Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

リスも木から落ちる。

2021-07-25 20:25:03 | 日記21

日本は今は毎日30度以上の灼熱地獄と聞いているのに、この頃の英国は日中太陽が出ても20数度、昨日、今日など20度行かないで夏の薄着では手足が冷えて寒い。

先週朝10時過ぎ、一週間に2回だけ開かれるオープンマーケットへ行こうとメイン道路の歩道を歩いていた。

すると突然、目の前2メーターほどにバサッと大きな音と同時にリスが落ちてきた。

余りのことに ” キャー アンタ何しとるのよー ' と日本語で叫んでしまった。

見れば歩道の横の庭の大きな木の枝が真横に歩道に張り出している、それも高さ10メーターくらい上なのに、あの上から落ちてきて、さすがリス、すぐにのそのそと歩いて消えてしまった。猫と同じようにすごいバランスだ。

それにしてもあんな小さな動物が結構な音を立てて落ちたのでそれもショック。頭の上に落ちなくてそれはラッキーだった。

もう数年前新聞かテレビニュースで見たが、小型犬が3人の老女を殺したというのを見たことがある。

道路わきの高層アパートの上のほう、室内で遊ばせていた小型犬がはずみで窓から飛び出して、何10メーターかに落ちた。その真下を歩いていた老女二人の頭上に落下、一人は即死し、隣りに歩いていた老女は驚きのあまり道路に飛び出し通りがかりの車にはねられ即死。

道路の反対側を歩いていた老女はその場面を見て心臓まひで倒れて亡くなった。

本当に不運と言えばそれほど不運な人たちはいない。

やっぱり私はラッキーだった。ポールが見守ってくれているのかもと思ったりしている。それにしてもリスも木から落ちるなんて聞いたことがない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポールの命日と7月の花

2021-07-21 06:04:55 | 日記21

7月11日、ポールが逝ってちょうど1年になる。去年のお葬式は家族5人だけの寂しいものだった。

それでこの日は日曜日でもあったから、わが家の近所の人達や娘の友達も招いて、メモリアルサーヴィスならぬ思いでパーティを我が庭ですることにし、招待状を配った。

パーティの準備に近くのスーパーでワインやビールを買い込むのに、酒豪の娘に一緒に見てもらうことにして、私の車で迎えに行った。彼女の家からスーパーまで15分ほど,色々買いこんでわが家へ帰ってきたら、ただ数分の私の車で悪酔いして、おまけにとっても怖かったのだという。家へ帰るのに送っていくというのを振り切ってタクシーで帰って行った。

それですっかり自信喪失。

パーティーには招待人がほとんど来てくれ、総勢20人ほど。80歳以上の年より4人は巻き寿司も初めて食べるという。稲荷寿司20個作ったのは孫が大喜びでそればかり食べていた。隣り近所の人達はお互いに知ってる人たちばかりだけれど、こうして一同で集まっておしゃべりすることがない。皆のんびりくつろいでワイン片手におしゃべりに夢中だった。

ラッキーなことに前日までしょっちゅうにわか雨が降って庭でできなかったらどうしようと言ってたのが嘘の様に晴れた。パーティーは2時半から5時までと言ってたけれど、8時から今夜のヨーロッパのサッカーEuro 2020 の英国対イタリアの決勝があるので皆 6時ごろにはサーと引き上げていった。久しぶりとっても楽しいパーティだった。

 

7月に入ってからは庭のアジサイがやっと咲き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらは皆鉢植えで、直植えの2本はつぼみも出ていない。

 

前庭のあちこちに勝手に生えて咲きだしたタチアオイも暑くなってくると同時にずんずん伸びて今が花盛り。 

 

 

 

 

 

 

 

 

肥料が良いせいかこれらのタチアオイはほとんど2-3メータになる。

 

 

ポルトガルの街角で咲いていた花も挿し木でついてきれいな花が咲くようになった。

 

 

エキネシアは昨年どこからか採ってきた種をプランターに植えて花が咲くまで一体何かわからなかった。狭いプランターだから背が高くなり今では悠々1.5メーターはある。

 

 

インディアンサマーと言う名のこの花はユリ科の仲間。今春友達から一鉢貰ったもの。

 

 

昨年秋ベッケンナムへ歩いていく途中で道路わきの塀に3袋置いてあったこの花の苗、増えすぎたから誰でも持って行って育ててほしいとメッセージが入っていた。今年はつぼみがあと2つついているから楽しみ。日本語では何という花でしょうか?

 

 

数年前に買った色違いのカーラ、黒い花はあまりめだたない。今年花が咲いた黒いチューリップもあまりきれいじゃない。昔読んだ黒いチューリップと言う本の名前にひかれて買ったものだけど、植物で黒い花はケシの花も大してきれいだとは言い難い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

象の群れを見た後

2021-07-15 23:27:04 | 日記21

グリーンパークはバッキンガム宮殿の後ろに広がるが、宮殿前にはグリーンパークの半分くらいのセントジェームスパークがある。

このパークは真ん中に大きな池があり水鳥がたくさんいる。一年中人間に囲まれているからどの鳥も人を怖がらない。

 

公園に入ってすぐペリカンのグループがカメラに囲まれていた。餌をねだっていたのだろうが誰もやってなかった。

 

 

池池の向かい側にまた象が1頭、水を飲みたい様子で設置してあった。ほかにも数頭いるらしいが池のこちら側からでは見当たらなかった。

 

 

 

最近の園芸の流行としては野生の花を植える、野の花の種を植えるなどテレビの豪華なお屋敷の庭もこんなロンドン中心部の公園も変わらず、野の花が咲き乱れている。

アザミやディジー、キャンピオンはピンクも白も今が一番見どころ。このキャンピオンは私が初めて英国に着いた1972年6月から一人でヒッチハイクへと旅立った1日目、道端に咲き乱れていたピンクの花に心奪われ一枝採ってバス停に行ったところ、ローカルのおばちゃん2人がニコニコして花の名前を教えてくれた。今では日本でも園芸種として種が売られているそうで。

この池の周囲はすべて野生の花で埋まっていた。

 

 

 

庭師が丹精している園芸花は野生種と道の反対側にあり、この一本の花から多色の花の咲くSweet wiliam (なでしこ)はやっぱり野生では見られないあでやかさ。

 

此花ビューティベリーは秋になるときれいな紫色の小さな実がなり小鳥が好んでついばむ。日本にいる時からこの紫の実は良く知っていたが花を見たのは初めてだった。

 

池の対岸の野生の花は黄色のディジーと矢車草の紫、赤いフィールドポピーととってもカラフル。わが家の近くのベッケンナムプレースパークと同じお花の種をまいたものらしい。

 

この池のほとりにただ一軒だけ建っているコッテージの庭にはこんなかわいい花や、

 

私の好きなビロードモウズイカが咲いている。

 

 

どんなに遠くからでも目立つ青紫はトリカブト、これは日本語名しか知らない。

 

 

湿地帯に群生するGreat willowherb(ヤナギラン、アカバナ)は池のほとりで花盛り、花の終わった後には白い絹糸のような種が風に吹かれて漂う。

 

ガーデナーが丹精込めて植えたであろうGiant Viper's-bugloss 高さも3-4メータ、木のサイズの割には花がとっても小さい。

 

 

 

色とりどりの園芸種の花には目を奪われる。

 

 

パークを出たばかりの道路で馬でパトロール中のポリスマンを見かけた。 彼らはデモなどがあると大活躍する。

 

 

公園を出たところでもう1時過ぎ、2年ぶりで会った日本人の友達2人と近くの中華街ソーホーへ繰り出した。

以前は中国の祭日に提灯を飾っていたが今では年中この激しさ。それでもコロナ禍で人通りは2年前より少なく感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グリーンパークの象の群れ

2021-07-10 05:09:36 | 日記21

今日7月9日、グリーンパークに象の群れが飾られているというので2人の友達と連れ立って見に行った。

 

 

 

グリーンパークは英国の日本大使館がある(日の丸が見える)ピカデリーとバッキンガム宮殿の間の広大な公園でロンドンのど真ん中に緑の広場と木々に囲まれた散歩道が縦横に広がっている。

 

実物大のインドゾウはGlobal Conservation Project (国際的地球保護プロジェクト)の一環としてインドで作られたもので、このグリーンパークには60頭の象が設置された。

 

 

 

材料はインドの現地で収穫される細い木の皮をむいたもので、大小の素晴らしい象には圧倒された。

 

 

 

 

遠くから見ると本物に見える。それでなくても本物そっくりの象の群れ、ただただ感心するばかり。

 

 

 

くちばしの長い鳥が象の頭に留まっている。これは金属で作られている。

 

 

 

 

 

 

 

トータル60頭の象の群れがバッキンガム宮殿を目指して行進している。それぞれの象はみな違っていて、同じ象はいない。

 

 

 

 

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする