Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

4月の庭の花

2019-04-30 18:30:07 | 日記19

 

4月上旬、裏庭の古い梨の木の花が満開になった。毎年これくらい花が咲くけれど、このところあまり実がならなくなった。

 

同じ梨でも種類の違う隣の梨の木の花がすごい。ほとんど葉が見えなくて真っ白に咲いている。

隣の木は若木だから実もそれなりにたくさんつくらしい。

 

 

 

上2枚の花はリンゴ。毎年たくさん実がついて、友達や隣近所に配って食べてもらっている。

やっぱり上げる時は虫が食って落ちたリンゴは上げられないから、大きくて虫食いは私が始末しなければならない。このクッキングアップルは日本にはあまりないらしい。熱を加えると溶けるからアップルパイには最適。

 

 

もう20年以上も前に帰国する友達からもらったボタンは毎年つぼみが増え続け、今年は35の花が咲いた。剪定しなければならないのか知らないから、大きくなるままに手入れしないのでますます大きくなっていく。

 

 

3月のまだ葉の出ていないイチジクの枝を切って、もう1ヵ月近く、葉が出始め高い枝には小さなイチジクがいっぱいついている。7月末から8月初めは食べごろで、毎年やってくるスターリングと言う鳥の群れと先を争うことになる。

 

大きな鉢に植えたクリスマスローズの間から生えだした鳴子百合。この花は奥能登の山では自然に生えていた懐かしいもの。こう思ってみると日本には英国では見られない自然の草花がいろいろ有る。

昨年の6月に開かれたチェルシーフラワーショウには日本のヤマユリが出品されていた。あの匂い気高いピンクの百合にはたくさんの思い出がある。

 

 

 

数年前に種をまいたカリフォルニアンポピーは畑の土では芽も出てこず、石畳の間で大きく成長して今年が一番きれいに咲いた。おかげで車の駐車場所が狭まってしまった。

最近見たテレビではカリフォルニアの山全体がこのポピーで覆われて真っ黄色になって壮観。行って見たいものだ。

 ポルトガルの野生のアイリス。数年前に一株採ってきたら少しづつ増えてきている。花はここでのほうが大きいような気がする。

 

 28年前に引っ越して来た時に在ったこのオフホワイトのライラック、真っ白の一重の花はよく見かけるが、この花の色は珍しい。

 

 このダブルペタルのライラックも先住民が植えたもので巨大になっている。

 この花だけはが我が庭のではなくて近くの街路樹、数年前から今の時期、咲き出してとっても可愛い花だ。この10年以内に街路樹として植えられた木でところどころ見かける。

 

森や林の下草として春には欠かせないブルーベルは、私の庭の至る所で繁殖して今の時期はこの有様。きれいな花だけど、これを絶滅させるのは至難の業らしい。

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キューガーデンの花

2019-04-22 22:45:59 | 日記19

キューガーデンは英国最大の植物園で、桜ばかりではない、温室内や戸外にも素晴らしい花が咲いている。 

 このクレマチスだけはキューガーデンへ行く前の通りに咲いていた。クレマチスは普通ピンクや白の丸い花が多いがこの色、形は珍しくBlue Eclypse(ブルーエクリプス)と言う。

 

 

キューガーデンのチケット売り場近く、巨大な鉢植えの大きな八重咲のチューリップ。

 

 

 

 

 上5枚の木の花は中国がメインのリンゴやナシ系の花で、実は小さく典型的なものはクラブ・アップルと言う食べられない実がなる。Chinese Crab(クラブ)

 

 Iris Wattii(アイリス・ワテイ)は中国産と名札があったが、日本でも林や山などでよく見られた野の花で、当時はなんとも思ってみていなかったが、こうしてみるときれいな花だと懐かしい。

 

温室の中で咲いていた珍しい花。

 

 

この熱帯の変わった花は木の幹から直接花が咲く。直径10センチはある花の塊らしい。

 これも温室内のつる性の花で初めて見た。

 熱帯には珍しい花が多い。これもその一つ。

 

 このきれいな花の木にはJapan の名札がついていて、英語名のMalus Toringoを調べてみた。

これらは小さな木の実がなるものでクラブ・アップルの一種らしい。

 

 2種のモクレンと白の八重桜が一緒に咲いていて、うっとりするくらい素敵な一角。

 

この激しい色のチューリップも、こうして固まって咲いていると目を奪われる。

 

 プリンセス・ウエールズ・コンサーバトリーの中の熱帯植物。珍しい花だ。

 

 暑くて湿度の高い熱帯温室に動物の形が緑のコケで覆われている。いろいろ趣向を凝らしているのが見える。

 

 上の3枚の写真はどれも熱帯植物で、普通には見られない。

 ストールになりそうな大きなサボテン、もちろんこのサイズだけで座るのは拷問。

こんなサイズ一体何年たって大きくなるのかなー。

 

 

 やっぱり温室内の熱帯植物、どれも普通には見られない。

 

この地面を這うようにして咲いているきれいな花は、今まで見たことがなかったが、つい最近花屋さんで鉢植えで売っているのを見つけた。花は豆やスィートピーに似ている。

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キューガーデンの桜

2019-04-21 10:17:19 | 日記19

 キューガーデンには日本からの桜や日本で絶滅した太白や、中国の桜など数十種類があるがもう花の終わったものもあり、名前の書いていないのもあって、ここには27種の桜の花を載せることにした。 

 アサノは昨日のブログにも載せたチェリーウオークの並木がそれなのだが、もう盛りを過ぎてきて花びらがちらほら散っていく。

 

 この薄ピンクの大輪の花は天の川と言う。私の近所の庭にも植えられていて優しいピンクの花が青空に映える。

この天の川は普通横に枝を伸ばさず細いままでまっすぐ上に向かって伸びてゆく。まるで糸杉と同じようなスッキリした姿ですぐわかる。

 これはホクサイと言う。薄ピンクの花はあまり大きくないがびっしり固まって咲く。

 

 上2枚の写真は紅玉錦(べにたまにしき)と言う可憐な花で写真も捨てがたく2枚載せた。

 これは日本名が無くて名札にはPink Perfection (ピンクパーフェクション)とだけ書かれている。もしかして英国で勾配した新種かもしれない。

 

 もう花も終わり近くの御車返し(みくるまがえし)は一重の花。名前がなんとも優雅な感じ。

 白のダブルの花はシズカと呼ぶ。花のサイズのあまり大きくない。

 

 このあでやかな花は松前紅傘(まつまえべにがさ)と呼ぶ。大きな木にピンクの八重の花びらがあでやかに咲いて見事。

 松前花車(まつまえはなぐるま)と言う優雅な名前のこの花、満開時はどんなに素敵だろうか。もう花期は終わってこの花だけが残っていた。

 

日本名かどうかは判らないが名札にはOshokun(おしょくん)の表示。巨大な木に華々しく咲いていて見事。まるでピンクの雲のよう。

 これは松前紅為(べにため)の花。まだ若木で寂しい感じ。

 松前紅紫(まつまえべにむらさき)の花。やや小振りのピンクの花が咲く。

 

 この白のダブルの花ももう終わり近く、中国原産のSerrulata(セルラタ)とよぶ

 

 白の一重の大輪の花は太白、日本では絶滅して英国のケント州の庭から逆輸入され日本でも見られるらしい。このキューガーデンのもケント州から挿し木で成長している。

 この木の名札にはJamasakura Ichihara(じゃまさくら・いちはら)の名前が書いてあるが、もしかしてヤマザクラの間違いかもしれない。それにしてはダブルの花がびっしり咲いているところなど山桜には見えず、判らない。

 この華やかな桜は松前花笠(まつまえはながさ)と言う。

 花は終わりかけだが、松前雨宿り(まつまえあまやどり)と言う粋な名前。

 4月半ばの英国の公園や通りで一番普通に見られるこの派手なピンクの八重桜は、寒山か関山とよばれる。寒山は八重の桃色、関山は八重の濃い桃色だそうな。これがどちらか判らない。

 高砂(たかさご)

 上の高砂(たかさご)の接写、びっしり花が固まって咲く。

 松前梅雨小袖?(まつまえつゆこそD)名前のカードには最後のDで終わっていて、判らない。こんなプロの植物園でも簡単な間違いがあると見える。

 

白い一重の花は早咲きが多いらしくこの一重の花有明(ありあけ)もほとんど終わりに近い。

 

 この多弁の白い花は 松前ほくほ と書かれていた。

 いかにも日本名らしい しおがま と言う。

 

 松前シズカと言う名前にそぐわないほど華やかに咲いていた。

 

純白の八重桜、花は小振りながら固まって咲くとまるでかんざしのよう。日本名はなくてPlena (ぷれな)と書かれていた。巨大な木2本が隣り合ってまだ樹齢100年は経っていないという。

この白い八重桜も英国各地公園や民家の庭などふつうにみられる。

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キューガーデン(Kew Garden)のチフリー(Chihuly)

2019-04-20 18:01:18 | 日記19
 
明日からイースター休暇に入る木曜日、キューガーデンの桜を見ようと亭主と出かけることにした。
キューガーデンは英国に来た70年代は入場料も無料から一人20ペンスくらいに上がり、50ペンスくらいの頃までは覚えているが、それ以降あまり行くことがなかった。
 
今回入場料を調べてみると大人一人18ポンド、60歳以上で16ポンドと言う。娘とも話してブリティシュレイル(英国鉄道)発行の2For 1(二人で一人分)と言うチケットを見つけた。ところがこのチケットの条件は必ず鉄道のチケットを見せなければならない。私たち60歳以上(最近は65歳以上)はロンドン市内並びに郊外ゾーン6以内は無料のパスをもらっている。仕方がないから一番短い一駅(ロンドンブリッジからキャノンストリート)を一枚づつ買った。一人3.2ポンドで入場料二人で16ポンド。10ポンドは安く上がった。
 
 
 我が家からキューガーデンまで電車乗り換え、地下鉄乗り換えで、9時半に出発して着いたのが11時半、キューガーデンへの500メーターほどはたくさんの人たちが歩いている。
 
 
 
ビクトリア門の手前で塀に沿ってもう長い行列ができていたが、私たちが門を入るときには倍以上の長さになっていた。
 
 
ビクトリア門から日本庭園へ向かう途中にこの素晴らしいチフリーの作品、このアメリカのガラス工芸作家は今までにもこのキューガーデンや、ビクトリア&アルバート博物館で彼の多くの作品を展示してきた。
写真では判らないがこの作品直径1メータはあるだろう。
 
 
 
 
 
考えてみればどうやってここまで運んだものだろうか?ガラスには壊れるイメージが大きい。何処からこんなアイデアが浮かぶのだろうか?
 
 
 
 入り口のチケット売り場で20分以上は長い行列を作っていたので、この日本庭園近くのパゴダ(中国の10重の塔)へ着いた時にはもう12時半だった。
 
 
 この8角堂の屋根には各々素晴らしい龍の像が取り付けられてある。それぞれ色も形も違い10段の屋根の上全部についていて、下を見下ろして威嚇している。
この塔の前で友達夫妻と合流してガーデンを回ることにした。
 
 
本当は桜の散る前に見るのが目的でここへやってきたが、チフリーの作品が多いので、今回はそれを中心にこのブログを書きたい。次はたくさんの桜の種類を載せる。
キューガーデンには巨大な温室が3か所あり小さなものは2か所だけ。この温室はテンペレート・ハウスと呼ばれ3つの棟が連結している。
 
 
真ん中の棟の中心天井からブルーのガラスの花が下がっていた。
 
 
 
 
一つ一つの花も大きく、大変な重さだろう。よくぞこれらを作ってアメリカから運んで、取り付け作業も大変だっただろう。さすがはプロ。
 
 
 熱帯植物の中の意表を突く作品。
 
 
 
この色合いがとっても素晴らしい。
 
 
 
 
 
 
 意味など分からないが一つ一つの各品が色や形などとっても面白い。
 
 
 
 右棟の天井からのオブジェ。
 
 
 
ただただ見とれるばかりの、この作品、直径2メートルはあるだろう。上の回廊から見るともっと素晴らしいかもしれないが、時間がなかった。
 
 
テンペレイト・ハウスを出た真っ直ぐの通りはチェリーウオークと言う。桜はアサノ。この通りは100メータくらいの両脇の満開の桜と赤を中心にしたオブジェに、グリーンの草むらに至る所咲き誇るチューリップが見事。
 
 
 
 
 
 ここが最高の見所だったと言えるかもしれない。たくさんの人々がうごめいていた。
 
 
キューガーデンの中心にある一番大きな温室、パルムハウスは巨大なバナナの木やヤシの木などポルトガルでも見られない大きさだった。
 
 
 
 
 パルムハウス前の真っ赤なオブジェ、もしかして太陽をイメージしているのかも。
 
 
 
 花畑の中の面白い変わったプランツを想像させる。
 
 
 水仙は終わり今はチューリップが真っ盛り。
 
 
 
 ブッシュに埋め込まれた素敵な顔、子供たちも面白いと思うのだろうか?
 
 
 
 小さな温室前のオブジェ。
 
 
 
遠くに見えた巨大なオブジェ、あそこまで行けない。
 
 
 
 
 小さな温室内はいつもは蓮の花が咲いているが、今回はこの純白のガラスの花が咲いていた。
 
 
 この作者デール・チフリー(Dale Chihuly)は植物と調和させた作品を作って展示しているが、合わなかった作品は惜しげもなく打ち壊したという。
 
 
 
 
 ここはプリンセス・ウエールズ・コンサーバトリーと言う新しい建物、ダイアナさんの死後に建てられた。
中にはランやサボテンなど熱帯地方の植物がみられる。
 
 
 
 やっぱり太陽が池に反射している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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グリニッチ公園

2019-04-15 19:52:59 | 日記19

 

 

 クイーンズ・ハウスの後ろから真っ直ぐ見える天文台への急坂や、見晴らし台の上の大勢の人々、これほど多くの人々がこの春の日曜日を楽しんでいる。 

 見晴らし台から見下ろしたグリニッチの素晴らしい展望。

真ん中の建物がクイーンズハウス。向かって左側が海洋博物館、後ろの右のタワーは教会で左のタワーはペインテッドホール。川向こうの近代ビル群はドックランドの高層ビル。

 

 

 

 ブラックヒースの門から近いところに約20本くらいの八重桜の並木があり、今は3分咲きから7分咲き、ここもたくさんの人々が花見に来ていた。日本の花見と違って座って宴会などと言うことはないが、至る所でカメラを構えた人々が花を愛でていた。

一緒に行った日本からの友達は、日本ではこの毒々しいピンクの花を嫌うという。桜はソメイヨシノでなければ、と言うのを聞いて、日本人は軍国政府時代の政策―一斉に咲いて一斉に散る。に洗脳されていると思った。

英国には多種多様の桜があり長期間楽しめる。ソメイヨシノは桜でないと日本の桜博士が言っていたのを聞いて、昔からのいろいろな桜をないがしろにして、絶滅の危機に瀕している。

 

 このピンクの椿は英語名でカメリア・ジャポニカ・エレガンス(Camellia Japonica Elegans) と言う。椿は日本と中国が原産。 

 これはカメリア・ジャポニカ・ルディゴア(Camellia Japonica Ruddigore)

 

 

 この公園の椿はあまりに素晴らしくて、何度でも写真に撮り愛でている。このブログにも嫌になるほど載せている。

 

 

 

多分白の山桜にピンクの八重桜を挿し木したに違いない。一本の木から白とピンクの花が混じって咲いている。

 

 この白い桜の大木はもう散り始めていて、ここでもいろいろな人たちが楽しんでいた。

 

遠くから特に目立つ激しい色のこの木の花は英国の通りの一角など一般に見られる花だが、数冊の花の本を探しても載っていない。

 どなたか知っている方はいませんか?

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グリニッチ(Greenwich)

2019-04-15 19:39:55 | 日記19

日曜日の朝、2人の日本人の友達とまたグリニッチへ行った。やや温かくなってきたこの日、青空も見えてきて、一大観光地のグリニッチは大変な人出だった。

海軍士官学校は過去のグリニッチで一番有名だった。私が英国へ来た70年代にはこの士官学校はまだここにあった。時々純白の制服に身を包んだかっこいい若い男性を見かけることがあった。いつの間にかこのエリート校の士官学校はサウザンプトンに移され、今ではグリニッチ大学の校舎や、学生ユニオンの建物、観光案内所に変わっている。多くの建物が一般公開されるようになってきた。

 

 

 

いずれも巨大な石造りの建物で、ヴィクトリア時代の遺物である。上の写真は向かい合って全く同じ作りになっているが、向かいは教会で、手前はペインテッドホール。

たまたまここへやって来た時に素晴らしいコーラスの讃美歌が聞こえ、皆教会の中へ消えていった。正面のドアを閉めている守衛さんに、入ってみたいと伝えると横のドアから入って良し、ただし写真を撮ってはいけないと言われた。

大して大きな教会ではなく、内部はきらびやかではないがきれいなデコレーションの教会で、ちょうど日曜日のミサをやっていた。聞いても判らず、説教と讃美歌が何度も繰り返され、とうとう飽きて出てきてしまった。

ペインテッドホールは入場料12ポンドと言う。もう何年か前に入った時、無料か有料だったとしても少額だった記憶があり、この日はあきらめた。

海洋博物館は帆船時代が英国海軍の花だったのかもしれない。

 

 

帆船のへさきには上の写真のような人型の飾りがつけられていた。普通女性像が多く船はShe(彼女)と呼ばれていた。

 

ホレイショ・ネルソン、トラファルガー海戦で戦死するまで、英国海軍の総督として敬われ、今でもトラファルガー広場の高い塔の上から下界を見下ろしている。この肖像画は若き日のネルソンで、とってもハンサム。

 

 

それと全く対照がチビで小太りのナポレオンとは雲泥の差。ここまでは海洋博物館のネルソン提督の部屋を回って写したもの。

博物館内のカフェーではサンドイッチ一つにしても目が飛び出るくらい高いので、グリニッチの町へ出た。ちょうど日曜日とて狭い路地のあちこちで、クラフト市や中古・骨董市が開かれ、小さな食べ物ストールが開いていた。

私はヌードルにタイ・グリーンカレーをかけたものを食べて満腹。

 

 海洋博物館の横にクイーンズ・ハウスがある。

これも若き日のヴィクトリア女王、最近テレビでシリーズのビクトリア女王のドラマを見せているが、よく似た女優を探したものだと感心している。

 

 

この絵はプレ・ラファ―エリティと言う英国の絵画ムーブメントで、イブリン・デ・モーガンと言う女性画家の人魚像。この女性たちは顔が同じで、当時の英国画家は皆同じような顔を描いている。

 これはエリザベス1世の肖像画でこのハウス1番の見もの。レースの細やかさや一つ一つのパールの光具合などまじかに見ても飽きないくらい精巧な絵。最近修復されたもの。

 

 

 

同じ部屋に展示されている絵が素晴らしい。今年2019年に展示されたスーザン・ダーゲス(Susan Derges)の写真プリントだという。水の動きは写真でなければ出せないだろう。とっても印象に残る作品だった。

 

これも2016年の天空写真コンテストで2位に入ったダニ・カクセッテ(Dani Caxete)のMan on the Moonとタイトルの写真。うわーと歓声を上げたくなるような作品。

 

 

2階の真ん中に展示されていた日本の陶器、高級なもので、これを壊したら番町皿屋敷じゃないけど打ち首になっていただろうと話し合った。

チューリップ模様がきれいな螺旋階段。

クイーンズ・ハウスは無料で3フロアーに多くの芸術作品があって長時間楽しめる。

 

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グリニッチ花壇と英国の桜

2019-04-12 22:41:51 | 日記19

先日ケントの友人から桜の花の写真が送られてきた。これはケントのべネンドン(Benendon)村の有名な桜園の太白と言う桜で、1920年代日本では絶滅し、英国のこの木から接ぎ木して再生したものだという。これには長いストーリーがあり(http://www.news-digest.co.uk/news/features/15355-collingwood-ingram.html

上記のストーリーを見ていただきたい。

 

 

この太白と言う桜は一つの花が直径5-6センチもあり、友達は今までであんなに大きな桜の花を見たことがないと言っていた。

昨日行ったグリニッチの花壇にも数種の桜があり、そのほかにこの4月に咲いている花々を紹介したい。

今から咲き始めるピンクの八重桜、英国のあちこちで見られる。この花はアメリカのポトマック河畔にも植えられていて、人々を楽しませている。

この花は太白程の大きさはないが、普通の八重桜よりも花のサイズが大きかった。この公園には花の名前などが書かれていないから種類や名前が判らない。

まるでかんざしのような純白の花の中に、ちらちらと咲いているピンクの可憐な花が素晴らしい。

一重の花びらながらこれだけびっしりと花が咲いて見事。

純白の八重桜はまだ1分咲き、この花は花一つづつは大きくないが八重の花びらが固まって咲きだすと見ほれるほど美しい。

昨日は風が身を切るほどに冷たくて、それでも桜の木の下でピクニックをしていた家族連れ。

この公園では今を盛りの椿と山茶花が見事だった。

八重咲の椿もウルトラ満開。一重の椿はサイズが直径10センチ以上もあった。

姫椿とでもいうのだろうか?

 

これは椿か山茶か?

白の八重の花びらもあったが、写真を失敗してしまった。

石楠花とつつじは本来ならば5月から6月に開花するのに、この公園にはもうしっかり咲いていた。

英国では石楠花の種類が非常に多く、木も巨大になるが、ここではコントロールされていて、こじんまりしている。

もう最盛期を過ぎたような石楠花(シャクナゲ)。

 

つつじ2種。

 

馬酔木(あしび)は毒があり馬がこの葉を食べると酔ったようになることから、このような漢字が充てられている。

芝生のあちこちに植えられている春の花。

 

チューリップとウォールフラワーのアレンジ

 

色とりどりのパンジー

 

白の水仙とブルーの勿忘草(わすれなぐさ)

 

白の水仙と黄色のパンジー

 

黄色のラッパ水仙とブルーのパンジー。

 

 

ヒヤシンスとパンジー

 

白の勿忘草(わすれなぐさ)とチューリップ。チューリップがまだ開花していないので色のコントラストが判らない。

花壇の春の花の中では一番色彩あふれたチューリップと雛菊(ひなぎく)の群生。

 

 

色とりどりのヘザーの花がカーペットになっている。

在英47年で初めてこんなに素晴らしい花畑を見つけた、ラッキーな一日だった。

 

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グリニッチ公園とブラックヒース

2019-04-12 00:10:33 | 日記19

朝8時、久しぶりの青空で、以前からグリニッチで花見ができると聞いていたから、今日がその日。

電車に乗った9時半は雲が張り出し風が冷たく、電車とDLR (ドックランド・ライト・レイルウエイ)の間中ポールは寒いの連発、今日一日中こうして文句を言われるのかとうんざりしていた。

 

カティーサークでDLRを降りて真っ直ぐグリニッチマーケットの中を通った。

ここは観光客用のクラフトや中古品・アンティークスなどを売っていて、高いから絶対買わない。それで見もせずに通り過ぎ、公園へ行く通りの脇の公衆便所へ行った。

 

このトイレは100年は経っているもので、考えてみれば100年前に日本の通りに公衆水洗便所があっただろうか?ここグリニッチはヴィクトリア時代に海軍カレッジや天文台などで大いに発展したところ。公園をそぞろ歩くジェントルマンや貴婦人も多かっただろう。

残念なことに女性トイレは鎖が下りて閉まっていた。

 

 

公園側の海洋博物館の入り口の飾り、Ship in Bottle ( 瓶の中の船)と言うが、ポールはこれを見て船乗りはBottle in a Ship(船の中の瓶ー酒)と言うんだとニヤリ。

海洋博物館の玄関には歓迎の日本語も見える。

 

 

この素晴らしい建物を見ると、ヴィクトリア時代は英国の最盛期だったことを思い知らされる。

 

 

グリニッチ天文台は公園の高台にある。今日は花見の予定で天文台へは行かない。

 

公園内は広大な敷地で真っ直ぐな道路(過去10年内に完全に整備された)が縦横に走っている。

英国に住んで47年、片道30分で行けるこの公園に過去何度も来ているが花壇があることを知らなかった。2時間ほど花壇を回って写真を撮り、公園の裏側ブラックヒースの門から出た。

 

ブラックヒースは17-8世紀ロンドンでコレラが流行り何十万人もの市民が死んだ。その死体をこのヒースランド(当時は高台の荒れ地)にまとめて埋めたもので、今でも掘れば遺骨が出てくると言われる。それでここは広大な草地になっていて、町や村は周辺をぐるりと囲んで作られている。

 

 

この広大な草地には道路が縦横に走っていて私たちも帰りのバスを探すために草地を縦断した。

 

ちょうどこのブラックヒースにはサーカスやファンフェアーの一団が滞在して4日から公開していた。

 

 

ウイークエンドは賑わうのだろうがこの寒空、平日も賑わっているとは思えない。

 

バスでキャツフォード(Catford)まで行きショッピングをと通りを見たら、半年前にはなかったパブの前のすごいデコレーション。驚いたのなんの。一体どこからこんなアイデアが生まれるものなのか?

 

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これが最後のキャンプ旅行―帰国後の1週間

2019-04-03 17:26:36 | ポルトガル18-19

今日で帰国して1週間が経った。あまりに忙しかったのでもう2-3週間経った感じだった。

庭にはいろいろな花が咲いている。

 

 

今年初めて花を咲かせたボタンの木、ほかのボタンの木はまだ3-4週間はかかりそうなものなのに、ただ一つだけ花が咲きだした。

 

サクランボがなる桜もやっと花盛りになってきた。通りの桜はほとんど散ってしまい、あとは八重桜が咲くだけだろう。このサクランボも年々実が多くついてくるが、食べる前にブラックバードに獲られてしまって、いまだ2-3個だけしか口に入らない。

 

 

このイチジクの木はまだ葉が出ていないから、今の間に剪定しようと決心した。

 

 

毎年たくさんの実をつけるこのイタリアのイチジクは20年以上も前に植えたもの。日曜日の朝から亭主が電気のこぎりで塀の近くの枝を切っていたところ、踏みしだいた雑草で足を滑らし、後ろにどさっと倒れた。手に持っていた電気のこぎりは動いていなかったから良かったものの、両足のすねに落としてしまった。ポールは糖尿の初期にコレステロールも高いからと、以前からアスピリンを飲んでいたせいで出血がひどい。両すねに3か所浅い傷が出来、靴に血がたまるほど出血した。

血だらけで風呂場まで行ってもらっては困るから、ビニールの袋で足を覆い、すぐシャワーに入って傷の消毒、出血は止まったから弾性包帯で巻いて二日置いた。

昨日は包帯を解いて傷を乾燥させるべく何もつけなかったが、今朝一番大きな傷の周りが赤く炎症を起こしていて感染が見られる。ドクターに予約をとったところ金曜日まで空きがないとのことで、すぐ救急病院へ行った。2時間で両足に包帯を巻いてペニシリンの錠剤をもらって来たから、もう安心。糖尿では傷の治りが悪く、悪化すると足の切断などと言うことも在りうるから、油断はできない。

血だらけだった彼のズボンは、一晩水につけて洗ったが4回すすいでも血の色が抜けない。洗濯機で2時間40分もまわしてやっときれいになった。

 

イチジクの木陰でほとんど目立たないこの椿も今年は特に花が多かった。

 

 

20年以上も前に引っ越した時にはもっと大きかったこの八重のヤマブキ、毎年短く剪定しているがめげずに大きくなる。

 

数年前に庭の片隅に咲き出した野生のプリムローズ。鉢に植えたら元気でどんどん増えて行っている。この花を見るとスペイン、フランスの国境の山道にびっしり咲いていた花を思い出す。

今日でちょうど一週間、今朝フランスから手紙が届いた。

スピード違反で罰金を払えという通知、それも昨年10月3日にフランスを南下しているときのもので、よくも今までメールも送ってこず、帰国を見越して送ってきた心憎さ、最近のコンピューターのデーターの素晴らしさに感銘!!!3月25日から46日以内に払えば45ユーロ、76日以内では68ユーロ、それ以上だと180ユーロになるという。

もちろんすぐ払いますとも。それにフランスはもう通らないことにします。ディーゼル代とキャンプサイトの料金とフェリー代を計算すれば、スペインから24時間かけてフェリーで英国へ帰る方が早くて安いから。(このブログの題名―これが最後のキャンプ旅行はまたまた書き換えることになりそう。)

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