マサコんちで売っていた。
赤色でイチゴを模した形状をし、外面に砂糖がまぶしてある。
1個に1本の木綿の糸が付いていて、100個ほどで1束である。
任意の糸を引くという当りくじ方式であり、
当たると体積2倍ほどの夏みかん飴がもらえる。
1個10円。
夏みかん飴は1度だけ当たったことがある。
子供の口には大きすぎるし、酸味が強くてあまりおいしくなかった。
したがって、通常は単にイチゴ飴が舐めたいから買う。
ついでに若干のスリルがあるといったところ。
ある日、イチゴ飴を買って舐めていた。
外面の砂糖を舐めきると、赤い半透明の中身が見える。
木綿糸の先端が入っている。
とともに、アカアリが一匹入っていた。
すでに外側は舐めてしまっているから、
失ったものを嘆くより、今からとれる対策を考えよう。
結論:
アカアリの外側3ミリほどを残し、そこまでは舐める。
直径8ミリ程度の略球形アカアリ入りイチゴ飴は、
地べたに捨て、アリのエサにした。
以後、この飴食うのは止めた。
衛生に悪いから。
赤色でイチゴを模した形状をし、外面に砂糖がまぶしてある。
1個に1本の木綿の糸が付いていて、100個ほどで1束である。
任意の糸を引くという当りくじ方式であり、
当たると体積2倍ほどの夏みかん飴がもらえる。
1個10円。
夏みかん飴は1度だけ当たったことがある。
子供の口には大きすぎるし、酸味が強くてあまりおいしくなかった。
したがって、通常は単にイチゴ飴が舐めたいから買う。
ついでに若干のスリルがあるといったところ。
ある日、イチゴ飴を買って舐めていた。
外面の砂糖を舐めきると、赤い半透明の中身が見える。
木綿糸の先端が入っている。
とともに、アカアリが一匹入っていた。
すでに外側は舐めてしまっているから、
失ったものを嘆くより、今からとれる対策を考えよう。
結論:
アカアリの外側3ミリほどを残し、そこまでは舐める。
直径8ミリ程度の略球形アカアリ入りイチゴ飴は、
地べたに捨て、アリのエサにした。
以後、この飴食うのは止めた。
衛生に悪いから。
ほら、
きみのお口の中に、
本場のコーヒーの味が広がっただらう。
やけにウマイと思ったら、
加糖練乳とバターが入っておるのだ。
さらに、細長いラグビーボール様の形状が、
うまみのひろがり感をいや増しておるのだろう。
食ってしまったので、写真は無い。
きみのお口の中に、
本場のコーヒーの味が広がっただらう。
やけにウマイと思ったら、
加糖練乳とバターが入っておるのだ。
さらに、細長いラグビーボール様の形状が、
うまみのひろがり感をいや増しておるのだろう。
食ってしまったので、写真は無い。
「おれよー、太田裕美のコンサート行ったんだぜ」
「えー、あのヒトまだやってんの」
「やってんだよ」
「木綿のハンカチとか歌うのか」
「そうだな。あと新しいやつとか」
「ふーん、まだ曲つくってんのかー。
といいつつおれも、
タ二ヤマヒロコのコンサートに行くんだぜ」
「うそでぇ!! それこそ、まだやってんのかよ」
「やってんだよ、新しい曲とかあるし」
「どんなの?」
「まもるくん とかさ」
「あはは、昔とちっとも変わってないジャンか」
えーい、うるさい。
貴様も一緒に、ヒロコさんの玄関少年やったじゃあねえかよ。
「えー、あのヒトまだやってんの」
「やってんだよ」
「木綿のハンカチとか歌うのか」
「そうだな。あと新しいやつとか」
「ふーん、まだ曲つくってんのかー。
といいつつおれも、
タ二ヤマヒロコのコンサートに行くんだぜ」
「うそでぇ!! それこそ、まだやってんのかよ」
「やってんだよ、新しい曲とかあるし」
「どんなの?」
「まもるくん とかさ」
「あはは、昔とちっとも変わってないジャンか」
えーい、うるさい。
貴様も一緒に、ヒロコさんの玄関少年やったじゃあねえかよ。
全日空機羽田沖事故、カナダ航空機DC8事故、BOAC機富士山事故 の3つを扱った名著である。
もはや表紙はぼろぼろ状態。
んで、また読んでるんだよね。
つーのは、おれにとっての記憶上最初の飛行機事故であるからだ。
羽田沖事故では「さっぽろ雪祭り」の帰り客が多かったとテレビ報道されていて、
今でも「雪祭り」と聞くと、ちょっとどきどきする。
カナダ機の事故は記憶に無い。
翌日のBOAC機事故と、混同しているのだ。
BOAC機は富士山麓に墜落したのだが、
当時富士山を乗客に見せようとしたのではないか、と報道されていた。
航空機事故報道の怖さは、乗客名簿の読み上げにある。
おれがよく乗っていたチンチン電車と違い、
帳面に名前や歳,住所などを書くらしいんだね。
んで、
「東京都○○区の、○山○男さん37歳、
え、これは奥様でしょうか同じく○○区の○山○子さん33歳」などと言われると、
この恐ろしいことが本当に起こったのだと、
しかし怖いもの見たさで見入ってしまうのだ。
1966年の春である。
そのときひそかに心に決めたことがある。
おれも大人になると飛行機に乗るだろう。
そのときに住所から年齢からフルネームで書くのはよそう。
だって、あまりにアカラサマじゃあないか。
「え、住所はわかりません 『R、RAGIMOTO』さん、男性のようです」などと言われたほうが、
なにかそれらしいでしょう。
当時、そーゆー人が半分くらいはいたのだ。
今は、ムリみたいだねえ。
幼稚園に行く前のくせに、小生意気なガキだ。
もはや表紙はぼろぼろ状態。
んで、また読んでるんだよね。
つーのは、おれにとっての記憶上最初の飛行機事故であるからだ。
羽田沖事故では「さっぽろ雪祭り」の帰り客が多かったとテレビ報道されていて、
今でも「雪祭り」と聞くと、ちょっとどきどきする。
カナダ機の事故は記憶に無い。
翌日のBOAC機事故と、混同しているのだ。
BOAC機は富士山麓に墜落したのだが、
当時富士山を乗客に見せようとしたのではないか、と報道されていた。
航空機事故報道の怖さは、乗客名簿の読み上げにある。
おれがよく乗っていたチンチン電車と違い、
帳面に名前や歳,住所などを書くらしいんだね。
んで、
「東京都○○区の、○山○男さん37歳、
え、これは奥様でしょうか同じく○○区の○山○子さん33歳」などと言われると、
この恐ろしいことが本当に起こったのだと、
しかし怖いもの見たさで見入ってしまうのだ。
1966年の春である。
そのときひそかに心に決めたことがある。
おれも大人になると飛行機に乗るだろう。
そのときに住所から年齢からフルネームで書くのはよそう。
だって、あまりにアカラサマじゃあないか。
「え、住所はわかりません 『R、RAGIMOTO』さん、男性のようです」などと言われたほうが、
なにかそれらしいでしょう。
当時、そーゆー人が半分くらいはいたのだ。
今は、ムリみたいだねえ。
幼稚園に行く前のくせに、小生意気なガキだ。