代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

真田丸 第47回「反撃」感想 

2016年11月27日 | 真田戦記 その深層
 大河ドラマ真田丸。先週、今週と見るのがつらくて、感想を書こうと思っても筆があまり進みません。あと三回だんだんつらくなって書けなくなるかも知れない・・・・。

 阿茶の局の斉藤由貴さんの交渉力は、「敵ながらあっぱれ」としか言いようがありませんでした。家康サイドから見たら、最大の功労者は阿茶の局ですね。 
 何であのとき大坂方は、堀の埋め立ての条件なんか呑んでしまったのだろうと今思っても不思議で仕方ありませんが、本当のところ、実際に阿茶の局の交渉力の賜物だったのかも知れません。

 初(常高院)にかんしては、関ケ原のときに京極高次とともに大津城の籠城戦を戦いぬいた人なので、胆力もあるはずです。「ああではなかっただろう」と思えてしまいます。しかし、あのキャラをはいだしょうこさんが演じるのはハマリ役でした。中学生の息子が、「あ、歌のおねえさん!」と。今の中学生くらいは、ちょうど、はいだしょうこさんが歌のお姉さんだった頃、「お母さんといっしょ」を観ていた世代なんですね。

 視聴者の怒りを一身に背負っているであろう大蔵卿局。NHKの公式サイトで大蔵卿の峯村さんのインタビューは掲載されていました。監督から、「SNSの反応は見ないほうがいいですよ」と言われていたが、第40話のあとチラッと見てしまったら、案の定大変な嫌われようで、軽くへこんだとのことでした。ご自身の演技力のゆえなのですが、やはり役者としては嫌われるよりも好かれる方がよいとのこと。しかし、あれだけ心底嫌われる演技ができるのは大したものですね。(内心の怒りを抑えながら・・・)

 さて、来週。
 登場人物の中で、その運命は脚本の三谷さんの掌中に握られている人物が二人います。佐助ときり。あとの人々は史実が分かっているので、脚本家でも動かしようがありません。しかし、この二人に関しては、脚本家の力でその運命はどうにでもなります・・・・。
 
 NHKの公式サイトによれば来週、佐助はきりに告白したうえで、家康の命を狙うとか・・・。ああ、そこまで言っちゃ予告にしてもネタバレしすぎでしょ、と思ってしまいました。はたして佐助の運命や如何!
 きりに関しては、とにかく最後まで生き残って欲しい、それだけが願いです。

 


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