後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

三里四方のものを食べる

2007年11月01日 | Weblog
地産地消 なんてわざわざ言わなくても
不思議おじさんの子供のころは
遠くで作られたものを食べる機会は
滅多にあるものではなかった

トラックで売りに来る木箱入りの林檎は
贅沢品そのものだった

大概は 自分の家で作ったもの
動物性たんぱく質は 鶏が産む卵と
お客様がこられたときに潰す鶏肉
不思議おじさんは、どうしても首をひねることができず
屠鳥したあとに、毛をむしりとって 産毛を焼く
親父が川端(かばた)ですぐに捌く
まだ温かいササミを ニコッと笑いながら渡してくれる
醤油に漬けてそのまま頂く

ソーセージの語源は
やはりラテン語のSalsus(塩漬け)だろう
塩溶性たんぱく質の存在と粘りの創出は
ソーセージ作りには欠かせないからだ
もちろん若干の保存性もあるだろう

ウインナーという言葉は少し厄介だ
総称はソーセージであり、
ウインナーはオーストラリア・ウイーン地域の
地方的なソーセージの種類に過ぎない

ところが日本のJAS法では
「羊腸を使用し、直径20ミリ以下のソーセージ」を
何でもかんでもウインナーという名称にしてしまった

もともとヨーロッパを中心に
地方色豊かなソーセージが存在する
当たり前のことだ

さて本日のソーセージ作りだが
阿波といえば 酢橘である
酸は良くないとのことだが
香り付けに レモンの代わりに入れてみる

もちろんサツマイモも可能である
食感はぼそぼそとするかもしれない

すでに牟岐東漁協の組合長に無理を言って
特産のひじきを入れたソーセージは
商品化して販売している
国産黒ゴマ、北海道のじゃがいも
コーンやチーズ、唐辛子入りもある

ソーセージは、誤解を恐れずに言えば
食肉をご飯に置き換えれば 
季節や地域の特色ある食材を
工夫して頂くという意味で
日本の炊き込みご飯のようなものであるように思う

昨日は持病の偏頭痛が出て
七転八倒の夜を過ごした
アルコールの入っていない身体は
まだ少し雲の上を歩くような頼りなさ

出来上がったソーセージを
皆さんに召し上がっていただけないのが
何とも残念である

作り方はいとも簡単なので
資料を請求されればお届けできる
出張しての手ほどきも可能
いつでもご連絡を賜りたいものである