Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

オリンピック・スタジアム 

2022-05-30 07:28:53 | ロンドン周辺

昔、バルセローナへ行った時、2度目だったから観光地は飽きて、バスでオリンピックスタジアムを見に行った。町はずれの人っ子一人も居ない打ち捨てられた巨大なスタジアムで、非常にがっかりした。

土曜日、急にあのスタジアムを思い出し、10年前のロンドンオリンピックスタジアムは、今どうなっているのだろうと思った。

それでリュックに飲み物食べ物を準備して出かけた。ルーシャムの駅まで10分かからず、そこからドックランド・ライト・レールウエー(DLR)に乗って30分ドックランドで乗り換えて、ストラトフォードへ。

10年前のオリンピック開催地になるまでのストラトフォードは、ロンドンでも見捨てられた田舎町のイメージが強かった。

オリンピックの後も2度ほどポールと歩きに来ていたから、良く分かっていると思ったが、

 

 

電車を降りてびっくりした。高層アパートがあちこちニョキニョキ建っているではないか。

そしてこの駅のコンコースは、DLR と国鉄駅そして地下鉄駅もつながっていて非常に便利になっている。

土曜日だからかどこもかしこもたくさんの人がいる。

ここは駅前の古いショッピングモールの入り口、

 

オリンピックスタジアムへ行く通りには新しいショッピング街ができて天気の悪い日もここならのんびりできる。

通りにはピンポン台まであって、人々が楽しめるようになっていた。

通りの両脇は食べ物屋さん、それとも持ってきたお弁当を広げている人も居る。

このショッピングモールの2階に大きなフードコートがあり、何10軒も入っているお店で買った食べ物を真ん中のテーブルで食べる。World Foodと言ってるから世界中のいろいろな食べ物やが入っている。

今度ジュードを連れてきてやろうと思った。

 

このショッピング街を通り抜けるとまっすぐ向こうはオリンピックスタジアム。

 

その横にオリンピックタワー、これは10年前も嫌いだったけれど、今見てもなんて醜いと思うのは私がオールドファションだからだろうか?

丸い屋根の建物は水泳競技に使ったプールが入っている。今も水泳に使っているらしい。

オリンピックスタジアムは、今ではウエストハム・サッカーチームの本拠地とトレーニングに使われており、その他いろいろなイベントにも使われているらしい。

あのバルセローナの様に見捨てられなくて良かった。

スタジアムの前には子供たちが水遊びのできる広場があって、まだ風が冷たいのに、子供たちが遊んでいた。夏にはここは子供の天国。

昔の選手村の建築物の近くでは、変わった建物を建築中。

 

エルダーフラワー(ニワトコの花)に似ているが、こんなに色の濃い花はいったい何だろうと、調べたが判らなかった。エルダーフラワーは真っ白のこんな細かい花が集まって咲き、この花でワインやジュースを作ることができる。

 

子供たちの遊び場は、家族連れでにぎわっていた。

 

 

 

 

カナルと呼ばれる人口水路の土手は花畑、ポルトガルの2-3月を思わせる野の花が満開だった。

 

以前ポールとこのカナルのそばを歩いて、見知らぬ土地を歩き回ったことがあったのに、今は道が整備され以前の面影がなく、わからなかった。

 

ここはスタジアムの裏側で、ここでもイヴェントの時の入り口があるらしい。

 

道端の草むらに見たことのある花と思って写真を撮って調べてみたら、サルビアの花、普通はMeadow Clary とよぶ。

 

 

目的もなく歩いていたら、たくさんの人が集まっていて、なんとここでアバの公演があるらしい。

アバは80-90年代、4人のスエーデン人男女の歌手で一時は英国テレビのトップオブポップスでいつもトップを占めていたが、ずい分前に解散して、今また4人の年寄りが再デビュー。

最近の若者にうけるだろうか?

 

スタジアムからだいぶ離れてきたが、この辺りも高層住宅が立ち並んでいる。

 

 

ところがこの外壁の白いのはデコレーションではなくて、数年前、ロンドン中心部の高層住宅から出火し、たくさんの死者が出た。この時火は外壁が可燃性物質で作られていたためで、それ以来、外壁を全部取り換える作業が始まっている。いまがその仕事の中間部分なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ストックホルム ヴァーサ号博物館

2022-05-23 00:47:59 | スカンディナビア キャンプ旅行 2007年

王宮のあるガムラ・スタンから見えるユールゴーデン島も橋でメインランドと結ばれていますが、オペラハウスを横目に見てベルツェリー公園のフェリー乗り場から出ているフェリーで数分、ユールゴーデン島に着きます。ここには世界最古の野外博物館スカンセンのほか多くの美術館、博物館があります。

着いて直行したのがウ"ァーサ号博物館です。(地図の左 VasaMuseet)

この戦艦は1628年ドイツの30年戦争に参加するため、王宮付近から処女航海に出てストックホルム港内で突風のため沈没したもので、現存する最古の完全船として展示されています。

全長62メートル乗組員437人で当時としては非常に大きな帆船ですが、戦艦にしては船尾に華麗な彫刻が施され素晴らしい芸術作品を見ているようです。船を長く保存するため、弱い光を使用し、水分を充分に保っています。

上の写真はこの帆船の断面図です。

こんなに多くの華麗な彫刻で飾り立てられた戦闘船は余り無かったことでしょう。そしてこの船が王宮の王族や貴族、市民や船員の家族などから熱狂的な応援と激励を受けて、港を出る前に沈んでしまった・・・と想像するとおかしいやら気の毒やら。

先週のBBC4 のスカンディナビア美術の番組のはじめを飾ったのがこの船でした。これはまさしくスエーデンの美術の見本であり、ストックホルムで一番心に残った素晴らしい遺産です。

 

 

 

 

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王立植物園キュー (Royal Botanic Gardens Kew) その3

2022-05-21 02:05:32 | ロンドン周辺

キューガーデンには巨大な温室が3つある。ヴィクトリア・ゲイトの正面にあるパルムハウスとテンペレイトハウスは150年以上も古いもので、3つ目の最新の温室は、ダイアナ妃を記念してプリンセス・オブ・ウエールズ・コンサーヴァトリーと名付けられた。

ここは主に乾燥地帯の熱帯植物が育成されている。

 

入ってすぐの乾燥地帯にはこの巨大なサボテンがつぼみをたくさんつけている。花が一面に咲いている時を見たいものだ。

 

ドアをくぐった次の部屋には真ん中に小さな池があり巨大な白い鯉が泳いでいる。天井からぶら下がった蔓になっている果物が形はマンゴーそっくりだがヒスイグリーンの蔓(Jade Vine)と呼ぶ。これがたくさん天井から下がっていた。

 

隣りの小部屋は割合涼しく、大小の補虫植物が植えられていてこれ等にも蘭の様な花が咲く。

 

 

池の中には世界で一番小さい蓮が小さい花をつけていた。

 

 

珍しい花だが葉はミョウガやショウガを大きくしたような感じがする。

 

 

 

 

 

初めてみるような花がいたるところに咲いている。

天井から下がったモスには黄色の蘭の花が一面。

 

 

 

 

笹百合の葉にそっくりで花はヤマユリサイズの蘭の花。素晴らしく気品がある。

 

 

3室に多種類の蘭の花が咲いていた。

これも奇妙な花?

 

 

この温室で一番気に入ったのがこの凄い花、夢中で写真を14枚も写したが名前を見るのを忘れてしまった。

温室は6時で閉まる。キューガーデンは7時に閉園になる。この温室を出たのが5時半であと30分あるからパルムハウスへ直行。

 

 

この巨大な温室内は熱帯のジャングルで、高温多湿、あちこちから霧が噴射されていて、数分で全身汗びっしょり。

 

 

 

 

 

 

この温室にも周り階段で天井近くの回廊へ行ける。あと10分でもと大急ぎ、一回りしてきたが、こんなジャングル、製作費の安い映画のジャングルシーンはここで撮るのだということがうなずける。

 

久しぶりのキューガーデン、天気に恵まれ、変わった花もたくさん見て650枚以上の写真を撮った。

当分花の写真を見て楽しむことができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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王立植物園キュー(Royal Botanical Gardens Kew)その2

2022-05-20 01:23:05 | ロンドン周辺

私が英国へ来た50年前はこのキューガーデンは入場無料だった。しばらくして入場料一人2ペンスと言う時期がありそれから10ペンス、1ポンドとだんだん上がってきて、数年前ポールと二人で行った時は一人17ポンド(年金生活者は2ポンド引き)だった。

この時駅へ行くとロンドンの観光地入場料を2人で1人分のバウチャーがあって、それには入場時に同日の国鉄のチケットを提示しなければならない。しかし私達60歳以上はカウンシルから交通費無料のフリーダムパスを貰っているからチケットを見せられない。近くの駅へ行ってロンドンブリッジからキャノンストリートまでの一駅切符を2枚買って持って行った。これが一駅3.5ポンド(当時の円・ポンドレート140円)一駅490円なり。結局10ポンドのセービングになって喜んで入った。

今回は駅にそのようなバウチャーがなくて、英国鉄道のインターネットを開くと確かにまだ存在する。3-4時間コンピューターと格闘の上とうとう諦めた。ところが翌日娘がやってくれたら30分ほどですべてOK. 二人で一人分の入場料は19.5ポンドだった。(現在の円・ポンドレート160円)一人3120円、そして一番安い駅のチケット2.9ポンドを買って入場できた。

昔の入場無料の時を知らなければ、今現在の入場料でもそれほど高くはないだろう。この頃はどこのアトラクションの入場料もほとんど似たり寄ったりだから。

こうして飲み物食べ物を持って行って半日大いに楽しめるのがいい。

 

 

この花わが家の近くの道路わきに花咲き、ずいぶん前に花の時期は終わっているのにここで見つけた。それによれば名前はバードチェリーと言う。花の後に小さな実がなるが鳥しか食べられない。

この後またテンペレイト・ハウスへ戻り温室内の熱帯植物を見て歩いた。

 

 

 

ずいぶん珍しいお花が多い。ヴィクトリア時代、世界中に散らばった植物ハンターたちが持って帰ったその結果で、こうしてみることができるのはありがたいことだ。

 

 

 

150年前にこのような巨大な温室が作られ、ほとんど屋根に近いところに回り回廊があって、ジャングルを眼下に見ることができる。

この温室内のハイライトがこのゴールデン・ロータス・バナナで原産地はユンナン中国と大きな看板があった。

 

そしてこの温室で最後に見つけたのがシャクナゲ・ハイブリッドの名前あり、全くシャクナゲに見えない。

 

温室を出てプリンセス・オブ・ウエールズ・コンサーベトリーへ行く途中で見つけたこれぞ なんじゃもんじゃの花。英語名ではチャイニーズ・フリンジツリー、原産地は中国、韓国だそうだから日本にも多くあるのだろう。私は今年になるまでこんな花があることも知らなかった。

 

 

 

 

きれいな花の写真を撮りながら歩いているうちにスイレンの温室にたどり着いた。

ここは外気が直接入らないよう入り口玄関の小部屋から大きな池の有る温室に入る。

 

 

 

 

 

このスイレンの有る温室も人気のある場所で次から次と入場者が入ってきた。それでも日本の様に数珠つなぎと言うことは決してない。

説明版ではサファイアー・ドラゴン・ツリーとの名前で、1992年初めて台湾のチャヤング高原で見つけた。1995年その種を持ち帰って初めてキューガーデンで育ったのがこの木で、アジアで1000年も前からポピュラーな木である。日本では娘が生まれるとこの木を植えて、結婚する時タンスを作って持たせる・・・・これぞ桐の木に違いない。でも桐の花ってこんなんでしたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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王立植物園キューガーデン (Royal Botanic Garden Kew)その1

2022-05-19 04:15:13 | ロンドン周辺

日曜日は一日中雨、月曜日は曇り空で寒風ふきすさび一日中どこへも行かなかった。

そして火曜日、こんな日をグロリアス・デイ(Glorious Day)と言うのだろう。気温はぐんぐん上昇して、27度になったという。この気温は英国の夏。

先週から友達とこの日にキューガーデンに行く約束をしていた。キューガーデンの入場をインターネットで申し込む際、、時間が決められていて12時に申し込みしていた。ところがこの朝、9時半から乗れる無料の電車、地下鉄で、11時にはキューガーデン駅に着いてしまった。駅からゆっくり歩いても10分でメインのヴィクトリア・ゲイトに着いた。

入場整理している女性に、実は12時からなんだけど・・・と言ったら、問題ない (No Problem )の一言ですいすい入っていけた。この日、電車の中でもこの植物園でも学校の生徒の多いこと。電車の中ではまるで蜂の巣をつついたような子供たちのおしゃべり。

 

この植物園最大の温室パルムハウスに一組が入って行ったからここは最後にする。

 

シャクナゲの森を目指して歩いていたら、高さ10メートル以上もある巨大な木に咲くチュリップの木を見つけた。私は昔この花をロンドンオープンガーデンで見たことがあって知っていたが、友達はいたく感激していた。この木はアメリカ原産とのこと。

 

 

しばらく行って見つけたのがこの珍しいライラック、Syringa Sweginzowii と言う中国原産。根元からわき芽がたくさん出ていて、欲しいけどここで採ったら新聞沙汰になるね。

 

 

 

実はここへ来たかったのはインターネットで、世界で一番大きなシャクナゲ SinoGrande をキューガーデンが過去に買ったと載っていたから、ぜひ見たかった。

 

この純白のシャクナゲは ホワイトパールと言う。

 

 

残念ながら希望の花も木も見えず、おまけにシャクナゲの森はこの広大な植物園のほんの一部。

草むらにこの白い花が一面に咲いていた。これは色が違うけどポルトガルのシーオニオンの花にそっくり。多分同じ仲間だろう。

 

 

キューガーデンは細長い土地に片側キューロード、反対側はテームズ川になっていて、川渕にベンチがあちこち置いてある。川向うに見える建物はサイオン・ハウス(Syon House)年に一度オープン・ハウスの時に開くらしい。この日は暑いと判っていたから、帽子と薄手の長袖ブラウスで日差しを避けてお昼にした。半そでやノースリーブの英国人男女はもう日焼けして真っ赤になっている。

この花、2週間前カン二ザロ・パークで見てとちの木の黄色の花と思ったが、

名前が読めないアメリカ原種。

 

 

地図にTree top walk を見つけ行って見た。5階建てくらい階段を上ると割と広い歩道があって、ほとんどの木の高さと同じくらいになる。一回り5分ほどを歩き回った。

 

眼下に見えるはテンペレイト・ハウス(Temperate House)ヴィクトリア時代の温室で、最近修復改装して熱帯植物を育てている。

 

このテンペレイト・ハウスから向こうに見えるのは中国のパゴダ。

 

 

8角形の屋根にはそれぞれ違う素晴らしいドラゴンが飾られている。

 

 

このパゴダから近いところに有るのが日本が誇る勅使の門、この門は京都の西本願寺唐門を5分の4に縮めて複製し、1910年ロンドンで開催された日英博覧会に出展された。博覧会終了後、この地に移築されたが老巧化が激しくなったため1994年から1年以上をかけて修復され、日本庭園も配置された。

 

総ヒノキ材で欄間や羽目板に華麗な彫刻がされ、檜皮の屋根を持つ。

ただ一羽だけこの孔雀が勅使門を守るように近くの石庭でディスプレイして楽しませてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リッチモンド イザベラ・プランテーション その2

2022-05-11 20:55:30 | ロンドン周辺

ヴィクトリア時代の英国は世界中に植物ハンターを派遣して、英国にないあらゆる植物を取り入れていた。その一つがシャクナゲで、英国にはなかったものの、イベリア半島からのコモン・ロードデンドロンと呼ばれる紫・ピンクを移植、以来英国中の林や森、道路わきなどに小山の様に生えている。この木は根から新しい芽が出て増えるので根絶やしにできない園芸人の苦痛の種。

この色は日本の高山植物のシャクナゲとほとんど同じに思える。

イザベラ・プランテーションに貢献したのはアーネスト・ウイルソンで日本のつつじや、中国、ヒマラヤのシャクナゲなどを紹介した。

 

 

 

 

 

家族連れが三々五々芝生で昼食を食べている広場には、丸い柵の中に小山のようなシャクナゲの花が咲いていた。

 

 

 

真っ白のシャクナゲの花の下で昼食を食べていると、インド人のおじいさんが 君は一番いい場所を見つけたね。 と言って通り過ぎていく。乳母車を押してきた若夫婦に、私のカメラを渡して写してもらった。

 

 

 

 

 

 

 

こんな高い木の上で咲いているシャクナゲ。

 

 

池の周りでオシドリに見入る観光客。

 

 

 

 

 

大いに感激満足して4時近くこの園をあとにした。帰り道ワラビを摘んでいたら英国人男性が寄ってきて、ここはロイヤルガーデンで、国の公園であるから一切の植物を採ってはならない。と言われガッカリした。

 

 

バスでキングストンの駅近くまで来たら、こんなに珍しいディスプレイ。 最近公衆電話ははやらないから、ここに集められて過去のイギリスの名物を展示している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リッチモンドパーク イザベラプランテーション (Isabella Plantation)

2022-05-11 05:00:40 | ロンドン周辺

日曜日の夜、友達のSさんからリッチモンドパークに素晴らしいつつじ、シャクナゲのガーデンがあることを聞き、お天気のいい日にぜひ行きたいと思った。

翌日月曜日も朝から晴天、昨日の疲れが残っていたにも関わらず、出かけることにした。飲み物、食べ物をリュックに詰め、歩いて20分のトラムの駅へ、10分待ってトラムでウインブルトンまで50分、電車乗り換えに10分ほど待ちキングストンへ。

駅前で初めてリッチモンドパークの方角を聞いて歩いてすぐバス停に着いた。バスでパークのゲイトの近くへ行き広大なパークの中方角を定め、地図を見ながら歩いた。

交通だけに片道2時間、これはチャネルトンネルを通ってパリへ行くのと同じ時間。ロンドンは中心から放射状に交通機関が出ていて、東から西への横の交通機関は時間がかかる。

 

リッチモンドパークはロンドン一番の広大(2500エーカー)なロイヤルパークで元は1637年、チャールス1世が黒死病から逃れるために、ロンドン郊外にリッチモンドパレスを作ったことからロイヤルの名がついている。

 

林や草原には一面のワラビが生えていた。

イザベラ・プランテーションはヴィクトリア時代に作られた40エーカーの既存の森の中に、1920年代日本から50種の久留米つつじを移植したのが始まりで、この日の華麗な花のディスプレイになった。

ここは1953年一般公開された。入場無料、

 

 

 

 

見渡し限りカラフルなつつじが満開。

 

大きな花はシャクナゲ。

 

 

 

 

 

 

 

どこもかしこも花の洪水。

こんなに大きなシャクナゲの一輪。

 

 

水辺にゼンマイらしき芽を初めて見た。もちろん公園内採ることはできない。

 

 

 

 

ここでも2か所で馬酔木の花を見た。スズランの様でとってもかわいい。

 

花房が私の手と同サイズだった。

 

 

 

 

 

この日あまりの嬉しさに写真も500枚くらい写した。その中から選びに選んでも載せきれない。

明日も又同じような写真を載せるのでお許しください。

 

 

 

 

 

 

 

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ハンプトンコート宮殿・ガーデンオープンデイ (Hampton Court Palace)

2022-05-10 05:19:17 | ロンドン周辺

5月7日と8日はハンプトンコート宮殿の庭が無料公開された。  

日曜日は晴天になり、インターネットでハンプトンコートへの行方を調べ、10時半ころから歩いてトラムの駅まで20分で行った。インターネットではクロイドンから電車でキングストンへ、そこからバスで行けとのことだったが、クロイドンから直接キングストンは電車がない。インターネットでも嘘をつくのだとガッカリ。

クラッパム・ジャンクションまで行ってキングストン行に乗り換えよとのことで、わざわざロンドンの方向へ向かって行った。これで30分はロスしている。キングストン行が来る少し前、次の列車はハンプトンコート行の表示がでて、また30分ほどロスして直通の列車に乗った。全くインターネットは嘘ばっかり。

 

ハンプトンコート駅に日本語の標識、日本人観光客が多いと見える。

 

ハンプトンコートはかの有名なヘンリー8世の居城だったところ。

宮殿内は入場券を買わなければならない。それも決して安くない。私は過去に3回は入場しているから、特別見たいものもない。

 

この宮殿で一番素晴らしいのが煙突、それぞれ変わった模様入りで他では見られない。

 

 

フラワーガーデンにはほとんど花がなく、この白いアイリスくらいだった。

 

 

中庭に巨大な白い花の咲く木があり初めてみたが、これが最近日本のブログで紹介されている なんじゃもんじゃ の木ではないかと思う。

 

ほんの一部つつじとシャクナゲが咲いているところがあった。金曜日に素晴らしいシャクナゲの林を見た後ではガッカリ。

 

 

もう一本真っ白な花の咲く木があったが、初めてみた木だった。葉の形が見たことの無いものだった。

 

宮殿の裏に面したところ、

一か所にロイヤル・テニスコートの標識でドアが開いていた。

たくさんの人が詰めかけていたので写真を撮って早々に出てきた。

 

 

よく手入れされた木が行儀よく並んでいる。

かわいそうな2頭の馬が観光客を乗せた馬車を引っ張って、埃を立てながら通り過ぎていく。

 

人々は芝生に寝転がって日向ぼっこや、子供たちとボール遊びをしている。

たいして見るものもないので、宮殿の敷地を出て、川べりを歩き始めた。

 

観光ボートでテームズ川を上下する人たち、川辺に沿って宮殿の塀が延々と続いている。

 

 

とうとう一部に塀の中に入れるゲートを見つけた。この中はハンプトンコートパークとゴルフ場になっていた。

 

 

鹿の群れが草を食み、放し飼いになっている。

宮殿の柵から果てしなく長い運河?か湖?昔はここで舟遊びなどしたことだろう。

 

 

テームズ川で遊んでいる人たちを眺め、午後3時半の電車で帰ってきた。帰り道は良く分かったから1時間半で帰れたのに行は1時間も無駄にしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウインブルドン・カン二ザロ・パーク訪問(Cannizaro Park)

2022-05-07 05:13:36 | ロンドン周辺

今日5月6日金曜日、晴天、暖かい日になった。外の方が屋内より暖かいと、じっと家の中に居れない。

ナップサックに水と財布だけ持って何処かへ行こうと思い立った。交通機関が良くてすぐ行けるところ、でもう何年も行ってないところ、そうだウインブルドン。

歩いて20分くらいのトラムの駅から直通でウインブルドンまで50分、駅で友達に電話したらではウインブルドンの駅で会いましょう。もうすでに12時近く出発!!!

以前ポールと何回かウインブルドンへ行ったことがあったけどあまり大したものは見た覚えがない。友達のT代さんの方がウインブルドンは良く知っていて、連れていかれたところが、カン二ザロ・パークだった。

 

 

元はシシリーからのカン二ザロ侯爵の所有地を1948年、ウインブルドンカウンシルに売却したもので翌年から公園になっている。お屋敷は今現在レストランになっている。

この変わった噴水、一応ティポットだそうな。面白いことを考える人がいる。

 

 

 

 

 

 

入ってすぐカラフルな巨大なシャクナゲの林に圧倒された。どんなにお金を持っていても、年月は金で買えない。ここのシャクナゲの森はもう何十年、いや百年以上も経っているらしい。

 

この黄色がかったホースチェスナッツの木の元のベンチで買ってきたサンドイッチを食べた。本当はこの1か月あちこちでごちそう食べ過ぎで、2kg以上も太ってしまったので、今日はお昼をぬくつもりだったのに、T代さんはしっかり昼食持参。やっぱり空腹には勝てない。

 

 

 

何となく色の薄い藤の花、もう終わりかけかと近寄って見たら、今からが見ごろになるようだった。

 

 

 

広大な庭にこの辺りはつつじの真っ盛り。

 

サクラソウもこの片隅一面に咲いていた。

 

 

 

 

 

 

 

カメラのバッテリーが切れかかって、広大な庭の半分しか見て歩けなかったが、小山のようなシャクナゲの林にはただ感嘆のみ。昔サセックスにレナズリーと言う、シャクナゲの有名な庭があった。あれ以来今ほど小山のような林を見たことがない。もう20年ほど前、レナズリーはアラブのお金持ちに買われてしまって、一般公開されなくなった。

 

 

 

バッテリーも最後の最後まで搾り取るようにして、映しまくってとうとう諦め、帰宅の途。

まだ全部咲き切らずあと1-2週間したらまた来なきゃと心に誓ってこの公園をあとにした。

 

 

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5月のイギリスーその2

2022-05-06 04:17:49 | 英国内のこの頃

 

晴天の5月5日、大通りを歩くと、街路樹は巨大なホースチェスナッツ(とちの木)がいたるところに赤白の花をつけている。

 

遠くで見ると点々と緑の葉に赤や白の花が見えるが

 

近寄って見るととっても素晴らしい花だと気づく。

 

 

 

 

 

どれだけ近寄って見ても一つの花の形が判らない。

 

 

 

今日初めて珍しいライラックの花を見つけた。紫色に白の縁取り、近くの集合住宅の庭にあった。

 

 

 

その庭の片隅にこの激しい色のサンザシ 英語ではMidland Hawthorn, EnglishHawthorn,とかメイフラワー(Mayflower)と呼ばれる。この派手な赤と白の花がある。 

 

 

近くの少学校の校庭の垣根に咲いていた小手まりの花。思い出せば、この花フランス・スペインの国境周辺に野生の花がいっぱい咲いていた。

 

私の庭に無尽蔵に生えているスパニッシュ・ブルーベルの花。なぜか採っても採ってもどんどん増えてあちこちブルーになる。英国原産より猛々しい。

 

いつもメトロ紙を届けてあげる80何歳かのおじいさんの前庭の石垣に、毎年巨大なオリエンタルポピーが咲く。この辺りを明るくするような春の花。

さてそこでメトロ紙の読者投書欄、最近の話題は電車やバス内で大声で携帯に話をする迷惑電話の愚痴の投書、どれだけ皆が迷惑しているか、ほとんどが文句の投書の中に、大笑いした話が2話あったのでここに紹介したい。

ある男性最終列車の中で、奥さんになぜ遅くなったかを大声で、えんえんと話していた。するとその近くにいた女性が(男性と全く関係ない人)急に電話の近くで相手の奥さんに聞こえるように、 ” ダーリン、その電話をやめて早くベッドへ来なさいよ。”  その話をすると心優しい日本人の友達は皆大笑いした後、かわいそー、離婚騒ぎになったかもねー。

もう一話、電車の中で若い男性が携帯の友達に大声で話していて、周りの人は興味津々聞いていたらしい。彼がレストランで、大きなビーフステーキを注文して、今まさに食べようとした瞬間、レストランのドアから若い男が駆け込んできて、ビーフステーキをわしづかみ・・・・ここでこの記事を書いた人の駅に電車が着いて、続きが聞けなかった。残念でならないと書いてあった。読んだ私も残念続きが聞きたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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5月のイギリス。

2022-05-04 01:14:22 | 英国内のこの頃

5月1日メーデーが日曜日に当たったので2日が振替休暇で3日間の連休になった。日本はいつもこの時期大型連休になると騒いでいるが、英国では4月にイースターの休暇が長かったので、娘の家族などどこへも行かない。

 

それで日曜日のお昼に娘の家へ遊びに行ったのに別に何もすることなく3時間も昼寝をして、夕方5時歩いて家に帰ることにした。車で送ってあげるというのを断って、わが家との中間点にある公園わきを通り、フェンスの向こうにワラビが生えているのを確認した。すぐ藪の中に分け入り、数分で一抱えほど取り、ついでにヨモギの新芽も摘んで帰宅。ワラビは重曹であく抜きし、ヨモギと赤ピーマンを天ぷらにした。

天ぷらも以前は小麦粉に卵を入れてあとは水溶きしていたものだが、この数年前からスパークリング・ウオターを入れるとカリッと仕上がるので、卵も使わなくなった。

この3日前いつも行くルーシャムのマーケットで、A4サイズの紙箱にデイツがびっしり入って2ポンドと言うのを見つけ、日本へ帰る友達のお土産にと買った。重さが3KG近くあって重く、友達は持って帰れないという。

親しい友達が集まってのお別れパーティだったが、土産にならないものはみんなで食べましょうと開けてびっくり、なんとこれはデイツではなくて干し柿だった。

英国で干し柿など見たこともないが、中華店で売っているとのことで、どうやら間違ってマーケットに出たものと思われる。日本へ持って帰らないとのことで残留組3人で分けて持って帰った。

2日月曜日、振替休暇の1日は、娘がワイルドガーリックの葉を取りに行くのに連れて行ってくれた。

田舎の細道を走るとあちこちサイクリストが2-3人づつかたまって走っている。狭い道でサイクリストも車の運転手も両方怖い。林の中はブルーベルで青くなっている。

車は道端に止めていつも行く林の中の細道。いろいろな野の花が咲いている。Bugleと言うこの花は日本語では、 ヨウシュ・ジュウニヒトエと言うのだそうな。

 

 

Yellow Archangel とよばれるこの花は日本語で黄花踊子草と言う。

 

ブルーベルにも2種類あって、これは英国原産のやや細めのブルーベル。今が最盛期でどこの林の下草も青く染まって見える。私の庭に生えているのはスパニッシュ・ブルーベルで英国系より太くたくましく花も大きい。英国系はスペイン系に押されて消えると言われているが今のところ林の中は英国系の天下。

 

 

 

野生の花ではとってもかわいいキャンピオン。今から道端のどこにでも咲き始める。

 

 

この林の1か所にだけ見られるホワイトベル。昨年よりも少しだけ増えてきている様子だった。

 

 

ワイルドガーリックはこれだけ生えていると採りがいもあるというもの、花やつぼみも葉もみんな食べられる。強力なニンニクの匂いがする。短時間で大きな袋いっぱいに摘んだ。

帰ったらきれいに洗って塩漬けにしようと思う。いろんな野菜と油いためにしてもよし、スープにしてもよい。

 

黄花踊子草とブルーベルが混生。

 

英国の春に欠かせないブルーベル。

 

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グリニッチ公園

2022-05-03 06:56:08 | ロンドン周辺

4月30日は今年では最高の春日和、おべんとうもって友達とグリニッチ公園へ出かけた。

公園内のチューリップが見ごろだと思っていったが、ほとんどが終わり近く、代わりに咲いていたのが色とりどりのシャクナゲとつつじだった。

ここでできるだけの写真を上げてみた。

 

 

 

 

 

 

以下つつじ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この色合いはまさしく椿姫を連想させる。

今は残り少なくなった椿がひっそりと咲いていた。

 

これはポルトガルローレルかバードチェリーかいまだに判らない。

白と紫いろの菜の花風に黒いチューリップ,何という色使い!!!

黄色の牡丹

 

 

巨大な木になっていた馬酔木(あしび)もう咲いているのに驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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