Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

東ヨーロッパの旅 1 出発そしてドレスデン

2011-09-01 19:45:06 | 東ヨーロッパの旅 2011



ポーランドとバルティック3国は昨年から計画していたものだが、時期を逸して今年になってしまった。8月になると北ドイツも寒くなってくるので、早く出発をとあせってやっと6月7日ドーバーに一番近いキャンプサイトで一泊、翌朝ダンカーク(フランス)行きのフェリーに乗った。
今回はオランダから北海岸を回り北ドイツの海岸線をポーランドへ向かう計画をたてた。ところが北ドイツでは新種のイー・コーライと呼ばれる伝染病の発生で死者20人、入院患者2000人以上と聞いてはとっても行く気にはなれない。結局中央ドイツを横断して東ドイツからポーランドへ入国することに計画変更。

ベルギーのゲントで一泊、ルクセンブルグを通ってドイツに入国し、ニューレンブルグからドレスデンまで3日の道のり。ドレスデンの旧市街から500メータほど離れたところのキャンピングプラッツはキャンピングカーのみ停車宿泊できる便利なもの。
午後2時過ぎ駐車後すぐ観光に繰り出した。ドレスデンには4年前に来たことが在りとっても気に入った町だった。




ドレスデンは第二次世界大戦の空襲で町の80パーセントが崩壊し、この教会も崩れた石をすべて使って元通りに再建されたものだという。それで前回も今回も入場に長い人の列が続いていて、諦めた。




マイセン焼きの壁画は高さ8メータ、長さ100メターにも及ぶものでこれらは奇跡的に空襲の被害を免れたものだという。今ではドイツだけでなく世界の財宝の一つだものこうして見られるのは本当に有難いことだ。




4年前には開館されていなかったオペラハウス・センパーオーパーは3時には英語のツアーがあると書いてあったが、もう4時近く、ドイツ語でもいいから中を見たいと行列をついてツアーに入った。英語か中国語の案内書が在るといわれ、もちろん英語を選んだけれど、最近の中国人の海外ツアーはすごいなーと感じたものだ。一昔前の日本人団体客みたいにどこにも中国人団体客がいる。








このセンパーオーパーは1871年殻15年を費やして完成した当時の最高のオペラハウスでワグナーのタイホイザーはここで初演された。このオペラハウスも1944年の大空襲で壊滅し、40年後にやっと再建された。ツアーが初めに連れて行ってくれたのがこの飾り立てた回廊で、ドイツ人のガイドは長い間話していて一行に動きそうに無い。









この青い大理石の柱は大理石ではなくまがい物だとのことで、知ってしまうとなんだかありがたみが薄れてしまった。でも良く出来たまがい物だこと。




5階からなる観客席はそれなりにすばらしいけれど、やっぱりロンドンのコベントガーデン・オペラハウスのほうが格段に良いと思った。これも実際見てみなければわからないもので、行って良かった。これで思い残すことなくドレスデンを後に出来る。







下の写真はツインガー宮殿の一翼でここは前回に来たときにゆっくり見て周り堪能した所。前回の旅行記は下記のブログをクリックしてください。

http://stingray6.fc2web.com/reiko_travel/reiko42.htm

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