Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

カペルマナー(Capel Manor)

2023-05-30 06:16:20 | 日記

私の住んでいるケント州はロンドンの南に位置し、友達の住んでいるところはロンドンの北、電車やバスに乗り換えてどれだけ頑張っても1時間半はかかる。

今日は彼女の家から車で10分ほどのところにあるカペルマナーへ行くとの招待があって、おまけに5月末の祭日でもあったから、朝9時には我が家を出た。

此のお屋敷とガーデンは100年少し前、紅茶で財を成したお金持ちの屋敷で、数回人手に渡り今では広大な庭を一般公開し、またここには庭師養成のカレッジまであるとのこと。

この庭にはありとあらゆる季節の花が咲き乱れていた。

ピンクがかった藤の花、もう盛りを過ぎている。

名前を知らないユリの花の家族らしい。

今まで見たことのないクレマティスの花。

豪華な純白のシャクヤク。

咲き始めたばかりの白の蔓バラ。

今日のこのガーデンのハイライトの純白の藤、もう見どころを過ぎているというが、なかなかどうして、素晴らしかった。

垣根にひっそりと咲いていた豪華なクレマチス。

キンセンカ、または マリーゴールド 

なんとも可憐なピンクのシャクナゲ。

たった1本の木がこんなに成長したシャクナゲ。

此の庭で今一番人気があるシャクナゲの木。今はまだ6分咲き。

 

一番背の高いこのシャクナゲは盛りを過ぎた。

直径20センチ以上はあるクレマチスの花。

温室の中で咲いていたホヤ、日本名では桜ランというらしい。私もこの花の苗を2鉢持っているが過去2年は一度も花が咲いていない。

背丈1メーターほどに下からぐるぐる咲き上っているかわいい花 名前は知らない。

深紅の蔓バラ。

純白のライラック。私の庭のはもうとっくに花が終わっていたがここは不思議に遅い。

白の花ばかり植えられた一角でこの赤のバラが特に気に入った。

 

 

 

 

 

 

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イングリシュ・ガーデンと鳥害、獣害

2023-05-26 23:42:22 | 日記

まずは我が家の庭のボタン、もう20数年経っているから、蕾も50個以上ついて、4月27日にポルトガルから帰ってきた時はほとんど満開に近い様子だった。

大してお花に興味のない娘婿のパトリックが、花のサイズに感嘆していた。

いつもメトロ紙を持って行ってあげる90近いおじいさんの前庭。毎年この強烈な色のオリエンタルポピーが花盛りになる。彼の自慢のお花。

インド系の家族が住んでいる前庭のジャーマンアイリス。ご主人がせっせと水やりしていた。

近所の前庭の白藤、今まで目立たなかったが今年初めてこんなにきれいに咲いていた。

ピンクと白のホウソーン(Hawthorn)には鋭いとげがあって、垣根に作るのが最適。

さて今私が困っている鳥害は、4月27日ポルトガルから持ってきたキャベツの苗。

本当は種を買ってきたかったのにどこにもなくて、お花を売っている園芸店で頼んだら見つけてくれたのはもう10センチほどに伸びた苗だった。プラスチックの箱に入れて持って帰った5本の苗を翌日裏庭に植えた。カタツムリやナメクジが心配だったから、周りに青いナメクジ退治のぺレッツを撒いた。

翌朝行ってみたらそのぺレッツが一粒もない。もちろんカタツムリが食べたのではなくて鳥に違いない。多分このあたりにいつもいる鳩らしい。あれって毒だと思うが今のところどこにも鳥の死骸は見当たらない。とにかくカタツムリを退けるにはグランドコーヒーのカスが良いと聞いたので周りにまいておいたら・・・・若いキャベツの葉が丸坊主になった。やっぱり鳥にやられたにちがいない。

もう仕方がないから高さ20センチくらいの箱に網を張ったものをかぶせて鳥よけ、カタツムリ除け。もう天井につかえているのに、箱を外せばまた何をやられるか?

そして昨日1時間半にわたり銀行と返金のことで話し合って、窓から見えるイチジクの大木をみていたら、リスが2匹木に取り付いてまだ直径2センチくらいのグリーンのイチジクの実を食べているではないか。あんな実ってもいない硬い実のどこがおいしいのかひとつ終わると又枝に駆け上がり取っては食べている。

電話しながらだんだん腹が立ってきて、電話を持って話しながら庭に出てもリスたちは恐れもせず、木の枝をたたいて音を出すとやっと逃げていく始末。

これでは実が実る8月までにはどれほど食べられてしまうか気が気じゃない。

 

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カニザロ・パーク ウインブルドン

2023-05-21 22:37:51 | 日記

昨年も5月初旬に行って大変感激したカニザロパークへ行ってみた。

ここはウインブルドンの町はずれの広大な広場の一角、元はお金持ちのお屋敷だったところ。

広大な庭園は針葉樹の森でその下草がつつじとしゃくなげで覆われている。

邸宅はホテルとレストランになっている。

 

見上げるばかりのシャクナゲはまだ満開にはほどとおい。

咲き始めたばかりのシャクナゲはひとつづつの花がとっても大きい。

今の時期ロンドンの公園や街路樹のホースチェスナッツ(マロニエ)の木々に花が満開だけれど、これは普通の花と異なる。ふつうは赤白ピンクの3色だが、ホースチェスナッツには13-19種もあるとのこと。

広大なこの庭では行き交う人も少ない。

ラバーナム、日本では黄藤と呼ばれているが、此の木は蔓ではない。

今ちょうど黄色のつつじが満開。

この一角はつつじばかりでシャクナゲはまだ咲いていなかった。

水辺の近く桜草は昨年よりもすごい繁殖力。

もう終わりかけのかわいい椿。

ヒイラギの花、冬には赤い実がなるが、花は見たことがなかった。

変わった紫色の花弁が二重のシャクナゲ。

巨大な花びら直径10センチ以上はあった。

赤いシャクナゲはまだ咲き始め。

色とりどりのシャクナゲの花はまだ盛りではなくがっかりした。

ハンカチーフ・ツリー、面白い木もあるものだ。

 

 

 

 

 

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ヴィクトリア&アルバート博物館

2023-05-19 05:22:29 | 日記

今日5月18日はInternational Museum Day (国際博物館の日)だと友達に教えられた。この日は博物館がタダになるという。

朝からサンドイッチを作りコーヒーも魔法瓶に詰めて出かけた。

まずはコヴェントガーデンにあるTransport Museum (乗り物博物館)へ。受付で聞いたら入場料24ポンドだという。ここではInternational Museum Dayは関係ありませんといわれてがっかり。

地下鉄で行ったところはヴィクトリア&アルバート博物館で、ここでもInternational Museum Day など知りませんと言われ、もともと英国では博物館はタダなのだから、これは外国の博物館なのでしょうと言われた。これでは仕方なく特別展は見なくてもと常設のものを

まずは日本の展示場。依然と変わってないから取り立ててここに上げることもないが

此の陶芸品 服部まきこ(1984年生まれ)の作品で2016年から展示。素晴らしい。

建物の全く片隅に古いカメラのコレクション、好きな人なら垂涎のものだろう。

ここの宝石展示室は素晴らしい。昔従姉妹をここに連れてきたことがあった。彼女すごく感激してたっけ。

宝石展示室の後ろの部屋からは絵画展示室。

此の絵を見たとたん以前ポールと行ったスイスのライン川上流を思い出した。そしたらまさしくこの絵がそうでThe fall of Rhine of Schaffhausen 1788年作

次の部屋には私の好きなターナーの絵が5枚も飾ってあった。

ライフボート

ヴェニス

東カウズ城のリガッタ

ライン・フィシング

コーンウォールのセント・マイケルマウント

ターナーの絵はいつも透明感があって好きな画家。一番多いのがテートブリテンだが、ここにもこんなにあった。

英国で一番有名な画家ジョン・コンスタブルのサリスベリー大聖堂

巨大な部屋に古いタペストリーがたくさん下がっていたが、この絵が一番気に入った。The triumph of death or the Three fates 1510-20

ギリシャ神話を題材にしたもので人の運命をコントロールする3人の女神、ㇻケシスはそれぞれの人にどれだけの時間が許されるかを決めた。アトロポスは運命の糸を切る役目。クロソは生命の糸を紡ぐ。

 

一目でミレーの絵だと分かったWood sawyer (木を切る人)

一部屋にこんなにびっしり素晴らしい絵が飾られていてどっと疲れが出てしまう。

シンデレラが今ガラスの靴を履こうとしているところ。英国人画家リチャード・レッドグレーヴ(1804-1888)の作品。

博物館の中庭、ここでは食べ物、飲み物可。

中庭に面した奥の玄関。

1749年作のサムソンとぺリシナ人(古代パレスチナの住人でイスラエル人の敵)

この手の彫刻はフローレンスで多く作られた。

久しぶりにV&A博物館で素敵な時間を費やした。やっぱりロンドンはいい。

 

 

 

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イザベラ・プランテーション Isabera plantation

2023-05-17 18:47:37 | 日記

数日前の日曜日まで、毎日雨が降っていたから遠出ができなかった。

昨日火曜日は朝から青空が出て、天気予報でもにわか雨はないとのこと。 

昔はロンドン市内に13人もの日本人の友達がいて一年に一回は皆でお弁当を持って郊外へ遠足に出かけたものだったが、此の10年以内に友達は自宅を売って、日本へ帰る人たちが相次いだ。

それで今残っている人たち5人でリッチモンドパーク内のイザベラプランテーションへ行く計画を立てた。ここは昨年5月9日、一人で行ってみて大いに楽しんだところ。

11時にロンドン南のキングストン駅で集合、バスでリッチモンドパーク(2500エーカー)の一角のゲートへ行き、広大な公園を歩いて、行った。

たった1週間遅れで、ほとんどのシャクナゲは終わっていて、華やかなのはつつじばかり。水辺に大きくなったゼンマイが出ている。ゼンマイはここしか見たことがない。

 

木陰に咲くシャクナゲはまだ終わっていなくて、花も異様に大きい。

一角にスズランのようなかわいい花が下がっている。コンピューターのスリで見たらなんか難しい名前で日本から移植したものだという。

 

黄色いつつじはほとんど一角に集まって植えられてあった。

巨大な木の上が真っ白になっているが何の花かわからなくて近寄ってみたら、下がった枝にこんなかわいい花。

ちょうどお昼でこの近くの草むらでお弁当を広げることにした。

このあたりが一番の見どころ、周りにはお弁当を食べているカップルや家族連れがたくさんいてこの見事なシャクナゲを楽しんでいる。

 

小山のようになった花は今から盛りになる。

帰り際で遠くからあまりに真っ白になっている小山のようなつつじを見てきた。

出口の近くの池の水際にこんな花が咲いていて、皆でカメラを向けていたら、通りがかりの人たちもズラーと並んで写真を撮っていて、おかしかった。

帰りのリッチモンドパークには太いワラビが一面に生えているが、私が昨年採っていた時に、ここは王立の公園で草木一本も採ってはならないと言われて、この日は誰も採らなかった。でも久しぶりの暖かい日で、楽しかった。

 

 

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ワイルドガーリック

2023-05-17 03:34:10 | 日記

日曜日の午後、娘にいつも行くワイルドガーリックの森の中へ連れて行ってもらった。

以前から約束していたマセドニア人の女医さんと彼女の4歳半の息子が行くので、孫のジュードも一緒に来てもらった。

いつもより遅かったけれど森の中はブルーベルとガーリックフラワーでいっぱい。

かの女医さん、こんなにカーペットのように生えているところは見たことがないと大喜びだった。

ジュードとセオはまるで兄弟のように遊んでいる。

ブルーベルのお花畑。

ここへの道が何度来ても覚えられない。それでマセドニアの女医さんには彼女の車を運転して娘の車の後ろを付いてきてもらったが、何しろ細い田舎道をサインもないところを右に折れ、左に折れで結局また来ても決して覚えられないところだと分かった。

私は一年分くらいの葉も花も採ってきれいに洗い,濃い塩水に漬けていつでも塩出しして食べられるようにしている。来年まで行けないだろうから。

彼女私と一緒に採りに行ってきたワラビもおいしいと喜んでいた。

 

 

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ケンジントン・パレス(Kensington Palace)

2023-05-14 02:46:37 | 日記

デザイン博物館からケンジントン宮殿までは相当の距離、お昼も食べずに焦って1時10分に着いた。予約時間は1時半、入場行列は2列になっていて、一列は予約20分前、もう一方は予約30分以上、この列が長かった。

1時半前に入場できたが、入るとほとんど同時に激しい雨、あの行列の人たちが気の毒だった。

上の写真は宮殿の2階の窓から写したもので、行列は1つになっているが、1回に10人ぐらいづつしか入れない。

ケンジントンパレスはダイアナ元妃がなくなるまで住んでいたということしか知らなかったが、ここはヴィクトリア女王が18歳で戴冠するまで住んでいた宮殿だということで、

若いヴィクトリアとアルバート公の肖像画が一番目の付くところに飾られてあった。

中は大したものはなくて、まるでV &Aの博物館のよう。昔の貴族、貴婦人が着た衣装。

階段の踊り場の壁画、この時代には黒人奴隷が多かった。しかしこの黒人の子供は奴隷には見えない。

此の宮殿は割合質素に作られているらしく、きらびやかなところがあまりない。

階段踊り場の素晴らしいドレス。

これらのドレスはカンヌ映画祭やメトロポリタンのガーラで映画女優や俳優が着たもので、ダイアナさんの衣装は1枚も展示されていなかった。

此の摩訶不思議な奇をてらうドレスもアメリカ女優がメトロポリタンのガーラに着たものだという。

これを見ると全くどこかの博物館と同じ。

上のティアラはネックレスでもあり、ビクトリア女王の孫娘のプリンセス・ルイーズの結婚式に彼女の両親(ヴィクトリア女王の息子バーティと細君アレクサンドラ)から贈られたもの。

アルバート公がヴィクトリア女王のためこの3点の宝石類をデザインしたものだという。

幼少時のヴィクトリア。彼女の子供時代の巨大な人形の家があった。

 

 

 

 

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デザイン博物館のアイ・ウエイウエイ

2023-05-12 05:49:12 | 日記

ポルトガルへのホリディ前に、地下鉄の宣伝でアート・ファンドを見つけ、娘がすぐ会員になった。これは英国中の美術館や博物館で、特別展をしているときには半額になるという。英国の博物館や美術館はほとんどの入場料が無料だけれど、特別展だけはとっても高い。

これの年間会員費が70数ポンドだけれど、銀行口座から直接引き落としでは20ポンドくらい安くなる。

ホリデーから帰ってきてすぐ会員になり、カードを送ってきたので、活用しなければと2日前に出かけた。

ロンドンは戴冠式の後興奮冷めやらぬようで、どこもかしこもユニオンジャックがはためいている。

まずはハイドパークの片隅にあるケンジントンパレスへ行ってみたがすごい人の行列。チケットは半額で£12.7(約2100円)入場時間が1時半というので、2時間ほどの待ち時間に、同じケンジントンにあるデザイン博物館へ行った。

ここは4月から中国人芸術家のアイ・ウエイウエイが特別展をしていて、娘は4月に行ってきて、ぜひとお勧め。この日はウィークデイでもあったからあまり人出も少なく、半額料金£8.25(約1360円)ですぐに入場。

入ってすぐに目につくのが巨大な蛇、近寄ってみるまでこれが何でできているかが分からなかった。

まじかに見てびっくり、ライフジャケットを組み合わせて作られていた。

そしてもう一匹の大蛇は

ジッパーを開けたバックから成っている。これにもドキモを抜かれたのに。まだまだあった。

蛇の前のブルーの陶器のかけらは,アイの北京のスタジオで作っていた陶器を中国政府機関が来て全部叩き壊したものだという。それをまた芸術作品にする彼は本当にすごい。

床にぎっしり敷き詰められた陶器の球は960-1279AD の時代の武器であったそうな。この床には20万個の玉が並べられている。

そしてもう一方の床の展示物は石器時代の石の道具が並べられてあった。

真ん中の床の展示物は25万個からなる急須の注ぎ口、焼きあがった急須が完全でないときは注ぎ口を壊して使えないようにしたもので、これほど集めたのも異常に思える。

何よりもここで一番感銘したのが大きな壁一面の素晴らしい絵。

アイはモネのスイレンからインスピレーションを受けて、此の壁画もWater Lilies (スイレン)という。

これが何でできていると思いますか?

もう気の遠くなりそうなレゴからできているのです。今までいろいろな絵や芸術作品を見てきたけれど、こんなに驚き感銘したことはありません。この人の頭の中はどうなっているのでしょう。

日本ではこんな中指を突き出しても余り意味はないかもしれません。ヨーロッパでの意味は くそくらえくらいの意味合いなのです。彼は1960年代父親と地方に追いやられ、悲惨な生活を送ってきたため、国家権力を嫌悪しています。これが彼にとって英国国会議事堂も、拒否したい意味合いなのです。

 

 

 

 

 

 

 

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5月の花とストリートパーティ

2023-05-11 19:28:42 | 日記

4月末にポルトガルから帰ってきて、ボタン桜がほとんど終わりかけているのに驚いた。

今年の4月は大変寒かったそうで、おまけに雨が多かった。庭の雑草はいたるところで大繁殖。

ストリートを歩くと今まで見なかったお花があちこちの庭で咲いている。

小さな花の集合体。近くで見るとなんてかわいい花だろうとおもう。 

こう長く下がって咲く花にはポプラの種類が多いそうだがこれはなんだか分からない。近くで拡大するとかわいい花がついている。

私の庭にはないこの濃い紫色のライラック。いろんな色のライラックが今は盛り。

毎年楽しみにしているこの前庭のおきな草。株がだんだん大きくなっている。

こんな恐ろし気なチューリップを見たことがありますか?

バードチェリーと呼ばれるこの花、我が家の近くの街路樹でこれを見るのが楽しみ。

道端で見つけた変なブルーベル。今はどこでも真っ盛りに咲いているが、花が上を向いているのは初めて見た。

ベッケンナムプレース・パークの花壇、よく手入れされてこんなチューリップが面白い。

マリーゴールドの仲間らしい。この色合いがとっても素敵、裏庭に欲しい。

遠くから見たら黄色の葉だと思ったが近寄って驚いた。チューリップみたいな花が下がっている。

初めて見た花で、コンピューターで調べたら、ヴェネズエラ、コロンビア、エクアドル、ボリビアなど南米の暑い国の花だという。名前は Araguaney アラグアニーとよぶのだそうだ。

こんな寒いイギリスでよくお花が咲いてくれました。

ピンクのボタン桜はもう散ってしまったが、此の白の八重桜だけがまだ咲いてくれていました。

5月6日チャールズ3世の戴冠式のお祝いで、イギリス各地でストリートパーティがあった。

エリザベス女王の70周年記念には私の通りでも盛大にストリートパーティがあったが、今回はやらない。ところが娘の家の通りであるというからカメラを持って行ってみた。

とってもちゃちなパーティで なぁーんだ !! という印象しかない。子供たちのためのパーティみたいだった。 しばらくいてカップケーキとトライフルをいただいて、帰ってきた。

この小さな男の子、しゃぼんだまと戦っているらしい。

 

 

 

 

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トーレのレストランと真夏の海

2023-05-10 04:33:36 | 日記

あともう2日で帰国という日、魚市場へ行ったらお休み、火曜日にどうしてと思ったら4月25日は建国記念日で、祭日なのだという。

昼食はタヴィラとフゼタの中間、海辺にあるトーレのレストランへ行った。このレストラン、ポルトガル語が読めなくて海岸べりに立っている石造りの塔(トーレ)から私たちが勝手につけた名前。

ここは町中から離れて、観光客の決して行かないところ。おまけにこのレストランだけがぽつんと海岸べりに建っていて、村さえ形成していない。それでポルトガル人にしか知られていないレストランで祭日のこの日、レストランの前の道は車でいっぱい。予約してなかったから窓際の大きな部屋には入れなくて,奥の窓もないところに押し込まれた。

素晴らしいフランス車を運転していつもあちこち連れて行ってくれるS 氏は毎回お昼の食事にはビールかワインを飲む。飲酒運転はポルトガルでもダメなのだけれど、なんのその、これはアルコールかるいからなんて。でも確かにおいしかったロゼ。

これが本当は一人分、魚のフライ。

ポルトガルで一番おいしいと思うモンコイカとガーリックのオリーヴオイル煮。テーブルに持ってきてもぐつぐつと煮えている。

エビと肉の串焼き、T子さんは一目でこれが食べたいと言った。

3人で3皿を分け合って食べたが、フレンチフライ(チップス)は食べきれなくてお持ち帰り。

満腹、酩酊してレストランから近くの田舎道を散歩する。

打ち捨てられた塩田は泥田になっていて、小さなカニがぞろぞろ動き回る。小さいくせに片方の爪だけがやたら大きく、これで仲間同士の争いが絶えないのだろう。

この日直射日光の下では40℃近く、スペインでは日中気温40度のニュースが流れたという。とにかくあつい。

英国の真夏より暑かったかもしれない。ポルトガル人には最高の祭日だった。

遠くの塩田では餌をあさるフラミンゴの群れ、望遠を最大にしているから、写真はあまりはっきりしない。

帰りの道路際で巣づくりしていたコウノトリ、また何時見られるか分からない。

翌夕、スエーデンとポルトガルの家を行き来しているK子さんとS氏を招いて最後の晩餐。この夜もモンコイカとお魚のフライで11時近くまで楽しんだ。

もうこれでおいしい焼き魚は当分食べられない。そしてあの真っ青な空も当分見られない。

いつもあの青空を1メータ四方切り取ってイギリスへ持って帰りたいと切に思う。

 

 

 

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カストロ・マリム (Castro Marim)

2023-05-09 00:08:33 | 日記

国境の橋から対岸のアヤモンテに一番近い町カストロ・マリムには城塞が2基ある。

13世紀に造られた大きな城塞は以前入ったことがあり,大して見る物もなく感激もしない。

 

城塞の近くの大聖堂が青空に映えて素晴らしく、この町のシンボル。

メインストリートも日中は大して人がいない。S氏によれば、8月末この町のお祭りは中世の衣装を着た人たちが練り歩くという。

上の頭のない変わった像は、よく見ると禁煙キャンペーンの像だった。

きれいなほとんど人影もない町をあるいて、17世紀の新しい城塞へ行く道を探した。

S 氏がカフェーでビールを飲んでいる間に、城塞に行く近道を見つけた。

ここから見える城塞は小さくて、あれならすぐ見て帰ってこられる・・・と思ったのが間違い。

壁の近くを回ると又同じような壁。

向かいの古い城塞がよく見える。

城塞の外側の荒れ果てた道なき道を必死で歩く。

この高台から見下ろす景色は素晴らしい。塩田が広がり塩の山が見える。

行けども行けども門らしいものはなく、よく似た壁が続いている。

長さ20センチくらいのリザード(いもり?)

何処まで行っても見えるのは高い壁。

行き止まりで降りたところからでも城塞の登り口は分らない。

暑い太陽の下、城塞の周囲をほとんど1周してしまった。

そしてあの白い教会の近くに民家の間に細道を見つけて登っていくと、いつの間にか城塞の中の一部に入っていた。

塩田と川向のアヤモンテが見える。

此の城塞のほとんどトップあたりですっかり何もない。ここで下界を見下ろして写真を写し、城塞の古い木の門の前で10分ほど待った。2時にオープンするとのインフォメーション・センターの話だったのに誰もいない。誰も来ない。諦めて下界へ降りた。

上の写真はエルヴァス(Elvas)ポルトガルの城塞の上空写真。

此の城塞の外壁を歩くといつまで行っても同じような壁を見ることになる。私たちが歩いたこの城塞も外壁が6か所突き出た星形くらいにはなっていたのだろうと思われる。

 

 

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アヤモンテ スペイン

2023-05-08 04:38:16 | 日記

アヤモンテはスペイン側の国境のまち。

上の写真2枚はポルトガル側から見たアヤモンテの町で

この橋を渡ってすぐの町。ポルトガルとスペインの国境はグアディアナ川で分断されている。

T 子さんはスペインへ行ったことがないという。月曜日の朝、上の橋を渡ってアヤモンテへ行った。

S氏はここがガソリンとウイスキーが安いという。それで彼はショッピングが目的、私はT子さんにスペインの素晴らしいタイルを見せてあげたくて、フェリー乗り場の近くで車を降りて、20分後には大広場で会う約束をして歩き出した。

フェリー乗り場から数分、第一の広場、ここのベンチのタイルは素晴らしい。

初めてスペインへ来た人なら感激すること請け合い。私さえ、何度見ても素敵だと思う、セビリアのスペイン広場を見るまでは。

 

此の広場からレストランやお店が連なる狭い通路を抜けると

よそよりひときわ高く大教会がそびえている。

商店街の一角、なんとなくアラビア系の装飾がされた建物。

お店のウインドウの飾りか商品。こんな服装の絵を見たことがある。確かスペインの貴族の女性だったと思う。

大広場は太陽がかんかん照り、四方をいろいろな模様のタイルのベンチが置かれて、日陰になるほうだけ人々が座っていた。

 

 

此の広場を見ると本当にスペインは南国だと思う。気温も上昇して30℃くらいか?

この後スペインのスーパー2軒を回って野菜や、イカなど買ってしまった。

此の後アヤモンテから見えるポルトガル側のカストロ・マリム(Castro Marim)へ行くことにした。

 

 

 

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魚食べ放題の店とタヴィラ・フェスティバル

2023-05-07 04:29:14 | 日記

タヴィラの青空マーケットのすぐ近くに、焼き魚専門の魚食べ放題のレストランがある。

ここはずいぶん昔から有名な店で、冬の間も屋根付きの外気オープンのところにテーブルがズラーとならんでいて、いつもお客さんでいっぱいで、予約なしの時は長時間並ばないといけない。

ポルトガルの大統領?か首相?がタヴィラを訪れた際は必ずここにくるという。それにお昼しか営業しない。 

魚が運ばれてくる前に、大皿のサラダと塩漬けのオリーヴ、ゆでたジャガイモ、スライスしたパン、それにパンの上に味付けトマトやペッパーなどを塗ったおいしいパンがどっさり運ばれてくる。これらを食べると魚をたくさん食べられないから、ぐっと我慢して、注文した1リットルのワインをすすりながら魚が焼けるのを待つ。

今回は水曜日の夕方着いたT子さんに木曜日のお昼には帰国してしまったTさん、彼女は温かいポルトガルから、急に寒いロンドンに降り立ち、セントラルヒーティングをつけたそう。私たちはあまりの暑さにバンガロウの中でクーラーをつけているというのに。

T子さんはもう10年近く前私たちがタヴィラのキャンプサイトにいた3月に4日ほど来てホテルに泊まっていた。その時塩田や、山側の畑地をあるきまわり、当時安くてスペインからの訪問客が絶えなかったレストラン・サイクリスタで昼食をたべた。その時は大皿に焼き魚が4匹ものっていて、二人分だろうと思っていたら、また同じ大皿が運ばれてきて大いに驚いた。

このサイクリスタはマネージメントが変わって以来サービスが悪くなって、もう決して行かない。

今回はここが初めてのT子さんとタヴィラ在住の友達2人の4人。この日は私の誕生日でもあったから、ワインで乾杯。魚は私が4匹、T子さんは3匹、友達の二人は2匹づつとあまりたべない。食後のデザートには果物とコーヒーが出てトータル一人分が15ユーロ(14ポンドくらい_) 

もう食べられないと満腹満足して、タヴィラのフェスティバルがローマ橋の近くの広場であるという。

これがタヴィラの中心地のローマ橋、ずいぶん古いものらしいが、ローマ人が作って以来何回も修復改築されている。

売られているものは手作りのものやひなびたものが多い。

蜂蜜はここタヴィラで収穫されるから、あらゆるサイズの瓶がお土産として売られている。

スペインとポルトガルはムーアの影響を受けた素晴らしいタイルが有名。

広場の真ん中では、日本でいう漫才師らしい二人がポルトガル語で周りの人を笑わせている。

 

花屋さんも色とりどりのきれいな花を売っているが、もちろん持って帰れないから見るだけ。

公園の花壇がきれいだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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タヴィラの塩田散歩 とファーロ旧市街

2023-05-06 02:45:13 | 日記

鉄橋を渡っていく4両編成の電車。

カバナスからタヴィラへ行く自転車道は、鉄道の線路近くを平行に走っていて、線路わきに生えているタケノコのような植物はこの夏咲くリュウゼツランで、昨年東京近郊で花が咲いたとテレビでは全国ニュースになったそうだが、100年に1回しか咲かないというのは全くのウソ。

この苗は花が咲くと枯れてしまうところからつけられたらしいが、この線路わきだけでも7-8本の新しい花芽が伸びてきている。花の咲く時期にいなくて、開花を見ることができないのが残念。

ここに倒れているのは昨年花が咲いて終わったもので真っ黒になって枯れてしまう。

この道は鉄道と塩田の真ん中の道で、塩田へ行く人、自転車で行きかう人など、人の姿は絶えない。

もう一月以上も雨が降っていないのと水不足らしく、塩田には昨年からの塩水が乾燥して塩ができている。

塩の集積所、時々大型のダンプカーが来て塩を精製所へ運んでいく。

 

水の張ってある塩田では毎年フラミンゴとヘラがもの群れが見られるが、今年はこんなシギ類しか見つからない。

 

1週間後の水曜日、ロンドンからT子さんが夕方の飛行機でやってきた。飛行機がつく時間まで、また3人でファーロへ行き、旧市街の城塞の中を見て歩いた。

この中での見ものは大聖堂と此のアホンソ3世の像くらい。1210年から1279年まで活躍したアホンソ3世はポルトガルを回教とから奪回しポルトガルを作った王として尊敬されている。

 

それでこのようなタイル絵で歴史の一齣を表してあった。

この城塞の近く、素晴らしい古そうな建物を見上げてみれば、

3組のコウノトリが屋根の上で巣づくりしている。この上の鳥は今まさに巣の建築材を口にくわえている。

彼の奥さんが巣で卵を温めているらしい。

久しぶりのコウノトリ、私たちだけでなく通る人たち皆で、しばらく立ち止まって見上げていた。

 

 

 

 

 

 

 

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キャンプサイトの泥池とタヴィラの山

2023-05-05 01:46:50 | 日記

もう長い間掃除をしていなかったサイトの真ん中に位置している池にはたくさんの鯉と大小の亀が5匹いた。

この池の真ん中の飾りのボートも腐って壊れかかっていたらしく、起重機を持ってきて運んで行った。

この泥の中でサイトの職員2人が鯉を捕まえるために大騒動、サイトに長くいるキャンパーの住人達には格好のエンターティンメントとあって1匹捕まえる度に拍手喝采、歓声が上がる。プラスチックの網状の箱で捕まえようとしてる左側の人、そんなもので捕まるほど鯉は馬鹿じゃない。何度やっても横からするすると逃げて行き、見ていた私たちも余りのドジさにあきれてしまった。

 

一日がかりで捕まえた亀と鯉、鯉は100匹近くいて、大きなプール様のタンクに入れておいたが

新鮮な水が流れていなかったため、酸素不足でみな水面でアップアップ。翌朝見たら大きい鯉が7匹も死んでいた。

何日もかかって水底の泥をのける作業が行われ、私たちが帰ってきたときも鯉はまだプールに入ったまま、それでも毎日水を補給して、過ちは2度とない。毎日30℃以上の炎天下での作業は本当に大変だったと思う。

 

日曜日の午後、S氏は私たちをタヴィラの山へ連れて行ってくれた。昨年3-4月は雨の多い日で、うすら寒くあたり一面咲いていた花は、今はほとんど見えない。

このシスタスの花が真っ白に咲いていた根元にポールの灰を撒いてきたのに。

このワイルドラヴェンダーもほんの少ししか咲いていなかった。

それでS 氏に頼んで私たちが一番愛したキャリシス(Carricos)の村の見えるところへ連れて行ってもらった。

この村はいつもひっそりとしていて、村人とも会うことがない。そしてこの上の写真のうっすらと紫色に見えるのがワイルドラヴェンダーの群れ。

上2枚の写真はポールが元気なころ二人でこの地に写真を撮りに行った。これを見たらポルトガルの国花がラヴェンダーだというのが判るだろう。

昨年3月末N子さんと来たとき、彼女は此の海にご主人の遺灰を少し撒いた。彼らは私たちがタヴィラのキャンプサイトにいたころフランスから車でやってきて、この海岸の町フゼタ(Fuzeta)に宿をとり、一緒に遊びまわったものだ。ご主人はポールより2-3年早くに亡くなった。

直射日光の下では40℃近くになったこの頃、海岸近くのカフェーでそれも日傘の下で冷たいビールを飲んだ。

魚のレストランは一人10-15ユーロで満腹するが、魚市場で安い魚やモンコイカを買うとレストランどころではない。

コイワシのてんぷら。1㎏が4ユーロ、実際は8ユーロだったが、店じまいの直前、500グラムを頼んだら残っている魚全部くれて4ユーロだった。

1KGのモンコイカ、10ユーロ、げそはてんぷらに、身はフライパンで焼いてお醤油をかけたもの。

レストランよりずーと良いとご機嫌な毎日だった。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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