代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

学生と間伐実習をしてきました

2007年11月26日 | 世界の森林問題
 今回、私たちが間伐させていただいた材も、やはり泣く泣く山の中に放置してきました。学生たちの中からも、放置されている間伐材を見て、「もったいない、何とか有効に使えないだろうか」という声が上がったのはうれしいことでした。3年生のSくんの出したプランは一考にあたいするかも知れません。S君のプランとは、大学の体育会の合宿で、筋トレをかねて、間伐材の運搬作業をやってしまおうというもの。森林組合の皆様も、「それはおもしろい」と肯定的でした。山から運搬してきた材を森林組合で買い上げれば、宿泊代くらいにはなるのではないかというおはなしでした。つまり運動部はタダで合宿できて筋トレができるという寸法。これは一考に値しそう。 . . . 本文を読む

第二東名・第二名神を鉄道貨物専用路線にモーダルシフトしよう

2007年11月16日 | エコロジカル・ニューディール政策
 全く採算のとれないムダな公共事業の典型である第二東名と第二名神高速道路について、「いまさら造った部分を壊すのももったいないので、高架の上に鉄道を敷設して「東海道貨物専用鉄道」に転換したらどうだろう」と話し合ったことがありました。当時は夢物語のように思えたものでしたが、今の情勢なら、これも可能になっているとはいえないでしょうか?今こそ、「高速道路にノー、鉄道貨物にイエス」の声を大にする必要があると思います。民主党の皆さん、きたるべき総選挙のマニフェストには是非「第二東名・第二名神の貨物専用鉄道路線へのモーダルシフト」も入れてもらえませんでしょうか? . . . 本文を読む

なぜ政治的リベラル派が温暖化懐疑論にかぶれるのか?

2007年11月15日 | 温暖化問題
 温暖化問題、真剣に考えていくと、恐ろしくて気が滅入ってきます。温暖化進行の現実を認識として受け入れれば、それを防ぐための具体的な行動をしなければ気持ち悪くて心安らかではない。しかし、格差の拡大やら生活不安の増大やら、「対テロ戦争」の脅威やら、憲法改悪問題やら・・・・、護憲リベラル派の方々は取り組むべき課題が山積する中で、手一杯の状態。もうこれ以上、温暖化問題というスーパーヘビー級の問題に取り組む余裕は一切ない。しかし、認識と行動がズレるのは気持ち悪い。では、どうするか? よし、懐疑説を信じてしまえ。温暖化は心配ない→何も取り組まなくてよい・・・・・・。 . . . 本文を読む

温暖化・山火事・正のフィードバック

2007年11月12日 | 温暖化問題
 温暖化対策は待ったなしです。既に、いまから対策をはじめても「とき既に遅し」という可能性すらあると思っています。槌田さんは昨今の世論の状況を「エコファシズムだ」と言いますが、とんでもない話です。今の日本は、民意も支持するほんのささやかな温暖化対策の始めの一歩にすぎない環境税の導入すら、経団連など財界の抵抗で実施できないほど情けない状況なのです。日本の財界は、小泉構造改革への反対派を「抵抗勢力」呼ばわりしましたが、自分たちこそ日本最大の抵抗勢力じゃないですか。まあ、このように「エコファシズム」からはほど遠い状態なので、槌田さんは安心されてよいと思います。 . . . 本文を読む