米国の諜報機関であるNSA(国家安全保障局)にリクルートされて「エコノミック・ヒットマン(経済的狙撃者)」として活動してきたジョン・パーキンス氏が、自分の悪業の数々を暴露した本が『エコノミック・ヒットマン』です。日本における竹中氏の役割を知りたい方は、ぜひご覧になってください。
たとえばジョン・パーキンス氏は、石油ショックによる原油高で儲けたサウジアラビアから、ドルをアメリカに還流させるため、サウジに米国債を購入させるという指令を受け見事に実行しています。反対したサウジの王族には「ブロンド美人」を献上して懐柔したといった事実まで書かれています。
さて、米国に日本の金融資産を貢ぐために、日本をゼロ金利の罠に陥れ、日本国債の発行を制限し、郵貯を民営化し、大量の米国債を購入させてきた竹中平蔵氏。
彼の役割も、エコノミック・ヒットマンとしてのそれなのです。 . . . 本文を読む
このブログを始めてからというもの、若者たちとの論争をだいぶしてきました。中国・韓国に対する差別的バッシングにあけくれる若者たちとの論争です。私もカーッとなって「差別はやめろ」などと口泡飛ばすような論争をしてきました。しかしながら、最近になって、「自分は分断の罠にはまっていただけなのではなないだろうか?」と思い直すようになったのです。中国・韓国を叩いてウサを晴らそうとする、絶望的な状況に追い込められた若者の気持ちも分かります。絶望的な状況に置かれて未来が見えない中、しかも自己責任論で上の世代からバッシングされる中で、「自分よりダメな人々」を求めて、韓国・中国に攻撃の矛先を向けてしまっているのでしょう。人間は弱いものです。 . . . 本文を読む