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このガスバーナーならではの味

10kgの釜はメンテナンスを終えて、コーヒーの焙煎二回目となりました。今朝の仕込みもなかなか緊張の連続でしたが良い豆に仕上がりました。毎月の生産地豆のご紹介豆は、今月から10kg釜で焼くようにしています。この釜の良いところは、本体骨組みの鋳物の質が良く、厚さがあるので保温力があり、ふっくらした豆になります。また、ガスバーナーも独特の形状をしておりますので火の当たりがとても柔らかな状態となります。僕の使っている焙煎機は、あえて焙煎が難しい直火式を選んでいるのでガスバーナーの違いはとても影響を受けます。

豆を投入した時点のガスバーナーの火の状態ですが、柔らかな炎がゆらゆらゆれています。現代の主力であるガスバーナーの形状とはまったく違う構造なのでその違いは明らかです。店頭で豆をお渡しするときにも釜の違い等のお話しをさせていただいておりますので、どうぞ味の感想をお話ししてください。

焙煎機は釜が三台ありますが、そのすべてのガスバーナーの形が違います。勿論本体骨組みである鋳物の質も違っているので、温度の管理はそれぞれ個性があります。厳密に言えば同じ豆を焼いても同じ状態にはなりません。それは、あくまでも焙煎をしている自分しか分からないことかもしれませんが、口当たりの感触や後味の余韻、香りの立ち方などの違いも出てきます。本当に、焙煎は何回やっても緊張の連続となります。





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