Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

縄跳び1000回

2020-05-29 19:22:06 | ロンドン周辺

今朝初めてノンストップ・縄跳び1000回に達した。

毎年ポルトガルから帰ってくると運動の必要性を感じて、散歩やジョギングなどしたりして、体重増加を抑えようとしているが、今年はあまり遠くへ行けないのと、縄跳びでの減量に挑戦。ノンストップ・1000回出来たのは何年前だったろうか?

最近亭主も少しづつ癌が悪化してきているようで、日中リクライニング・チェアーに伸びてよく寝るようになった。それに昨夜2時近くまで起きていたせいで、今朝8時でもまだ寝ている。私は7時過ぎから目覚めて眠れず、とうとう起きて庭の花に水やり、そして涼しいうちに縄跳びをしたもの。

2月から始めた縄跳びももう4か月になり、食事制限をしなくても少しづつ体重が減ってきたのがうれしい。この4月5月はほとんど雨が降らなくて、裏庭のパティオで縄跳びをしていても、気持ちがいい。

 

 

もう20数年前,テームズ川の源流を探しに行ったキャンプ旅行で、宿泊したパブの裏庭に咲いていたこの花。5センチくらいの新芽を失敬して水につけて根が出たのを挿し木にしてこんなに大きく立派になった。

 

 

このピンクのシスタスは20年以上も前、苗を買って植えたもの。ポルトガルの野生のシスタスは全部白だが、カプリ島の山の斜面は白とピンクがいっしょくたに咲いていた。

玄関の窓際のサボテンは1年に一回5月に咲いてくれる。今年は7本のつぼみが蛇の鎌首を持ち上げるように伸びてきて、窓ガラスのぴったりくっついてしまったので、前庭に出して花を咲かせたもの。花は1日しか持たなかった。

 

上のジェラニウムも5年前にポルトガルから小さな芽を摘んで挿し木にしたもので今年初めて花が咲いた。冬中温室に入れて水やりもしなかったけれど、よくぞ生きていてくれた。

 

上の青と白の桔梗のような花は、エストニアでは野生の花で道端にたくさん咲いていた。わが家ではいつの頃からかあちこち芽が出て花が咲くようになった。種を植えた覚えもないが大変強くどこにでも芽をだす。

 

巨大なオリエンタルポピー、この花の直径は20センチだった。この花は種から植えてもほとんど失敗するが、苗だとどんどん増えて、遠くからも目立つ花になる。

 

 

今年は牡丹が早く咲いてずいぶん前に終わってしまったが、このシャクヤクは今から咲きだす。優しいピンクがかわいい、

 

 

黄色の花はウエルッシュ・ポピー、これも野生の花で勝手に芽が出てどこにでも咲く。

ピンクの大判ポピーは今年初めて咲いたもので、昨年秋に畑にまいたものは全然芽も出ず、種が飛んで芽が出てきたのがあちこち大きくなりつつある。昨年咲いた大判の真っ赤な花を期待しているが出るかどうか?

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相変わらずロックダウンのこの頃

2020-05-23 17:36:31 | ロンドン周辺

昨日政府は海外からの入国者に2週間の隔離要請を決めた・・・・何を今頃!!!と思うのは私だけではないだろう。

先週の新聞では英国の実際の死者は44、000人,に上ると書かれてあった。それも老人ホームの死者が1万人を超えているという。この政府、年寄りはもう役に立たないからこの際、見殺しにと計画したのかもしれない。私が思うに年金を払わなくてもよいから、初期の戦略にあったのじゃないか?

先週になってやっと公共機関ではマスクをするようにと報道されているがニュースなど見てもみなマスクをしているわけでない。もうやけくそ、今年いっぱいわが家に立てこもるしか助かる道がない。

 

先週金曜日、埼玉県の従姉から小包みが届いた。たった5日間で届いた中にいろいろな食料品やたくさんの手ぬぐいがはいっていた。それでこの手ぬぐいで作ったマスクが上の写真。

手ぬぐいは富山県立山の天狗平の山荘のもの、全部で9枚作った。山荘の絵と名前の入っている一番上のマスクは、日本人がして歩いたら中国人と間違えられて大変な目に合うかもしれない。この国では中国政府をうらんでいる人たちが多い。

送ってもらった小包の中に葉室麟さんの蜩ノ記という本が一冊入っていた。届いたその日の午後から読みだして、その夜の11時に読み終わってしまった。最近の本は文字が大きくて読みやすい。私の本棚には未読の文庫本が100冊ほどある。文字が小さいのとあまり好みの本ではなくて、よほど暇な時しか読まなくなってしまった。

 

その翌日から読みだしたのがこの沢木耕太郎氏の深夜特急、毎日1冊づつ読んで、昨日終わってしまった。この本はいつ頃手に入ったものか覚えていず、もう20年以上も前一度読んで感激し、大事にとっておいたもの。本を読みだすとほかのことは忘れて次々読みたくなるので、今回手に取ったのがこれらだった。

最初の1冊目は香港マカオのカジノのことが書かれていて、これだけは覚えていたが、それ以後の内容はほとんど覚えていなくてまるで初めて読んだような気がして興奮した。

私たちは90年後半からトルコ、タイ、マレーシア、シンガポールなど夫婦でバックパックで旅行して歩いたから彼の書いているバス旅行の様子がよくわかる。

沢木氏がトルコからギリシャに入国し、南のペロポネソス半島を一周してイタリアまでフェリーで行った様子など、私たちが2009年、キャンパーで東ヨーロッパ一周(https://blog.goo.ne.jp/reikoh1944』ギリシャを回ってイタリアへ上陸したのとよく似ていて、あの楽しかった日々を思い出した。

それにもう15年もヨーロッパ各地を回り、スペイン、ポルトガルは毎年行っていたから、沢木氏の通った道はほとんど行っている。彼は私とほとんど同年代の上、私が英国へ来た2年後に1年間のアジア、ヨーロッパのバス旅行をした記録なのだ。

久しぶりに笑い感動して読んだ本だった。

 

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5月の英国コロナ事情

2020-05-11 05:43:33 | ロンドン周辺

5月5日英国のコロナウイルスによる死者はイタリアを超え、ヨーロッパ1になった。一番はアメリカだけれど、かの国とは人口密度が違う。やっぱり公衆の場でマスク使用を義務付けないからだと思う。

イタリアもスペインも死者のピークを過ぎて、ロックダウンを緩めてきていたが、死者の数は減ってきても、スペインの感染者数は1日に3万人以上も増えてきている。

今日5月10日の午後7時、ボリス・ジョンソン首相の国民への報道があった。

今週水曜日から運動は無制限、小学校は6月からオープンするという。どうしても家で仕事のできない人たちは2メータの間隔でもって出勤可などと、退職した私たちにはあまり関係ないことばかり。

ということは相変わらずどこへも行けない。今から7週間はステイホームということで、もう考えないことにした。

 

 

駅へ行くメインロードは歩道と自動車道の間に2メータ幅ほどの草地で街路樹が植わっている。いつもは定期的にカウンシルの草刈り車が来て短く刈ってあるが、このコロナ禍で何もしていない。

それで今まで見たことのない花が咲いていて驚いた。野生の花にもどこかの庭の花にしても今まで見たことがない。それにこの草地の歩道側はスポーツグラウンドだから庭から落ちた種でもなさそう。

近所の英国人夫妻に写真を送って調べてもらったけれど、判らないとのことだった。

 

金曜日の朝また近くの駅まで新聞を取りに行ったが無くて、次の駅まで歩いた。川渕の散歩道で、自転車で走っている人たちが多く、道幅が2メートほどしかないところもあって、ひやひやしながら通り過ぎた。

次の駅にも新聞はなくてあきらめて帰ってきたが、持っていたカメラで素敵な花々を写すことができた。

上のブルーの花は名前を知らないが、薄緑色の葉とブルーがとってもきれいな配色。

 

 

 

 

巨大なフラットの前庭の花壇は色とりどりのつつじの真っ盛り、

 

ポルトガルでは2-3月に満開のディジーの花が、ここでは今どき満開。

 

 

英国へきて一番素晴らしいと思ったのはシャクナゲの花、色とりどりに木のサイズが日本とは考えられないほど大きくなる。このシャクナゲは通りの前庭のだからそれほど大きくはないが、公園やお屋敷の庭などは小山のようになったり高さ10メートル近くになる。

 

 

ホースチェスナッツの花は日本ではとちの木と同種だけれど、英国のとちの実は食べられない。日本ではとちの実のクッキーなどを作ってお土産にしているが、英国のとちの実(コンカーズと呼ぶ)では集めて砕いたものを水につけておくと泡立ちして、その水で洗濯するという。娘が去年からそうしているが白のものは漂白が効かないそうだ。ただ化学洗剤でないから自然に優しいという。この通りの街路樹には巨大なホースチェスナッツの木がずらーっと植わっていて見事。

 

 

道端に生き生きと生えていたヨモギで、こんなに新鮮ならヨモギ餅などと思ったけれど、犬の散歩道、やっぱりちょっと考えてしまった。

 

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マスクをホームへそして無人駅のリンゴの花

2020-05-02 07:13:54 | ロンドン周辺

 

今日このナーシングホーム(Jansondean Nursing Home) へ25枚のマスクを持って行った。

英国のこんな老人ホームでは今まで感染予防の衣服やマスクが足りなくて4000人以上の老人が亡くなっている。今週火曜日までの英国のコロナの死者は病院で亡くなった人だけと報告されていてトータル21,678人。ところが政府も、老人ホームで亡くなった人たちが多く、メディアからも突き上げられて水曜日から老人ホームの死者も入れることにした。

それで水曜日には死者のトータル数が一気に増えて26,079人 今までヨーロッパではイタリア、スペイン、フランスと4番目に死者が多いとされていたが英国が一気に2位に上り、イタリアとの死者数も1000人くらいの差になったからこの2-3日でイタリアを追い抜くと思われる。

英国政府はコロナも峠を越えたと言っているが、毎日の死者の数は700数十人から減っておらず、相変わらず感染者も一日6000人を超えている。

今日のこのナーシングホームはインターネットで見つけたもので、亭主が運転して連れて行ってくれた。今まで数えきれないほど通った道だったけれど、こんなところにホームがあるなどと考えもしなかった。

玄関は面会お断りの張り紙が出ていて、ドアベルを押してもなかなか誰も現れず、2度目を押してやっと人影が見え、ドアを開けるのにあちこちにロックがあるようだった。

出てきた黒人女性にマスクを作ったからと言ったらやっと笑顔になり、サンキューと返事があった。

亭主は玄関から2メーターは離れていないと危ないと言ってたから、マスクの入った紙袋は玄関ドアの前において離れて短い会話で帰ってきたが、すぐマスクと手袋は洗濯機へ入れ手も洗った。

目に見えないウイルスほど恐ろしいものはない。

 

昨夜ベットへ行った夜中の1時、ベッドルームの窓から見える駅近くの、新築フラット工事現場の、高い起重機の近くに半月が見えた。高い起重機には夜は必ず明かりがともる。ヘリコプターや飛行機の事故を防ぐための規定だとのこと。

このフラットもコロナ禍がなければあと数か月で巨大なフラット4棟が完成していただろう。昨年秋から工事が始まり、日本ではタケノコのごとくというが英国ではマッシュルームのごとく毎週ニョキニョキと伸びていた。

先週から今まで新聞を取りに行っていたNew Beckの駅にはなくなって、わが家から歩いて7分の駅に午前中だとあるのが判って取りに行っている。

この無人駅の柵の中に巨大なリンゴの木があり、昨年夏には何度もリンゴを取りに行った。久しぶりに見上げた木は薄ピンクの花がびっしり咲いている。

 

 

こんなに花がたくさん咲いたら今年ももっと大豊作に違いない。それにしてもこんなにきれいな花を見てくれる人もあまりいないだろうからかわいそうだ。

 

 

 

 

駅までの道は両側がスポーツグラウンドになっていて垣根の真っ白な花が満開。可愛い花だけど枝には長い棘がある。

 

 

裏庭の今までイチジクの枝が広がって日の当たらなかった場所が、今年は色とりどりのブルーベルが咲きだした。白やピンク、ブルーの花が我が世の春とばかり咲き誇っている。

 

鉢植えのウインターローズの中に一緒に植えた覚えがなかった鳴子百合も咲きだし鉢が混みあっている。

 

 

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