後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

「ひとりぼっち」との想い

2015年04月15日 | Weblog

朝永振一郎氏は若いころドイツに留学していた
異郷の地で心を通わせる人もなく
当時は心に鬱屈したものを抱えていたので
いつも一人ぼっちの気分でいた
散歩の途中 
堆肥の臭いでふと故郷を思い出したそうだ
「いいではないか いいではないか
一人ぼっちでもなんであろうが
あるがままに受け容れればいいではないか」
朝永氏は心を縛っていた紐を解いたそうだ

臨済宗の老師・山田無文氏は
若いころ結核に罹り体重が37キロまで減った
話し相手になってくれる人もなく
世間から見捨てられ もう死ぬしかないと思った
ある日 何とか縁側に出て庭を眺めていた
南天の葉が揺れ 風が吹いた
そのとき「風」つまり空気の存在に改めて気づいた
誰も周りにいないわけではない
一人ぼっちなどではない
空気が自分をずっと取り囲んでくれていた
お蔭で生きてこれたのだ
大自然の中で生きている
周囲の人のお蔭で生きている
その有難さを感じるうちに
無文氏は明るい気分を取り戻した

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知人から故郷のお酒を頂いた
なんとも嬉しい心遣いに胸が詰まる
手持ちの中で一番好きな蕎麦猪口で頂いた
醸造元は不思議おじさんの実家からごく近い
玉江という珍しい酒米を使った特別純米酒


大阪は4月に入って雨ばかり
午前中は自宅で太鼓の練習
午後は畑で黙々と手で草抜き
ご褒美に早生の玉ねぎを少し持ち帰った
バターでステーキ風に焼き 醤油を少し掛けた
贅沢な料理に仕上がった
馬タンスモークもスライスして
今夜のお酒のあてに

毎晩 酔っぱらってブログを書くと
誤字脱字にとどまらず
論旨不明な文の多いこと
同じことをくどくどと繰り返している

なるほど
これではフォロワーが少ないはずだ


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