Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

これが最後のキャンプ旅行―カセラ(Cacela)の朝市

2019-02-18 17:27:06 | ポルトガル18-19

カセラは私たちのいるコンセイシャオの駅からスペインへ向かう電車の次の駅、毎月第3週土曜日はタヴィラのマーケットが開かれるが、その翌日日曜日はカセラで大きな朝市が開かれる。

今まで誰からも聞いたことがなかったけれど、ドイツ人のクリステルが何時も行っていると言ったので連れて行ってもらうことにした。このマーケットはクリステルにとってこの冬最後になるそうで、彼女は3月半ばには帰国する。

朝10時半の電車で行くとカセラの駅の周辺は駐車場と化し、通りは屋台と人々でごった返している。

 

 

この写真に映っている電動車いすのおばあさんは私たちのキャンプ場に居る人、タヴィラでも出会ったが、あちこちに神出鬼没。

 

 

77歳には絶対見えないクリステル。このマーケットでもドイツ人の知り合いにあちこちで出会い、おしゃべりに忙しい。

 

 

牛が首につるしている大きなベルや様々な動物の首輪を売っていたこのおじいさん、クリステルがポルトガル語とスペイン語でおじいさんと長い間おしゃべりしていた。

 

 

春そのもののシクラメン、花屋さんには多種のお花が満開。

 

 

朝食を食べてこなかったクリステルはこの揚げ菓子が大好物。粉砂糖をしっかりまぶした大きなのにかぶりついていた。

 

 

ポルトガルでは獲れないタラはノルゥエーからの輸入品、有名なポルトガル料理はこの塩タラにまめやソーセージを入れてトマトソースと一緒に煮たもので、私も大好物。

 

 

ポルトガルの一番有名なコルクの皮で作られたバッグや財布。お土産店で買うより安いから、私も持っている。

 

この巨大なトマトはこの地で採れたものらしい。それにしても1㎏が3.5ユーロは高い。たまたま写真を写していたら、ポルトガル人の女性が一個買ってちょうど1kgだとお金を払っていた。このトマトは他の小さな種類よりずっとおいしいという。

 

 

まだ2月なのにこんなトマトの苗が売られている。15本で3ユーロ、欲しいけど買えない。

 

 

テント下の簡易食堂で焼肉とビールやワインを楽しむ人たち、一度行って一緒に食べたいが、後ろの長い行列を見れば、すぐ諦めがつく。

 

 

ポルトガルの観光お土産品。

 

 

おじいさんがたった1個残った竹かごを売っていた。1個5ユーロ、彼が自分で編んだんだそうで指のあちこちにプラスターを張ってい

た。持って帰るとまた亭主に文句を言われるかと思ったのに、帰って見せても全然気にも留めていない様子だった。しめたこれでまたいくらでも買えるぞー。

 

丸い大きな公園の周囲のオレンジの木々は実が鈴なり、その下に屋台が広がっている。

クリステルと2人一緒の白いレースで出来た上着を買った。インド製の綿と絹の混紡だという。二人とも気に入ってとっても嬉しく、来期に写真の見せあいをしましょう。彼女はインターネットをしない、アイフォーンも持たないという。

 

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これが最後のキャンプ旅行―春菊

2019-02-17 18:11:02 | ポルトガル18-19

2-3週間前から野原で見つけた野生のほうれん草をお浸しにしたり、バター炒めで毎日楽しんでいる。

キャンプサイトのイギリス人やドイツ人に試しに食べないかと勧めても、皆しり込みして断られた。先週けいこさんのお家へ行った際、ショッピングセンターの後ろの草原で摘んだほうれん草を持っていきあげたら、ずっと以前から知っていて、食べていると言われて私の方がびっくりした。

おまけに 春菊は食べているの と聞かれてもっと驚き。

 

以前からこの花が春菊に似ているなーと思っていたけれど、確かめてみる勇気もなかった。

この第3週目の土曜日はタヴィラのマーケットが開かれる。

けいこさんと妹のかずこさんから、ショッピングセンターの後ろの草原に、まだ大きくなっていない春菊がいっぱい生えていると聞き、行ってみた。ほうれん草もあちこちふさふさと生え、春菊はあたり一面びっしり生えている。

もう花やつぼみがおおきくなっているのは避けて、柔らかそうな茎の太いのをビニール袋いっぱいに採った。

この日はお昼にオランダ人夫妻とお食事の約束で、一緒にレストランへ行ったが、野生のほうれん草の話をして勧めても、興味を示してくれなかった。亭主もお浸しやバター炒めなどは自分から進んで食べようとしないが、クッキングの中に刻んで入っているのは仕方なく食べている様子。

 

キャンパーに戻って、まずは大量の春菊を洗って茹で、ビニール袋に小分けして保存、一食分はお浸しにしてその夜に食べてしまった。

懐かしい春菊の味、もう忘れ去っていた日本の味だった。

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これが最後のキャンプ旅行―鎌田愛子さん

2019-02-17 17:40:01 | ポルトガル18-19

昨年11月21,22日にこのキャンプサイトで初めて会った鎌田愛子さん ( https://blog.goo.ne.jp/reikoh6/1 )は11月22日深夜にタヴィラから夜行バスでスペインへ発ち、ジブラルタルの港でフランス人カップルのヨットに乗って、カナリヤ諸島に渡った。

若い女性の一人旅はとっても心配と亭主と案じて居たところ、無事カナリア諸島のテナリーフに着いたとのイーメールが来て、安心していた。

それ以降音沙汰がなく、最近近況を聞こうとメールを出そうと思っていたところ、タヴィラのけいこさんからメールが入った。

 

それによれば愛子さんはヨットのヒッチハイクで大西洋を渡り、竹のいかだで西インド諸島をセーリングするフランス人男性のプロジェクトに参加して楽しんでいるとのこと。(https://vimeo.com/315963464)全く驚きびっくり。

こんなに勇気のある日本人に出会ったことがない。

そして昨日又けいこさんから送られてきたメールでは (https://napanyuma.hatenablog.com/)竹のいかだのプロジェクトから降ろされて、今度は一人であちこち旅していくことになるそうな。

最初のVimeoのサイトは Simaran という人の旅行報告に愛子さんが載っていて、2段目は彼女のブログになっている。

こうして彼女は地球のあちこちに出没しているのが見えて、もう心配を通り越し大いに楽しませてもらった。

たった2日間の出会いだったけれど、いろいろな人との交差は面白い。

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これが最後のキャンプ旅行―タヴィラの森踏破

2019-02-09 11:07:15 | ポルトガル18-19

最近強風もなくなり温かい穏やかな日が多くなってきた。2月7日は今週初めての長距離を歩く決意。と言っても私はその朝1時間のヨガで昨年も出た左腰が痛くなりだし、あまり乗り気でなかった。

私がヨガに行っている間に亭主はサンドイッチを作り、コーヒーを魔法瓶に入れて私の帰りを待って居た。

 

あたりはアーモンドの花が満開で、田舎道では通り過ぎるのはサイクリストばかり。

 

道端のザクロの木々には腐ってもまだ木々にしがみついている実があちこちに見られ、どうして実の熟れているときに誰も採らないのだと腹立つ思い。あーもったいない。

 

 

もう何年も打ち捨てられた住居。ザクロ畑が収穫しないままで見捨てられたように、このような田舎の家は家族が亡くなって引き継ぐ人が居ないのだろう。

 

 

あたり一面のオレンジ畑。こんなに行儀よく並んでいると見事というしかない。

 

 

桃の花も咲きだした。

 

丘の上の一軒家。あたり一面の緑が素晴らしい。

 

 

この地域一帯の郵便ボックス。郵便屋さんはここでひとまとめに配ればよいけど、車のない年寄りがここまで郵便をとりに行くのは大変な苦労だろう。

 

高速道路下のトンネルを通っていくが、その向こうに2軒も新しい家が出来ていた。昨年はなかったのに。

 

 

山の斜面のアーモンド畑。

 

 

もう何年も水の流れたことのない川床。ポルトガルがそのうちに砂漠化するというのがわかるような気がする。

 

ワイルドラベンダーの先駆けで、あたり一面が紫色に染まるのは3月末。

 

乾ききった川床には車のわだちが見える。この川を横切ってタヴィラの森へ入っていく。

 

今年初めてのミモザの花もそこかしこ。タヴィラの森はユーカリの木とミモザの木からなり、ミモザの花はそこかしこ一番低い枝だけが花が咲いている。

 

まだ芽も出ていないイチジクの木には今年実る小さな実がついていた。

 

真っ青な空に飛行機雲が直線を描いている。

途中で休憩サンドイッチを食べ、コーヒーを飲み、元気いっぱいの亭主の後ろをついていく。

 

 

今まで何度もパークレザー(Park Lazer) のサインを見ながら一度も行ったことのないパークへ足を運んだ。なんとここはこのあたり一面で一番の高台で、海も遠くの山も一望に見当たせる。

景色以外にあるのは子供の遊び場だけでがっかりした。

 

サンタ・リタの町を通り過ぎると、もちろんあちこちの一軒家の門から猛犬が吠えまくる。

 

 

私の好きな野の花。

 

 

このあたりの野原や道端にふさふさと生えているのは野生のホウレンソウ。以前から気になっていたが勇気がなかった。最近食堂の2階の図書館で見つけた野生植物図鑑にこのホウレンソウ(スイスチャード)が載っていて、試してみた。

バター炒めにするととってもおいしい。たくさん採ってきたので茹でて、冷凍にしている。

この日は22km歩き私の足にまめができ、亭主も私も腰痛と足の痛さに悩まされている。この痛みが消えるまでは、もう2度と長距離のウォーキングには行きたくない。

 

 

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これが最後のキャンプ旅行―一月の暖かい日

2019-02-06 11:45:48 | ポルトガル18-19

一月25日は寒い北風もなく青空の暖かい日だった。この日は2週間ほど前に行ったサンタ.リタから東に向かって歩いていくことにした。この前はサンタリタから北に向かい、途中から高速道路と平行に西に歩いたが、今回は海岸線と平行にスペイン方面に向かった。

 

 

キャンプサイトから歩いてすぐ近くの道端のこの花、珍しい花で今まで見たことがない。クリステルに写真を見せたらとっても興奮してぜひ実物が見たいと言っていた。

 

 

ポルトガルには空き巣狙いが多いらしく、行く先々の一軒家では必ず番犬を飼っている。

この猛犬も道路の反対側を歩いていても牙をむいて吠えまくる。屋敷の2辺が道路に面しているからどこまでも追ってきてうるさいこと。

 

イギリスでは庭を飾る花として売られているこのペリウィンクル(Periwinkle)もここでは野生の雑草。やや日陰の下草には星のように青い花が咲いている。

 

 

私たちの姿を見たとたんに、走り寄ってきたこの人懐っこい馬たち。ごめん、何も食べられるものを持ってこなかった。

 

 

英国ではまだ地面は凍り付いているだろうに、しっかり耕されて赤土が見えている畑、いったい何を植えるのやら。

海岸線の砂地ではこの白のブルーム(エニシダ)の花が咲き出すのはまだ1か月も先のこと。このあたりでは巨大な花房が満開。

 

 

大きな門のあるお屋敷、たぶんオレンジ農家なのだろう。この門からお屋敷までの道が遠くてお屋敷が見えない。

 

 

まだ芽も出ていないイチジクの木の畑、3月には小さな芽が出てイチジクの実もたくさんついている。実が実るのは6月ごろか。残念なことに私たちは6月はポルトガルに居ないから、タヴィラのキャンプサイトにあるイチジクの木々は誰もとる人が居ないため、すべて地面に落ちて腐っている。

この農家のイチジクは採って乾燥したのがマーケットで売られている。

 

 

サンタ・リタを通り過ぎて町はずれから見る町の様子。

 

 

 

どんな野菜を植えたものか夜の寒さを防ぐためのビニール覆いのしてある畑。覆いの間は雑草の花盛り。

 

 

この畑は果物の木が植えられているらしい。

 

石橋の両脇には汚い水たまり、雨が降って水が流れるころにはこの石橋の上を流れていくのだろう。車や自転車でなければ通れないこんなところは英語でFord (フォード)と呼ばれる。

 

 

道端の小さな農家の壁飾り、こんなふざけた飾りもある。宗教画ばかりじゃないんだねえ。

 

 

英国の羊は今頃屋内に入っているか雪に埋もれているかもしれない。このラッキーな羊たち。

 

 

 

野原は何処も雑草の花盛り。春爛漫!!!

 

通りのお屋敷の前庭のこの珍しい木。初めて見たが一体何か実がなるのだろうか?葉の付け根が団扇のようになっていて面白い。

 

 

ここでもバミューダバタカップの花が満開。

 

今日は10km歩いて隣の駅カセラヴェラへ着いた。1時間以上も待ってやってきた電車を見て思わず撮った写真。うわー!この電車に落書きが見当たらない。!!!

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