代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

新田次郎の教育について(『国家の品格』の書評の続き)

2006年03月30日 | その他
 藤原正彦著『国家の品格』の書評の続きです。私がこの本を読む気になったのは、著者の藤原正彦氏が作家・新田次郎の息子さんだという事実に興味を抱いたという理由があります。私は昔、新田次郎の小説をよく読んだので…。それで『国家の品格』を読んで興味深かったのが、父・新田次郎が息子・藤原正彦に対してほどこした教育の内容でした。  新田次郎の人となりがよく分かるエピソードで興味深いものがありました。新田次郎 . . . 本文を読む
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書評:藤原正彦著『国家の品格』新潮新書

2006年03月29日 | その他
 いまブログ界では、ベストセラーになった『国家の品格』をめぐって議論が盛り上がっているみたいです。私はこの本を正月に買って、それなりに面白く読みました。とくに取り上げて書評するまでもないなと思っていましたが、あちこちのブログでこの本に対する議論が盛り上がっていて、それらを読んでいる内に何か書きたくなってきました。ちなみに、私がよく訪れるブロガーの方々は、この本の否定派が多いです。  この本の面白 . . . 本文を読む
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自主的「下放」青年たち

2006年03月25日 | 中国山村報告
 延安近郊の村での昼食の様子です。アワのお粥に小麦の饅頭、それから野菜料理がメニューでした。写真の4人は、私の共同研究者の向虎氏(右端)と、ボランティアで調査を手伝ってくれた、環境NGO活動に取り組む西安の大学生たちです。3人とも農村出身で苦学して大学に入っており、何とか中国の農村の発展のために自分の知識を役立たせたいと考える、じつに素晴らしい学生さんたちでした。  この中の一人は、大学卒業後も . . . 本文を読む
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黄土高原で私が泊まっていたヤオトン

2006年03月25日 | 中国山村報告
 延安近郊での調査中、私が宿泊させていただいていた横穴式の住居・ヤオトン(窑洞)です。食事は農家の家庭料理をご馳走になっておりました。ちなみに、この地域では年間降水量が400mmほどしかない少雨地域であり、コメを栽培できません。主な穀物は小麦、コウリャン、アワです。私は毎日アワのお粥を食べていました。美味しかった。  『SAPIO』や『諸君!』のような反中国雑誌でしたら、こうした情 . . . 本文を読む
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黄河流域の植林③

2006年03月25日 | 中国山村報告
 退耕還林による植林後4年が経過した様子です。この場所も4年前は、前のエントリーの写真のように黄土が露出して浸食が著しく進んでいた景観だったはずです。わずか4年でここまで回復するのです。前のエントリーの写真とこの写真をよく見比べてください。  村人たちに聞くと、浸食が止まり、土壌流出量も激減し、以前はちょっとした降雨で洪水になっていたのに、今は洪水も起こらなくなったと言います。  もっとも、彼らは . . . 本文を読む
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黄河流域の植林②

2006年03月25日 | 中国山村報告
 退耕還林による植林直後の様子です。画面右下の崖は、斜面での無理な耕作によって浸食されて崩壊したものです。さて、こうした土地に植栽した樹木はちゃんと根付くのでしょうか? 緑は回復するのでしょうか? 答えは次のエントリーで。 . . . 本文を読む
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黄河流域の植林①

2006年03月25日 | 中国山村報告
 先日長江上流の植林地の様子の写真をいくつか紹介したら、けっこう好評でしたので、本日は黄河流域の植林の様子を紹介したいと思います。これから連続で紹介する5枚の写真はいずれも、2003年の8月に私が調査した際に撮影したものです。場所は陝西省の延安市近郊の村です。この植林事業も、補助金・補助食糧を政府が支給することと引き換えに、地元農家の同意を取り付けて、農地を林地に転換してもらうという退耕還林政策で . . . 本文を読む
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本の紹介:『地球環境保全への途 -アジアからのメッセージ』(有斐閣)

2006年03月23日 | 自分の研究のことなど
 私も執筆者の一人である『地球環境保全への途 -アジアからのメッセージ』(寺西俊一・大島堅一・井上真編著、有斐閣)という本が出ましたので紹介させていただきます。この本は、大学の教科書になることを想定に書いた一般向けの本です。私はこの本の第5章「森林再生への模索」を書いています。私が担当した5章は、イラストを多用してマンガのような感覚で読んでもらえることを目指しました。他の章に比べてちょっと浮いてし . . . 本文を読む
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退耕還林の様子

2006年03月22日 | 中国山村報告
 中国政府が1999年から始めた「退耕還林」という植林事業の様子です。土壌が流出して岩盤が完全に露出するという石漠化した山の斜面に4年前に植樹した木が根付いてきています。もうほとんど土がない状態ですから、植林するのは本当に大変です。さらに驚くべきことは、これだけ土のない斜面で4年前まではトウモロコシを作付けしていたという事実です。1958年の大躍進以前は土層の厚さは50cmほどあったそうですが、そ . . . 本文を読む
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貴州省の村の遠景

2006年03月22日 | 中国山村報告
 私のいた村の遠景写真です。ちょうど菜の花が咲き乱れている時期で、本当にきれいでした。ちなみに菜の花は近くの搾油場に持っていって搾油し、主に自家消費用です。この地域では春から夏にかけてトウモロコシと稲を作付けし、その裏作として小麦と菜の花を栽培しています。他に大豆、唐辛子、ジャガイモ、サツマイモ、白菜などが主な作物です。貴州省は、四川省や湖南省と並んで唐辛子が大好きな地域ですので、唐辛子はどの家庭 . . . 本文を読む
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菜の花の中の赤ちゃん

2006年03月22日 | 中国山村報告
 前のエントリーの写真で紹介した夫婦が畑仕事をするあいだ、赤ちゃんはどうしているのでしょう? 赤ちゃんは菜の花畑の中にちょこんと座って私をみつめていました。かわいくて思わず撮ってしまったのがこの写真です。   . . . 本文を読む
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中国・貴州省の春の農繁期

2006年03月22日 | 中国山村報告
 貴州省より帰国しました。現地で撮影したいくつかの写真を紹介したいと思います。gooのブログは一つのエントリーにつき写真を一枚しか掲載できないので、一エントリーにつき一枚づつ掲載していきます。貴州省はちょうど春の農繁期で、農家はみな忙しそうでした。この写真はトウモロコシの種まきのための耕起の様子です。李の花が咲き乱れる中、お父さんは牛に犂をつけて耕起しています(画面の左上)。日本ではすでに見られな . . . 本文を読む
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しばらく中国の山に籠りますのでブログを休みます

2006年03月04日 | 中国山村報告
 来週からしばらく中国の貴州省の山中に雲隠れします。インターネットに接続できない山奥ですのでブログをしばらく休みます。3月下旬くらいからまたボチボチ何か書けると思います。  私は貴州省の山奥で、地方政府と地元農家の組織するNGOと協力しながら植林活動を支援するプロジェクトに関わっています。プロジェクトの対象地は、政府の「退耕還林」という植林政策を受けて、傾斜25度以上の急傾斜地に存在する農地を全 . . . 本文を読む
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