Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

オペラハウスー蝶々夫人

2022-06-25 07:01:45 | ロンドン周辺

今週火曜日と木曜日は英国鉄道(British Rail)のストライキだった。それで火曜日と水曜日に予定されていたオペラハウスの公演はキャンセルされた。水曜日はストではないが、朝交通が再開されるのに時間がかかるためと、また夜中からストに入るためほとんどの通勤者は出社していなかった。

木曜日も危ぶまれたが、火曜日に同時ストライキされた地下鉄が、木曜日は動いていたため、キャンセルを免れた。

私の住んでいる地域には地下鉄がなく、電車(British Rail)だとロンドンのチャリングクロスまで25分で行ける。ストでは仕方がないから、午後2時前からバス2台を乗り継いでロンドンへ向かった。バスはヴィクトリア駅へ向かっていたが、途中に地下鉄の駅があり、そこで降りて地下鉄でチャリングクロスへ。まだ3時過ぎでは早すぎるため、そのままチャリングクロスを通りすぎて、大英博物館へ行った。

最近のロンドンは観光客が多く、大英博物館は無料のこともあり、いつもたくさんの観光客であふれている。

持って行った食べ物やお茶など飲みながらのんびり2時間ほど過ごしたら、いつもは遅くまで開いている博物館が5時過ぎに閉まるからとおいだされた。職員も帰宅が大変なのだろう。

そこから歩いてオペラハウスへ向かった。どこもかしこもたくさんの人。

5時半過ぎにオペラハウスのカフェーでフランスから来た友達のN子に会い一緒に7時に約束している友達2人を待った。

オペラ蝶々夫人は明治時代の長崎が舞台で、当時長崎で外人と接触できるのは芸者しかいなかった。オペラの蝶々夫人は家の没落で売られた15歳の娘で、アメリカ人のピンカートンは歌の中でもアメリカに帰ってちゃんと結婚すると言っている。オペラ歌手の間では、ピンカートン役は敬遠されるという。実際今日のオペラでもピンカートンが出てきて挨拶しても大して拍手はないうえ、ウーと言う声も聞こえた。

 

白服がピンカートン、その横の薄茶の服がアメリカ領事ーこの人はとってもいいバリトンだった。

 

以前はこのオペラを見る度人種差別に怒ったものだが、音楽が素晴らしいからまた見てしまう。特に今回のオペラはすばらしかった。

と言うのはいつも蝶々夫人になるのは太った西洋人でとっても15歳にみえないし、可憐さがない。今回初めて日本人の蝶々夫人を見た。

 

 

 

ソプラノの中村えりさんはずいぶん前にツーランドの中でわき役で出ていたのを見たが今回は晴れて主役。とっても小さい人でこんなに小さくてあの大役が務まるのだろうかと心配して見ていたが、あとになるに従い、素晴らしい声で感激した。

 

 

ストライキにもめげず観客も1-2階は空席がほとんどないほど満員だった。

蝶々さんの歌には盛大な拍手が何度も送られた。

出演者のすべてが名前を見る限りでは、英国人には見えない。

10時過ぎに終わってすぐ地下鉄とバスでロンドンの北の友達の家に泊めてもらった。2時間もかかってはバスを乗り継いで自宅へ帰ることはできなかっただろう。

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夏に至る前

2022-06-22 00:04:50 | ロンドン周辺

今日は夏至、今日のブログは、5月末からきょうに至るまでのわが家の近辺とニュースを少々。

6月に入ってから、女王様の戴冠70周年記念で盛り上がったのもつかの間、今日21日、23日、25日の3日間 英国鉄道がストライキ、おまけにロンドン地下鉄も便乗、やっとコロナの影響から逃れ出たと思ったのに、なんということ。

世界中が物価高、生活難になってきているというのに、鉄道労働者は賃上げ要求。これで他のスト賛同の会社がストを始めたら全く1970年代に逆戻り。 サッチャーさんのような労働組合を手なずけるような強いリーダーがでてこないものか?

木曜日にオペラハウスで蝶々夫人のオペラを楽しみにしていたのに、今入ったニュースによれば、ストのためキャンセルだって。もう数週間前から楽しみにしていた。

 

5月末のメインロードの道端に大きなディープフリーザーが捨てられていた。

中には腐った肉が悪臭を放って流れ出た血が歩道を染める。いったいどんな人がこんなことをするのだろう。幸い土曜日の朝にここを通ったら全部取り除かれて地面に血の後だけが残っていた。

 

1週間ほど前、駅へ行くメインロードにまたごみの山、わが家の周辺にはスポーツグラウンドが多く、住宅地でないから、夜の間にこっそりと大型ごみを捨てに来る人達が絶えない。

カウンシルのごみ収集の人たちが朝から特別出勤でこれらを片付けていた。これってすべて私たちの税金から支払われる。私の住むカウンシルには大型ごみを無料で受け取ってくれる場所があるが、隣のカウンシルでは有料だから、ここへ捨てに来るらしい。

 

私のカメラは望遠が効くが、接写は良くない。最近発見したのが、スマホのカメラが非常に良くて、凝ってしまった。まずは散歩道のスギナ。まるでグリーンの花火みたい。

 

このカリフォルニアン・ライラックも接写してみるとなんて素晴らしい花だ。

これはエルダベリーの花、この木は非常に強い木でどこにでも生え大きな木になり、5月末にこんなきれいな花を咲かせる。この花を集めてできるのがエルダベリーシャンペンやエルダベリーコーディアル、なかなかおいしい飲み物になるが問題は砂糖を1㎏も使うところ。

 

よく似た花だがエルダベリーは灌木、この花は野生のパセリの仲間でアンジェリカ、こうして接写して見れば可愛い花だが、あまりにありふれた道端の雑草で、だれからも顧みられない。

 

 

我が家の前庭もなんだか最近流行のワイルドフラワーガーデンの様になってきた。

 

この上の接写の花は信じられないくらい可愛いが、庭の大敵のカウパセリ。絶対に根絶やしにできない。

最近では諦めモードで庭の花の一部にしているが、こんなに難しい植物もない。

 

西洋オダマキ、 一度も植えたことはないがどこかに何時も咲いている。

この花 Love in mist(カスミの中の愛)と名前はいいが実際これも根絶やしにできない雑草。またの名が Devil in the Bush(藪の中の悪魔)

もう20年も前隣の奥さんからもらって撒いた種から庭中に芽が出て、石畳の間も構わず、本当に困ったものだ。本当に悪魔だ。

 

 

 

毎年前後の庭に種をばらまいて勝手にたくさんのダブルのポピーの花が咲いたものだが今年は少ない。

赤のダブルが消えてしまった。一重の花は良く見れば可愛い。ポピーがいいのはたくさんの蜂が一日中大騒ぎしているところ。

ダブルのポピーによく似たシャクヤク。シャクヤクには蜂は来ない。

 

2年前に友だちからもらったアリストロメリア・インディアンサマーと言う。鉢植えでどんどん増える。

最近の暑さでやっと咲きだした孔雀サボテン。温室の上をリンゴの木がかぶさってしまい、太陽が当たらなくなったため、どんな植物も成長が遅くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ロンドン塔の花畑ーその2

2022-06-18 18:19:37 | ロンドン周辺

この日は英国でも珍しい猛暑だった。帰宅して裏庭に面したフレンチウインドウを開けた途端熱風が吹き込んできた。

室内温度は29度、もう50年もこの国にいると寒さには強くなるが、暑さには耐えられなくなる。ただ日本ほど湿度が高くないだけが救いだろう。

友だちからのメールによれば29種の花が植えられているそうだが、1種類でも花の色が何色もあってはものすごい種に違いない。

 

 

 

 

チケット売り場の近くのインフォメーションでは、この企画はバーバリーがしたものと言う。

バーバリーと言えば日本でも良く知られている高級レインコートで有名、こんなお店が収益の一部をこうして社会に還元するとは本当にうれしいことだ。

 

 

 

 

 

このモートは2014年、第一時世界大戦終戦100年を記念して、戦死者の数だけの真っ赤なポピーの花を植えたところ。ポピーは陶器で作られていて、私もその時ボランティアーとしてこのモートに入ってポピーを植えた思い出の場所。

2014年9月のブログ記事一覧-Reiko's Travel 記事と現在の英国事情 (goo.ne.jp)

 

 

 

 

たとえミックスフラワーでもしっかりと色分けされており、無造作に種をまいたのではないことが良く分かる。やっぱりしっかりした専門家庭師の仕事だろうとおもわれる。

 

 

 

 

 

チケット売り場は長い行列でその人たちがロンドン塔内部に入るのか、花畑をめぐるのかはわからなかったから、午後1時にタワーを去りロンドンブリッジ駅へ向かった

サウスバンクのロンドンブリッジ駅への途中、インドアーのレストランの明かりと、ガラス窓に映る公園のひとたちが面白くてこの写真を写した。なんだかこの世でないような幻想の世界。

 

 

 

 

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ロンドン塔の花畑-その1

2022-06-18 00:41:54 | ロンドン周辺

昨日友達からロンドン塔に素晴らしい花畑ができたと聞いた。今日は今年最高の気温になると報道されていて、だれも一緒に見に行きたいという人がいなかった。

今朝思い立って朝11時の電車でロンドンブリッジ駅からタワーブリッジを渡ってロンドン塔へ向かった。

 

テームズ河畔のロンドン塔はサウスバンクから見ても、すごい観光客がうごめいているのが見える。

タワーブリッジの上から見下ろしたロンドン塔前の人込み。

 

 

 

ロンドン塔の外堀(Moat モートという)を埋め尽くすワイルドフラワー。

これは今年の女王様の戴冠70周年記念プラチナムジュブリーの一環として計画されたものだそうな。

 

 

 

外堀の外側には歩道がありそこから堀の中を見下ろし写真を撮ることができる。こうして花畑の中を歩いている人たちは、お城の外壁で入場料9ポンドを払った人たち。

 

 

 

 

 

 

 

いったいどれほどの種類の花が集められ植えられたものか?

私の近所の英国人の友達は5月末ジュブリーの1週間前にここへ見に来たそうだが、まだ早くてお花は一本も咲いてなかったそうで、彼女の妹さんの誕生祝いにここの入場券を7月初旬の日付で買ったそうだ。

今日の暑さ、それまでにこの花たちが枯れてしまわないだろうか?

それにしてもなんて素敵なアイディアだろう。こうしてあらゆる国の人たちが訪ねてきてひと時を楽しむことができる。

 

 

 

 

小学生か幼稚園の子供の団体が、お花畑を行く。彼らが成人してこんな日のことを思い出すだろうか?

それにしてもラッキーな子供たちではある。

 

 

感激のあまり200枚以上も写真を撮り、ブログに載せるのを選んだけれど、どうしても削れなくてまた明日半分載せることにした。・・・・・・それにしても暑い、英国の家には冷房装置はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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グル‐ムブリッジ・プレース (Groombridge Place)

2022-06-17 05:08:27 | ロンドン周辺

この間の日曜日、娘がケント州にあるカウントリーハウスのグル‐ムブリッジ・プレースへ連れて行ってくれた。

ここは以前にも来たことがあった。小さなお城のような17世紀のカウントリーハウスは当時有名なクリストファー・レンによって設計されたという。

このお屋敷は王族の持ち物ではなく、当時の豪族、貴族のものであった。広大な山と森林が後ろにあり、野原と牧場が広がっている。

ここは残念ながらナショナルトラストの所有ではなく、昨年マネージメントが変わって、メインテナンスが行き届かなくなり、1昨年まで楽しんだ10-メーターもある高い木から下がっていたブランコや木から木へつながっていたツリートップウオーックが廃止されてしまった。それでも入場料は3人で36ポンド(6000円近く)とか。

 

この前にもいたロバとゼブラのハーフは今も健在。

牧場から森にはシカが数頭放し飼い。

 

森の中にはボードウオークと称する渡り廊下のようなものが延々とつながっていて、これが孫には一番楽しかったらしい。

 

一日2回の猛禽類のディスプレイ。

 

観客のずらっと座っている両端に鳥の調教師2人が居て、私たちの頭すれすれに大きな鳥が飛ぶ。

 

ノスリ(Buzzerd)1羽とトビ(Kite)2羽が 飛び回ってエサ取りの演技を見せてくれた。

これだけでも結構楽しいひと時だった。

 

川渕の群がって咲く白い花はヘムロック(Hemlock)ドクニンジンと呼ぶ。イギリスでは一番の毒草と言われる。

お屋敷の中も見せてくれないし、あんまり見るものがないからもう二度と来ないと娘は言っている。

 

 

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リージェントパークの花ーその2

2022-06-16 03:34:14 | ロンドン周辺

Double Delight (ダブル ディライト)2倍の喜び

 

Take it Easy (テイク イツ イーズィー)気楽に行こう。

 

Charisma (カリスマ) 

 

Chandos Beauty (チャンドス ビューティ)

 

Precious Time (プレシアス タイム)貴重な時間

 

Donatella (ドナテーラ)

 

Pride of Cheshire(プライド オブ チェシャー)チェシャーの誇り

 

Rock &Roll (ロック ン ロール)

 

All my loving (オール マイ ラヴィング)私の愛のすべて。

 

Tintinara (ティンティナラ)

 

Nostalgia (ノスタルジア)郷愁、追憶

 

Belle Epoque (ベル エポック)美しき良き時代 フランス語

 

Keep Smiling (キープ スマイリング)笑顔を絶やさないで。

 

Silver Shadow (シルバーシャドウ) 銀色の影

 

 

 

 

 

 

 

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リージェントパークの花ーその1

2022-06-15 06:06:05 | ロンドン周辺

ロンドン市内には広大な公園がいくつかある。日本で良く知られているのはハイドパークだろうが、バラの花壇で有名なのは何といってもリージェントパークだと思う。

先週の金曜日友達と連れ立って、リージェントパークへ行ってきた。

 

 

パークの近く有名なシャーロックホームズの博物館がある。ここは1881年から1904年までシャーロックホームズの生みの親である作家アーサー・コナン・ドイルが住んでいたところで、その当時の居室を見ることができる。

通りには観光客が行列を作っていた。

パークへ入ってすぐにはガチョウやオシドリがたくさん遊ぶ湖があり、橋をわたって花壇へ向かう。

 

 

 

 

公園はお花を見ることも草原でピクニックすることもどこも無料。バラの手入れをする庭師や花壇で草取りをする沢山の人が働いて居た。

お天気が良く多くの人たちが日向ぼっこをしたり、おしゃべりしたり楽しんでいる。

バラ園での最初の花はDoris Day.(ドリス・デイ)有名な過去の歌手。今年のバラ園ではこの花の名前以外に有名人の名前は一つもなかった。

代わりにいろいろな面白い名前があった。いったいどうしたらこんな名前が付けられるのかと不思議に思うのが多い。

Free Spirit (フリースピリッツ) 自由

 

Your Lovely Eyes (ユアーラヴリーアイズ)( 貴女の素敵な目に)

 

Twilight Zone (ツワイライト ゾーン)(夕暮れ時)

 

Gorgeous (ゴージャス)(素敵、素晴らしい)

 

 

Burgundy Ice(バーガンディ アイス) ブルゴニュ産ワインの氷

 

 

Iceberg (アイスバーグ) 氷山

 

Harper Adams (ハーパーアダムス)

 

 

Octavia Hill (オクタヴィア・ヒル)オクタヴィアの丘

 

Singin in the Rain (シンギング イン ザ レイン)雨の中で歌う

 

Golden Anniversary (ゴールデン アニバサリー) 金婚式

 

 

 

Blue for you (ブルー フォ  ユー) 貴女に青を

 

Claret (クラレット)ボルドー産の赤ワイン

 

Heart felt thanks (ハート フェルト サンクス) 心からの感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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エリザベス女王の肖像画

2022-06-14 00:02:51 | ロンドン周辺

戴冠70周年のプラチナム・ジュブリーもおわってもう1週間以上経ってしまった。

これは私の思い出のためにこのブログを書いておこうと思う。

 

 

英国民には最高に慕われていた女王様、96歳とは決して思えないほど若々しい。

こんな明るいきれいな色がお似合いになる女王様。これらはジュブリー記念の新聞から拝借した。

6月2日のホースパレードと飛行機ショウの後サウスバンクを行くと途中にオクソタワーがある。サウスバンクは昔は倉庫と工場地帯で、オクソもOXOと呼ばれる調味料を作っていた工場だった。

今では一階にはレストランや花屋、色々なお店のある一角にオクソギャラリーがある。このギャラリーでは無料の女王様のポートレートの展示会をやっていた。

 

 

私の大嫌いなブランド物のマークを着せられた女王様、あんまりじゃない?

 

 

コンピューターグラフィックによる写真が見る方角で変わる。

 

 

英国国旗の色合いを入れたもの。

 

 

英国切手の原本のような絵。50年前英国へ来た初めの頃、この絵と全く同じ切手が発行されていて(今現在も同じく発行されている。)日本の友達に手紙を送ったところが、女王の切手と驚いていた。確かに日本では天皇陛下の写真は切手にはならないだろう。

 

10ポンド紙幣にこんな女王様の絵が載っていた?

 

1ペンスコインを集めて作った肖像画。

フィルムのネガのような絵。

どれもこれもノーコメント。

 

この絵は小さなピンを刺して作ってある。まっすぐに見、横から見、遠くから見と矯めつ眇めつ見たが、本当に良くできた作品。

 

トランプのハートの女王。

 

この絵確かに上手だとは思うけど、こんな年寄りには描いてほしくなかっただろうと思う。女はいくつになっても若く見てほしいもの。

 

最後に私が1998年に作った女王様のポットを紹介したい。

 

 

切手の写真を拡大して、向かい合わせに並べその間にできた形から、作った壺、この変わった形の壺にそれが見えるだろうか?

 

 

 

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エリザベス女王戴冠70周年祝賀ストリートパーティ

2022-06-06 04:20:12 | ロンドン周辺

もう1か月ほど前から私の地域2つのストリートで作っているインターネットのサポートグループで、この日曜日にストリートパーティをする話が持ち上がっていた。

一月の間に参加者が増えて100名以上になったという。

私も日本人なら一番簡単にできるのは巻きずしと言うことで、前日から材料を煮て準備していた。

最近の寿司ブーム、ご飯5カップで巻きずし10本作って持って行った。昨年7月ポールの1年忌に近所の人達を招いて寿司を10本作った時は、たくさん余った。

何しろ80歳以上の純粋英国老人が多かったせいで、彼らは食べつけないものはほとんど食べない。今日は皆さんとっても喜んですっかりなくなってしまった。

 

以前から持っていたこの長いテーブルを貸し出すことにしていたから、午後1時にガレージから出し、隣の19歳の男の子に手伝ってもらおうと電話したら、彼は今イタリアに居るという。驚いてすぐ電話を切って、一人でやっとの思いで持って行った。

私の大好物のパエリアを作っているスペイン人のおじさんとお友達になり、彼らのお家の中も見せてもらった。と言うのはその家は私たちの昔からの友達で今から4年ほど前92歳で亡くなったお祖母さんのお家をスペイン人とイスラエルの2人の男性が買ったもので、彼らはこの2年家の中を改装して全く違う家にしていた。

参加した人たちは自家製のケーキや食べ物飲み物持参で、たくさんの珍しいものが出てきた。

 

 

各自テーブルや椅子も持参で集まりほとんど知らない人たちばかりで自己紹介。

何と私の近所の人達、3軒隣の人はもう10年も住んでいるというのに初めて会った。それに4軒反対側の隣人は18年も住んでいて一度も出会ったことがない。

今回いろいろな人たちと出会いおしゃべりし、親しくなった。とっても楽しいパーティだった。みんなこんな素敵な親睦パーティなら1年に1回はするべきだなんて言っていた。

これも女王様のおかげ、昨日、今日の2日間で英国中でどれほど多くのストリートパーティがあったことか。幸い心配していた雨も降らず、あちこちのテーブルを覗いて、おいしいものをほとんど味見してきた。

 

 

 

 

 

そして知り合った人たちのほとんどが外国人、イギリス人以外の人達が多くて驚いた。こんなロンドンの片隅の2本のストリートでも私も含めて外国人が多い。

こんな素敵なケーキを作った女性も、東欧かアラブ系か?あまり素敵だったからケーキを切る前に英国国歌を歌ってから切ることになった。私が知ってる歌詞は最後のGod save the queen だけ。ハミングでごまかした。

 

 

 

 

 

 

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エリザベス女王戴冠70周年・プラチナム記念式典 

2022-06-04 02:58:56 | ロンドン周辺

6月2日木曜日、この日はエリザベス女王の公の誕生日で毎年6月にホースガードパレードで兵士の閲兵が行われる。

今年96歳になられた女王様の戴冠70周年も同時の祝典で、着飾った1200人の兵士と240頭の馬、400人の軍楽隊が行進する。

朝は9時に友だちとチャリングクロス駅で待ち合わせ、普通なら25分で行けるところ、この日に限り電車がなく、1時間半かけてチャリングクロス駅に着いた。

 

 

祝典の一環として女王様の愛犬コーギーのモデルが色とりどりに飾られてロンドンのあちこちに設置されている。

 

 

9時に15分ほど前、アドミラルティアーチの前はごった返しの人の波、入ったところはもう何十にもなった人々の列で入り口から50メータくらい入ったところでもう身動きできない。

 

パレードは10時からと言うが、その前に何回か重装備の兵士が車を引いて行った。周りの人達の頭が入らないように写真を撮るのも一苦労。

 

10時過ぎて遠くから人々の歓声と楽隊の音楽が聞こえてきて、観客皆がカメラや携帯で写真を撮るのに腕を高く上げるから、後ろの私には彼らのカメラしか映らない、やっとここに数枚の写真が取れた。

日本でも実況放送でテレビで放映したそうで、もちろんBBCは朝10時から午後1時15分まで放映していた。これは一生に1度のことだからと行って見たけど、本当に二度と来たくないと思った。2時間身動きできないままで立っているため数人が倒れたり、真っ青になって帰って行った。

 

 

 

私が立っていた場所のもう少し向こうで、パレードは右に回っていくから、ほとんど写真が写せない。

 

 

目の前にテレビ局のカメラがクレーンで上方から映していた。

11時半まで立ちっぱなしでとうとう諦めて、ここを去った。

 

 

 

 

ザ・マルからトラファルガー広場に出てみてびっくり、ものすごい人たちの群れ。

 

みんなこの広場で何を待っているのだろうと思った。ただ単にここでピクニックをしているとか? 

チャリングクロス駅前も今からどんどん来るらしい。

 

若い女性が二人女王様の覆面を頭の後ろに付けて歩いて行くのが可笑しくて写真を撮った。こんなことって日本では決して起こることがないだろう。

 

エンバンクメントへ向かう狭い通りは人の波、イギリス人もこうしてお祭り騒ぎが好きと見える。

エンバンクメントはテームス河淵で、そこと平行に細長い公園があり、たくさんの家族連れがそこで昼食を食べていた。私たちもここで持ってきた食べ物飲み物を広げ12時半頃までゆっくりしていた。

 

エンバンクメントの川渕へ出てみるとまっすぐ向こうのウォータールー橋にたくさんの人だかり。いったい何だろう見てみようと行ったところが、

 

 

1時にバッキンガム宮殿へ向かって、英国空軍の飛行機が飛んでくるのを待ったいるひとたち。橋の両脇の歩道ならず、自転車、バス道路も人でいっぱい。

真ん中の2車線だけに車とバスがのろのろ動いている。

 

 

1時ジャスト、セントポール寺院の方角からヘリコプター3機、次に6機、次から次と休む間もなくやってくる。橋の上の数千人の人たちは歓声を上げ、手を振り、旗を振っている。

そしてこれらの飛行機やヘリコプターはこの橋の真上を通って、バッキンガム宮殿の真ん前のザ・マルを通って宮殿へ向かう。

 

70周年を形どった飛行艦隊が通った時の人々の歓声はすごかった。今日これを見ただけでも来た甲斐ありと言うもの。

最後はおなじみのレッドアローで締めくくった。トータル70機のディスプレイでたったの6分間。感激だった。橋の上に来た車もバスも全部停まって、運転手も乗客も写真を撮っていた。

 

 

ユニオンジャックを着飾ったカップルに写真を撮らせてもらったら、遠慮していたらしい周りの人達も次から次と写真を写させてもらっていた。

 

今年で50年になる私がこのウォータールー橋の上からロンドン観光地を写したことが一度もなかった。

手前の橋はチャリングクロス鉄橋とその両側の歩道橋。右からビッグベン、英国国会、左がロンドンアイ(これは1990年代作られたもので、今では観光ドル箱になっているという)

テームス河のサウスバンクはここも1990年代に開発された。それまでほとんど人通りもなく寂しい通りだったが、テームス河へ架かる橋の下には、歩道とトンネルがつくられ、タワーブリッジからウエストミンスターブリッジまで、トンネルをくぐって安全に行けるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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エリザベス女王戴冠70周年記念式典(プラチナム・ジュブリー)前日

2022-06-02 07:11:10 | ロンドン周辺

明日(6月2日)から4日間英国はエリザベス女王の戴冠70年を祝って休みに入る。昨日まで激しいにわか雨が降ってまた冬に戻ったような寒さだったが、今日の午後やっと穏やかになって太陽が出てきた。

明日の式典ではすごい人込みだと思い、午後の電車でバッキンガム宮殿に近い駅チャリングクロスへ行った。

 

このアドミラルティアーチはチャリングクロス駅から歩いても5分とかからない。このアーチはエドワード朝様式のランドマークでここから真っ直ぐの通りザ・マルの最奥にバッキング宮殿がある。

 

 

明日のパレードのための準備が着々と進められていて、この両脇のユニオンジャックを見るために来ているたくさんの人々。

 

アーチからすぐ近くを左に折れたところがホースガード・パレードと呼ばれる式場で両脇を飾る旗はCommonwalth (英連邦)の国旗。

 

このホースガード・パレードはホワイトホールの後ろで明日はエリザベス女王の誕生日を祝って、ここで盛大な式典が行われる。

ザ・マルは930メータの最奥にヴィクトリア女王のモニュメントが金色に輝く。

 

パーティの準備だろうビール樽がぎっしり並んでいる。

 

バッキンガム宮殿の周りはパーティのための高い塀がめぐらされて、グリーンパークをピカデリーロードまでみんな歩いている。ピカデリーロードには日本大使館がある。

 

グリーンパーク地下鉄駅のバス停からピカデリーサーカスまでダブルデカーの二階前面に座って、町の祝典ユニオンジャックの満艦飾を写しまくった。

 

 

ピカデリーサーカスから今度はまたダブルデカーのバスでオックスフォードサーカスまで行き、この素晴らしい写真を写してきた。

 

せっかく市内に出たのだからと日本食品店で買い物をし、ついでに中国食品もとソーホーへ行った。ここも結構人が混んでいる。

 

ソーホーの通りはこの頃ではこの派手なデコレーションが当たり前になってきていて、決してプラチナム・ジュブリーの為ではない。

今日こうして下見に来て明日は早くからザ・マルへ行こう。もう今夜ザ・マルの横の公園セント・ジェームスパークで野宿する人たちもいるそうだ。

 

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