代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

とにかく良かった!

2005年08月08日 | 郵政民営化問題
 参院否決、本当に良かったです。まだまだこの国には民主主義が機能しているのだということを示せたと思います。一市民として、反対票を投じた議員の皆様に心から感謝いたします。自民党の造反派の皆様の勇気ある行動が日本を救いました。造反派の皆様には、是非とも新党を結成していただいて、民主党との連立を模索していただきたいと思います。自民党造反派と民主党は選挙前に政策協定を結んで、可能な限り候補者の調整を行い、連立政権を目指すのが最良の道だと思います。きっと地すべり的な勝利となることでしょう。

 最後に、共産党の皆様にはとくに激戦区を選んで集中的に候補者の擁立を見送っていただきたく存じます。それをやった方が、共産党の存在感を強められますし、共産党を敬遠している人々も「おお、けっこう共産党も柔軟ではないか」と見直すことになるでしょう。
 衆議院選挙では涙を呑んで候補者擁立を見送っても、それによって共産党の評価は高くなり次の地方選挙などの際には逆に得票を伸ばすことにつながると思います。
 是非ここは大局を見据えて、党利党略ではなく、ブッシュ従属の小泉政治を終わらせるために、民主党に塩を送るべきかと存じます。ここで万が一小泉自民が勝つようなことになれば、日本はいよいよ米国の植民地なのです。戦後一貫して、米国への従属状態を批判してきた共産党であれば、ここはそのような事態だけは避けるために党のエゴを抑えるべきでしょう。それができないようなら共産党は、皆に見放されておしまいだと思います。
 
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 参院決戦を前に ―血に飢えた... | トップ | 国営銀行はダメって本当? »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
結果は自民党大勝・・・ (catmouse)
2008-01-14 23:10:08
雁も鳩も飛んだ後で、いまさらお伺いするのもなんなんですが…
なんであの時、自民党が大勝したのでしょうか。
あれだけは不思議でなりません。
本当に郵政民営化を望んでいた日本人などいたのでしょうか。catmouseはほとんどの人は郵政民営化など望んでいなかったと思ってるのです。
それなのに自民党は選挙で大勝した。
「改革」という単純なスローガンのほうが大衆は燃え上がるのでしょうか。
それとも選挙のときは、全く別の力が働くのでしょうか。
catmouseのブログはご覧のように大衆レベル。
その大衆を代表し、catmouseは疑問に思っております。
catmouseさま (関)
2008-01-16 10:45:05
 メールありがとうございました。catmouseさまも、当初から民営化反対の書き込みをしていたのを拝読いたしました。あの当時、残念ながら私たちは圧倒的少数派でしたね。しかし、歴史が私たちの正しさを証明するでしょう。
 
>なんであの時、自民党が大勝したのでしょうか。
>あれだけは不思議でなりません。

 これは森田実さんなんかが言うように、ウォール街の資金が電通に流れ込んで、電通が民法各局を総動員しながら民営化支援・小泉応援の偏向報道を徹底的に行ったことが大きいのではないかと思います。
 森田さんは電通批判をしてしまったので、以来、テレビには出演できなくなってしまいました。
ご解答ありがとうございました (catmouse)
2008-01-17 07:45:42
お忙しい中、ご解答をありがとうございました。
日本人もそうしたプロパガンダで操作されるなんて、まだまだですね。高齢化社会をむかえますが、いっそう、世論は操作されやすくなるでしょう。

「良識の砦」として先生のブログはお気に入りにいれました。
これからも拝見させていただきます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

郵政民営化問題」カテゴリの最新記事