Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

最後のキャンプ旅行ーモンテリシャー(Montrichard)

2016-08-21 09:54:37 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

土曜日の朝2時間をロッシェのマーケットで楽しんだ後、すぐにモンテリシャーへ向かった。ここはキャンピングブックにお城や宮殿に近いと書いてあったからで、調べもしないで行ったところだ。

ロッシェから非常に近くて田舎道を走って30分でモンテリシャーのキャンプサイトに着いた。

 

 

途中の道筋で見つけたお城がこのモンプーポン(Montpoupon)のお城で、外側だけ写真に撮って走った。

 

このモンプーポンのお城の周囲が絵になりそうな素敵な田舎の村で、ゆっくり歩き回れたらいいなーと思いながら先を急ぐ。

 キャンプサイトでチェックインしたときに聞いたところモンテリシャーのお城はキャンプサイトから1㎞。それなら歩いていけると11時すぐから出かけた。高台に崩壊寸前のお城が見える。

 

 

ラウンドアバウトの真ん中の飾りは中世の馬車らしい。こんなところもここが中世に栄えた町らしいことが見える。

 

 

 

シャー河〈River Cher) に架かる古い橋を渡る。橋のたもとに昔は検閲でもしたのか小さな建物が一軒あって、今は閉まっていた。

 

 

 

お城への登り口を探して町を歩き回り観光案内所へたどり着いたのが12時3分過ぎ。ここは12時から2時まで閉まっていた。この案内所も古い建物らしい。

 

 

とうとう人に尋ねてお城への入り口を探し当てたのにここだって12時から2時は閉まっていた。もうやけくそ、2時までどこかで昼食をと入ったところがビーフバーガーショップ。

亭主はバーガー、私はラッパーを注文、それにビール小瓶2本それで25ユーロを払い、ポルトガルの安いレストランが懐かしい。もうこれで外食は禁止と言い交してまた1時間近くも町をうろうろ。

 

市庁舎みたいな立派な大きな図書館、

 

その前の柵にはフランス大統領選挙の候補者のポスターがずらりと並んでいた。

最近の傾向は極右か極左に分かれて穏健な中道を支持する人が少ない。これも過去2年のイスラム民族大移動の反動かも知れない。

 

 

 

 

 

お城の裏側の壁が見える通りでこの日の午後は自転車競技が行われた。そのタイトルもトアー・ルワー から チャー 〈Tour du Loir et Cher) 

およそ20分ごとにこのグループのサイクリストが回ってくるので、この町の周囲を何度も走っているに違いない。最終的に8回目を見て次に7回とサインが出たからあと7回も回ってくるのは待っておれないと2時にお城が開いたのを機会に城に向かった。

 

 

 

この中は博物館になっていて、古代の農機具や遺跡で発掘された食器類など見せているものの私たちにはあまり興味を引く物はなかった。

 

 

 

崩れかけた石垣と壁の道を登っての高台はモンテリシャーの小さな町が見渡せる。

 

 

 

 

博物館にあったお城の模型を見ると相当大きなお城だったらしいのに、この城を攻撃廃墟にしたのはイギリス王国だったとのこと、

この城は11世紀に建立され一時はフランス国王や王妃がロッシェのお城への往復にここを利用していたとのこと。歴史的には面白い逸話が多いがこうして壊れてしまえば、兵どもの夢のあとになるのだ。

シャー河のほとりに砂地のビーチと呼ばれるところがあり、夏にはここで泳いだり水遊びをする家族が多いと観光案内書に書いてあった。海が遠いところだろうからこんなきれいな河なら泳ぎたくて当然だろう。

コメント
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