Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

クリスマス休暇

2021-12-29 02:15:48 | 日記21

クリスマスの25日とボクシングディの26日がウィークエンドになったため、27,28日は振替休暇になってオフィスなどで働く人たちは4日連続の休暇になった。

クリスマスイブから寒波が襲うという天気予報は全く予報外れで、毎日雨が降る日中気温10度前後の暗い毎日だった。娘が今日28日が一番雨が降らない日だから、海岸へ行こうという。クリスマスプレゼントに孫のジュードが一番欲しがったのは金属探知機だった。

だからもらったおもちゃの金属探知機を海岸で試してみたいらしい。

この朝雨が激しく、風もひどかったので、キャンセルの電話を待ちながらそれでも4人分のおにぎりを作っておいた。レストランでの昼食も考えたけれど、このコロナ蔓延中、屋内で食事をする気にはなれない。

10時過ぎてパトリックが迎えに来てくれて、彼らの家へ、娘はフラスコに熱いトマトスープを入れて出発。いったいどこへ行くのかも聞いてなくて、たどり着いたのがテームス川河口のウイスタブル(Whitstable)ここは昔から、カキ貝の養殖で有名なところ、ずいぶん昔友達を連れてここへドライブに来て生ガキを食べたことがあった。

こんなひどい天気だもの誰も居ないと思っていたのについた2か所の駐車場は満杯。3回目の大きな駐車場でやっと車を止めて海岸へ歩き出したときは雨はやんでいたが、風は吹きまくっていた。

 

 

 

港港の入り口の小さなお土産屋さんは素晴らしい木工細工の電気スタンドからまな板まで、欲しくなるようなものばかり、隣のポスターを売っているお店を見ていざ突風の中へ。

 

引き潮の港には船が半分砂の上に座っている。どこもかしこもたくさんの人。この国、クリスマス休暇は親戚や家族、友達が集まって、飲んだり騒いだりのパーティーがコロナ蔓延でできない。家族連れは公園へでも行くしか楽しみがない。

それでここウイスタブルはロンドンから車で1-2時間で来られるところとあって、子供連れの家族が多い。

引き潮の海岸にカキ貝の養殖棚は泥沼の中の貝を連想させる。スペインのリアス海岸のカキはきれいな深い海で養殖されてそのサイズも素晴らしく大きかった。海岸に貝殻が捨ててあるが小さい物しかない。

海岸の歩道わきで営業しているフィシュアンドチップス(英国人が一番好む食べ物)を2人分買ってその近くのベンチでおにぎりやスープにフィシュアンドチップスを分けて食べた。風もそれほど冷たくはなくてコロナの心配をしないだけでもいい。

 

イギリスでは1月7日までクリスマスの飾りを飾っておく。新年をお祝いする習慣がないが、2000年からの新しい習慣としては日本で言う除夜の鐘と同時世界中の西洋化された国(日本とアラブ諸国を除く)では盛大に花火が揚がる。

まるで各国競争の感があって、まずはニュージーランド、オーストラリア、香港(これがすざまじい)、シンガポール、ロシア、そしてヨーロッパ諸国、最後にロンドンと最終はニューヨークでおわる。

 

 

パブやお店の窓飾りがとっても楽しい。いろいろ工夫を凝らして素敵な飾りつけをしている。チャリティショップも開いていて、入ってみたけど何も欲しいものなし。ウインドウショッピングだけで4時過ぎに帰宅した。

ポールだったらこんな天気に出掛けるクレージーな連中と、決して行かないが、楽しい半日だった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマス・イブ

2021-12-24 21:13:30 | 日記21

3日前の水曜日から英国のコロナ感染者は10万人を超えた。昨年春からの感染者数では今が最高数を記録している。しかし死者数は毎日200人以下で、ドイツの感染者数が1-2万人に減った割には、死者は英国の2-3倍になっている。

何とも不思議な現象。

もうヨーロッパでは英国旅行者を締め出し、入国禁止になっていて、Brexit プラス コロナでますます英国は孤立してしまった。

国民の欲求不満はボリス・ジョンソン首相が昨年末のクリスマス・パーティを首相官邸でやっていたことに集中している。当時オフィスパーティや家庭でのクリスマスパーティも禁止。罰金が大きかった。

今年はこんなに感染者が増えてもロックダウンに踏み切れないのは、ボリスの弱みだろう。巷ではクリスマスが明けたらロックダウンになるのではないかと,噂されている。そのせいか先日スーパーへ行ったらトイレットペーパの棚だけがすっかり空になっていた。

 

22日の水曜日、朝8時カーテンを開けたら、朝焼けで雲が真っ赤に染まっている中に月が輝いていた。急いで階下にカメラを取って返し、見たら雲に隠れてもう2度と顔を出してくれなかった。

前庭に面した窓から見る空はきれいな雲が流れて、向かいの家の煙突からうっすらと煙が上っている。

この朝は一面に霜が降りて雨水をためた容器には薄氷が貼っていた。いつも庭でキャベツ類を食い荒らすハトたちは寒さで羽を膨らませている。

 

 

 

 

 

我が家から歩いても10分とかからないところに、2週間ほど前からファンフェアーがオープンした。孫のジュードとパトリックの3人で見に行ったが、その寒いこと、ジュード一人が大喜びしていた。

この日は1日中霧が立ち込めていて、車の運転が危ないという。日本では昔から 霧のロンドン と言われているが、あれは昔のスモッグで、今では一冬に1-2回霧が発生するだけ。

 

この写真は2007年7月にフィンランドの北極圏にあるサンタクロース村へ行った時に写したもの。

ポールは この年になって初めてサンタクロースがいるってわかったよ。だって。

今日はこれからボクシングデイ(Boxing Day -12月26日)まで娘の家でクリスマスを楽しむ。 Merry Christmas Everyone.

 

(注) ボクシングデイ(Boxing Day )と言うのはスポーツのボクシングではなくて、貴族制度華やかな頃、クリスマスは王族貴族が楽しみその翌日そこで働く人たちが箱詰めにした(Box)プレゼントをもらって一日休暇が与えられたいわれから、26日も必ず連休になっている。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナとクリスマス・ライト(電飾)

2021-12-19 00:45:30 | 日記21

昨日一日のコロナの感染者は9万3千人を超えた。昨年来の記録更新。オミクロンももう数えきれないほど。二日前、アフリカからの英国入国者の隔離を解いた。新規入国者の何倍も感染者が出ているのに、感染しているかどうかわからない入国者を2週間も隔離していても仕方がないと考えた結果らしい。

先日オミクロンの感染死者が出たと報告され、一切の事情が判らなかったが、昨日の新聞によれば、アンティ・ワクチンの年より男性だったという。

新聞の投書欄には、ワクチン反対派が感染・重症化して入院するのはおかしい、自宅隔離するべきで、病院はほかの緊急患者を収容すべきと。そうだそうだと心で賛成したものの、また反対意見には酒やたばこで病気なったら、自分のせいでもやっぱり病院へ行くではないか。…なるほどそんな意見もあるのか。人間社会は難しい。

孫の学校も昨日で冬休みに入った。休み前に学童皆が手をつないで横に長く立っている写真をクリスマスカードにしたものを貰ってきたが、やっぱりコロナで3人も欠席している。娘の働く学校も昨日の午後12時半で冬休みに入るところを木曜日午後3時で閉めてしまった。何しろ先生の感染者が多くて、授業にならないそうだ。

娘の知り合いに11月にデルタ株に感染発病して、12月はオミクロンに感染発病。そんな話を聞くと、やっと回復してきたばかりの娘は早くブーストしてほしいものだと焦っているが、治ったばかりではすぐワクチンもできないだろう。

12月1日からポルトガルへ行くつもりで、朝4時の電車でクロイドンからガトウィック空港までの切符を早めに買っておいた。

最後の土壇場で来春まで延期することにし、クロイドンの駅へ行って返金を頼んだ。するとなんと5.7ポンドのチケットの返金するには10ポンドのチャージがかかるという。開いた口がふさがらないとはこのこと。 

それで駅員からインターネットを見るように言われて、ヴァウチャーに変えてもらうよう手紙を書いてその切符を同封した。

2週間してもうすっかり忘れていたころに上のヴァウチャーが届いた。一年有効だという。若い友達にそのことを話したら、たったそれくらいのお金にと笑われてしまったけれど、それでも無駄にしたくなかったからよかった・・・

 

昨年も行ったクロイドン近くの袋小路のストリートのクリスマスデコレーション。10数軒の各家がそれぞれ趣向をこらしたクリスマスの電飾をしている。今年は昨年よりももっと派手で、夕方5時と7時にライトショウがあるとのことで、娘が連れて行ってくれた。

 

10分ほどのライトショウもクリスマスソングに合わせていろいろな色と形が一軒の家全体に映って、プロがやっているとしか思えない出来栄え。一曲終わるたびにたくさんの観客から拍手が沸いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでは毎年通り全部の家が飾り立てて、観客にチャリティーの寄付をしてもらっているので、寄付金を入れる箱の前には長い行列ができていた。皆感激してお金を入れているらしい。

私もこのストリート全部の人たちの努力に感激して5ポンド寄付してきた。素晴らしく楽しいひと時だった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマス前のわが家周辺

2021-12-14 00:20:51 | 日記21

ついこの間までドイツのコロナ感染者数は群を抜いて1日7万人台だった。ところがこのところフランスが負けられませんと頑張って4万人から5万人、英国はずーっと4万人台を維持していて、一向に感染者が減らない。今ではフランスと英国のシーソーゲームが続いている。ドイツはどうやったら急に感染者が減ったのか不思議なくらいで1万人から2万人台になった。

英国では11月30日に公共交通機関と屋内特にお店ではマスクが法制化され、以来やっぱりほとんどの人がマスクをするようになった。たまに乗るローカルのバスでは一人二人はマスクをしていないが、肩身が狭いだろうと思う。

ついここ間まで野外マーケットでは中国製のマスク50枚で1ポンドと言われていたのに、先週見たら2ポンド(300円)に値上がりしていた。

娘夫婦もやっと家庭隔離が終わり、娘は今日から仕事へ出かけた。昨日電話した時は話しながら息切れがひどく、走って来たのかと思って聞いたら、コロナで肺をやられた。と言ったので、後遺症がひどいならもっと休むべきだと伝えたが、学校も先生たちが感染休職していて大変らしい。

娘たちが感染する前の11月半ば、娘一家はお金を出して野生のキノコ採りの専門家に一日連れて行ってもらい、採って来たのが上のキノコ、マイタケの大きい株があったという。

ガーリック、パスタと油でいためていただいたが、とっても美味しかった。子供のころ奥能登の山でたくさんキノコ採りに行ったけど、料理方法が全く違う。

先日日暮れに(早い時は午後3時過ぎから暗くなる)歩いて娘宅へ食べ物を届けに行ったが、今年のクリスマスデコレーションは心なしか寂しい。長い通りの家に飾られてあるのは10軒に1ー2軒くらい。わが家の通りでも小さな子供のいる家庭が窓辺に電飾しているくらいだ。

これは私道のお屋敷街を歩いている時に見かけた一軒の前庭。こんなに楽しいデコレーションがされているのに、昼なお暗い大木の茂る,私道の一軒家では見る人もほとんどないだろう。

 

 

11月ごろから咲いている冬桜、今年は暖冬でこのあたり霜が降りたのはまだ2回しかなく、花期が異様に長い。

夏の間は道端でいつでも見かけるこの花が、今から咲きますよと言わんばかり。

ショッピングに行く途中の川渕で、割と小さめのシラサギが浅い川でエサをついばんでいた。近づいたら、飛んで行ったが黒い脚に黄色い足袋をはいたような足が妙に印象に残るシラサギだった。

 

二日前、気温も穏やか、体重が減らないから速歩で1時間公園を歩いた。その時はもう10年ほど前にはやったスポーツシューズでつま先とかかとが薄く靴底の真ん中が丸く盛り上がっている靴を履いていった。翌朝のお尻の筋肉の痛いこと、脚は大丈夫だったが、お尻の筋肉がいかに使ってないかが分かった。

それで今日はまだ痛い体を無理強いして、公園の入口付近から私道を通って通りを大きく迂回し1時間歩いた。またあの靴を履いて。

ベッケンナムの私道は舗装されておらず,カウンセルは責任がないから、このひどい水たまり。私道わきの高級住宅地が、皆でお金を出し合ってメインテしたらよさそうな物なのに、金持ちほどケチ。

 

 

 

 

 

通りの前庭の可愛い花やつでの花などスマホで写真に撮りながら、歩き回った。

 

 

大通りの大木に下がっているヤドリギ、昨年のブログにも書いたことを思い出し、探してみたらなんと同じ12月13日に クリスマス前のこの頃 と題して書いていた。https://blog.goo.ne.jp/reikoh6/m/202012

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ…あああ コロナ!!!

2021-12-02 20:04:36 | 日記21

昨日朝から娘夫婦が感染発病した。彼らは過去2回アストラゼネカのワクチンを打っているが、40代の彼らにはまだブースターの連絡が来ていない。

学校感染で発病した孫のジュードは、金曜日夜から土曜日朝まで高熱が出たけれど、それ以降は何の症状もなく元気にしている。もちろんそれで10日間の隔離で、学校へは行けない。

私も娘夫婦も日曜日のPCRテストを受けたけれど、潜伏期間中は、感染してるかどうかは判明しないということが、今彼らの発病で判った。

今が一番つらい時期で有るらしい娘に電話してみると、高熱、咳、のどの痛み、倦怠感、食欲不振で昨日からほとんど何も食べていないとのこと。

昨夜パトリックはつらいながらもジュードの相手をして、寝かせるまで頑張っていたが、今朝は全くダウンして二人で寝ている。孫のジュードは一人、アイパッドでコンピューターゲームに夢中だそうだ。

隣り近所の人達が、インターネットで連絡してきていろいろ助けてくれているから、私には心配するなと言ってくれた。

私は先週木曜日午後、ジュードと濃厚接触しているので、感染しているかもと思ったが、今日で1週間、今でも発病しないから、10月に受けたブースターが効いているものだと思う。

10月末私たちがイタリアへ行ってる間に、スコットランドで発病した近所の91歳の友達は、やっぱりアストラゼネカ2回だけで、アレルギーのためブースターのファイザーを打っていなかった。

こうしてこの1週間の間にあらゆることが起き、ポルトガルへ行かなくて良かったと友達からも言われ自分でもほっとしている。ポルトガルは来年3月22日に飛行機を変更したので、それまでにこのコロナが収まってくれるかどうか?

11月30日から政府もやっと重い腰を上げて、公共機関とお店ではマスクなしでの罰金200ポンドのお触れが出て、マスクしている人たちの数が増えたけれど、罰金をとれるのが警察官だけだと知ってるから、マスクをしない人もいまだに多い。

オミクロンの感染率は本当に鼠算式、その名前が発表されてまだ1週間にもなっていないのに世界中で感染者が報告されている。

英国とドイツの感染者はお互い競争しあっているように、英国が1日4万人だったらドイツは6万人、ドイツが4万人になったら英国は5万人近く、シーソゲームじゃないんだからやめてほしいものだ。

今ではドイツの死者も毎日毎日300から 400人も出ているが(英国は200人以下)、英国が昨年初め出した死者数があまり多かったため、今でも死者数、ヨーロッパ一位を誇って(?)いる。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする