goo blog サービス終了のお知らせ 

らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

マッハの恐怖

2009年01月03日 | 書籍
全日空機羽田沖事故、カナダ航空機DC8事故、BOAC機富士山事故 の3つを扱った名著である。
もはや表紙はぼろぼろ状態。

んで、また読んでるんだよね。
つーのは、おれにとっての記憶上最初の飛行機事故であるからだ。

羽田沖事故では「さっぽろ雪祭り」の帰り客が多かったとテレビ報道されていて、
今でも「雪祭り」と聞くと、ちょっとどきどきする。

カナダ機の事故は記憶に無い。
翌日のBOAC機事故と、混同しているのだ。
BOAC機は富士山麓に墜落したのだが、
当時富士山を乗客に見せようとしたのではないか、と報道されていた。

航空機事故報道の怖さは、乗客名簿の読み上げにある。
おれがよく乗っていたチンチン電車と違い、
帳面に名前や歳,住所などを書くらしいんだね。

んで、
「東京都○○区の、○山○男さん37歳、
 え、これは奥様でしょうか同じく○○区の○山○子さん33歳」などと言われると、
この恐ろしいことが本当に起こったのだと、
しかし怖いもの見たさで見入ってしまうのだ。


1966年の春である。


そのときひそかに心に決めたことがある。
おれも大人になると飛行機に乗るだろう。
そのときに住所から年齢からフルネームで書くのはよそう。
だって、あまりにアカラサマじゃあないか。

「え、住所はわかりません 『R、RAGIMOTO』さん、男性のようです」などと言われたほうが、
なにかそれらしいでしょう。
当時、そーゆー人が半分くらいはいたのだ。

今は、ムリみたいだねえ。


幼稚園に行く前のくせに、小生意気なガキだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする