ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

豪雨の自衛隊観閲式予行演習(リベンジを誓う!編)

2013-10-24 | 自衛隊

くどくどと繰り返してきた理由によりろくな写真撮れなかったこの日の予行演習。
そんな写真を挙げて報告をするのはどうも気合いが入らないのですが、
乗りかかったフネにもう一日だけおつき合いください。


ところで、携帯のデータが抹消されてしまったことによって、
いくつかの「データだけ」の連絡先も消えました。
縁が永久に途絶えてしまったわけです。

しかし、考えようによってはそれは所詮電話番号が失われれば切れてしまう関係。
携帯の交換と同時に人間関係も整理されたということです。

ということで業務連絡ですが、これを読んでおられるわたしの個人的なお知り合いの方。
(記憶する限りそれは2~3人なのですが)
そういうことですので、次回連絡は携帯電話ではなくメールにてお願いします。



まるでカーレースのようなスピード感(笑)

車両行進のために移動する車です。

国旗掲揚の後、式次第は巡閲。
これこそが観閲式のメインイベントです。
本番ではないので、この日は観閲部隊指揮官である第一師団長が訓示しました。
このときに思ったのですが、自衛隊の訓示というのはすべからく軍隊調。
ですますではなく、

「諸君の奮闘努力の成果を見ることが出来て嬉しく思う!」

みたいな感じです。
そういえば、防衛大学の学長もこんな調子で訓示していました。
今まで考えたこともなかったのですが、「自衛隊の訓示用口調」というのは
ちゃんと決められていて、旧軍時代から変わっていないのかもしれません。


訓示が終われば本来は空挺降下が行われるはずなのですが、この日は中止。
徒歩行進の後の観閲飛行も中止です。

ところで、この観閲飛行のための訓練は、朝霞市の広報、自衛隊の広報でも
前もって告知されているわけですが、毎年のように「騒音に苦情」をつけたり
「怖いと首をすくめる」市民が10~20人くらいはいるようです。

今年のコラムではないですが、労組系のブログでこんなのを見つけました。


読売新聞朝刊 観閲式訓練 自衛隊機騒音に苦情 曇り空の低空飛行一因か 


記事によれば埼玉県や南部の川口、草加市(2日間で20件)、
自衛隊などへ騒音に対する住民からの「家が揺れる怖い」など苦情が相次いだとしている。 


会場の陸上自衛隊朝霞訓練場上空や周辺空域で合計86機が編隊で待機するためとある。
F15ジェット戦闘機からヘリコプターなど全国からやってくるらしい。 

HPによればその記事の場所は川口市や草加市など上空約300メートルと記載されている。
東京タワーとほぼ同じ高さでぐるぐる旋回飛行をくっり返したのだろう。

新聞によれば自衛隊の言い分としては「市街地は避けて飛んでいる」とあるが、
朝霞市も川口市も人口70万人の練馬区も市街地である、自衛隊機は毎日飛び回ってるのが現状である。
航空機騒音の影響でガラスはびりびり音を立てている。
自衛隊に隣接する練馬区大泉学園町に住む女性は、
飛行を管理する立川の自衛隊基地に苦情を電話で申し立てたようだ。 


朝霞訓練場に北側に隣接している朝霞高校や南側の新座総合技術高校の教員たちは
「学校の校舎すれすれに編隊飛行のジェット機やヘリコプターが通過する、
墜落したら、空からはジェット機、地面は地響きのような戦車の轟音に授業は・・・
1ヶ月間の原油代金モッタイナイですね、
これから月末は28日の観閲式に向けてもっと酷くなります」と危険性を指摘する。 

 

ヘタクソで間違いの多い文章を、悪意からあえて訂正せずに掲載しました。
毎日自衛隊機が飛び回っていることを承知で基地周辺にに住み始めたはずの住人が、
今更どうして苦情の電話を入れたりするんでしょうか。 
他にいくらでも住む場所はあるのに、わざわざここを選んでおいて、
どうして電話をしてもどうにもならない苦情を申し立てるのでしょうか。

それから朝霞高校の先生や技術高校の教員たちというのは、
揃いも揃ってこんな意味不明なことをいう人たちばかりだったんでしょうか。

「墜落したら」「原油代金モッタイナイ」「もっとひどくなります」
と危険性を指摘する(冷笑)

オスプレイの反対運動をしている人たちと全く同じことを言うんですね。
まあ、同じ人たちなんでしょうけど。



そんな人たちが見たら観閲式などは「軍靴の足音が聴こえまくり」な、
とんでもない危険で軍国主義への逆行で現代のナチスで右傾化の象徴なんでしょうね。

現在の世界情勢というものを冷静に客観的に見るアタマさえあれば、
自衛隊というものが日本の脅威に対し抑止および対処にどれだけ実効力となっているか、
現在進行形で攻撃と侵略が懸念される島嶼部においていかに相手の脅威となっているか、
もしそれがなければ、今頃日本国内の安全はどうなっているかわかりそうなものですが。

大規模、特殊災害で救援活動をするのはヘリコプターや航空機でもあります。
通過しただけでびりびりと震えるようなちゃちな家に住んでいる一部の人たちに配慮して
これらがもし訓練を疎かにしたら、いざというときどうやって国民を助けるんでしょうか。
文句を言ってる奴に限って、周りの注意も聞かずに中州にテントを張って、
周りに水が出て動けなくなってから「自衛隊のヘリを呼べ」なんて言うんですよね。

この際言わせてもらうけど、訓練の音がうるさいからといってクレームを入れるような「市民」は、
たとえ津波でビルの屋上に残されても、土砂で家が埋まっても、海に流されても、
自衛隊に救出されることだけは断固拒否して、あくまでも自力でなんとかするべきです。




車両行進のために観閲台から見て左手に移動する89式。
上の写真で隊員が車体に飛び乗っているのを見て、「戦車の乗車のしかた」がわかりました。
はしごやステップなんて付いてないんですね。戦車。

そして下の写真、この場合戦車を操縦しているのは、ハッチから顔を出している人?



確か通信科部隊の車両だったような・・・・。





衛生科部隊。
朝霞には、生物、化学、核、放射能などのNBC兵器、つまり大量破壊兵器に対応するための
対特殊武器衛生隊があります。
サリンなどの被害にも対応しています。

自衛隊に文句を言う人は、万が一サリンや核の被害にあっても(略)



徒歩行進のために一旦退出~。
写真部隊は、長い竿のような一脚で写真を撮っています。



徒歩部隊の行進が始まりました。
先頭を切るのは自衛隊合同音楽隊です。
つまり、陸海空音楽隊の隊長が観閲官たる総理大臣に最初に敬礼をするんですね。

前にも書きましたが、海自の隊長は東京音楽隊の河邊一彦二佐です。
陸自からは朝霞に所在する防衛大臣直轄の中央音楽隊、(方面音楽隊は方面総監管轄)
空自も中央音楽隊の隊長だと思われます。



海自、陸自の隊長は共に武蔵野音大出身。

東京音楽隊は陸空の中央音楽隊に相当し、やはり防衛大臣直轄で、
地方総監直轄の他の音楽隊とは別枠の組織となります。



陸海空合同音楽隊。
レンズに水滴、どころかレンズがびしょぬれで撮るとこうなります(笑)
チューバの中にはさぞ雨が大量に流れ込んだのではなかったでしょうか。





国旗を先頭に、まず防衛大学から。





同じ行進をするなら、前列で抜刀したい・・・・。

と皆思うのでしょうか。




普通科部隊。
普通科って何?と思われる方、これはすなわち「歩兵」です。
「歩兵の本領」の歩兵。
徒歩で行動し、近接戦闘力 を備える兵力ですが、車両で火力を使用する部隊でもあります。




む、マフラーが黄色?
この色は野戦特科、つまり砲兵の色?
後ろに続く集団の写真がないので何とも言えないんですが・・・。



隊旗がオレンジということは機甲科、そしてこのちょっとかわいい奴は、
装輪装甲車の、コマンダー(指揮通信車)かブラックアイ(偵察)のどちらか。


以上です。(笑)

圧巻だった戦車隊の写真は全滅しておりました。



ここに待機しているゼッケンの人たちは皆女性。
ゼッケンに書かれていたのは「観閲官夫人」
おお、当日は奥様方も来られるんですか。




もうエリス中尉、レンズの水滴をなんとかしようという気力すら残っていません(笑)

この後、人の波に乗って、自衛官の誘導する退出路を出口に向かいます。
途中の市バス乗り場は長蛇の列。
じっと立っていたら寒いので、多くの人が歩くことを選択していました。
痺れる足とちっともか乾かない手と、そしてそのころには鞄の中で水死していた
携帯とともに、わたしもまた朝霞駅まで彼らと一緒に黙々と歩きました。



というわけで長く辛かった半日。
しかし喉元すぎれば暑さ寒さも彼岸過ぎまでby夏目漱石。
そんなことより撮れなかった写真や行われなかった航空展示のリベンジをしたい!
という気持ちがわき起こってくるのを、どうしても押さえられない、
ある意味全く懲りないエリス中尉だったのでございます。

(To be continued)





 


 



最新の画像もっと見る

1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
雨の中お疲れ様でした (みね姉)
2013-10-25 16:10:17
防衛大学生の行進が素敵です
それにしても、文句を言う人はみな同じお仲間なのでしょうね・・・。でも、そんな人たちも助けてくれて護ってくれるのが自衛隊なのだと、どうしても理解できないのでしょうね・・・。
怒りを通り越して悲しいです・・・。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。