昨日行ったラスコーIIで買ったチケットにはあと2か所の観光地が含まれていた。
水曜日のこの日はモンティニャックのオールドタウンでマーケットが開かれる。朝早くからキャンピングプラッツの駐車場に乗用車が詰め掛けキャンパーの前後のスペースに駐車しだした。キャンパーの前に駐車されるとキャンパーが出せなくなるから急いで発車させ、モンティニャックから20㎞程南のグランドロックへ向かった。
途中の道筋で遠くにこんな素敵なシャトーを見かけた。
グランドロックはそそり立つ岩山の下の洞窟で石器時代の人々の生活を映像と展示品で見せているだけで、全然面白くないが、その並びに鍾乳洞がある。
1922年このグランドロックの遺跡を調べていた考古学者が高い壁の中腹に張り出たテラスを見つけ登ってみたところ、岩の間から水が流れ出ているのを不思議に思い、調べた結果2年をかけてこの鍾乳洞を発見した。
観光客のアクセスが可能になったのは1927年からで急階段を上らなければならない。フランス人のガイドとこの朝いちばんのフランス人団体の後ろについて入った。
鍾乳洞はヨーロッパのいろいろな地域で見ているから特別期待もしていなかった。サイズとしては中から小の部類に入るだろうがゆっくり一回りして写真を撮って出てきたら1時間は経っていた。
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鍾乳石はつららのようにまっすぐ下がるのと、落ちた水に含まれる成分が堆積して上に伸びてゆくのの2種類があるが、ここのように横に伸びたり斜めに伸びたりと縦横自在な鍾乳石は見たことがない。
どうやってこのような形の鍾乳石ができるのか、残念ながらフランス語ができないからわからずじまい。
この三角模様の鍾乳石はここだけの非常に珍しい現象だとのことだけは判った。
この子供だましの洞窟内の石器時代の生活様式や、人類の進歩状態を見せているのが昨日のチケットに含まれていただけで、鍾乳洞は一人7ユーロづつ払い、もう一つのチケットも全く子供だましみたいだからと行くのを断念。
帰り道でとっても面白い岩山を見かけた。
フランス語で読めないからそのまま記するとEyzies-de-Tayac-Sireuil という小さな町に岩の壁に作られたmused De National Prehistoric (古代博物館)が面白い。グランドロックで考古学はもういいからこの建築物が面白くて歩き回り写真を撮った。
この町は古代博物館だけで観光客を集めているらしい。大きな有料の駐車場とレストランが目白押し。