◎善霊の場合は頭から脱け出す
以下は肉体死に際しての出口王仁三郎による説明。肉体死のほとんどでは、大悟覚醒には至らないが、垂直の道の修行者は、心得ておくべき知識だろう。
『靈肉脱離
霊肉脱離の状態は善霊の場合は頭から脱け出し次に胴体、手足と順次に脱け出して霊体を形づくり全部脱離した時、すっくと立ち上る。その時現在までの肉体に相対してそれを見守りつつとすこしも怪しまぬ、他を見るやうな態度になつて居る。悪霊の場合には足から一番に脱離を初め、胴、手、頭と順々に離れて来て最後に頭が分離するや否や霊体はするするとすべって奈落の底に墜ちて行くのである。』
(月鏡/出口王仁三郎P132-134から引用)
善霊の場合というのは、天国・極楽行きの場合を想定しているが、大悟覚醒(大神)に向けて発出する場合のヒントも含まれている。それが『頭から脱け出し』の部分。サハスラーラから出るということである。
この文では、離脱して自分の肉体を見ると書いてあるが、ダンテス・ダイジの『ニルヴァーナのプロセスとテクニック』では、そういうシーンは描かれていないものの、OSHOバグワンの最初の肉体離脱体験をはじめ、アストラル・トリップものでそういう描写を見ることはままある。