Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルも異常気象

2019-12-20 17:01:00 | 日記19

この月曜日から毎日強風と大雨が続いている。これこそ地球温暖化の現象に違いない。

11月まではポルトガルは水不足と言われていた。南のある町では水道水が出なくなり給水車が廻っていたという。

とうとう今朝のポルトガルのニュースでは洪水と家屋浸水、死者まで出たとのこと。神様もう水は結構です。

 

 

 

 

キャンプサイトの道路は穴の開いたコンクリのブロックを敷き詰めてあるから、タイヤが泥の中に沈むことはない。けれども連日の雨で水が地面に吸い込まれなくて水たまりがひどい。

 

 

 

この広大なキャンプサイトは1月から3月まで予約なしで泊まれないほど、大盛況。

それでサイトの後ろの広大な空き地にもう一つサイトを作るべく塀が張り巡らされてあった。

 

 

 

その塀も昨夜一晩中吹き荒れた嵐で半分以上倒れて、サイトのメインテナンスの人たちが電気自動車で4台も来て雨の中倒れた塀を片付けていた。

私たち、2011年から毎年このポルトガル南部で越冬していて、こんなに嵐が続いたことは一度もない。一晩の雨や大風などはあったけれど、大西洋に渦巻く低気圧と不連続線が何時までも居座ることはなかった。テレビの天気予報ではヨーロッパの西側がほとんど低気圧に覆われているそうだ。

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断捨離

2019-12-18 18:45:40 | 日記19

今年8月に亭主の肺癌が確実となり、医師からは1年から1年半と言われた。

それで今まで我が家に溜まったものを、少しづつでも片付けなければならないと思った。

まず最初にガレージにある陶芸の本や道具、それに陶芸の窯、20年も乗ってない自転車等をブーツセールで売ることにした。キャンパーにあらゆるものを積んで8月後半の晴天の日曜日、いつもは買いに行く農場へ売りに出かけた。

娘からも箱いっぱいのDVDを売ってくれるよう頼まれたので、これらは3本で1ポンドの張り紙を出した。自転車は私サイズだからローティーンの子供用。喜んで買ってくれた奥さんに30ポンドで売った。20数年前は300ポンドくらいしたもの。

30年も前亭主が一人コツコツお金を貯めて買ってくれたセイコーの腕時計、バッテリーを3-4年に一回づつ変えなければならず、とうとう使わないままで置いたのは10ポンドと書いたら誰も買わず、最後に5ポンドと値下げしたら、3ポンドに値切られて仕方なく売ってしまった。

20年ほど前のディナーセット10客づつのお皿からティセットまでも20ポンドで、これは直ぐ売れた。陶芸の道具は5本で1ポンドと張り紙したらどんどん売れて、ほとんどなくなったほど。

キャンパーの横に陶芸の窯を100ポンドで売ります。と張り紙して置いたら、後日これを見た人が友達に連絡して買いに来てくれた。

売れ残ったアクセサリーやDVDなどは、数日後に近くのチャリティショップに持っていき、大きな7袋を上げた。

相当片付けたつもりだが、それでも趣味の編み物用の毛糸など3バック、縫物用に買いためた布地も4箱、これらはどうしても上げられない。捨てられない。

昔から貯めていたヴィデオテープももう見ることは無くてもどうしても捨てられないオードリーヘップバーンの映画セットなど私が死ぬまでもっているだろう。

それ以外のヴィデオテープは100本以上も捨てるしかない。今ではチャリティショップも引き取ってくれない。

外側のカバーはプラスチックでリサイクルできるから全部外してリサイクルに、中身はポルトガルへ出かける1日前にゴミ捨て場へ持って行った。

レコード100枚ほど有ったうち半分を、レコードショップへ売りに行ったら、欲しいものが無いと断られ、チャリティショップへ直行。

シリーズ物のDVDはインターネットで売りだしたら2セット売れただけ、残りをレコードショップで買ってくれた。それでも今回ポルトガルへ来るにあたって、大きな袋いっぱいのDVD をポルトガルのチャリティショップに上げるために持った来た。

それでもまだいっぱいあるが来春、亭主がまだ元気ならもう一度ブーツセールに行っていろいろ売り払いたい。捨てられないものも多くて困ったものだ。

47年前の亭主のラヴレターは全部燃やして何もない。でも写真アルバムが何十冊あることか。

亭主は私のいないとき良くこのアルバムを出してみているというから、彼の生きている間は捨てられない。

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キャンプサイトのジム(Gym)

2019-12-14 23:21:04 | ポルトガル18-19

昨年10月から今年3月までこのサイトのジムでインストラクターなしでサーキットトレーニングをやっていた。

サーキットトレーニングというのは10種目の運動を1分づつ休みなしにするもので、10種目終わると短い休憩そしてまた同じ10種目を繰り返す。これを3回繰り返して、あとはストレッチをして解散。

昨年も自転車や、ウエイトなどいろいろな機械があったが、今期はその機械がグンと増えた。

 

 

 

 

こんなに多くの機械を揃えたこのキャンプサイトでは、プロのインストラクターを雇った。

毎週月、水、金の3日、朝10時から1時間サーキットトレーニングを行う。

今まで私たちだけでやっていた時は、朝8時から1時間、終わって朝食を食べるのに慣れていたが、10時からだと先に朝食を食べるしかない。

月曜日に初めて行った時には朝8時いつもと同じに朝食を食べ、トレーニングに出かけた。

これがきつい。1分なんてすぐ終わると思うが、重い重りを付けた機械を腕で上げ下げしたり両足で上げ下げしたりすると、まだ1分にならないのーと悲鳴を上げたくなる。

余りに激しい運動で、めまいはするし胃の中身が逆流しそうで胃ガ重い。へとへとになってやっと終わった。

 

水曜日は朝食の量を3分の1に減らし、あとはオリーヴティーだけ、10時からのサーキットトレーニングはまたもやへとへと、汗まみれで終わったが、胃だけは問題なかった。それでも疲れ切って午後は3時間も昼寝をしてしまった。

金曜日も朝食は3分の1で重い自転車のペダルを回したり、膝から下だけを動かして大腿が悲鳴を上げた。

やっている間は早く終わらないかなーと願っていたけれど終わってみると意外に気分がいい。シャワーに入り朝昼兼用の食事をして、気分はハイになっている。今からなら何でもできそう。

水曜日には腕や大腿の筋肉痛がひどかったのに、もうあまり痛みもなくなった。

こうなってくると来週が楽しみで・・・・帰国時には筋肉もりもり? 体重も数キロ減っているかも(このために我が身を苛め抜いているのだ)

それにしてもこんなジムもヨガも全部無料で提供してくれるところって余りないかもしれない。本当に有り難いことだ。

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癌対策

2019-12-11 18:00:19 | 独り言

この夏亭主が肺がんのステージ3と診断されて以来、亭主は薬物療法を拒否したため、全く医者から見放された状態だった。

11月半ばに骨を強化する薬を腹部に注射するだけの局所療法しか手の施しようがない。本人は至って元気だから、キャンパーを運転してポルトガルまで来てしまった。

今から2か月ほど前、友人が見せてくれた日本の癌権威の本では野菜スープを毎日飲むことで,癌の予防や薬物療法の副作用を軽減するという。この本 前田浩氏著 最強の野菜スープ という。

毎日5種類以上の野菜を煮て、煮あがってきたところで、弱火にして30分煮込む、ただそれだけでそのままでも、ポタージュにしてもいい。 とのことでそれ以来実施している。

 

 

 

季節の野菜なら何でもという。玉ねぎ、にんじんは必ず入れて、そのほかにはあらゆる新鮮な野菜をブツ切りにして入れ、煮上がったところでポタージュに。野菜嫌いの亭主にはポタージュは取り分けることが出来ない。大鍋で4-5日分、亭主には一日2食、私は一食分だけ食べ、二日分以降は冷凍にしたりする。

ここポルトガルへ来るまでに体重が2Kg も増えたというから、きっとスープのお陰と喜んでいた。これで毎日欠かさず飲ませて、一日でもの長生きを願っている。

1昨年タヴィラのキャンプサイトで知り合っていた70歳台の男性は、肺がんで治療不可能と言われて、大きなキャンパーでポルトガルへきていた。奥さんと自転車を乗り回して元気だった。

昨年暮れ11月ごろに来た彼らは、キャンパーを売り払って、この隣の町にアパートを借り3か月間ポルトガルの冬を楽しんでいた。英国から自家用車を運転してきたので、その車に私も乗せてもらって、タヴィラの映画館でバレーを見に行ったことや、友達皆でレストランで食事をしたことも在った。

彼らと親しかった友達に聞くと今年7月に亡くなったという。あんなに元気だったのにと思うと、我が亭主だって、元気で寝込む時期が少なければと願う。

 

 

2年前からここポルトガルではどこにでもあるオリーヴの葉をお茶にして飲んでいる。毎朝メタルのティーポットで沸かし1杯づつ。亭主はこれがあまり好きではないが、体に良いと思うものは何でも試してほしい。インターネットで調べてみるとオリーヴの葉には血糖値やコレステロールを下げ、抗体をつくるという。今年もここにいる間にたくさんの葉を洗って乾燥し、持って帰らなければならない。

 

 

ポルトガルの野生のほうれん草。ビートリーフ、今はまだ芽が出たばかりの方が多いが2-3月になると巨大な葉になる。この葉をきれいに洗ってスープに入れる。私が一番好きなのはバター炒め。バターの小さな塊を鍋に入れて溶かし洗って切った葉をそのまましっかり入れて蓋をするだけ。時々かき混ぜて全部に熱が通ったら塩を少々振りかけてそれだけでおいしい。

日本でも最近はビートリーフとして売られているかもしれない。

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