Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

白い桜の花とソーラパネルについて

2023-03-29 19:38:53 | ロンドン周辺

我が家の周辺の歩道にはいろいろな種類の桜の木が街路樹として植わっている。

ピンクの彼岸桜が満開のこの頃、1週間遅れで白の桜が咲き始めた。

 

ピンクの花には一重と八重があるが、この時期の白い桜は一重のみ。

 

そして憎らしいことにまたグリーンのインコが大喜びで飛び回っている。

たいてい花がまだ満開にならないうちに地面に花が首ごと落ちているのはインコの仕業。

そして桜の時期はこんな巨大な木蓮の時期、英国人はよほどこの木蓮が好きと見える。

娘の家まで歩いて30分、ちょうどよい散歩がてらで歩いていると、あちこちで花が咲いている。

ウインタークレマチスでこれは1月頃からあちこちで咲きだす。

たまにしか行かない通りのこの桜、彼岸桜か何か分からないが、一番いい時期に通りかかって嬉しい。

桜と対照的な激しい色のピラカンサ、遠くからも目立つ色。

ところで話は変わって、ソーラパネルについて。

昨年1月にロンドン市長がソーラパネルとバッテリーを買うようパンフレットを送ってきた。

2022年から数年の間VAT (物品税)を取らないという。

すぐに申し込んで昨年3月に各Borough (区)で業者がセリを行い4月には最初の予約金を入れた。

8月にセリに勝った業者Green Enegy Together(GET) から屋根の見積もりにエンジニアーが来ていろいろ調べて行った。彼の話では9月にはパネルを設置できるであろうとの話だった。

実際9月にGreen Enegy Together からの連絡で総計の4分の1を納める連絡が来てすぐ支払った。さてそれからメールで何回も設置予定日とキャンセルが繰り返され、3月23日が最終の予定日、その日も午後になっても連絡なくこちらから電話してキャンセルと言われた。

設置予定日の連絡には必ず大きなバン2台分の駐車場を確保するとの申し込みで、私の小型車は1月10日から娘宅の駐車場に入れっぱなしだった。

これで7回もキャンセルされて、とうとう私も切れた。娘婿に連絡して彼に電話してもらおうとしたら、彼が働いている法律事務所の法律家に電話してもらうという。

今までどんなに電話してもSorry の一言でキャンセルされていたが、法律家のおかげでとうとうキャンセルの理由を伝えてきた。 GETが持っていたある種の許可書を中断され、それを得るためいまだに予定のすべてがキャンセルされているのだそう。

4月13日から私はポルトガルへ行く。そのことは2回も伝えておいたが全く意に介していないように次の予定は4月23日との連絡が来た。私からキャンセルするのはやめろとのパトリックの意見で,ほぉって置くことに決めた。どうせまたキャンセルされるから。

 

 

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3月の花

2023-03-24 04:24:45 | ロンドン周辺

孫の学校近くの公園の片隅、水仙が真っ盛り、誰も見向きもしない。

いつも近くの駅へ無料の新聞を取りに行くが、その近くのお家の前庭に咲いていた変わった水仙、今まで見たことがない。

町のバス道路に面した教会の墓地では一面にかわいい花が咲いていた。ここの墓地は相当古いものに思われる。

ローズマリーの花も今が満開。小さな花だけれどよく見るときれいな花だ。

我が家の前、歩道の桜 ベッドルームから満開の花が見えるのはとっても嬉しい。

我が家の庭に30年以上も前から毎年咲いているこの花、娘は此の花や新芽が食べられるという。

名前が分からない。

この家の前の居住者が好んで植えていたらしいレンギョウの花、垣根のほとんどがこの花だが、花の終わった後の新しい枝が伸びるのが早くて、困ったもの。冬に垣根の剪定をするまで伸びるに任せて・・・みっともない。

葉陰で咲いている野生のスミレ、あちこちに繁殖して雑草と化している。

よそ様の垣根のボケ、これだけびっしりと花が咲くと遠くからもよく目立つ。

孫の学校の近くの前庭にこんなかわいい花が咲いていた。

紫モクレンは木が大木になり、花後の落下した汚れが見にくい。バスでマーケットまで行くと、巨大なモクレンの木が満開の花をつけて前庭に数軒に1本づつ咲き誇っている。毎回数えながら見ていくと12本もあって、皆この木が好きなのだなと思う。

親しくしている英国人夫妻の前庭、ブルーの花がまるで星のよう。毎年どんどん増えているそうな。

 

 

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ロンドンも春です。

2023-03-22 00:45:29 | 独り言

我が家の周りの街路樹にはいろいろな桜の種類があって、今まさに早咲きの桜が咲きだした。

 

 

 

 

 

 

そしてなんと過去20年ほど確実に増え続けているグリーンのインコ、英国の寒い冬もいとわず冬眠する様子もなくうるさく甲高い声で鳴き叫ぶ。

 

このインコが桜の花を食べるのか、蜜を吸うのか、昨日は3羽も来て花をちぎっていた。

まだ咲き始め花弁が落ちるはずがないのにこのありさま。憎らしいけどきれいなインコ。

おとめ椿はこんなにかわいいけれど、花が古くなっても首からポロリと落ちることなく木にしがみついたまま茶色になって花後は醜い。しかしこの巨大な椿は一斉に咲きそろいいまだ乙女の花を謳歌している。

隣のこぶしの花が満開。30年前ここに引っ越してきたとき、此の木は植えたばかりの若木だった。毎年確実に花をつけてきているが今年ほど満開になったことがない。今どきはあちこちの前庭に巨大な紫モクレンが満開だけれど、こぶしはモクレンほどの大木にはならないようだ。

 

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3月11日

2023-03-12 21:13:01 | 日記

昨日3月11日は日本での未曽有の大災害、東北の津波で多くの悲劇が生まれた。

今日はそれを書くのではなくて、私のお向かいの奥さんのこと。

彼女の御両親は西インド諸島からの移民で彼女Bさんは英国南部で生まれた。20代から私の向かいの白人男性と交際しており、二人が結婚したのは彼女49歳の時。

 

私たちは2020年までキャンピングカーで海外に出ており、近隣の人々とあいさつする機会も余り無かった。2019年の夏、2軒隣の御主人の60歳の誕生日にスポーツクラブのバーで大きなパーティがあった。その時初めて彼女Bさんとご主人Sさんに出会い親しく話をした。それが最初で最後のBさんとの出会い。

2020年3月11日彼女は乳がんで亡くなられた。長年Sさんとの付き合いはあったが結婚生活僅か2年のことだった。

この時コロナのロックダウンで彼らは親族数人だけでお葬式を済ませていた。ポールも同じ年4か月後の7月11日に亡くなった。

 

昨夜ご主人Sさんは大きな会場を借りて彼女のためにパーティをした。英国ではCelebrating Life of B 日本でいう3回忌でしょうか。会場は参加者100人を超えた。西インド諸島からの親族や友達が半数以上。ご主人の御両親に親戚、友達がやや半数以下。お食事も西インドの食事が出て珍しくそしておいしかった。

会場には巨大なスクリーンで彼らの結婚式から旅行の様子が映し出されて、幸せな二人の様子がほほえましい。

私がどうしてこの記事を書くかというのは、私の友達に昨年50歳の誕生日を迎えた女医さんがいる。

彼女の御両親は南アフリカとモルディーブからのインド人夫妻。

彼女は20代で会計士として、私が働いていた日系の会社に来ていた。。ところが一番大切な会計年度末にスケートで足を折り、仕事ができなかった。その時南アフリカから来た臨時雇いの会計士を雇って無事危機を乗り越えたが、会社はその彼をやとって、彼女にたくさんの解雇金を払って辞めてもらった。

彼女はそのお金で医学大学へ入り35歳過ぎに医者になった。彼女の父親もロンドン一の眼科のトップで、10年ほど前に定年退職した。

彼女は住んでいる地域の家庭医として働いており、いまだ独身。

それで昨年の彼女の誕生日の後、彼女の写真を彼Sさんに見せて,会ってみてはいかがと話したところ昨年暮れ二人で我が町ベッケンナムのレストランで5時間も話し合った。

ところが彼女の話では、彼はとっても良い候補者だけれども、彼は亡くなった奥さんのことが忘れられないという。昨日の3回忌で少しづつ亡くなった奥さんのことより、将来のことを考えるようになってほしいと話している。

私の兄も4月11日に亡くなった。ポールは7月11日、津波も奥さんB も3月11日、アメリカのテロは9月11日とまるで各月の11日は縁起の悪い日だ。

 

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遺灰を撒いた後

2023-03-09 22:54:00 | 英国内のこの頃

3月5日日曜日、かねてから気にしていたポールの遺灰を彼の故郷の海に撒きに行った。昨年4月彼と約束していた通り、ポルトガルの山へ撒きに行ったが、家族は一人も参加していなかったため、遺灰も4分の1だけもっていった。

昨年夏その故郷の海へ撒きに行ったところ、あまりの海水浴客の多さに驚きあきれた。考えてみるとその海で毎朝ポールが泳いで大きなカレイを捕ってきてくれたのはもう50年も前、昔は誰もいない海岸でたまに見かけたのはヌーデストの男性ばかりだった。

このブライトンと続きのホーヴの海岸は、40年くらい前にドーバーへ向かった方面に大きな人工の港を作ったおかげで、海はいつも茶色に濁っている。ポールがカレイを捕ってきたころは海底が見えるくらいに水が澄んでいた。

 

3月の海は思いのほか穏やかで、しっかり厚着をしていった私たち、風も余り冷たくなくておおよろこび、娘夫婦に息子と孫の家族一同とポールの幼友達夫妻といつも親しくしていた私の友達、ポールはその旦那さんと親しく、皆でキャンピングにいって一晩中二人で飲んでいたことも何回かあった。

ポールにとっては一番好きだった故郷の海に帰って彼も喜んでいるに違いない。

転んでもただでは起きないと言われているこの私、帰る前に海岸に打ち上げられた乾燥した海藻をいっぱい拾ってきた。帰宅してから水につけて戻し塩を洗ってたい肥に入れておくととってもいい肥料になる。 

お昼は予約しておいたパブレストランでゆっくり食事、ポールの一番好きだったフィシュアンドチップスを食べた人たちもいたが、私はこの時とばかり200グラムを超えるステーキにした。久しぶりで大満足。みんな喜んでくれた。

 

友達皆と別れた後、遊び足りない孫のためブライトンの海岸で娘の家族と一緒に遊ぶ。ブライトンはヴィクトリア時代からロンドンに一番近い夏の保養所として有名で、海岸線は有名ホテルが並んでいる。

石原のビーチの向こうに見えるのはブライトンピア、もう100年以上も経っている。

 

翌月曜日から北の寒波が押し寄せ、火曜日の朝はあたりが白くなっていた。スコットランドや北部イングランドでは大雪注意報が出されたが、我が家のあたりではすぐに雪も消えて、雨になった。

子供公園のピンクのボケの花が満開。

弦が伸び放題のウインタークレマチスが咲き始めた。

バス停近くのお庭に見事な椿の花が咲いていた。ピンクの乙女椿はピンクが色あせてもう乙女で無くなっている。

寒さにめげず満開のPrunus 桜系統の早春の花。春はすぐそこまで来ている。

 

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河津桜と水仙

2023-03-05 06:00:22 | ロンドン周辺

2週間ほど前、近くのドイツ系スーパーマーケットへ行ったら、キャッシャーの向こう側に箱がいくつか並んでいるのを見かけた。これはスーパーで売れ残りの期限が切れそうな野菜や果物をまとめて箱詰めにしてひと箱1ポンド50ペンス(約240円)で売っているもの。

中にはリンゴ6個、ナシ2個、バナナ4本、ピーマン2個、キャベツ1個そしてまだツボミの水仙8束が入っていた。ふつう水仙1束99ペンス、一束に10本づつ入って80本の水仙、もちろん買ってきました。

 

裏庭にも同じラッパ水仙が30本近く咲いているが、こんなに安くたくさんの花を楽しめるなんて、なんとラッキーな私。スカイプやフェースタイムで友達に見せて自慢していた。

それとほとんど同じころ、テスコのスーパーマーケットで鉢植えの桜の花を見た。一目ぼれで買ってしまった。

 

多分河津桜だと思う。コンピューターデスクにおいて毎日飽きずに眺めていた。

数日後には満開になり家の中で春を楽しんだ。

そして昨日今日は若葉が出てきて花はほとんど終わりになった。また来年もこれほど咲くだろうか?

それで思い出したのが我が家から娘宅へ行く途中の家の前庭の素晴らしい河津桜、昨年初めて見てこのブログで紹介したら河津桜だとのこと、写真を撮りに出かけた。

最近天気はいいが風が冷たい、あの家の河津桜はもう散って道端にピンクの花が固まって落ちていた。

これは冬桜か近くの通りのいたるところに咲いている。それにアーモンドのピンクの花、まるで桃の花のようなのが咲きだした。まるで春がいっぺんに来たような感じがする。

明日はポールの遺灰をブライトンの隣町ホーヴの海にまくために、家族や友達と出かける。昨年7月に皆で出かけたが、暑い夏の真っ盛り、海は海水浴客でごった返していてとっても撒くどころではなかった。ホーヴの海はポールが子供のころから好きで一日中海で遊んでいたという。私たちが結婚したころはまだ海がきれいで、早朝潜って大きなカレイをついて朝食に食べさせてくれた。

彼の遺言は 葬式はいらないから死体にダイビングの重りをつけて海に流してくれ。そんな事たとえ遺言でもできません。

 

 

 

 

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