後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

夏風邪

2010年09月06日 | Weblog
子供のころよく食べたのは鰯の「へしこ」だった
焼いたへしこの鰯の周りの糠だけで十分ご飯一杯食べられた
考えれば、塩を使いながらの発酵物に慣れ親しむ契機となっていた
写真は朽木で求めた鯖のへしこ 
高価である

若狭から京に塩鯖を運ぶ道が「鯖街道」
不思議おじさんの故郷の比良山の背後の細い道
そこに鯖寿司が生まれたのは自然の成り行き

敦賀から京に通じる道は琵琶湖の海運
マキノ町の海津には、古い船着き場跡が残る
砂浜を散策すると、古伊万里の欠片が
角が丸くなって貝のようになって残っている

福井の文化であるへしこが滋賀に定着するのも当然の成り行き
文化とは人の交流の足跡に他ならない

10日前から夏風邪に苦しんでいる
小妻も同じ病だ
帝京大ではインドに源のある抗生物質の効かない病原菌が蔓延した
人の交流はグローバルで拡散のスピードが早い
不思議おじさんの風邪も現代文化の産物というわけだ

すでに抗生物質は3種類目だが効かない

へしこで一杯やって退散願うことにする

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