいったい何本のシャクナゲがあるのか分からないが巨大な錦の小山という感じだった。

帰りの道端で見つけたこの花、ノルウェーの山辺でたくさん見かけたがイギリスでは初めて見た。

 

帰ってお食事時間、袋の中には穀類が混ざったもので一袋1ポンド、もちろんどこの親も子供たちに経験してほしいから買って、手から食べさせていた。

お店も大小の鉢植えのシャクナゲが売られている。シャクナゲは庭に植えると、大きくなってほかの植物が育たなくなるから、こんなところで見るのが一番望ましい。

 

 

 

 

 

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オペラハウスとアンティーク・ロードショウ

2023-06-05 05:24:55 | 日記

先週水曜日の夜、オペラハウスの安いチケットのオファーがe-mailできた。

すぐに頼んだのが金曜日の夜の立ち席、19ポンド。

ところが金曜日もまた電車のストライキだとは知らなかった。金曜日の朝近くの駅へメトロ紙を取りに行って、あたりが静かで信号もインフォメーションもなくて不思議に思った。かえってインターネットで調べて初めて知った。

そこで娘の近くの駅からヴィクトリア駅まで電車が走っているのを見つけ、早めに行ってオペラハウスのあるコベントガーデンで待とうと思った。

ヴィクトリア駅から地下鉄で一駅のグリーンパーク駅で乗り換え、此の乗り換えの地下道が延々と長くて、今ここで停電か火事で煙でも出たら完全にあの世行き、だと思ってうんざりして行った。

コヴェントガーデンは昔の花市場、マイフェアレィデイで一躍有名になったところ。このところ毎日午後になると晴天で暑くなり、ものすごい人出。

久しぶりのオペラハウスは超満員。真ん中の座席は一人百数十ポンド。

今夜の出し物イル・トレバトーレ(Il Trovatore)侯爵とジプシーの男性が一人の女性を巡って争うストーリー。

立ち席だけれど舞台がまっすぐ見える席は文句なし。

 

舞台装置も服装も歌手もそろっていて素晴らしかった。今回のオペラハウスはメトロポリタンのオペラ映画よりもずっと良かった。

10時10分前に終わってすぐ急いでエンバンクメントまで行き、ヴィクトリア駅への地下鉄に乗った。10時15分の帰りの電車に間に合うと急いでいったのに、駅は閉まっていた。やっぱりストライキだったのだ。

仕方ないから地下鉄2回乗り換えてロンドンブリッジ駅へ行き、バス2回乗り換えて我が家に着いたのは12時 Just!!!  本当に腹の立つこと。電車で帰れば40分で帰れるところを2時間もかかってヘトヘト。

 

今日日曜日、クリスタル・パレスでBBCのアンティーク・ロードショウがあると聞いていたので、ぜひ行ってみたいと思っていた。日曜日の朝はバスのサーヴィスが悪く日ごろの倍の時間をかけてクリスタルパレスへいった。

もう9時半撮影は始まっていた。

こうして並んでいるのは、持って行ったアンティークの品物を鑑定してもらうためで、私も父が残した中国の2人の仙人の置物を鑑定してもらうため並んだ。

此の置物はそんなに古くなかったと見え、鑑定士もああこれはよくある中国の・・・と言ってバリューも数百ポンドといわれた。

此の行列はまた何か別のものらしい。いつもテレビで見るほどたくさんの人がならんでいなかったし、広大な公園で天気も良かったから、いつ報道されるか分からないけど楽しみ。

 

 

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エルサム パレス (Eltham Palace)の花

2023-06-02 22:12:56 | 日記

此のところ雨が降らない。地面はからからに乾いて鉢植えのプランツがしおれてきている。せっかく芽を出した野菜も水が少ないから大きくならない。

それに毎朝曇り空で風が強く気温も10℃から14℃くらいで寒い。午後になると日が差してくるからなお地面はからからになる。

木曜日の朝遅く娘が孫と友達の娘を連れてエルサムパレスへ行くと言う。今週は学校のハーフタームで一週間のお休み。5月の終わりに冬のコートを着込んで出かけた。

娘と子供たちが家で巻きずしを作ってきてくれたから、私は何の準備もせずに連れて行ってもらった。このパレス何度も行ったことあり、以前に内部は写真をブログに載せているから、今回は庭のお花を載せてみた。

遠くから真っ白に見えたこの花、なんじゃもんじゃの花ではないかと思う。英語ではフリンジツリーと呼ぶそうだ。

きれいなハナミズキ英語名はドッグウッドと呼ぶ。

ナデシコ科かすみ草属のGypsophila あまり花のない庭中に咲いていた。

この花は珍しい今まで見たことがなかった。インターネットでしらベてみると、チリやアルジェンチン原産とのこと。名前はFabiana Imbricata またの名をピチピチと呼ぶ。

宮殿のレンガの壁に登っていたCliming Hydrangea 蔓アジサイ。

此の強烈な色のジャーマンアイリス、ヴァン・ゴッホの絵、アイリスを思い出させる。

ひとつづつの花の形が面白いビバーナム(Viburnum)日本語ではガマズミと呼ぶそうだが?

 

優しい色合いのアイリスとオリエンタルポピー、此のけしの花苗は私の庭にも植えてあるが今年も花が咲かなかった。

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ナショナルギャラリー その2

2023-06-02 04:15:11 | 日記

ヘンリー・エドモンド・クロス(1856-1910)By the Mediterranean (地中海にて)

この人も同時期点描画をえがいていた。

テオ・ヴァン・リセルバーグ(1862-1926)の巨大な点描画で Alice Sethe アリス・セス この人はブルッセルで活躍していたがオランダの織物商の娘アリスの全身像を描いた。この絵はスーラが展示するよう勧めたという。モーリス・デニス博物館フランス所有 素晴らしい点描画

上と同じ画家の点描画でThe Sceldt upstream from Antwerp, Evning (アントワープの上流の夕暮れ)この作品ますますスーラの風景画に似てきている。この絵はベルギー、フランス、ヴェニスなどで展示された。

パブロ・ピカソ(1881-1973)の初期(1901)の絵、画題の人はガスターヴ・コクイオという作家・評論家でピカソのパリでの初めての展覧会に展示された。

上2枚の絵は背中合わせに展示されたピカソの初期1901年の絵、上の絵は特別席の女と題され、下はアブサンを飲む売春婦。説明によれば、2枚の絵は手法が全く違う。

上2枚の絵はガスターヴ・クリムト(1862-1918)の絵でロンドンでこの人の絵を見るとは思わなかったので驚いた。

2人の女性はウィーンの上流社会のアーティストで自分のサロンをもっている。上の作品は1904年作、下は1912年作。

エドワード・ムンク(1863-1944)の The death Bed この絵は一目でムンクの作品とわかる。私はこの絵をオスロの美術館で見たことがあった。と言っても好きな画家ではない。

Kathe Kollwitz(1867ー1945)カス・コルヴィッツの Pair of Lovers (恋人たち)

題名にふさわしくないこの像、子供を亡くして嘆き悲しむ妻を抱きしめて嘆いている夫のように見えて、悲しみの表現が心打つ。

カス・コルヴィッツ博物館 ケルン所有

此の鮮やかな色彩、一目見てカンデンスキー(1866-1944)と分かった。ロシア生まれのカンデンスキーはミュンヘンで絵の修業をし、ドイツババリア地方で住んだ。Bavarian Village with Field(ババリアの村とフィールド)

Andre Derain (1880-1954)アンドレ・デレインは1905年地中海沿岸の小さな魚村でマチスの家族と過ごし、この絵 Madame Matisse in a Kimono (着物を着たマチス婦人)を描いた。 個人所有

上2枚はピカソの絵、上が Woman with Pears  (女と梨)女性に見えない。ピカソの1909年のキュービズムの作品。

下は1910年キュービズムのポートレート

一目でベートーヴェンではないかと思ったらやっぱりそうだった。この製作者Antoine Bourdelle (1861-1929)はベートーヴェンの音楽を聴いて彼をイメージしたそうで実際ベートーヴェンは1770-1827で会っていない。

電車がストライキというのであまり人がいないと思ったのに、ナショナルギャラリーの無料展示場は人でいっぱいだった。水曜日の午後と言えば働いている人たちが見に来るはずはなく、観光客だろう。有料は一人24ポンドもするから、特別興味のある人でないと入らない。だからゆっくり見て歩くことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ナショナルギャラリーの After Impressionism

2023-06-01 06:13:26 | 日記

ナショナルギャラリーはロンドンのど真ん中、トラファルガー広場に面した巨大な建物で、入場無料。しかし特別展は有料で最近は予約なしでは難しい。

娘がこの特別展 After Impressionism の予約を入れて支払いをしていたのに、この日ほかにも予約があって、キャンセルできないから私に行ってくれと頼まれた。あいにく今日は電車のスト!!昨年暮れから延々と続いている。毎日ではないから救われるけど、やってるほうも飽き飽きするのじゃないかと思える。

それでバス2回、地下鉄2回、乗り換え、片道1時間半かかっていってきた。さすが大英帝国だったナショナルギャラリーの特別展、素晴らしく写真を撮りまくって楽しんできた。

今日と明日の2回にわたって写真をのせたい。 

セザンヌの静物画。やっぱり色がきれい。

セザンヌの実家のあるプロヴェンスの風景画

ゴッホの Woman from Arles ほぉぉぉ、ゴッホがこんな絵も描いていたのかと感心した。個人所有の絵。

ゴッホ(1853ー1890)が1875年に亡くなったミレーの作品に感化され、彼が亡くなる前の1月、精神病院に入院中に描いたもの。Snow-covered Field with a Harrow

ゴッホ作 Sunset at Montmajour 彼の習作の一枚。

ゴッホの亡くなる一年前1889年作、Landscape with Ploughman(農夫の居る風景)

入院中の窓から見える風景を描いたもの。この激しい色遣い、筆の運び、本当に惜しい人を早くになくされたと思う。

ゴッホ作 Houses in Saintes-maries-de-la-mer 南フランスの海岸線の家々。ゴッホがこんな穏やかな絵も描いていたことになんだかほっとする。 個人所有

デガの フォイヤーで練習中のバレリーナー達。 コペンハーゲン・カーリスベリーG所有

デガの Combing the Hair 髪をとく 有名な絵 のちにマチスが所有し彼の作品に影響を受けた。 ナショナルギャラリー所有。

ポール・ゴーギャンの Vision of the Sermon (Jacob wrestling with the Angel)説教を想像した図。

ゴーギャンは日本の版画絵を収集し、その影響でこの The Wave (波)を描いた。

ポール・ゴーギャン(1848-1903)Nevermore (もう2度と・・・しない)

タヒチの15歳の彼の妻

ペルー生まれのゴーギャンはインカの末裔と信じていた。今私が読んでいる本は 神々の指紋 というグラハム・ハンコック大地舜訳で、インカの文化や過去からの遺産の話でとても興味がある。

ジョージ・スラーの点描画。The Channel of Gravelines Grand Fort-Phillipe

31歳で亡くなったスラーの手法はポールシグナック(Paul Signac)に引き継がれた。

ポールシグナック(1863-1935)の Setting Sun、Sardine Fishing (夕日とイワシ漁)  ニューヨーク・モダン・アート博物館所有

上のイワシ漁の絵の接近写。すごい点描画。

ポールシグナックのBartaud's Pine (バートウドの松)

接写すればどんなにたくさんの色が重ねられてあるかが分かる。

 

 

 

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カペルマナーその2

2023-06-01 05:07:29 | 日記

友達からカペルマナーに招待されたこの日は、サボテンの展示会をしていたので、我が家にも相当あるサボテンに興味があって、見にいったもの。

確かに今まで見たこともないようなサボテンがいっぱいあって、写真を撮りまくった。

こんなかわいい花冠をつけたサボテン。

 

 

此のサボテンなんていったいどこから生えているものやら、不思議な植物。

昔父がサボテンに凝ってたくさん集めていたけれど、この写真に挙げたようなのは一鉢もなかった。面白いサボテンがたくさんあるものだと感心した。

赤いイトトンボ、青いのはこの国でもよく見るが今日は初めて。

長さ5センチくらいの塩辛トンボみたい。英国ではあまり大きいトンボは見たことがない。

まるでモネの絵でも見ているような、小さな池に落ちた花弁と池の藻。

此の庭には何でもありーどこかのトーテンポール?

まるでアワのようで食べられそうな棕櫚の実。

この日は祝日で人出が多いそう。いつもはほとんど人を見かけないと友達夫婦は言っている。

もう10年ほど前この庭を訪れた時、この庭が古い廃墟を演出するため、どこからかこんな庭の建物?か飾り物?かを買い入れたと言っていた。今では庭の一部に溶け込んでいる。

日本庭園のもみじのプロペラが赤くてきれい。

 

 

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