Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

最後のキャンプ旅行ーベルジュラック(Bergerac)

2017-10-19 10:00:49 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

ヴェンドーメからボルドーを通ってまっすぐ南下するのが一番早いが、ボルドー以南の道路は数年前から高速道度に格上げして高い料金を取る。

それで地図とキャンピングブックをにらめっこした挙句今夜のキャンプサイトはベルジュラックに決めた。もちろんこの町は日本の地球の歩き方には載っていない。英語のラフガイド・フランスに1ページにも満たない情報が載っていた。ヴェンドーメから一部無料の高速道路を通って408km、5時間でキャンプサイトについた。

ベルジュラックはこの地方(ワインとたばこ栽培)の中心で以前はドドイン河からの積み荷がこの地を賑わしていた。 

 

 キャンプサイトはドドイン河の川渕にありそこから歩いて30分もかからず、対岸の旧都市へ行くことができる。

 

 いかにも古い感じの半木造建ての家屋が並んでいる。

 

たばこ博物館の入り口、町を見てからゆっくりと入ろうと玄関だけ写して、帰りに立ち寄ったらあと少しで閉まるといわれて諦めた。

 

  

町の一角懐かしいブルーの朝顔が満開だった。この朝顔はヘブンリーブルーと呼ばれるもので葉の付け根からつぼみが5-6個もついて花の数が非常に多い。スペイン・ポルトガルの野生の朝顔はもっと濃い青紫色をしている。 

 

 町のスクエアーに立つこの像は、小説や映画で有名なシラノ・デ・ベルジュラックで、架空の人物、この町とは全然関係ない。しかしながら名前がこの町と同じで観光目的でこの像を立てたものらしい。しばらくこの辺りをウロウロしている間も写真を撮る人たちが絶えなかった。

 

ドドイン河の対岸からもよく見えるのがこの町の中心の大聖堂。奥行きも相当なもので周囲を彩るステンドグラスが素晴らしい。

 

 

 

17世紀のこの地方が繫栄していたころのカトリック大聖堂。宗教戦争で敗れたプロテスタントが海外移住のあとはこの町は寂れていった。

 

 

 ワイン博物館も閉まっていて入り口のガラス窓から見える内部を写真にとったもの。

 

 

 これら木組みの家屋は相当古いものらしいが、観光案内所も見つからなかった。

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旅行準備

2017-10-06 20:44:59 | 日記

 

 

9月半ばからタヴィラのキャンプサイトが一般公開される。7月から9月半ばまではポルトガル警察の夏季休暇地で、若いお金のない警察官たちはテントを張って夏を過ごす。今年の夏はスペイン、ポルトガルは最高温度47度にもなった。

テントは上に屋根付き、砂地の特別指定地がある。屋根がなければテントの中で熱中症になりかねない。

9月半ばからタヴィラのキャンプサイトで過ごしているアランとエプリㇽからメールが来た。

もうオランダ人のジェラルド・マリアン夫妻も来ているという。そして昨年お隣さんだったフランス人のおじさん(名前は知らないがあだ名はハッピーウィッスラー)が私たちはいつ来るのかと尋ねていたそうだ。このハッピーウィッスラーは英語が全然話せなくて、おしゃべりができないが、大変親切な人で、楽しい人だった。

ジェラルド・マリアン夫妻は私のラジオ体操の常連で、この3月まで一緒に体操やおしゃべりなどしていたが、マリアンの手編みのセーターが素敵でほめたところ、この冬に来たら私に一枚編んでくれるといっていた。そして7月にはe-mailで写真入りのセーターが出来上がったと伝えてくれた。

 

セーターのお礼にと買ったのが上の写真・1000枚づつのジクソーパズルで、彼らは毎年これを楽しんでいる。

さてあと数日で出発する。6っか月も英国にいないと、なんといってもいつも食べなれている食料が大重要。18㎏のポリッジ(オートミール)はずいぶん前にキャンパーに積み込み、英国のサラダクリーム、ツナ缶24個、イギリスの柔らかいソーセージ、グレーヴィーパウダー、1㎏以上のチェダーチーズなどこれらは飛行機では絶対持っていけない。

衣類や洗顔、シャンプーなどはいうに及ばず、DVDや文庫本もぎっしり。

今年4月に帰国した際。もうこれでキャンピングカーには乗れないものだと,常備の調味料や洗濯道具、寝具なども全部家に運び込んだものだから、今回出かける時にはきっと何かを忘れているに違いない。以前には一番大事なキャンパーへ引く電気のコードを忘れたこともあった。

ポルトガルで絶対買えないものが英語の日記帳でこれは2ページで1週間の簡単なもの。退職以来毎日書いているから、これなしでは昨日何をしたかも思い出せない。

 

 

 出かける前の準備では一番大事なのが庭の手入れと鉢植えの植物。この夏中派手に咲き乱れていたアジサイやペチュニア、ジェラニウムなどで、シュウメイ菊の花が終わった後は根元から切ってしまった。

 

 今年も大豊作だったクッキングアップルの木も、大きな実が落ちて温室のガラスを割ってしまったので、枝を払い今までの半分サイズにしてしまった。そして鉢植えのジェラニウムやクジャクサボテンなど寒さに弱い花は温室に入れて冬中を過ごす。

 

6っか月も水なしでは生きていけない物たちはキッチンの窓辺に置いて、ひと月に1回は娘に水やりに来てもらっている。

 

 古い大きな西洋ナシの木は今年はあまり実がならなかった。豊作の年はバケツに何杯も採れるが、今年はこれだけ。10月になってやっと実が熟れて甘くなってくる。

この梨はバスケットに入れて旅行に持っていく。ポルトガルではオレンジ以外の果物は意外と高い。

 

 

 

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