本稿敬称略だわ。
-------------
『密林少女』は、
松田聖子9枚目のオリジナルアルバム『Tinker Bell』1984年06月10日発売
の、4曲目に収録されている歌。
作詞:松本隆/作曲:林哲司/編曲:大村雅朗
なの。
聖子自身が「あたしの性格を掴んでる詞」である旨の発言をしてるわ。
松田聖子 愛にくちづけ その2 アルバムについて
以下要部
----------
なんて云うのかなあ…。
例えばね、曲目で挙げてみると『銀色のオートバイ』とかねっ。
あと『ジャングルガール(密林少女)』とかねっ。
まさしくなんかあたしの性格を掴んでる曲だとおもふわけ、例えば勝気とかねっ。
「かっちきーな」とかね。
----------
ということは、あたしの状況もつかんでいるということよね。
本作『密林少女』が歌われたのは、あたしが確認できた範囲で次の通りよ。
・1984年08月19日(放送)レッツヤン『密林少女(ジャングルガール)』←リンクつべ(音出るわよ)
黒肩だしチョッキ蝶タイ 四角白地黒玉ミニスカート←構造どうなってるのかしらね
・1984年09月08日 「Magical Trump」NHKホール
主催ニッポン放送/サンミュージック/キョウドー東京 3000円
(本ツアーでは歌っていたのかしら)
・1985年04月26日/27日 1830開演 日本武道館「Seiko Prism Agency 」3800円
(本ツアー/独身ファイナルでは歌っていたとおもふわ。なお当時引退をほのめかしていたのよね)
※1985年12月15日/16日 「Seiko Golden Juke」日本武道館
主催ニッポン放送/サンミュージック/キョウドー東京
では歌唱されてないわ。
また「ウィキペディア」の『Tinker Bell』の項には、
-----引用-----
カウントダウン・ライヴ「Seiko Matsuda CountDown Live Party 2007-2008」では、「いそしぎの島」「密林少女」が久しぶりに披露された。
-------------
とあるの。
(ここ引くなつー話もあるが、まあいいじゃん)
すると、
リリース直後と、独身最後に歌った後、
比較的近年まで歌っていなかった、のかもしれないのよね。
------------
過去に
『モッキンバード』の件(論考)
してるわ。
ちょっとぉ。
改めて聴いて、とある部分から全部解けてびっくり仰天だわよ。
やだっ。
『モッキンバード』と本作『密林少女』は対よ。
(もう一作品えぐいのあって都合三部作なんだけど、これあとでやるわ)
----------------------------
以下、論考。
(アタリマエだが裏はとってないわ。あたしが勝手にこうおもっただけよ)
いくわよ。
いい、大丈夫?
-------------
前提
歌の中の「私」は、ジャングル的なところに住んでいる勝気な少女である。
なにかやきもきしてる感じなのよね。
(以下「」内は詞の引用だわ)
------------
「密林に色とりどりのハミング・バード
目覚めると泉で水を浴びるの
木の陰から覗いちゃダメ
おとなしくしてて」
いきなり飛ばしてるわね。
「密林に色とりどりのハミング・バード」は、
前掲の『モッキンバード』への自己本歌取だわね。
またそんな歌のうまいハミング・バード(ハチドリ)がたくさんの、
私のいる世界/芸能界もかけてるかな。
「目覚めると泉で水を浴びるの」
これが私。
朝水浴びないとダメなほどのハードワークなのよ。
「木の陰から覗いちゃダメ」
私を覗いているのだから、
ワイドショーとか週刊誌やらスポーツ新聞記者諸君のことよ。
「おとなしくしてて」
勝気だわ。
(うーん会見の対応とかほんと勝気なのよね。ぶつぶつ。あとでナニをナニするけど)
------
「土埃あげるジープで旅する
草原で昼寝をしてるライオン」
「土埃あげるジープで旅する」
かのように生きている「私」を、
「草原で昼寝をしてるライオン」
が薄目で見てるのよ。
やだっ。
『モッキンバード』のときには、
--引用--
「窓辺のシャム猫 揺り椅子でうとうと」
------
シャムネコだったのに、もはや「ライオン」だわよ。
ただし、一応お「昼寝」中である由。
そーだったかしらねえ。
-----
「探検帽かぶるあなた
意外に似合って
野性的よ」
初めて「あなた」が出てきた。
やだっ。
「意外に似合って野性的よ」なんだから、
「あなた」の実物は「私」の意中では野性的でないの、と云ってるわよ。
【あなたの実物、私本人の評】
-----
「ええ。あのー嘘をつかないで」
「そしてせいじちゅ(誠実)で。
それからあのー、あたしの意見もちょっと聞いてくれて。
そして「ついてこい」というタイプの人です」
「そうですね、はい。やっぱりちゅおい(強い)、人がいいです」
または、
「あのーあなたはすごく…。(声が潤む)やっぱ男性の中ではねぇ」
「(声が潤む)やさしーい人だとおもいますよ」
「そういうところがいいのよ。いいのよって」
-----
うーん。
「野性的」とは違うわね。
------
「私はジャングル おませなジャングル・ガール
枝を飛んで逃げてしまうわ
力ずくでつかまえていいのよ
たぶん無理ね あきらめなさい」
やだっーーーー。
そう見えたのよねえ、作詞家には。
「私はジャングル」
つーのがすごいわ。
「あなた」には「ジャングル」の如き「私」であるということでしょ。
「おませなジャングル・ガール」
「あなた」より1つ下だから「おませ」なのよ。
あと、そのえと。
そのふたりで一種所帯じみた状態にすぐさま至りたいという希望願望等が、
決定的に「あなた」より「おませ」だわね。
「枝を飛んで逃げてしまうわ」
もうまんま云っちゃってるじゃない。
「力ずくでつかまえていいのよ」
例によって要請できないのよねー。
「力ずくでつかまえて」と云い切ればよかったのよ。
「たぶん無理ね あきらめなさい」
神田法子 著 『聖子』
昭和61年1月10日 第1版第1刷
昭和61年1月20日 第2刷
発行所 小学館
P163-164
------引用-----
私がある別れをひそかに考え始めてから、
(引用註:1984年の)夏、秋、冬へと三つの季節が通り過ぎていた。
------引用終わり-----
この歌、
1984年の夏の作品だからね。
松本隆おそるべしだわ。
-------
「木の上に小屋を作って住むのよ
遠くから滝の響きが聞こえる
熱帯樹にもたれながら果実(フルーツ)をかじるあなたが好き」
「木の上に小屋を作って住むのよ」
ここ解けてないわ。
想定新居のことかしら。
あっわかった。
見張りがきく、防衛に最適な場所で、あなたと暮らしたいという意味だわ。
隆、恐るべしよ。
「遠くから滝の響きが聞こえる」
マスコミから滝のような雑音/轟音がする。
にもかかわらず、
やだっ。
「熱帯樹にもたれながら果実(フルーツ)をかじるあなたが好き」
「あなた」はのんきにリンゴ喰ってるわよ。
肉でしょ、ふつう。
ジャングルなんだからさあ。
でも「好き」なのよ。
------赤いスイー卜ピー←このブログの過去記事だわよ--------
推定1984年10月17~20日録音
と「なんか会えなくなっちゃったな」
せ「(小声で)そうねー」
と「なんでだろう」
せ「(小声で)ううーん」
と「きらいなのかおまえおれのこと」
せ「すき、好きよー」
と「あはははは」
せ「(ためいき/小声で)好きだけど……」
と「この沈黙がこわい」
---------------
「好き」は云うのよねぇ。
------
「私はジャングル 勝気なジャングル・ガール
肩にのせた黄色いオウム
冒険する勇気が無ければ
生きていても退屈なだけ」
「私はジャングル 勝気なジャングル・ガール」
---
「まさしくなんかあたしの性格を掴んでる曲だとおもふわけ、例えば勝気とかねっ。
「かっちきーな」とかね。」
---
あーあ。
「肩にのせた黄色いオウム」
ここであたし、ああっ! て気づいたのよねー。
モッキンでは「私は小鳥」だったのに。
もはや小鳥類は肩にのせるアクセサリー程度なんだわ。
「冒険する勇気が無ければ
生きていても退屈なだけ」
あーあ。
---松田聖子 愛にくちづけ その1 シングルレコードについて/要部----
やっぱり松本隆さんとわたしの出会いってゆうのは、すごい出会いだったなっておもふわけなんですよ。
んでー、前にも話ししたかもしれないけども。
松本さんって人はすごい方なんですね。
んであたしもうお付き合いして、こーいろいろ曲を書いて戴くようんなって4年位経つんですけれども。
とにかく、そのあたしの時々の、その今考えていることとかね、おもってること。
それがもうそのとおり詞になって現れて出てくるわけ。
だからいつも、どきっとするんですよ。
なんか魔法の鏡かなんか持ってらしてね。
あたしのこころ全部こう、見通してらっしゃるんじゃないかなってゆうぐらい、すごかったしぃ。
--------
もう、あなたたちはずーっとそうだったわよね。
-----------
「スリルが好き
私はジャングル おませなジャングル・ガール
枝を飛んで逃げてしまうわ
力ずくでつかまえていいのよ
たぶん無理ね あきらめなさい」
「スリルが好き」なのよ、と云ってみてるんだわ。
本当に「スリルが好き」ならこんなこと云わない。
スリル=恐怖や極度の期待からくる緊張感等あってもいいわ、つことでしょ。
だから、
「力ずくでつかまえて」と云えばいいのに。
「私はジャングル おませなジャングル・ガール
枝を飛んで逃げてしまうわ
力ずくでつかまえていいのよ
たぶん無理ね あきらめなさい」
例によって繰り返し部分は、
要求の示唆よね。
まんま『モッキン』の構造だわ。
-------------------------------------
『モッキン』の時1982年11月10日発売付近に比して、
この『密林少女』1984年06月10日発売付近は
あたりまえだけど緊急性が高いわ。
要請の示唆も限界ギリギリまでしてる。
しかも、すでに別れの予感もあるし。
松本隆先生、恐るべしよね。
涙なくしては聴けぬ名曲だわ。
-------------
『密林少女』は、
松田聖子9枚目のオリジナルアルバム『Tinker Bell』1984年06月10日発売
の、4曲目に収録されている歌。
作詞:松本隆/作曲:林哲司/編曲:大村雅朗
なの。
聖子自身が「あたしの性格を掴んでる詞」である旨の発言をしてるわ。
松田聖子 愛にくちづけ その2 アルバムについて
以下要部
----------
なんて云うのかなあ…。
例えばね、曲目で挙げてみると『銀色のオートバイ』とかねっ。
あと『ジャングルガール(密林少女)』とかねっ。
まさしくなんかあたしの性格を掴んでる曲だとおもふわけ、例えば勝気とかねっ。
「かっちきーな」とかね。
----------
ということは、あたしの状況もつかんでいるということよね。
本作『密林少女』が歌われたのは、あたしが確認できた範囲で次の通りよ。
・1984年08月19日(放送)レッツヤン『密林少女(ジャングルガール)』←リンクつべ(音出るわよ)
黒肩だしチョッキ蝶タイ 四角白地黒玉ミニスカート←構造どうなってるのかしらね
・1984年09月08日 「Magical Trump」NHKホール
主催ニッポン放送/サンミュージック/キョウドー東京 3000円
(本ツアーでは歌っていたのかしら)
・1985年04月26日/27日 1830開演 日本武道館「Seiko Prism Agency 」3800円
(本ツアー/独身ファイナルでは歌っていたとおもふわ。なお当時引退をほのめかしていたのよね)
※1985年12月15日/16日 「Seiko Golden Juke」日本武道館
主催ニッポン放送/サンミュージック/キョウドー東京
では歌唱されてないわ。
また「ウィキペディア」の『Tinker Bell』の項には、
-----引用-----
カウントダウン・ライヴ「Seiko Matsuda CountDown Live Party 2007-2008」では、「いそしぎの島」「密林少女」が久しぶりに披露された。
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とあるの。
(ここ引くなつー話もあるが、まあいいじゃん)
すると、
リリース直後と、独身最後に歌った後、
比較的近年まで歌っていなかった、のかもしれないのよね。
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過去に
『モッキンバード』の件(論考)
してるわ。
ちょっとぉ。
改めて聴いて、とある部分から全部解けてびっくり仰天だわよ。
やだっ。
『モッキンバード』と本作『密林少女』は対よ。
(もう一作品えぐいのあって都合三部作なんだけど、これあとでやるわ)
----------------------------
以下、論考。
(アタリマエだが裏はとってないわ。あたしが勝手にこうおもっただけよ)
いくわよ。
いい、大丈夫?
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前提
歌の中の「私」は、ジャングル的なところに住んでいる勝気な少女である。
なにかやきもきしてる感じなのよね。
(以下「」内は詞の引用だわ)
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「密林に色とりどりのハミング・バード
目覚めると泉で水を浴びるの
木の陰から覗いちゃダメ
おとなしくしてて」
いきなり飛ばしてるわね。
「密林に色とりどりのハミング・バード」は、
前掲の『モッキンバード』への自己本歌取だわね。
またそんな歌のうまいハミング・バード(ハチドリ)がたくさんの、
私のいる世界/芸能界もかけてるかな。
「目覚めると泉で水を浴びるの」
これが私。
朝水浴びないとダメなほどのハードワークなのよ。
「木の陰から覗いちゃダメ」
私を覗いているのだから、
ワイドショーとか週刊誌やらスポーツ新聞記者諸君のことよ。
「おとなしくしてて」
勝気だわ。
(うーん会見の対応とかほんと勝気なのよね。ぶつぶつ。あとでナニをナニするけど)
------
「土埃あげるジープで旅する
草原で昼寝をしてるライオン」
「土埃あげるジープで旅する」
かのように生きている「私」を、
「草原で昼寝をしてるライオン」
が薄目で見てるのよ。
やだっ。
『モッキンバード』のときには、
--引用--
「窓辺のシャム猫 揺り椅子でうとうと」
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シャムネコだったのに、もはや「ライオン」だわよ。
ただし、一応お「昼寝」中である由。
そーだったかしらねえ。
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「探検帽かぶるあなた
意外に似合って
野性的よ」
初めて「あなた」が出てきた。
やだっ。
「意外に似合って野性的よ」なんだから、
「あなた」の実物は「私」の意中では野性的でないの、と云ってるわよ。
【あなたの実物、私本人の評】
-----
「ええ。あのー嘘をつかないで」
「そしてせいじちゅ(誠実)で。
それからあのー、あたしの意見もちょっと聞いてくれて。
そして「ついてこい」というタイプの人です」
「そうですね、はい。やっぱりちゅおい(強い)、人がいいです」
または、
「あのーあなたはすごく…。(声が潤む)やっぱ男性の中ではねぇ」
「(声が潤む)やさしーい人だとおもいますよ」
「そういうところがいいのよ。いいのよって」
-----
うーん。
「野性的」とは違うわね。
------
「私はジャングル おませなジャングル・ガール
枝を飛んで逃げてしまうわ
力ずくでつかまえていいのよ
たぶん無理ね あきらめなさい」
やだっーーーー。
そう見えたのよねえ、作詞家には。
「私はジャングル」
つーのがすごいわ。
「あなた」には「ジャングル」の如き「私」であるということでしょ。
「おませなジャングル・ガール」
「あなた」より1つ下だから「おませ」なのよ。
あと、そのえと。
そのふたりで一種所帯じみた状態にすぐさま至りたいという希望願望等が、
決定的に「あなた」より「おませ」だわね。
「枝を飛んで逃げてしまうわ」
もうまんま云っちゃってるじゃない。
「力ずくでつかまえていいのよ」
例によって要請できないのよねー。
「力ずくでつかまえて」と云い切ればよかったのよ。
「たぶん無理ね あきらめなさい」
神田法子 著 『聖子』
昭和61年1月10日 第1版第1刷
昭和61年1月20日 第2刷
発行所 小学館
P163-164
------引用-----
私がある別れをひそかに考え始めてから、
(引用註:1984年の)夏、秋、冬へと三つの季節が通り過ぎていた。
------引用終わり-----
この歌、
1984年の夏の作品だからね。
松本隆おそるべしだわ。
-------
「木の上に小屋を作って住むのよ
遠くから滝の響きが聞こえる
熱帯樹にもたれながら果実(フルーツ)をかじるあなたが好き」
「木の上に小屋を作って住むのよ」
ここ解けてないわ。
想定新居のことかしら。
あっわかった。
見張りがきく、防衛に最適な場所で、あなたと暮らしたいという意味だわ。
隆、恐るべしよ。
「遠くから滝の響きが聞こえる」
マスコミから滝のような雑音/轟音がする。
にもかかわらず、
やだっ。
「熱帯樹にもたれながら果実(フルーツ)をかじるあなたが好き」
「あなた」はのんきにリンゴ喰ってるわよ。
肉でしょ、ふつう。
ジャングルなんだからさあ。
でも「好き」なのよ。
------赤いスイー卜ピー←このブログの過去記事だわよ--------
推定1984年10月17~20日録音
と「なんか会えなくなっちゃったな」
せ「(小声で)そうねー」
と「なんでだろう」
せ「(小声で)ううーん」
と「きらいなのかおまえおれのこと」
せ「すき、好きよー」
と「あはははは」
せ「(ためいき/小声で)好きだけど……」
と「この沈黙がこわい」
---------------
「好き」は云うのよねぇ。
------
「私はジャングル 勝気なジャングル・ガール
肩にのせた黄色いオウム
冒険する勇気が無ければ
生きていても退屈なだけ」
「私はジャングル 勝気なジャングル・ガール」
---
「まさしくなんかあたしの性格を掴んでる曲だとおもふわけ、例えば勝気とかねっ。
「かっちきーな」とかね。」
---
あーあ。
「肩にのせた黄色いオウム」
ここであたし、ああっ! て気づいたのよねー。
モッキンでは「私は小鳥」だったのに。
もはや小鳥類は肩にのせるアクセサリー程度なんだわ。
「冒険する勇気が無ければ
生きていても退屈なだけ」
あーあ。
---松田聖子 愛にくちづけ その1 シングルレコードについて/要部----
やっぱり松本隆さんとわたしの出会いってゆうのは、すごい出会いだったなっておもふわけなんですよ。
んでー、前にも話ししたかもしれないけども。
松本さんって人はすごい方なんですね。
んであたしもうお付き合いして、こーいろいろ曲を書いて戴くようんなって4年位経つんですけれども。
とにかく、そのあたしの時々の、その今考えていることとかね、おもってること。
それがもうそのとおり詞になって現れて出てくるわけ。
だからいつも、どきっとするんですよ。
なんか魔法の鏡かなんか持ってらしてね。
あたしのこころ全部こう、見通してらっしゃるんじゃないかなってゆうぐらい、すごかったしぃ。
--------
もう、あなたたちはずーっとそうだったわよね。
-----------
「スリルが好き
私はジャングル おませなジャングル・ガール
枝を飛んで逃げてしまうわ
力ずくでつかまえていいのよ
たぶん無理ね あきらめなさい」
「スリルが好き」なのよ、と云ってみてるんだわ。
本当に「スリルが好き」ならこんなこと云わない。
スリル=恐怖や極度の期待からくる緊張感等あってもいいわ、つことでしょ。
だから、
「力ずくでつかまえて」と云えばいいのに。
「私はジャングル おませなジャングル・ガール
枝を飛んで逃げてしまうわ
力ずくでつかまえていいのよ
たぶん無理ね あきらめなさい」
例によって繰り返し部分は、
要求の示唆よね。
まんま『モッキン』の構造だわ。
-------------------------------------
『モッキン』の時1982年11月10日発売付近に比して、
この『密林少女』1984年06月10日発売付近は
あたりまえだけど緊急性が高いわ。
要請の示唆も限界ギリギリまでしてる。
しかも、すでに別れの予感もあるし。
松本隆先生、恐るべしよね。
涙なくしては聴けぬ名曲だわ。