さてグランドロックの帰り道に立ち寄ったのがマデレイン村、この下の写真は村の宣伝ポスターの上空写真を写したもので、亭主はすごく期待していた。村の入り口に2か所の駐車場があり、半分ほど埋まっていたからきっと素晴らしい場所に違いないと急ぎ足。入場料一人6ユーロ、受付で英語の説明書を渡されて高台の案内所から川渕に向かって細い道を降りて行った。
この古代遺跡は1863年に発見され考古学者の間で有名になった。
川渕に天然の洞窟ができていて原始時代から人々が住んでいた。
時代時代によって人々の生活もいかに楽な生活を営めるかが中心になってきて、寒さを防ぐために石を積み上げて壁を作ったり2階の部屋を掘ったりしている。
洞穴の中心になるところに建てられた塔はローマ時代のもので中に聖マデレインの像が祭られている。聖マデレインはフランスの19世紀の聖人で女性の教育に尽力を尽くした。
片隅には崩壊寸前の中世の城塞があり周囲から見ることしかできない。
この遺跡で発掘された鹿の角に彫られたバイソンが傷口をなめている彫刻が有名。ほかにも500個の石器時代の遺物が発掘され大英博物館やいろいろな博物館に分けられ展示されているという。
一回りしても30分とかからないこのような遺跡は専門家かよほど興味のある人にしか面白くない。
帰りの途中で道を間違えてたどり着いたところがここ、岩の中は洞窟になっているらしい。