代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

本の紹介 井上真編『躍動するフィールドワーク -研究と実践をつなぐ-』

2006年07月28日 | 自分の研究のことなど
 最近出た本を一つ紹介させていただきます。井上真編『躍動するフィールドワーク -研究と実践をつなぐ-』(世界思想社、1900円)という本です。この本は、人文社会科学分野における熱帯林研究の第一人者である井上真さんと、井上さんに何らかの形で教えを受けたことのある人々によって書かれたものです。私は第5章「をとして認識する」を書いています。  写真は私の担当した章に挿入したものです。二枚ともフィリピン . . . 本文を読む
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フィリピンの政治的殺害を非難するアムネスティ声明の翻訳

2006年07月27日 | 政治経済(国際)
 先日の7月13日の記事で、最近のフィリピンで多発する暗殺事件について述べました。その関連なのですが、アムネスティ・インターナショナルが7月25日にフィリピン政府に対し、「これ以上の政治的殺害を防がねばならない」と呼びかける声明を発表しました。この声明の日本語訳版を紹介させていただきます。アムネスティ・インターナショナルはフィリピンにおける政治的殺害(political killings)を防ぐた . . . 本文を読む
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土砂災害を防ぐには?

2006年07月25日 | 治水と緑のダム
 長野県知事選の選挙戦の最中に記録的な豪雨が発生し、長野県では岡谷市の土石流災害のほか、各地で斜面崩壊が発生し、「災害対策」が県知事選の大きな争点に浮上しているようです。田中康夫候補は、土石流発生の一因として森林整備の遅れやゴルフ場開発などの可能性があることを指摘し、森林保水力の強化を訴えています。大惨事となった岡谷市の土石流災害の発生現場の上流にもゴルフ場があると説明しています。一方の村井仁候補 . . . 本文を読む
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番組感想「ラテンアメリカの挑戦 脱アメリカ宣言 ベネズエラ7年目のチャベス革命」

2006年07月22日 | 政治経済(国際)
 昨晩、本来の予定より2週遅れで放送されたNHKスペシャル「ラテンアメリカの挑戦①」の感想など書いてみたいと思います。感想を一言でいえば、「NHKえらい!よくやった!」に尽きます。製作スタッフの皆様に心より敬意を表します。今週見逃した皆さん、来週も第二回がありますから是非見ましょう。番組の放送が本来の放送予定より2週間遅れたので「また自民党から検閲が入ったのか?」と思っていたのですが、とりあえず妨 . . . 本文を読む
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CIAの対日工作が外交資料に記載 -いま何故?

2006年07月19日 | 時事問題
 本日の新聞各紙夕刊に、CIAの対日工作の実態が米国務省の外交資料集に記載されたと報道されました。『毎日新聞』の夕刊では、米国のCIAが日本の旧社会党右派に裏金をばらまいて社会党から分裂させ、民社党を結成を促していたと単刀直入に述べられています。あ、でもこれは毎日新聞の独自取材ではなく共同通信の配信記事みたいです。『朝日新聞』にも同様記事がありましたが、「民社党」とはあからさまには書かれず曖昧に書 . . . 本文を読む
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ダムとフィリピンと人権侵害

2006年07月13日 | 政治経済(国際)
 環境NGOのFoEジャパンから下記の報告会の案内をもらいました。ブログで紹介させていただきます。日本の融資で建設されたフィリピン・サンロケ多目的ダムの反対運動のリーダーが暗殺されました。現地で調査をしていたFoEジャパンの方などが最近のフィリピンの人権状況について報告いたします。グローリア・マカパガル・アロヨが大統領に就任して以降、フィリピンでは合計690名もの左派活動家(農民運動や労働運動の活 . . . 本文を読む
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脱ダムから緑のダムへ

2006年07月13日 | 治水と緑のダム
 ひさしぶりに緑のダムに関する話題です。先月、同志社大学の社会的共通資本研究センターのディスカッション・ペーパーとして、「脱ダムから緑のダムへ -森林整備の代替機能と社会的共通資本-」という文章を書いてみました。このページからPDFファイルを読み込めます。興味のある方は、ご笑覧くださいますと嬉しく存じます。政治・経済の話と自然科学的な話題が混ざったエッセイになっています。長野県の「脱ダム」がなぜ暗 . . . 本文を読む
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長野県知事選、民主党は自主投票

2006年07月08日 | 政治経済(日本)
 長野県知事選で民主党は独自候補を擁立できず自主投票になったそうです。滋賀県知事選について私の書いた7月5日の記事のコメント欄で、民主党長野県連の加藤学さん(私の高校の一年上の先輩)と以下のようなやり取りがありました。 <引用開始> 関様 (加藤学) 2006-07-06 18:10:12  滋賀県知事選の結果は民主党のジレンマを象徴した結果でした。県議・市議レベルは現職の総与党体制に擦り寄 . . . 本文を読む
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毎日の記者さんへのインタビュー

2006年07月07日 | マスコミ問題
 前のエントリーで書いたように、私はアジア経済研究所の途上国研究奨励賞をいただきました。授賞式の後、毎日新聞の記者さんからインタビューを受けました。インタビューの内容は、もちろん私の研究内容に関してです。私がインタビューを受けた後、今度は逆に一ブロガーとして記者さんへのインタビューを試みてみました。その内容をご報告します。毎日新聞が護憲から改憲へと舵を切っていった過程などを聞くことができました。ち . . . 本文を読む
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アジア経済研究所の途上国奨励賞を受賞いたしました

2006年07月06日 | 自分の研究のことなど
 いつぞやこのブログでも紹介したことのある私の著書『複雑適応系における熱帯林の再生 -違法伐採から持続可能な林業へ』が独立行政法人・日本貿易振興機構・アジア経済研究所の途上国研究奨励賞を受賞してしまい、昨日はその受賞式に出かけてきました。詳しくはこちらをご参照ください。この賞は、経済学、政治学、歴史学、社会学、人類学など人文・社会科学分野の発展途上地域に関する研究の中から、毎年選出されるものです。 . . . 本文を読む
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嘉田由紀子を選んだ心理と小泉を選んだ心理

2006年07月05日 | 政治経済(日本)
 ここのところ締め切り原稿に追われていてブログを全く書けませんでした。申し訳ございませんでした。昨日、某大学で行なわれた某研究会で発表した後、ひさしぶりに酒飲み話しなどしてきました。酒飲み会はほとんど愚痴り会。「うちの職場はこんなにひどい」「いやうちの方がこんなにメチャクチャ」「いやうちの方がもっと・・・」「こりゃ自殺したくなるのも当然だ」「まったく何考えてんだかMK省は」「いやはや絶望的・・・・ . . . 本文を読む
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