前の記事「立場ごとにそれぞれの歴史がある」のコメント欄のcruさんとのやりとりで、左翼の「唯物史観」も、日本の「つくる会」および韓国の国定教科書に共通する「国家の視点で都合よく歴史を解釈しましょう史観(?)」も「両方ダメだ」という議論をしました。各国がそれぞれ「独善的国家中心主義的歴史観」を正当化し始めると、戦争の原因になります。それだけは避けねばなりません。ここで「じゃあオマエの歴史観はいった . . . 本文を読む
あまりこのブログの本来の趣旨とは関係ないのですが、私の趣味に関連した話題を一つ提供します。私の趣味の一つに「山城めぐり」があります。城郭ファンの方は全国に多いと思いますが、私の場合近世城郭にはあまり興味がなく、山の中に埋もれた中世の山岳城郭に非常に興味があります。ちょくちょく一人で山城に出かけては歴史の感傷に浸ってくるというのが、ささやかな趣味となっています。本日は、昨日訪れた小山田氏の居城であ . . . 本文を読む
靖国問題が相変わらず騒々しいです。私の靖国問題に関する見解は、昨年4月のこの記事で書いた通りです。とくに付け加えることもないので、その後は何も書きませんでした。本日は、靖国にまつわるごく個人的なことを書きたいと思います。私の母方の祖父は、すでに敗戦が濃厚になった1944年に赤紙によって徴兵され、旧満州に補充兵として送られました。当時すでに35歳という高齢で、子供も3人もいたにも関わらず・・・・・ . . . 本文を読む
8月9日の記事のコメント欄でChic Stoneさんから以下のようなコメントをもらいました。<引用開始>「本質的に、民主主義+資本主義で「木を植える」ことはできないのではないでしょうか。木が育つまでには時間がかかりすぎますから、民主主義では投票者は自分は損するだけで受益者は孫です。資本主義においても植林に投資するよりどこぞの国債に投資するほうが得です。もちろん原始林を皆伐するほうが得です」。<引 . . . 本文を読む
前のエントリー記事に対し、「数学屋のメガネ」の秀さんから「田中さんのどこがノーと言われたのか知りたいです」とのご質問をいただきました。それに対する私の回答に加筆して「長野県知事選の結果について②」としてエントリーしたいと思います。以下、引用符が付いている部分はいずれも秀さんのコメントです。
>短期的な見通しでは、村井さんの方が利益をもたら
>すと判断した人が多かったのかなと感じていました。 . . . 本文を読む
前回の記事のコメント欄で去る8月6日の長野県知事選の結果をどう見るのかについて2件ほどコメントが寄せられ、議論が交わされました。それを元に加筆して新しい記事としたいと思います。山澤さんのコメントは、豪雨災害に便乗して田中県政攻撃をした村井氏の選挙戦術と、その村井氏の戦術に便乗したマスコミの責任にも言及し、「『マスコミが動けば、知性はふっとぶ』は国政だけではないのですね。マスコミにかわる世論形成の . . . 本文を読む
去る8月3日、飯田市で行われた「脱ダムから緑のダム」へというシンポジウムにパネラーとして呼ばれて出席してきました。その途中、岡谷市と箕輪町の土石流の災害現場を見てきました。上の写真が箕輪町の土石流災害の先端の崩落箇所で、下の写真は岡谷の土石流が流れた跡の写真です。カモシカがさまよっています。崩れた場所は私が見た二箇所はいずれもカラマツ人工林でした。7月25日の記事でも書きましたがカラマツやヒノキ . . . 本文を読む