代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

TPP:穀物価格の変動が激しくなり飢餓リスクが高まる(全国紙経済部記者Fukutyonzokuさんへ)

2011年12月28日 | 自由貿易批判
 全国紙経済部記者Fukutyonzokuさんとの討論の続きの記事をアップいたします。今回は農産物(とくに穀物)を自由貿易の原理に全面的にゆだねれば、価格の乱高下を増幅させ消費者にも生産者にもリスクが大きいという論点を中心に考察いたします。  Fukutyonzokuさんが私を批判してきた記事の原文は下記の通りです。Fukutyonzokuさんの主張からの引用は、(1)~(4)の記事のいずれかから . . . 本文を読む
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国交省タスクフォースの情報操作と震災評価の隠蔽事例(その1)

2011年12月26日 | 治水と緑のダム
 浅間山の火山岩層など八ッ場ダム周辺の地質に詳しい地質学者の竹本弘幸氏が拙ブログに書き込んで下さったコメントを紹介します。多くの方々に読んでいただきたいので新エントリーとしてアップいたします。  1931年のM6.9の地震の際に八ッ場ダム建設予定地周辺で多くの山崩れが起きているという被害の事実が、国交省タスクフォースの検討では一切触れられていないそうです。ダム建設に都合の悪い情報は黙殺するという . . . 本文を読む
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河野太郎ふたたび基本高水検証における国交省の茶番劇を告発

2011年12月24日 | 治水と緑のダム
  河野太郎議員が本日の「ごまめの歯ぎしり」で、「またしても隠蔽された国交省河川局の犯罪」という記事を投稿され、再度八ッ場ダム建設根拠の基本高水を取り上げてくださっています。一部この記事から引用させていただきます。 ***引用開始**** 学術会議の基本高水評価検討等分科会は、過去の洪水の計算流量を計算し、それを実績流量と比べている。 パラメータを固定した場合、もし「森林が生長するにつれて山 . . . 本文を読む
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八ッ場ダム本体工事費の予算案計上に関する抗議声明

2011年12月23日 | 治水と緑のダム
 前田武志国土交通大臣が八ッ場ダム建設の再開を表明しました。私は、たとえ予算が計上されようとも、本体の着工が始まるその日まで、最後まであきらめず建設中止を求め続けます。  本体が着工されようとも、ダム建設に伴う問題が噴出するのはその後のことです。まず一都五県の人々は安全でおいしい地下水からの取水量を減らされたうえで、八ッ場ダムからのまずく危険な水(ヒ素濃度が高い)を飲まされることになります。危険な . . . 本文を読む
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「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の議論と運営に関する批判的声明

2011年12月15日 | 治水と緑のダム
 私も呼びかけ人に名を連ねております「ダム検証のあり方を問う科学者の会」で以下のような声明を出し、治水有識者会議、国土交通大臣、そして内閣総理大臣に提出いたしました。  治水有識者会議では、委員の中からも疑問点が多く出されているにも関わらず、内部で十分な議論を尽くさず、座長の強引な議事運営によって、国交省の恣意的な「検証」を学者たちが追認してしまっています。「学者」の組織が官僚機構に完全に従属し . . . 本文を読む
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八ッ場最終判断の前にさらに知っておきたい事

2011年12月11日 | 治水と緑のダム
  国交大臣による八ッ場ダム建設の最終判断が下されるのが秒読み段階になってきました。皆様に知っておいていただきたいことを何点か書かせていただきます。 有識者会議での議論  12月2日の新聞報道では、「『今後の治水対策のあり方に関する有識者会議』の場で、「建設継続が妥当」とした関東地方整備局の対応方針案の検証作業を適切だと評価された」などと報道されていました。  しかし有識者会議の委員からも、国 . . . 本文を読む
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国交省タスクフォースによる八ッ場検証に対する竹本弘幸氏の反論

2011年12月10日 | 治水と緑のダム
 国交省のタスクフォースが「浅間山が噴火しても八ッ場ダムは大丈夫」とする見解をまとめ「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」で検討され、いよいよ国交大臣による最終判断まで秒読み段階になってきました。  この国交省タスクフォースの見解に関して、前の記事のコメント欄で地質学者の竹本弘幸氏から詳細な反論が寄せられました。多くの方々に読んでいただきたいので、新エントリーとしてアップさせていただきます . . . 本文を読む
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八ッ場ダム問題大詰めの今知っておくべきこと

2011年12月06日 | 治水と緑のダム
 八ッ場ダム問題、明日12月7日にも建設GOサインが出るかも分からないという大詰めの段階になってきました。  八ッ場ダム建設をめぐって最後にもう一度、皆様に知ってほしい諸問題をいくつかピックアップして紹介しておきます。 パブコメやらせ問題  本日(12月6日)の東京新聞の一面トップ記事で、八ッ場ダム検証に関するパブコメで96%が同一文面のダム建設推進の意見であったこと、埼玉県の建設推進県議連が . . . 本文を読む
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関税と補助金のどちらが合理的か?(全国紙経済部記者fukutyonzokuさんへ)

2011年12月04日 | 自由貿易批判
 TPP参加と関税撤廃によって、私が危惧するのは、さらなる内需の縮小とデフレの進行、賃金下落、日本の財政破たんリスクの拡大、貿易不均衡の拡大、環境破壊の拡大、天候不順等による供給不足による価格の高騰と飢餓リスクなどです。TPPを推進する方々は、これらのリスクを全く過小評価しているとしか言いようがありません。  関税はいま現在実行されているシステムですが、直接支払いやら、記者さんも必要性を認める穀物備蓄体制やら新しいセーフティネットの整備は未知の領域であり、成功の保障などどこにもありません。いちばん深刻な財政問題を、記者さんは全く問題ないかのように書いている。記者さんのその態度も「ミスリード」と言うのではないのでしょうか? . . . 本文を読む
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