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らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

木綿の八ン力チーフ

2014年09月28日 | 学術・芸術
本稿敬称略

本作が名曲であるのは論を待たぬ。
夕ケダ先生も論じておられることからも証明できる。

職業作詞,作曲家つーのはすげえものである。
浩子さんの言を引くと「みんなの心臓をわしづかみ」するんだから。
しかも注文に応じてだ。

阿久悠の『舟唄』を引こう。
・ぬるめの燗
・あぶった烏賊
・無口な女(ひと)
・ぼんやりした明かり
以上の羅列のみで「女と別れた男」の姿を万人に浮かび上がらせる。
まさに凄腕だ。


しかし本作において、
作詞:松本隆ともあろうものがミスをしている。
尚、本作は「詞先」(歌詞が先にできていて、後から曲を付ける)である。
作曲:筒美京平は、なんにも云わなかったのかな??

本作は1-4番まである。
それぞれAメロ部分が、「ぼく」から「恋人」への往信。
サビ部分が「私」から「ぼく」への返信を表す。

1番
「恋人よ」←この呼びかけで始まる
「ぼく」は、東にある都会に汽車で旅立つ、離別の信だ。
「はなやいだ街」で「君への贈り物」を「探すつもり」だと宣言している。
「つもり」に込められたいやな予感がいいですな。
標準語で描かれていることから、都会は東京であり、
汽車で行くのだから「ぼく」の故郷は静岡県あたりではないか。
地理的には山梨県の可能性もあるが、3番の歌詞と矛盾する。

サビ
「いいえ」←この呼びかけで始まる(4番除く)
「わたし」は、特に「欲しいものはない」ので、
「都会の絵の具」に「染まら」ず速やかに帰還セヨと応じている。

2番
「恋人よ」
半年経過したが泣くな、となかなか強気だ。
「ぼく」は東京で流行している指輪を同封した。

サビ
「いいえ」
ここで第一のミスがある。
当該指輪を
「欲しいの」だと応じた直後、気が変わったらしく
「ダイヤ」や「海に眠る真珠」より、「あなたの」接吻のほうが「きらめく」のだと云う。
おかしいやんけ。

3番
「恋人よ」
現在も「素顔」で「口紅」すら用いないままでいるか、と問うた後。
ここで本作最大のミスが出てくる。
田舎にゐる頃とは
「見間違う」かのやふな
「(東京で)煤けたぼくの写真、写真」を同封したから見よと云う。
おかしいやんけ。
ここで自身がすでに煤けていると自覚しちゃったら4番が生きないだろ。
そのような己が姿を相当に見て欲しいらしく
「写真、写真」と繰り返している。
「わたし」の応答もおもろい。
そんな写真を見ているくせに、

サビ
「いいえ」
(わたしは)「二人(で)寝転ぶ」やふな「あなたが好き」であったと云う。
わけわかめ。
助詞が抜けてるゾ。
続けて、
「ビル街」には特有の「木枯らし」が吹くので気を付けろ、と云う。
まあ静岡は温暖だから。
にしてもこの時点で煤けたことに違和感をいだいていない「わたし」は、相当に鈍いよな。

4番
「恋人よ」←この呼びかけはキツイ
「君」を忘れてだな、「変わってくぼくを許して」と云う。
忘れたのにもかかわらず信はよこすのは歌謡曲等のお約束である。
東京の街角がおもろくなった故、帰還し得ない、すなわち離別の宣言を遠回しにする。
ここで「帰還しない」ではなく「帰還し得ない」とあっさり言い放つ姿は、
あくまでも傍観者的な無責任さである。
さすがに鋭い指摘だ。

サビ
「あなた」←ここのみ「あなた」である。
(わたしは)「最後のわがまま」に「涙拭く」為に用いる「木綿の八ン力チーフ」を要求する。
安い手切れ金だ。


とまあ、こーゆー歌詞であって、おかしいだろが。
不ニ家歌謡ベストテソでおそらく数十回聴いたのち、
超特大かちょーさんのバンバンルーチェ内で強制聴取させられておるから、
聴取回数100回を下回ることはあり得ない。
ずーとフシギだった。


今般、
諸般の事情で太田裕美の予習をせねばならなくなり、動画サイト等で調査した。
歌詞のテロップが出ている。
結果 、驚くべき事実が判明した。
作詞:松本隆は偉大であった。
作曲:筒美京平もすげえ。
編曲:萩田光雄,筒美京平もいいよね。
(ただし経済システムが違い編曲に印税は発生しない)
事実は以下の通り。


2番
「恋人よ」
半年経過したが泣くな、となかなか強気だ。
「ぼく」は東京で流行している指輪を同封した。

サビ
「いいえ」
当該指輪を「欲しいの」だと応じたのではなく、
「星のダイヤ」且つ/又は「海に眠る真珠」より、
「あなたの」接吻のほうが「きらめく」のだと云っておったのだ。
「星」「海に眠る」は、その後の宝石類を形容しておったのだ。
みんなの心をわしづかみだ。

3番
「恋人よ」
現在も「素顔」で「口紅」すら用いないままでいるか、と問うた後。
田舎にゐる頃とは「見間違う」かのやふな
「スーツ着たぼくの写真」を同封したから見よと云っておった。
単にたかだか
「背広」を
「写真、写真」と自慢しておるのだ。

サビ
「いいえ」
「草に寝転ぶ」やふな「あなたが好き」であったと云う。
ここで翻意を促しているのだった。
「草」と「背広」との対比がいい。
「背広」に対する、作詞家の鋭い感性が光る本作品圧巻の箇所であったのだ。


概ね40年来のナゾが解けた。

以上すべて太田裕美の舌足らずが原因である。

前記おれの誤解を見つつ聞くとおもろいよ。
--------------------------
以下私信

貴殿も予習をセヨ。
こっちはブランク期間ないので曲数多いし、これといったヒット曲無いから大変だよ。
コメント (2)
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補正

2014年09月09日 | バリバリ研究
車載測定器燃料流量の満夕ン補正をしてみた。

がーん。
出た目は73.1%の流量しか測定してなかったのか。

【検算】
1)シャシダイ時
実測データ(補正無し)では、
172.92PS/6200rpm

燃料流量(生データ)714.1ml/min
燃料流量(補正後) 976.9ml/min

補正後燃料流量と出力曲線から推定される出力
174.2PS/6200rpm

比較すると、
補正後燃料流量から算出した出力
174.2PS/6200rpm
実測
172.92PS/6200rpm
補正後燃料流量から算出した出力は実測に対して99.3%で、おお計算合いますなあ。

このとき、

車輛前方側方の壁は閉塞されていて、
車輛前方から2台の超強力フアンで送風している。
これは一端が閉じた筒の底から、開口端部に向けて送風していると同じ。
するとですな。

939hPaつーのが合ってるのではないか。

とすれば、このときの補正係数は合ってるわけで。
ならば温度も信頼できるよな。
すなおに
補正係数1.088(DIN)を受け入れて、
188.1PS/6200rpm(DIN) でよろしかろう。
JISにすんと
182.6PS/6200rpm(JIS) になるな。
二回やって合ってるしね。

※何故定格6000rpmのところ、6200rpmで最高出カなのかというと、
点火銓がね、
当初は('99年かな)
  中心電極イリジーム銓
  アース→←アース
の構成だったのよねえ。

でも接地極が10万キロ保たないと気づき、

接地側にもイリジームチップを付け接地極一本のフツウの構成になったたのだった。
このせいで、最高出カ回轉數が6200rpmになっちまったのだろう。
すんと、
実は 定格最高出カ 206PS/6200rpm なのだった。


2)3_2_1_GO!!

水温摂氏八十五度→八十七度に上昇。
最大吸氣管内壓105KPa。
最大燃料流量787.7ml/min
と記載されている。
吸氣温不明だが氣温12.0℃程度だったようだ。
そんなに寒かったかな??
また氣壓は1020hPaとアメデスに出ている。

出力を逆算してみよう。
最大燃料流量 787.7ml/min/73.1%=1078ml/min
推定出力
192.4PS/6200rpm

前記補正後燃料流量と出力曲線から算出した出力の99.3%が実出力だから
192.4PS*99.3%=191.1PS
これがこのとき実際に出ていた出力だな。

気温12.0℃をそのまま吸氣温とし、氣壓は1020hPaとすると、
(JISでは、測定環境を 25℃ 1000hPa としてある)
JIS出力補正係数は93.8%だから、
191.1PS*93.8%=179.2PS(JIS)
前記シヤシダイ計測は、
182.6PS/6200rpm(JIS)
おお、2%の誤差で合ってるゾ。
推定と実際の吸氣温度の差だろうな。

------------------------------------
今後はシヤシダイのとこで出した数字を採用しよう。
また6200rpm時に最大出カを発生するもの実測値なので採用。

すると。
機關回轉數 6200rpmのとき
燃料流量(補正後)1031ml/min
実出力(補正無し)172.92PS/6200rpm
JIS(換算)182.6PS/6200rpm
これがシヤシダイ計測時のデータとなる。

すると「実は定格」の 
206PS/6200rpm出すには
1163ml/min 必要なわけだ。

てーことは、
1100ml/min で 194.8PS≒195PS
990ml/min で 175.4PS≒175PS
が、概ねのそのときの出力だな。
(燃料「流量」で「質量」でないから、温度によって異なるのだがここは≒とした)

丸めると覚えるのが簡単になる。

-------------------
但し、当該測定器は 999.9ml/minでアップスケールとなる。
事実999.9ml/minはたびたび計測できたので(つまり177.1PSは容易に出たので)
計器の正しい補正係数に0.9を乗じることにする。
(燃費等は一割減で読めば良い)

すると
●出た目999.9ml/min→実際の流量1100ml/minだから、このとき195PSだな。
ここまで出たらうれしいつーことで。
●出た目950.0ml/min→実際の流量1045ml/minだから、このとき185PS。
●出た目900.0ml/min→実際の流量990.0ml/minだから、このとき175PSと。

これで195PSまでは車内計器で測定可能になる。
今後わこちやん等の効果で 999.9ml/minでアップスケール連発するようなら、
係数を更になぶることにしよう。
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三たび點滴

2014年09月06日 | バリバリ研究

多少のがっかり感は否めない。

ので、方式を変更して行ふ。

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一見初回二回目と変化無しのやふだが、ぽたぽた装置を省略した。

流量の制御は【金魚瓣のみ】で行ふ。

更に單位時間当たりの流量はみつくろいで10ml/minを狙う。
ヱア瓣は全開。
施工30min程度。

【推定される効果】
前回は150min程度かけて施工した。
しかし單位時間当たりの發動機の吸入空氣量(アヰドル分も含む):洗浄剤の量の比率がリーンになりすぎて、
塗布したい吸氣瓣,ピス卜ン上面,燃焼室,イソマ二等表面に十分な量が到達できず、
勢ひでそのまま燃焼されてしまった可能性がある。

そこで今回は洗浄剤の流量は標準値にして、ただし洗浄剤と同時にかませる空氣量は多くした。
イソマ二等のどこかに滞留するのを防ぐためだ。

【実際の施工】
最中にアブラの焼けるやふなにほひがした。

施工後36h放置。

發動機始動→暖機→レエシング
おおっ。
なにやらきな臭いにほひがします。
力ーボソが焼けているとおもひます。

後、遠距離ススギ走行した。

【追加作業】
こーゆーことをしるとどーしてもパワアが出てしまふので、冷却系に負担の可能性が…。

わこちやんの高いきれいきれいで洗浄し、
四回ドレンした後、
わこちやんの高いLLC入れた。
なんか高いドリソク剤のような感じの混濁物が入ってた。

【更に】
油中になんとかクリーンも追加投入。
これで發動機、中も外(つーか仕事すんとこ)もぴっかぴか。

超特大外車のナミダが見えてきますた。
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バンパ強イヒ裝置

2014年09月05日 | バリバリ研究
901初期型で、フ口ントオーヴァ八ング質量増大の為、
「バンパ強イヒ裝置」名目で鑄鐵製11Kgの錘*2個を付けてたつー、
無かったことにしたい逸話があるそうな。

んなアフォなおもってたら、
ヱステー卜にもリアオーヴァ八ング質量増大の為の鑄鐵の錘をはけーん。

後八ッチ開けて、内張をばりべぼりとハグルと見える。

「リア八ッチ強イヒ裝置」であろふ。

ただひたすら純粋に「鑄鐵の錘」なのだ。
ネジで留めてある。

外す。
穴はネジで塞いでおく。

目方

1.5Kg又は四百匁。








いっそすがすがしいですな。

爾後予定があるから軽量化にイソシまないと。
内張もいらねー気がしてきた。
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抽選結果のお知らせ

2014年09月04日 | 学術・芸術

「次の機会」ってさーあ。
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剛性強化式マス夕ストッパ

2014年09月04日 | バリバリ研究
ステエがもっと有ったハズだよな。

有ったあった。
えいやっと。

かか変わらん。

えーと。

【構成】
よーく見るとだな。
夕ワーバーの上部構造の延長上に部マスタの端部がくるのではないか。
んだば。
コの字の板を当て金(図示しない下端でネジ止めM6)延長して、且つ夕ワーバーのボルトを全切で延長すると、


【作用】
1)既存のコの字形構造でマスタの端部を下から支持し
2)コの字の板当て金延長部分と夕ワーバーのボルト延長とでマスタの端部を上から支持し
うるね。

しかも夕ワーバーの上部構造にがんばり棒を付けたから、ここの変位も抑制できる。

【効果】
全踏力で定量。

マスタの端部→0.6mm
夕ワーバーの上部構造→0.3mm(これくらいなら多い日も安心ですな)

これでもかなりの変位があるように見える。
何にも無しだと1mmを超える変位になるんだろうな。
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インプレッション

初期応答/深い部分の直線性に優れる。
左足ブレヱキが難しくなっちゃった。

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今後の課題

よーく探したらステエ何本も出てきた。
現在がんばり棒が、一度変な形にしたからよれよれなので気が向いたら新規に作り直す。
ただし効果は変わらないハズなので、やるのかねえ。
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