Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポーツマスからサンタンデルへ(Portsmouth to Santander)

2020-02-15 20:26:41 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

11月27日我が家を出発して英国を南下、ポーツマスへ向かった。ポーツマスというのはPort (港)とMouth(河口)の合成語で昔からここは英国の軍港として知られている。このポーツマスに近いキャンプサイトで一泊して、翌朝9時にフェリーポートへ向かった。

 

町の入り口にはヨットの帆を形どったデコレーション。

 

 

フェリーポートには早く着いたものの乗船迄2時間くらい待った。キャンパーの中でコーヒーを作って飲み、昼夜の食事の足しにサンドイッチも作っておいた。我が家で作っておいた野菜スープも冷たいままで大きな魔法瓶に入れて持ってきたのをこの朝煮立てて熱いのを魔法瓶に入れた。

 

こんなにたくさんの英国キャンパーがスペインへ向かうのかと驚くくらい、百台以上あった。乗用車も数知

れず、そして恐ろしいくらいの巨大なトラックがどんどんフェリーの中に入っていく。

 

私たちのキャンパーの行列はほとんど最後の方。それも坂道を登ってトラックより一階上のデッキに落ち着いた。

こんなに多くのキャンパーやトラックが載って沈まないのだろうか?

 

窓のないキャビンには4人が眠れるが、上2つのバンクベットはたたんだままで2人分、シャワー、トイレ付27時間載って、キャンパー一台積んで470ポンド(6万7千円ほど)、フランスを南下していくことを思えばそんなに高くないかもしれない。

 

客室がズラーと並ぶ廊下を通って7階のフロアーを一回り見て歩いた。レストランやカフェー高級土産店、ビューティ・パーラからサウナまであった。

8階は亭主が見に行って子供の遊び場からプール迄あるという。

 

 

 

巨大なフェリー以外はほとんど軍艦でこの上の写真は小型の航空機着陸場を備えていた。

 

 

ポーツマスのシンボルがこの帆の形をしたタワーで、

 

タワーの上の方は2階建ての展望台兼カフェーになっているのが見える。

 

 

 

河口の対岸は長く突き出た岬で、新しいビルや遊園地、教会などが城壁のようなコンクリートのブロックの向こうに見える。

 

 

 

この日は11月も終わりというのに素晴らしい良い天気で海は波一つない穏やかな日だった。

 

 

珍しいホバークラフトが行くのを見て、キャビンに戻り、翌朝9時過ぎまで、寝たり起きたり、うまく船酔いを免れた。

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サンタンデルからブルゴス(Burgos)へ

2020-02-14 18:40:10 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

 

金曜日12時に乗船してからは酔い止め薬を3回も飲み、両手首に酔い止めバンドをしっかりはめて、無事土曜日の朝9時に目覚めた。海は凪いで穏やかだが、この朝は激しい雨が降っていてスペインが見えない。

航海が非常に穏やかで安全だったため、今日は2時間早くサンタンデルに着くとアナウンスがあった。亭主が大喜び、これで多分無理をせずにブルゴスまで行けるという。暗くなってキャンパーを走らせるのは、年寄りには大変危険だと本人も承知している。

 

 

朝11時手荷物をまとめてキャビンを出て、キャンパーの停まっている5階へのエレベーター付近に人々が集まりだした。サンタンデルの町は雨の中でかすんで見える。

キャンパーに載ってスペインやポルトガルへ向かう人たちは、私たちも含め年寄りばかり。

中に一人の中年英国人が、 水曜日にサンタンデルからポーツマスへ行ったが、海が荒れて誰一人ラウンジで座っている人などいなかった。24時間キャビンで寝ていた。今日は反対に素晴らしく良い航海だ。と大きな声で言っていた。今日はラッキーだけれど帰りはやっぱりフランス周りにしよう。

このフェリーの中で、私たちを知っている2組の英国人夫婦に出会った。私は全然覚えていなかったが相手の方が知っていて声をかけてくれ、それぞれキャンパーでまたポルトガルのカバナス・キャンプサイトへ向かうとのこと。

 

 

12時きっかりフェリーはサンタンデルに到着、下船したのは20分後ですぐカーナビをブルゴスへセットして雨の中サンタンデルの町を通過する。

ブルゴスまで180㎞程、その間に開いているキャンプサイトがない。12時過ぎだから3時間で着くと亭主は喜んでいたが12時は英国時間でスペインは1時間早くもう1時過ぎ、雨が激しい薄暗い中を、ブルゴスやパレンシア(Palensia)へ向かうキャンパーやキャラバンが走っている。

この北スペインは連日雨だったらしく、川渕の農地は水浸しになっているところが多かった。

 

 

写真がはっきり見えないが、立ち枯れのひまわり畑で、種を取ったようには見えない。暗い中で侘しい。

 

 

 

岩山がつづくあたりで、向こうを向いた人か?猿か? 二人で言い合いながら通り過ぎたら

 

アングルが違うと、いったい何に見える? 亭主は私が Dirty mind (想念がいかがわしい)という。

 

 

前を行くキャンパーの水跳ねが激しい。彼らもブルゴスへ行くに違いない。

 

ブルゴス近くのラウンドアバウトには珍しい恐竜の模型が立っていた。

 

 

ブルゴスの町の入り口、サンタンデルから3時間で着いた。

この町のキャンプサイトは町はずれの川渕で以前にも行ったことがあったが、前も今も全く同じ雨の中で、キャンプサイトの地面は水浸し、キャンパーの車が地面に沈んで出られなくなる。それで車の前輪は道路に上げておくようにとのことで、駐車できるところを探すが、トイレのブロックが3か所のうち2か所は閉まっていて、電気のコネクションも全部は電気が通っていないことを知った。

結局入り口に近い道路上にキャンパーを停め一夜を明かした。北スペインは英国と同じように寒かった。

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ブルゴスからカセーレス(Caceres)へ

2020-02-06 22:32:36 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

ブルゴスのキャンプサイトを出てスペインの高速道路に載る。スペインの道路は高速でも無料の処が多く有料の高速道路は距離が短い。今日通る道路は全行程450㎞のうち430㎞は高速道路で、今まで15年ヨーロッパの各国を回ってみて、ドイツと並んでスペインの道路はヨーロッパ1位だと思う。

昨夜二人で相談したのはカセーレスまでの道路はサラマンカ廻りの450㎞とマドリッド回りの480kmのどちらが良いかというもので、マドリッド廻りは道路が平坦で、坂道がほとんどないが、マドリッド周辺は車の量が非常に多い。

サラマンカ廻は南下するにしたがって坂道が多くなるが車の量は少ない。カーナビをセットした結果、距離の少ない方を選んだので、サラマンカ廻になってしまった。

 

 

この西回りのコースは制限時速120㎞、サラマンカを過ぎるまで道路は平坦で、車の量も極端に少ない。

 

 

道路わきの名前も知らない町には巨大な教会か大聖堂が2つもタワーを並べている。このあたり平野の中の平坦な街で四方に目を凝らしても山も見えず、林や森もない。周囲は牧草地か耕作地で今はほとんど周囲に雑草の花も咲いていない。

 

 

南に行くに従い山か岡のようなものが現れたが、ほとんどが牧場のような感じだった。

 

 

200㎞も南下すると、山や丘にはコルク樫の森が多くなってくる。

 

 

サラマンカを過ぎると道路は上がり下がりが多くなって、おまけに行く手に雨雲が張り出してくるようになった。

 

 

急激な雨が降り出し、前を走る車のしぶきがひどい。

 

 

以前にも何度か通った道筋だが、こんなに大きな河か?湖 ?があったとは知らなかった。ポルトガルは干ばつだと聞いていたが、スペインはしっかり水を貯めているのかもしれない。

 

プラセンシア(Plasencia)の近くになると遠くに黄葉の木々が目立つようになる。この辺りはサクランボの産地で、4月半ばには桜の花であたり一面白っぽくなる。サクランボのなる桜の木は実のならないソメイヨシノと違って花はそんなに派手ではない。今の時期桜の木々は黄葉して落葉する。山の斜面を段々畑にして桜の木が植えられている。

 

このあたり桜の木とオリーブの畑で彩られている。

 

 

農作物の畑は見かけないが、牧場とオリーブ畑やコルク樫の林が多くなってきた。

 

 

遠くに田舎の村が見えている。スペインの村は南へ行くほど白壁の家々が素晴らしい。

 

 

 

 

雨も降ったり止んだりで、出てきた太陽は暑い。今までキャンパー内でも着ていたジャケットを脱ぎだした。この辺りから牧場だって雑草の花で黄色くなっている。

道路わきにはどんな花の色も見えない。カセーレスのキャンプサイトはポルトガルへの往復に必ず1-2泊はするところで秋と春の2回は停まっていく。各駐車場に必ずシャワートイレの設備が備わっているユニークなキャンプサイト。途中で停まってコーヒーとサンドイッチをつまんだので、450㎞を5時間で着いた。運転中は決して疲れを見せない亭主も、キャンパー内に落ち着くとすぐ寝てしまう。

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カセーレスからポルトガルへ

2020-02-05 17:11:55 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

この朝は晴れて良い天気の日だった。今日は焦らなくても悠々ポルトガルへ行ける。

昨日のうちに近くのガレージでディーゼルを満タンにしておいた。例年ならこのカセーレスのスーパーでショッピングをするところだが、昨日は日曜日。スペインの日曜日はどんなお店も開かない。

英国だって昔は日曜日は店もスーパーも閉まって静かで不便だったが、今ではそれが何時解禁になったかも覚えていない。

 

 

カセーレスからセルビアまでまた高速道路に載って、時速100㎞以上で走った。カセーレス近辺には巨石群の有名な通りがあるがこの高速道路の周辺もその例に漏れない。

 

 

高速道路は各都市の郊外を貫くから、高速道路を走っている間は周囲の植物や牧場の動物を見る以外何も知ることが出来ない。けれどももう何年もこの地域を旅行してカセーレスや50㎞南のメリーダ(Marida)のローマの遺跡群を見てまわった。古代の文明に興味のある人には、垂涎の地域である。

南下するにしたがってオリーブ畑やワインのためのブドウ畑も多くなってくる。

 

 

 

スペインのブドウ畑(ヴィンヤード)はフランスのそれよりも木が小さい。来春までこれらの木は小さく刈り込まれている。

 

道路わきにも広大な太陽熱による発電装置(ソーラーパネル)が広がっている。スペイン郊外では珍しくもない風景だ。

 

ポルトガルのコルクは国を挙げての産業だが、スペインの方がコルクの生産量が高いかもしれない。

 

 

セビリヤの郊外の道路はスパゲティ・ジャンクションで、この近くへ来ると必ずカーナビを付けて気を付けないと、一つ間違うとどこへ行くか判らなくなる。今回もどうにか間違わずポルトガル向けの道路に載ることが出来た。セビリアももう10数年前観光旅行に来たが、キャンパーで町に入ると、大きな駐車場がないから絶対停車、駐車ができない。

カセーレスからセビリアまでは270km、セビリアからポルトガル国境までは130㎞ほど。

 

 

 

面白い4輪の車と思ったら道路を平たんにするローラーカーだった。高速道路3車線のうち1車線だけ徐行運転して、通ることが出来たが、車の量が少なかったから問題なかった。これが国境へ行く道路でも、ロンドン郊外の私たちの住む通りより交通量が少ない。

 

昨年この高速道路でキャンパーのエンジンが壊れて、近くの町フエルバで10日間も滞在する羽目になった。この辺りだったねと話し合いながらスムーズに通り過ぎることが出来た。

ポルトガルへ近くなると周囲にはビニールハウスが多くなり、野菜の促成栽培をしている。

 

形の良い松林が多くなり、この辺りでマツタケなどできないのだろうかとあらぬ考えをしてしまった。

 

 

ポルトガル―スペインの国境はグアディアナ(Guadiana)河にかかるつり橋で、1年前に通った時に修理のために足場を組んだままで、一体何時になって完成することやら。

このポルトガル近くになって大雨に襲われ、キャンプサイトへ着いた時はスペインで2日間雨の中を走った時の汚れがきれいに洗われたようになっていた。

半年ぶりのキャンプサイトは何も変わっていない。オフィスで登録を済ませたら、若いポルトガルの男性職員が、”僕日本へ行きたいんだ、日本のプロレスリングを見に行きたい。” アント二オ猪木や力道山の白黒ヴィデオを見ているから・・・” だって。

 

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キャンプサイトの1週間。

2020-02-04 16:22:13 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

このカバナスのキャンプサイトに着いてもう一週間経ってしまった。

3月に一緒に運動していた仲間やヨガの先生など多くの人たちと旧交を温めあう。

着いた翌朝は9時からヨガが行われる。3月まではレストランの真上の広いスポーツジムでやっていたのが、ジムの機械が充実して専門のインストラクターが教えてくれることになった。それでとなりの狭い会議室で、テーブルやいすを片方に積み上げて約10人の女性と一人の男性がヨガのレッスン。久しぶりでヨガは動きが穏やかだからたかをくくって行ったら、翌朝から股関節周辺の筋肉痛。運動不足がたたった。

3日目はフュージョン、これはヨガとタイチとピラテスを混ぜ合わせたもの、1時間のレッスンが25分でねを上げた。こんなにきついとは・・・・それよりも自分の体力の衰えにがっくり。

このキャンプサイトは設備が良くて、トイレやシャワールームも暖房が入り、一日に2回も掃除をしてくれる。サイトの道路には数台の小型の電気自動車が走りまわっていて、メインテナンスの男性2人づつがサイトのごみ処理から庭木の手入れや清掃もしていて、非常に清潔なサイト。

昨年6か月近くここで過ごしたから、皆顔見知り。出会うたびに手を挙げて挨拶していくフレンドリーなおじさんたち。私が日本人と知って日本のコインが欲しいとねだられていた受付のおばさんには、今回小さな財布いっぱいのヨーロッパの小銭を持っていってあげた。彼女の喜びようったら・・・・。私は日本に15年も帰っていない。

洗濯室では手洗いにお湯がじゃんじゃん出て、毎日衣類は手洗いで干しても夕方までに乾いてしまう。手洗いしながら英国人の女性とおしゃべり、9月に英国を出て2か月間ドイツ、チェコ、スイス、フランス、スペインを回ってきたそうな。私たちとほとんど同じころにこのサイトに着いたそうだ。自己紹介しあって、帰ってきた。ここではすぐに友達になれる。

キャンパーの両隣はドイツ人キャンパーとフランス人キャラバン。顔見合わせるとハローとあいさつするがいまだそれ以上一言も会話していない。

キャンパーの後ろには英国人老夫婦。初日におばあさんの方から自己紹介してきて、おしゃべりするようになった。私がジムから帰ってきて彼女に話しかけたら、申し訳ないけど私は今補聴器が無いから聞こえない、それに運動は膝も股関節も両手も神経痛とリュウマチでがたが来ている。 と言われて会話にならなかった。

この3月までは電動車いすに乗っていたおばあさんとお友達になり、帰国の際にドイツ製の毛糸をたくさんもらった。それでサマーセータを編んだので、彼女に見せてあげたいが、いまだ来ていない。もしかして夫婦のどちらかが病気なのかもしれない。

こんなに便利で文句ないようなキャンプサイトだけれど、ただ一つ不便なのがタヴィラへ行く交通の便。電車は2時間に1本だけ。この3月まで斜めにかしいだ歩道のための木の橋が、夏の間に川に落ちてしまった。これで歩いていくことはできず、自動車道は車の往復が激しく、非常に危険。

 

あと2週間でクリスマス。ヨーロッパの人たちには一年で一番楽しいのがクリスマスだから、12月に入らないうちからキャンパーの周りをカラー電球で飾り立てる。

 

 

 

 

 

クリスマスに全然興味を持たない私は、プレゼントも孫だけ、最近の子供たちは物がありすぎる。小さなジクソーパズルのプレゼントだけで、あとは彼の銀行口座に送金する。

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土曜日のタヴィラ

2020-02-03 21:09:11 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

土曜日の朝は9時半の電車でタヴィラへショッピングに行った。カバナスにも小さなスーパーが2軒あるけれども高くて品数が少ない。電車は次が11時半だからこの朝の9時半を逃すと午前中がつぶれてしまう。

たった一駅、乗車時間5分、料金は65歳以上のシニア料金で75セント(60ペンスくらい)川向こうの魚市場へショッピング・カートを引っ張って行った。

 

 

川渕に面白い魚のプラスチックごみ入れ。昨今のプラスチック害はここでも大きな問題になっている。

 

河の向こう岸を亭主が歩いていくが、こちらを見ない。

 

真ん中の古い壊れかかった橋はやっと修理中で通行止め。

 

 

魚市場ではいろいろな魚が新鮮、ぶつ切りのミックスフィシュを600gほど、5ユーロ、小カレイを1㎏6ユーロで買った。 これらは全部私用。亭主は食べない。

この魚市場には野菜、果物も売っているけれど、スパーよりも高い。オレンジ2㎏を2ユーロで買った。まだ走りだから仕方ない。1-2月になれば1㎏50セントになる。

魚市場の外では毎月第一土曜日に開かれる古物市が開かれていた。橋の向こうのスーパーでは亭主が待って居るので気はせくが、今季初めて、やっぱり見て回ることに。

 

 

 

 

 

特別欲しいものもないけれどこれらは見るだけで楽しい。

 

 

 

マーケットの横の駐車場はキャンパーの一晩中の駐車が禁止されている。今まで何度か警察の手入れがあって、そのたび50ユーロの罰金とか。それでもこんなにたくさんのキャンパーが停まっている。

 

 

 

 

この大橋から見るタヴィラの町はいつ見ても素晴らしい。青空に真っ白の街並み。

亭主の待って居るスーパーで肉や野菜を一週間分買って、駅へ帰る途中、一昨年タヴィラのキャンプサイトで隣同士だったフランス人夫婦に出会った。

タヴィラのサイトは今年3月に今までの3倍の料金を徴収したため誰も行かなくなり、今季値下げしたのだそう。彼らは私たちに、”早く移ってきて一緒にラジオ体操をしましょうよ。”と大騒ぎ。

 

 

 

12時過ぎの電車で帰ってきて、すぐにから揚げしたのが1㎏の小カレイで頭と中骨以外は全部たべられる。 数年前国境の川渕方フェリーでスペインのアヤモンテへ行って、この町のレストランで食べた小カレイのから揚げが忘れられない。それでつい買ってしまう。

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12月の満月―寒月?

2020-02-03 18:56:31 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

12月12日は満月だった。日中温かいポルトガルでも日が落ちると寒くなる。

この日は雲の多い日だった。

皿洗いから帰ってきた亭主が、大きな月が出ているよ というのですぐ外に出てみた。

 

 

 

確かに大きな満月だった。雲の流れも速く

 

 

 

手前の木の葉が月を隠す。

 

 

アッという間に雲に隠れてしまった。

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ポルトガルの12月の花

2020-02-02 09:47:22 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

毎年ポルトガルに着くのが10月だったから花もまだまだ咲いていた。今年は12月になってやっと来てみるとまず夾竹桃の花が無い。

スペインからポルトガルへの高速道路の中央分離帯はピンクと白の花が咲き乱れていたものなのに、花は一切なく今回は数か所で木の剪定をしていた。

このキャンプサイトでも至る所にある夾竹桃の木には種がついているが花は一切咲いていない。

 

 

 

花は無くても南国でしか見られないこんな木々は素晴らしい。

 

 

 

1-2月には道路わきに雑草のごとく咲き誇るこの低灌木の花、日本にもあるそうだがいまだに名前も知らない。英国では見かけない。

 

先週のけいこさん宅近くで咲いていた。南アフリカ原産のジャカランタという木です。名前を思い出して、インターネットで確認したら、日本では熱海の街路樹として有名なんだそう。日本では6月に咲く。 この花は大きな木に咲き街路樹としてタヴィラの町には至る所に植えられてある。時季外れの花でこれ一本しか咲いていなかった。過去には3月頃にはあちこちで咲いている。

 

 

これは時期遅れの野生の朝顔、つかまって立ち上がれないから地面を這っている。

 

 

一年中咲いているブーゲンビリヤの花がただ一つ彩を添える。

 

 

 

カバナスの公共施設の表玄関の素晴らしいブーゲンビリヤ、よくぞこれほどきれいに剪定し花を咲かせたものだとただただ感心した。

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日本橋と命名

2020-02-01 19:16:33 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

 

タヴィラとここカバナスの間に自転車と徒歩の人たちのために細い木の橋が架かっていた。

 

 

 

この橋はこの数年曲がって傾きこの写真は昨年3月までのもの、橋の両端には鉄の棒がつけられて途河禁止の張り紙があったが、この橋を渡らないと、危険な県道を行かなければならない。それで歩行者は鉄棒をまたぎ、自転車は肩にかづいて渡っていた。

 

昨年夏、とうとうこの橋が川に落ちてしまった。その時人が渡っている最中だったかは誰も知らない。私たちが昨年12月に来たときは、橋は跡形も無くなっていた。

 

 

クリスマスの少し前、あの嵐の前後に起重機と新しい橋が運ばれ、お正月ごろには一応橋が架かった。橋の両脇はまだ完全でなく、

 

 

 

 

まだまだ工事をしなければならない。それで金網とバリアーで通行禁止をしているが、ここを渡る人々の数も相当のもの。

金網もバリアーも横にどかしてたくさんの人たちが渡っている。

 

 

 

この木の橋と平行して電車の走る鉄橋があり、電車の窓から橋の様子が良く見える。

 

 

私たちも2回この橋を渡った。工事人がいるわけでもなくただバリアーが置いてあってもここ以外はずいぶん遠回りにもなるし、誰も気にすることなく渡っている。

もうお正月休みも終わったのだから早く完成して、両方の町の町長に開通式などやってもらいたい。

見ていると歩いている人は必ず橋の真ん中で立ち止まり川面を眺め写真を写して渡っていく。

 

 

起重機や橋を運んできたトラックなどがやってきたタヴィラ側の道路は12月の嵐の1週間でぬかるみと化しそれ以来の晴天で自転車が楽に走れる道路などない。

 

 

それでもこうして橋が渡れるほどありがたいことはない。今までクルケット・ブリッジ(曲がった橋)と呼んでいたけれど、この橋の形がモネの絵の中の日本の橋に似ているから、日本橋と呼ぼう。我が亭主が命名した。

 

 

 

 

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新しいキャンピング・プラッツ

2020-01-15 05:20:39 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

今日1月14日、久しぶりに雨が降った。12月21日が嵐の最後でそれ以来雨は一滴も降らず、ポルトガルの英字新聞によれば、やっぱりポルトガル南部は水不足なのだそうだ。

 

さすが1月になると例年のごとくアーモンドの花が咲きだし、道端にいろいろな花が咲いているのが見られる。

 

 

地下に大きな玉ねぎのような球根を持つシーオニオン(Sea Onion)もう咲いているのかと驚いた。これは例年2-3月の花なのに。

 

 

これらは公園や家庭の前庭の花だから雑草ではないけれど、これからあらゆる色の花が咲きだすその手始め。

 

 

タヴィラのドクター何某(タヴィラにはドクターの名前を付けた通りが多い)の通りに造られた新しいフラット、最近タヴィラは景気が良いのか次から次とフラットが出来上がってゆく。

 

 

タヴィラと私たちの住むカバナスの間に新しいキャンプサイトができた。これはキャンピングプラッツと呼ばれるもので、電気と水はキャンパーにつなげられるがトイレがない。キャンパーやキャラバンの人たちは自分のトイレを使い、汚物だけは所定の場所で処理する。シャワーもあるが一人1ユーロとのことで、キャンパーにシャワーが着いているだろうから汚水を捨てるだけでよい。

 

 

 

キャンパー120台が停車できるという。私たちが行ったこの日は約40台くらい停まっていた。年の暮れタヴィラの花火を見に行くため一泊した友達夫婦によれば、年末は80台くらいは停車していたという。

1昨年まで私たちが停まっていたタヴィラのキャンプサイトは、一時料金を吊り上げて最高過去の3倍までにしたから、誰も寄り付かなくなってしまった。

それで今季は1泊10-12ユーロで今のところ40台くらい停まっているそうな。昔は150台もいたのに。

このサイトへ行ったのは線路わきにできてタヴィラへのショッピングに電車を使うと必ず見える。そこへ以前タヴィラで一緒に楽しんでいた英国人夫妻がここが気に入って1か月は滞在するとのことだった。

連絡しないで行ったせいで、彼らは見当たらず帰りは歩いて帰ってきた。もちろん日本橋を渡って。

このキャンピングプラッツから日本橋の間に塩田もあれば、塩の集積所もあって、たまたまここを通った時に

 

 

 

 

ブルトーザーで塩をトラックに積み込んでいた。これから精製所へ運ばれてゆくのだろう。この集積所はものすごい塩の山でどうやったらあんなに高く積み上げられるのだろうといつも不思議に思っていた。でもこの塩の山は岩のように固いからどうでもなるのだろう。

 

日本橋の近くに見捨てられた塩の山は年々小さくなりつつあるが、蹴っても叩いても決して崩れることがない。岩塩のように固くて泥で汚れているが、塊をうまく取り出せれば、熱湯をかけて溶かし、上澄みの塩100パーセントを風呂や足湯に使えばその効果も優れもの。

この日は友達に会えなかったけれど、代わりに道端に急に大きくなった野生のほうれん草を摘み摘み帰ってきたから、当分新鮮な野菜に事欠かない。

 

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亭主の一時帰国

2020-01-14 03:17:10 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

昨年11月半ば、骨を強化するためにおなかに注射することになり、4-6週間毎に一度の予定。次の注射の予約は1月13ー14日だった。

亭主は日曜日の午後3時近くの電車でファーロへ行き、バスで空港へ。離陸は午後7時だったが、何しろ電車が2時間に1本では次の電車を待って居れば、飛行機に乗り遅れる可能性が高い。

英国へ着くのは10時だから夕食用にサンドイッチとバナナを持って行ってもらった。

こんな片田舎から英国へ行く飛行機など、そんなにお客はいないだろうと思っていたのは大間違いで、英国航空は一席のあまりもなくアップグレードなどお金を出しても席がない。

亭主は狭い座席で身動きできず、足の運動をするようにと、練習もさせて行ったけれど、それどころでなかったらしい。やっと通路側に座席を確保したけれど、できるだけ通路で立ったり歩いたりをとの注意も、通路は2-3分おきに人々が行き来して、無理だったそうな。

飛行機が飛び立ってしばらくして、スチュワーデスがやってきて、貴方はキャプテンのお友達ですね。キャプテンが何か飲み物をと言ってますがいかがですか?と言われてびっきりしたとのこと。娘婿のパトリックの友達がキャプテンだったとのことで、座席に余裕があればアップグレードもしてくれただろうけど、この夜は残念だった。

10時過英国のガトゥイック空港に着きパトリックが迎えに来てくれていた。

彼の車で1時間、無事に我が家へ連れ帰ってもらった。娘たちは寒い自宅に泊まるよりもうちに泊まれと言ってくれたが、自宅ほど良いところはないと我が家に帰った。

月曜日は血液検査のみ、火曜日に血液検査の結果で注射液はドクターの処方箋で注射される。午後2時半の予約で行ったものの処方箋が出ておらず待たされて、亭主が娘宅へ夕食を食べに行ったのは7時だった。

次の注射は4週間と言われたのを6週間にと頼んだら、ドクターの許可がないとと言われ、そのうちに連絡してくるらしい。

次は2月になるなら、早めに飛行機を予約してアップグレードをしてほしいと亭主の切なる希望。狭い飛行機に3時間閉じ込められて、足が痛いとびっこをひきながら帰ってきた。エコノミークラスは私たち小さい人でも大変なのに、足の長い亭主にはおしりも膝もつかえて身動きが取れないのは苦行だったろう。

ポルトガルで同じ治療ができるのならと、頼んでみたが、英国のドクターがポルトガルの専門ドクターを探して連絡を取り合わなければならず、無理と言われて、一時帰国することになったもの。もう一度繰り返すのはかわいそうだと思っている。

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昨年のキャンパー友と再会

2020-01-12 03:35:28 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

先週新しいキャンピングプラッツへ会いに行ったのに、見つからなかった英国人夫婦が自転車で、日本橋を通ってカバナスへやってきた。

カバナスの海岸線はレストランやカフェーが並んでいるが、いつもはこの辺りで食事することは余りない。

12時半にカフェーでとのメールで、12時二人で出かけた。

キャンプサイトの門を出たすぐの駐車場の古いアーモンドの木が満開。黒い実は昨年のアーモンドがそのまま木にしがみついているが、ピンクの花のアーモンドは苦くて食べられない。ピンクは通りのデコレーション。

 

通りのコンクリートがこんなに汚れているのは、その横の巨大なオリーヴの木から黒い小さな実が落ちたためで、、オリーブオイルが地面を汚しているわけ。

大きな実なら取って塩漬けにできるけれど、小さすぎて種ばかり、通りの木だと誰も振り向きもしない。

 

カバナスの新市街の通りもジャカランタの並木道がある。

 

 

あのきれいな紫色の花が終わった後にこんな実ができる。乾燥して落ちているのを手に取ってみれば、中の種がカサコソ・カラカラ、子供のおもちゃになりそう。

 

咲き遅れの野生の朝顔、英語ではモーニング・グローリーの この色はへブンリーブルー(天国の青)と言う。

3月になると真っ白な花の咲く野生のアイリス。非常に元気そうで花の咲くころぜひ見てみたい。

 

ポルトガルの小さな公園にはこんな運動用具があちこち設置されていて、市民の健康に貢献している・・・・に違いない。

さて久しぶりの友達夫婦。カフェーの外のテーブルでコーヒーとトスターダ(パンの間にチーズと生ハム、サラダを入れてトーストしたもの)で2時間もおしゃべり。

太陽が熱くてだんだん日陰を探して、店の、ガラス戸にくっついて暑さをしのいでいた。

 

 

この青空がポルトガルの1月、彼らもこの青空が恋しくてポルトガルへ10年以上も来ている。

 

道路わきにはこの黄色の菊のような花が満開。春菊はまだほとんど芽も出ていない。

帰りの道端で咲いていたきれいな花、背丈も50センチ以上そして

 

道端に切って捨てられていたこの花、葉の形も花のサイズも上の花とは違うが、挿し木にすれば着くかもしれないと思って持って帰ってきた。

いつもと違う道を歩いてみるとどこもかしこもアーモンドの花が満開だった。

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タヴィラのマーケット

2020-01-10 06:16:22 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

毎月第3週目の土曜日にタヴィラでは大きなマーケットが開かれる。

12月のマーケットの日は嵐の最後の日で雨風のため行けなかった。それでもクリスマス前でマーケットは開かれたらしいが、ほとんどの買い物客が行かなかったから閑散としていたそうだ。

先週のマーケットの日も朝から小雨が降り、新聞の天気予報でも雨と言われていたが、亭主の病気で来月までここに居れるか判らないからと、レインコートを着てショッピングトローリーを引っ張って電車で行った。

 

以前から欲しかった金柑の鉢植えを15ユーロで買った。実がたくさんついていて、とっても嬉しい。昨年レモンの木を買って娘に上げたら、今では大きなグリーンの実が2個なっているし、小さな白い花が3-40個も咲いているそうだ。

 

 

 

この大きなオレンジが10個入りで2.5ユーロだった。英国で買うよりちょっと安いくらいだろうがとっても新鮮で甘くておいしい。

大きな柿も2㎏で2ユーロ、9個入っていた。これなど確実に安くておいしい。

 

新鮮な人参は葉の方が欲しくて買ったが、私の前の人が葉はいらないから切ってくれと言ったので、切った葉も一緒にもらって来た。

キャンパーに帰ってからこの葉をきれいに洗って熱湯でサーっと茹で、ゴマ醤油で食べた。癖があるから好き嫌いの差が大きいだろうが、私はこれが大好き。数年前、金持ちの英国人にこの人参の葉を紹介して、それ以来彼も人参の葉が忘れられないという。

マーケットの前にスーパーへ行って一週間分の食料を買い込んで行ったから、あまりに荷物が多くて重くなり、英国人が経営するチャリティーショップで働いている英国人のSさんに仕事が終わったら金柑の鉢とショッピングバック1袋を持ってきてもらうことにして、電車で帰ってきた。Sさんは友達の車で一緒に帰るから安心して頼める。

このマーケットは土産物や日用品、衣料品などもたくさん売られているが、過去5年のタヴィラ在住時に温かいスパッツやレースの上着やノースリーブなどたくさん買ったから今回は雨のため見て回ることもしなかった。

 

 

この野生のほうれん草、まだ雑草が伸びていない野原や道端ですくすく伸びている。いつもたくさん採ってきて亭主に食べさすスープにもたくさん入れる。こんなに勢いの良いほうれん草、きっと栄養もたくさん入っているだろう。

 

 

12月にはどこにも見られなかった春菊が今日はこんなにたくさん採れた。

野原へ行くと至る所に若い芽が出ていて、雑草の中に混ざって生えているのは結構大きい。サイトの水道できれいに洗っていると3人の女性からいったいこれはなんだと聞かれた。春菊は日本人と中国人しか食べないとポルトガル在住の日本人ブログに書いてあった。ヨーロッパ人から見ると私たち変なものを食べると思っているだろう。

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緊急帰国計画

2020-01-08 00:28:16 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

先週水曜日に亭主は英国から飛行機で帰ってきた。座席が狭くて大変だったが元気に帰ってきた。

ところが土曜日早朝から喉が痛くなり咳が出だした。英国の娘も孫もほとんど同時に喉が痛くて咳が出だした。一緒にどこかで感染したもので1週間から3日くらいの潜伏期があって、同時に発病したものらしい。

日ごろ健康体の人には風邪くらい何でもないが、肺がんを病んでいる亭主には大打撃だった。日曜日の朝から悪寒が来て1日中何も食べないで寝ていた。足が冷たくてというから湯たんぽを足元に置いたのも気が付かなかったという。

日曜日は乾いた咳がひどくてあまり痰はでていなかったが、咳のために、左胸が痛くていつも胸を押さえて2つ折りになって苦しんでいた。

月曜日には血痰が出だし、トイレで新鮮血が出たのに恐れをなし、この国で死にたくないという。

それで火曜日の早朝インターネットでサンタンデルから英国へのフェリーを予約した。11月に英国からくるときはフェリーが満杯で11月末までフェリーに乗れなかった。それほど寒い英国からスペインへ逃げ出す人たちが多かったのだろう。

1月や2月の寒い英国へ帰りたい人たちは少なくて、フェリーもがら空きに違いない。行は470ポンド、帰りは375ポンドと100ポンド近くも安くなっている。

帰国のフェリーを日曜日に予約し、スペインを2泊3日で北上、日曜日の夕方乗船し月曜日夜10時にポーツマスに着くという。29時間の航海は船酔いで苦しむ私にはつらいが今回は亭主の一大事、私は酔い止めで寝ていけばいい。

火曜日から金曜日の朝出発までにしなければいけないことが多くて焦った。

まずはボーダーフォンにインターネットの取り消しと今までの料金支払い、タヴィラで知り合った日本人の友達2人に私の携帯にLineを設置してもらうこと。

以前から約束していたオランダ人夫妻とのお食事、昨年暮れからお正月に過ごしたお屋敷のオーナーが経営するオレンジ園からオレンジを買ってくること、帰国前にはヘアーカットもと忙しい。

水曜日、オランダ人夫妻とタヴィラのカフェーで落ち合うことにしてキャンパーを走らせ、まずは魚市場へ、魚やモンコイカを買って冷凍し、次はスーパーでトイレットペーパー2パック(20個)英国では昨年から4枚合わせのトイレットペーパーを売らなくなってしまった。いつも愛用していたティシュペーパーももう英国では売ってなくてこれも10パック買ってキャンパーに積んだ。

お屋敷のオーナー・カーロス氏が水曜日お昼にはエージェントへオレンジを持ってきてくれるとのことで、午後3時まで待ったものの、エージェントは1時で閉まりいったいどうしたものか?オレンジが買えないものと思って昨年まで買っていたオレンジ農家に電話予約をしてもらい木曜日お昼に20㎏を買う予約をしてもらった。

木曜日午前中にはキャンプサイトの事務所でカバナスのヘアードレッサーを教えてもらって、ヘアーカット。お昼までに30分ほどあったから帰りに道端のほうれん草を大袋一杯に摘んできた。お昼に友達の車でオレンジ農家へ向かって居る時にエージェントからの電話で、カーロス氏がオレンジを持ってきたという。

何キロあると言ってくれず、これはただでくれるのだそう。予約していたオレンジ農家では10kg6ユーロで20kg買った。

すぐエージェントへ行ったもののエージェントの女性は人とのミーティングで出かけていて、オレンジは彼女の車の中。彼女のミーティングが終わるまで待って居れず、今まで行きたかった初めてのレストランで昼食を食べに行った。

このレストラン、外側は小さくてスナックバーと書いてあるから、入ったことがなかったが、中は広くポルトガル人でいっぱいだった。地元の人たちに人気のレストランは安くておいしい。

食事中にエージェントの女性から電話が入り、私のいるところまでオレンジを持ってくると言って、すぐやってきた。大袋に満杯の大きなオレンジが3袋も!!!

 

 

キャンパーに帰り、全部を持って帰るのは無理で、亭主はサイトの近所の人たち買った20㎏を分け与えた。

カーロス氏からの大袋3袋を持って帰ることに。キャンパーでなければ絶対無理だ。

亭主はいったん咳が始まると15分くらいもせき込んで見ているのも辛い。木曜日の夜初めて夕食を食べてくれた。食事を食べないと体力が落ち咳がひどいともっと体力が落ちるから、早く帰って落ち着くしかない。明朝は早朝出発予定でサイトの友達皆と別れを惜しんだ。

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緊急帰国の途―ポルトガルからカセーレスへ

2020-01-06 07:33:04 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

金曜日の朝8時半カバナスのキャンプサイトを出発。昨夕から激しい雨が降ったため、この時間ではヨガの友達一人にしか出会わなかった。彼女は早朝の犬の散歩からの帰り道だった。来年のことは約束できずただ名残惜しく別れてきた。

亭主は歩くのは疲れるが、運転はたいして苦にならないそうで、時々激しい咳と鼻水をふき、薄れてきた血痰を吐きながらの長距離運転。

 

もうこれでポルトガルの青空を見ることが出来ないとあきらめて、雨が激しいスペインの高速道路をセビリアへ向けて走っていると、次第に雨足が弱くなり薄日が差すようになってきた。

 

スペインの道路際どこでも必ず出くわす黒牛の立て看板、どこかのワインの宣伝らしい。

オリーヴ畑の丘の上にひしめくスペインの町。

ポルトガルを出たばかりの頃は高速道路にはほとんど車がなかったけれど、セビリアに近くなるにつれて車の数が多くなってくる。

昨年年の暮れ一泊した高層ホテル、こうしてみてもホテルには見えないけれど、中はたいそう立派だった。この建物以外に高層の建物は見えない。

途中から雨が降ったり止んだりで,心晴れず亭主に何度も休憩しようと言っても停まってくれない。

この坂道も今まで何回通ったことだろう。

 

コルク樫の林も雨雲が低く立ち込めている。

この牧場が連なる辺りは木がほとんど生えていない。羊や牛が放牧されているためで、娘によればこんな動物のために地球の温暖化が促進されているのだという。だから肉食はしない。

見渡す限りのヴィンヤード。

12月初めに通った時ともう2か月近く風景の中にも春の色。

 

 

毎年ポルトガルへの往復に立ち寄る、カセーレスのキャンプサイトに着いたのは午後2時過ぎ。途中で一度コーヒーを飲み昼食に亭主からのリクエストのチーズ入り卵焼きを作った。一週間ぶりに食べるランチで回復してきているのが見えて嬉しい。

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