Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

コロナワクチン5回目しました。

2022-09-27 06:59:58 | 英国内のこの頃

9月上旬から75歳以上の住人にNHS から5回目のワクチンのオファーが来ていました。

1回と2回はロンドンブリッジの隣のガイズホスピタルで予約して行ってきましたが、3-4回目は予約なしでも同じ町の薬局でワクチンを打ってもらえることができ、5回目も同じ薬局へ行きました。

もちろん75歳以上の年寄りばかりがずらーと並んでいて、約1時間並んで待たされました。予約して行った人たちは待たずにどんどん入ってすぐ帰っていきましたが、今まで予約なしで10分ほどで終わったものですから、必要と思わなかったのです。

4回目にはモデルナを半量だったから今回もあと半量と思ったら、今回はSpikevax Bivalent というのを全量うたれました。打たれた後の腕が痛かったくらいで一切の副反応はなく、これでまたしばらく安心です。

私の友達で糖尿のある80歳の人は5回目を7月に打ったとのことで、この分だと6回目は12月頃かしらね というので驚きました。

最近ではコロナはほとんど風邪と同じくらいに扱われていて、よほど重篤にならない限り報告もしません。

今朝から娘婿のパトリックが感染しました。彼は先週水曜日からアイルランドのダブリンへ行ってきて、行くときの飛行機か行く前に感染したのかしれません。

エリザベス女王様のお葬式でデンマークの女王様が感染したと新聞に載っていました。デンマークの女王様はエリザベス女王の従姉妹にあたります。それでウエストミンスターだけでなくウインザー城にも参加されていました。

コロナとは全く関係ないのですが、昨年10月にNHS と癌研で構成されているガレリ・トライアル(Galleri Trial)というところから手紙とメールが来て、これから血液検査でがん細胞を調べるという。英国住民の何十万人かの人を向こう3年追跡調査をするという。私はラッキーなことに私の家庭医が私を推薦してくれたらしい。

先週金曜日に近くのスーパーマーケットの駐車場に簡易検査場が作られて行ってきた。採血と簡単な問診で終わると10ポンドのバウチャーをくれる。友達も近所の人もその話をすると自分もやってほしいという。昨年も1月後にネガティヴのメールが届いて安心した。これが実用化されたら初期のがんが見つかって画期的な医療進歩になるだろう。私は来年までラッキーなモルモットです。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリザベス女王の葬儀の一日

2022-09-25 23:01:03 | 英国内のこの頃

9月19日の女王様のお葬式からもう1週間が経ってしまった。

20日の無料新聞メトロは全面写真と葬儀の記事のみ、その他は一切載せていない。

そしてこの10日間の喧騒が嘘みたいに火曜日からは普通の日にもどってしまった。

お葬式の日は英国内では何百万人もの人たちが実況放送を見たとのことだが、時差の違うカナダでもこの日は特別休日、夜中から実況放送されたという。日本でもテレビ局各社が実況放送で、すべて放映されたとのこと。

私は朝8時から夕方6時までのBBC放送を見ていたが、夕方ウインザー城の葬儀式の間にはいつの間にか眠っていた。

それにしても華麗なお葬式でしたね。昔プリンセスダイのお葬式の後、日本人の批評家が言った言葉 さすがにミュージカル発祥の国だ。本当にその通りだった。

途中から急に思い立って、カメラでテレビを映し出した。

一糸乱れぬ98人の海兵隊のセーラ服の若者たちが引く砲台車。

 

この8人のロイヤルボディーガードはウエストミンスターホールから砲台車、砲台車からウエストミンスター寺院、ウエストミンスター寺院から砲台車、ハイドパークコーナーで霊きゅう車に乗った時、最後にウインザー城で霊きゅう車からセント・ジョージ・チャペルまで女王様のお棺を運んだエリート達。世界中に顔を知られたでしょうね。

ホワイトホール前の戦没者慰霊碑を通ってゆく。

 

 

ザ・マルからバッキンガム宮殿の前の長い道の両側を埋める兵士の後ろは1週間前からテントを張って道路わきで場所取りしていた人たちから一般市民でうめつくされた。こんなに多くの陸、海、空軍の軍人を見て、イギリスは戦争しても大丈夫だなと変に感心した。友達に言わせると、この人たちのお給料は私たちの税金からだろうか?と考えることもシビアー。

バッキンガム宮殿の前のビクトリア女王のモニュメントの広場からグリーンパークを通ってハイドパークコーナーへむかう。

ウインザー城の中にも整列しているたくさんの兵士たち。

道路の両側を埋め尽くすお花。途中に女王様が愛されたポーニー・エマが棺を見送っている。

今後百年以内には女王が戴冠することはないだろうといわれる。英国はビクトリア女王とエリザベス女王の時代に格別な発展を遂げた。今後100年といわれなくても王室が存続することさえも分からない。エリザベス女王様は70年の長きにわたり国民から愛され尊敬された。これは歴史に残る一幕だろう。

最愛のエジンバラ公の横に永眠された女王様。合掌。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリザベス女王の訃報

2022-09-16 21:24:53 | 英国内のこの頃

エリザベス女王様が亡くなられてもう1週間が経った。

亡くなられる2日前まで公務を全うし、100歳まで頑張って欲しいと思っていた矢先で、大変ショックだった。

この1週間BBC1 はほとんどニュースばかり流しているし新聞も一面全部が女王様の写真で飾られている。

私は誕生日が同じだったから、在英50年、同日誕生日のお祝いをしてもらえるのがとっても嬉しかった。それでなおさら女王様には親しみを覚えていた。

亡くなられた翌日からバッキンガム宮殿やウインザー城、バルモラル城には一般市民がお花を供えて哀悼のメッセージをささげている。

それで私も昨日木曜日友達とバッキンガム宮殿の裏のグリーンパークに置かれてあるお花を見に行った。お花は初めバッキンガム宮殿の前を埋め尽くしたが、遺体の搬送やお葬式の出入りに邪魔になるため、グリーンパークに移されたもの。

 

木曜日朝10時半、友達と待ち合わせのロンドンブリッジの片隅に置かれたオルガンにむかって、旅行者が素晴らしい演奏をしていた。この人はプロの音楽家らしくとっても素晴らしい演奏で、彼が終わった時は一緒に聞いていたポリスマン2人が盛大な拍手をした。

バッキンガム宮殿前にささげられたお花はビニールや紙で包まれていたが、お葬式が終わるとこれらのお花を集めてたい肥にするため、このグリーンパークのお花の飾り入り口では、たい肥にできないもの全部はがしてでなければどこにも置くことができない。

今年6月に在位70周年を記念する国民全部から愛され尊敬されていた女王様。

すべてのお花の中でもひときわ目立ったこの花束、王家御用達の花屋さんのマークが書いてあるとの友達の話だった。

帰るころにはますます増えてきている人の波、お花を持ってきても置くところが無くなるのではと思った。

人々の流れに身を任せると行きつくのはバッキンガム宮殿へ行く道、The Mall。

直接は行けなくてセントジェームスパークの中を入り大きく迂回しなければならない。

このセントジェームスパークの中にもあちこちお花が置いてありこんなかわいいぬいぐるみや、マーマレードサンドイッチが置いてあった。70周年記念のテレビで女王様がパディングトンベアとお茶のシーンで彼女のハンドバッグからマーマレードサンドイッチを出されたことを憶えておられるだろうか?

バッキンガム宮殿ではいつもの通りお人形のような衛兵が立っていた。

乗馬で公園内をパトロールするのは女性ポリスウーマン。

午後2時、チャリングクロス駅の横の歩道橋からサウスバンクに行くと、長ーい行列ができていて、中の一人に聞いてみた。2時間半かかってタワーブリッジ(有名な跳ね橋の)から来たという。あと3-4時間でウエストミンスターホールに横たわる女王様の棺に敬意を表することができるだろう。

私達も明日は並ぼうと約束したのに、夜中3時に眠れなくてインターネットで行列の進行状態を見てみたら、なんと行列はまた1マイルのテームス河ぶちの南に延長して、ウエストミンスターホールまで11時間半と言う。それですっかりあきらめて友達にキャンセルの連絡したのが8時だった。

英国民の女王様への敬意には感嘆する。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする