Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

英国のこの頃

2021-06-29 03:02:02 | 日記21

今年の4月5月は英国のコロナ感染者が激減し、2千人台をいっていた、2千人以下にはならなくてやっぱりワクチンでも感染者は無くならないというのが良くわかる。ところがインド株が蔓延しだし、政府のインドからの入国者規制を遅らせたばかりに、今ではとんでもないことになってきている。

今日の感染者は2万3千人近く、これでもワクチンが効いてきているから死者数が驚異的に落ち、今日は3人と言う。ワクチンでは感染を防げないが、悪化する人はだんだん減ってきている。

このインド株の蔓延により、6月21にてロックダウン解除の予定が7月19日まで伸びた。ロックダウンも徐々に緩和されているから行動に不自由を感じない。

只屋内で多人数のパーティなどが禁止されていたから、孫のジュードの誕生パーティもわが家の庭ですることになった。子供たち10数人に親がついてくるから、野外で30人までの規則を守ると娘の家では家の中を通らずに庭へ行けない。それにトイレも家の中にある。わが家ももちろんトイレは屋内だが、前庭に放置されたままのキャンパーのトイレを使うことにした。これが大好評。キャンパーに乗ったことのない子ども達が多いからキャンパーを出たり入ったり。今でもあのパーティは楽しかったと言ってるそうな。

とにかく今のところ近所や娘の友達の間でもコロナ感染者が出ていないから、このまま収まってくれないかと願っているが、全くいつに成ったらコロナの心配をしないで済むのだろう。

 

 

 

裏庭に咲きだした野生の花Aaron's rod  数年前この花が欲しくてわざわざ苗を買ってきて植えたのに、2年で消えてしまった。それが植えた覚えもないのに、畑の隅に芽を出し、花壇に植え替え大事にしてやっと花が咲きだした。

この葉はまるでフェルトの様に柔らかく厚く、英国に綿が入ってくる前まではこの葉からろうそくの芯を作っていたそうで昔はキャンドル・ウィック・プランツと呼ばれていたそうだ。

ヨーロッパ南部の野原ではどこでも生えていて、(多分スペインの野原だと思うが)一面に背丈1メーター以上の黄色の花が咲き乱れてすばらしかった。

 

  

 

 

 

このケシの花は私が2年前の秋に、わが家から坂道を登って公園に着くまでの道筋の街路樹の下に種をまいていったもの。昨年春には芽も出なくて忘れていたのに、2年越しで道端にしっかり花が咲いた。

種は2年目に発芽したもので、こんなきれいなポピーが咲いてと嬉しく、花が終わったら種をと今日行ってみたら、何と株ごと取り払われていた。

 

3月に近くのスーパーで売り出したスィートピーの苗が50本ほどあって小さな鉢3つに植え変えたのがやっと咲きだした。毎週金曜夜のテレビ番組でガードナーズ・ワールドではスィートピーは10日に一度花を全部切るとずーと咲くとの事で70本ほどの花を切った。

 

 

ところがそれ以降急に暑くなったと思うと日中気温15-6度になったりで花は余り咲かなくなった。ガッカリ。

 

 

今年のような天候不順ではアジサイもまだ咲かないけれどアナベルの花がもうすぐ咲きだす。これは数日前に撮ったもので昨夜の豪雨で皆倒れ掛かっていてかわいそう。本当に今年は地球温暖化に伴う天候不順を感じる。

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今年のケシの花

2021-06-16 18:58:40 | 日記21

毎年このブログへ載せているケシの花、毎年全く同じでないから許されたい。

カリフォルニアポピーは花が終わると細長い種のさやができ、これがどこにでも芽を出す。特に石畳の間に生えると移植できなくて本当に困っている。花は可愛いが2-3日で終わってしまう。

 

 

 

 

このダブルの花は毎年1-2本は出てきて、ポピーの女王様。背丈も優に1メートルを超え、たまには2メーター近くになる。これらの花の種にはオピアムが含まれているから、日本では栽培禁止植物。英国にはこの規制がないから今どきあちこちの前庭で華麗に咲いている。

 

 

 

 

赤のポピーはやっぱり一番華やか、数年前直径20センチくらいの真っ赤な玉になったポピーがあった。その種を大事に取っておいて毎年撒いているが全く同じ花は咲かない。

 

 

 

 

 

一重のポピーでもそれぞれ色は少しづつ違う。

 

ひなげしにはオピアムは含まれていない。ヨーロッパの各地ではこのひなげしを農場一面に植え、種をケーキやパンに入れて焼くため、農家の主要収入源の一つ。

 

 

この桔梗様の青い花はカンパニューラ(ベルフラワーともいう)種が勝手に落ちてどこにでも咲く。

2011年キャンパーでエストニアへ行った時、田舎の道端にいっぱい咲いていた。誰が植えたのでもなさそうだから、原産地がヨーロッパ北方なのかもしれない。南ヨーロッパでは見たことがない。

 

 

温室育ちの孔雀サボテンがやっと咲いた。この花の思い出はもう20数年前、トルコへバックパックで行った時、田舎の家の前にこの花が咲きこぼれていて、同行の従姉と きれいねぇ と眺めていたら怖い顔のおばさんがナイフ片手に玄関から出てきて、2本枝を切って何も言わずに私たちにくれた。

本当は優しいおばさんだったのだろう。それ以来私の温室で増やしている。

 

 

 

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我が家の6月の花

2021-06-12 01:55:48 | 日記21

5月27日から急に冬から初夏になった。3月に一時良い天気になり、特にアジサイの新芽が出始めた途端、毎朝霜が降りる4月だった。それで野菜も草花も育たず、アジサイの芽は茶色に枯れてしまい、5月半ばからやっと下のほうから新しい葉が出てきた。花は何時の事か判らない。

だから5月末の急激な天候変化で、やっと野菜も大きくなりはじめ、エンドウ豆に花が2-3咲きだした。

 

 

昨年こぼれた種から野菜畑の真ん中に大きく育ってしまったケシは花色もピンクと赤の一重のみ、

もうすぐ八重の花が咲きだすが,待っておれない。

リビングの窓辺では孔雀サボテンが終わってしまい、今はこの丸いクッションのようなサボテンにきれいな花が咲いた。直径10センチくらいの明るい花。

 

このオリエンタルポピーは昨年ブーツセールで小さな苗を買った。花が終わると種ができるが種から増やすのが非常に難しい。今年初めて咲いた花で、大事に育てた甲斐があった。

 

 

 

カーラーも霜で完全に凍って芽も出ないと思っていたのが最近急に大きくなりつぼみがいくつか出ている。これは今年初めての花。

もう20年以上も庭にあるオリエンタルポピー、花の直径が20センチほどもあり遠くからでも目立つ花。前庭の車道の横の花壇には例年たくさん咲いていたが、今春の細葉ワイルドガーリックが繁殖して全部消えてしまった。

 

数年前近所の奥さんから種を貰って花壇のどこも構わず撒いていたら、今年6つもこのかわいい花が咲いた。英語名はブラック・ガーリックという。

 

このカリフォルニアン・ライラックだけは隣の庭の花。青の花色が好きで写真をとったが今年は少なくなっているミツバチが、この花だけにはたかっていた。

 

 

ライラックの木の下で毎年咲くこの花は Scarlet Firethorn と言う。日本語名は判らない。小さなブッシュになる。

 

 

Red Valerian または Fox's Brushと言うこの花、道端やレンガの塀,廃屋の屋根などどこでも元気に育つ雑草。

 

もう20数年前、隣の奥さんからもらった種でどれだけ排除しようと努力しても必ず生えてくるその名もDevil in the Bush (藪の中の悪魔)ところが花が可愛いからLove in a mist(霧の中の愛)と言う別名をもつ。

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一向に良くならないコロナ禍

2021-06-04 18:31:36 | 日記21

5月27日から英国は夏になった。それまで毎日雨が降り最高気温も15度前後最低気温は0度から5度くらい。毎日セーターと冬のコートが手放せなかった。それが1日で急変、湿度があまりないから半そで、ショーツで快適。

ワクチンも2回目が終わった人たちが成人の50パーセントに達し、1回目が終わった人たちトータルで75パーセントになっているという。

娘夫婦は6月半ばに2回目を受けるそうだが、今では20台の若者も受けているという。

不法入国者と言えども彼らが感染しないということはありえないので、英国で2か所、無料、国籍を問わずのワクチンセンターを作った。その一か所がロンドンのソーホー(中華街)だった。そこにはたくさんの中国人がワクチンを受けに来たとかで、中国人の不法入国者が多いのには驚かされる。

4月初めころから一日の感染者が2000人前後で、それまで4000-5000人だったのが半数になった。ところが2000人以下に絶対ならない。もう2か月も2000人台を上下していたのに5月末から一日の感染者が3000人を超え、昨日は5274人になってしまった。

これにはインドの変性ウイルスが蔓延しだしたからと言われる。それでも毎日の死者は20人以下、これはワクチンをうっていても感染した人たちが,抗体ができているため軽症で死に至らなかったためと言われている。

インドは過去英国の植民地だった関係で、インド人が非常に多い。彼らはインドのコロナ蔓延、死者の急増に対し、お見舞いや葬儀など英国との往復が多い。そんな人たちが感染していたらどうなるか?

政府は今第3次ロックダウンを危惧している。5月上旬からロックダウンが緩んできたせいで、外国へホリディに行く人たちが多くなった。EU 諸国は英国からの入国者をブロックしようとしている。

一時はポルトガルもゴーサインがでて英国旅行者を受け入れていたが、来週火曜日以降に帰国した人たちは政府指定のホテルで11泊1750ポンドの自己負担金で監禁される。今ポルトガルの太陽を楽しんでいる英国人はパニックに陥っているという。

 

 

これは二日前のブライトンの海岸。急激な夏の訪れと学校の中間休暇のため水曜日だというのにこの人出。私たちもその中の一部だから文句は言えない。

5月17日から戸外での30人までのイヴェントは許されているから、孫の誕生日パーティも我が庭ですることに。トイレは家の中に入らないよう、キャンパーのトイレを使ってもらうことにした。

もうこれ以上はロックダウンごめんだね。

 

 

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