◎OSHOバグワンとC.G.ユング
OSHOバグワンが、西洋錬金術は、冥想道だと言明している。
『化学は錬金術の副産物だ。
錬金術は、僧侶や法王から瞑想の真理を隠すための努力であったにすぎな い。
その外観の裏側には、純粋な宗教性以外の何ものもなかった。』
(狂人ノート/OSHO/和尚エンタープライズジャパン P93から引用)
西洋錬金術は、神にアプローチするためのメソッドだが、そうであることを教皇にも枢機卿にも平信徒にも知られてはならなかった2千年。
心理学者C.G.ユングは、西洋錬金術文書を題材に、心理における人間の人格的統合を目指すみたいなことを頻繁に述べているが、西洋錬金術が神に至る冥想メソッドであったことは百も承知だったのだろう。
それを公然と言ってはならない、宗教の伝統、社会規制、タブーというものが依然として厳然とあるのだろう。
あのニュートンが、西洋錬金術の大研究者であったことは、生前は秘密であって、死後の現在は有名だ。
異端、村八分というものは、どの社会であっても恐ろしいものだ。
本当のことだからといっても、言えないことはある。
西洋錬金術は垂直の道である。